今年、映画館で観た映画は33本。相変わらず家では沢山観たんですけども。そして毎年のことですが、世間的2013年公開作とは時差がある訳で、同じ土俵でベスト10とか選ぶのはあきらめました。あくまで"自分にとって今年初めて観た”基準で。
::::::::::::::::::::::::::::::【とりあえず劇場鑑賞マイベスト9+1】タイピスト!
ザ・マスター
21ジャンプストリート(*DVDスルー)
ムーンライズ・キングダム
君と歩く世界
ダイアナ・ヴリーランド 伝説のファッショニスタ
マリーアントワネットに別れを告げて
ザ・ストーン・ローゼズ メイド・オブ・ストーン
TED
ゼロ・グラビティ
わー、なんか華やかな並びだわ!今年はとにかく楽しくてきれいで華やかなものに飢えてたんです。なので『タイピスト!』はパーフェクト!
その他、
アンナ・カレーニナ
セレステ∞ジェシー
きっと、うまくいく
ホーリー・モーターズ
ルビー・スパークス
クロニクル
ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日…も面白かったですよ。
【劇場未公開作】ハッピー・ニート おちこぼれ兄弟の小さな奇跡
小悪魔はなぜモテる?!
ザ・ガード 西部の相棒
胸騒ぎの恋人
恋のベビーカー大作戦
今日、キミに会えたら
コメディが多いすね。コメディは公開冷遇だし…。『今日、キミに会えたら』は油断してたらゾッとした。
【前年公開作】ミラノ、愛に生きる
ザ・マペッツ
ゾンビ革命 -フアン・オブ・ザ・デッド-
アニマル・キングダム
孤島の王
気狂いピエロの決闘
世界最古の洞窟壁画3D 忘れられた夢の記憶
ジェーン・エア (2011)
アタック・ザ・ブロック
わたしたちの宣戦布告
(ほぼ)こちらでは公開されなかった去年のミニシアター系から。『ザ・マペッツ』が全国公開されなかった件はずっと恨みます。
【旧作】カリフォルニア・ドールズ ニュープリント版(*リバイバル上映)
特別な一日
白い恋人たち/グルノーブルの13日
黄昏
雨のニューオリンズ
今更な名作も含め。そういえば、今年は古本をよく読みました。
::::::::::::::::::::::::::::::【部門別マイ・ベストなど】主演女優:ミア・ワシコウスカ(イノセント・ガーデン / ジェーン・エア)シシー・スペイセクを継ぐ暗黒ロリータ!新キャリーもミアちゃんなら…。
助演女優:ルース・ウィルソン(アンナ・カレーニナ)
主演男優:肉体派 / マティアス・スーナールツ(君と歩く世界) 肉派 / ブレンダン・グリーソン(ザ・ガード 西部の相棒)
助演男優: ジョージ・クルーニー(ゼロ・グラビティ)
ドキュメンタリー:ダイアナ・ヴリーランド 伝説のファッショニスタ
脚本:タイピスト! ゼロ・グラビティ
衣装:ザ・マスター ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋
撮影:ザ・マスター
サントラ:ザ・マスター
音響:ミラノ、愛に生きる
美術:ムーンライズ・キングダム
舞台装置:アンナ・カレーニナ
ガチ監督賞:ポール・トーマス・アンダーソン(ザ・マスター)、マドンナ(W/E)とりあえずマドンナさんにはガチ負けしちゃう。
ベストカップル:ラシダ・ジョーンズ&アンディ・サムバーグ(セレステ∞ジェシー)別れるの勿体ないくらい好感度高し。
ワーストカップル:キーラ・ナイトレイ&アーロン・テイラー=ジョンソン(アンナ・カレーニナ)生臭くて下品。
ベスト・ブロマンス:チャニング・テイタム&ジョナ・ヒル(21ジャンプストリート)
ベストチーム:天使の分け前(ユニフォーム=キルト)
ベストディーバ:カイリー・ミノーグ(ホーリー・モーターズ)歌います!
ベスト仕切り役:キルスティン・ダンスト(バチェロレッテ あの子が結婚するなんて!)
ベスト人質:クレア・デュバル(アルゴ)おびえ顔のエキスパート。女ジョン・レグイザモ。
ベスト・カメオ:ジョニー・デップ(もしかしてネタばれするので内緒)
ベストふくらはぎ:サンドラ・ブロック(ゼロ・グラビティ)ショートヘアもいい。
プロレス大賞:カリフォルニア・ドールズ ガチで試合してる!
壁紙映画:イノセント・ガーデン
青春映画:マリーアントワネットに別れを告げて
ベスト・オブ・ゾンビ映画:ゾンビ革命 最高にツボです。
マダム・ホイホイ映画:クロワッサンで朝食を
ベストライン:「ファクション」*factとfictionを合わせた造語。座右の銘にしたい。(ダイアナ・ヴリーランド 伝説のファッショニスタ)
ベスト・オブ・ラブシーン:スーザン・サランドン&レイ・ドーン・チョン(ハッピー・ニート おちこぼれ兄弟の小さな奇跡)
ベスト・オブ・ロマンティックシーン:ロマン・デュリスの前で初めてタイピングするヒロインのポニーテイルがほどける場面。(タイピスト!)
ベスト・ハードボイルド:東ベルリンから来た女
ベスト邦題:マリーアントワネットに別れを告げて
ワースト邦題:『嫉妬』(BYE BYE BLONDIE) 『処刑教室』(ASSASSINATION OF A HIGH SCHOOL PRESIDENT) 『フランス 幸せのメソッド』(MA PART DU GATEAU)『小悪魔はなぜモテる?!』(EASY A) 一体どこがだよ???英語圏以外の邦題に「しあわせ」「人生」「How To」系は禁止!
ベスト主題歌:500 miles(天使の分け前)スコティッシュ愛唱歌?
ベスト・ロケーション:青空と雪山と湖(きっと、うまくいく)
ベスト・オブ・ドリームガール:チキンとプラム あるバイオリン弾き、最後の夢
イット・ガール・オブ・ジ・イヤー:カーラ・ヘイワード(ムーン・ライズ・キングダム)
ベスト動物:三次元の馬!(アンナ・カレーニナ) 二次元の馬!(世界最古の洞窟壁画3D 忘れられた夢の記憶)
ベスト・エイリアン:もふもふした着ぐるみ風エイリアン(アタック・ザ・ブロック)
ベスト怪獣:トロール(トロール・ハンター)
ベスト・インテリア:ヴィンテージとモダン、生活感とインテリ感がバランス良く溶け合ったブルーノさんの部屋(ブルーノのしあわせガイド)
最も不憫なキャラ:ハーバード卒でマカレナ踊ってた人(ゼロ・グラビティ)
最優秀歌唱賞:エディ・レッドメイン(レ・ミゼラブル)
ヒゲは七難隠す賞:ベン・アフレック(アルゴ)
インパクト観客賞:同じ列に居たトラの如き女性(ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日)
ムダ特殊メイクアップ賞:ジョセフ・ゴードン=レヴィット(Looper / ルーパー) ヒュー・グラント(クラウドアトラス)どんな扮装させても一目でヒューとわかるニヤケ顔!
なぞダンス賞:ブラッドリー・クーパー&ジェニファー・ローレンス(世界にひとつのプレイブック)なにあの社交ダンス競技会?
イヤミス大賞:ペーパーボーイ 真夏の引力
高所恐怖賞:クロニクル
【見逃して後悔映画】25年目の弦楽四重奏
マジック☆マイク
【プレッパー映画】*プレッパーとは、世界の終末に勝手に備える人のこと(若干電波も含む)。主に食料、シェルター、武器などを自宅に装備。ナショジオのTVシリーズを観て、その生態観察がちょっとしたマイ・ブームだったので、今年はプレッパー系が登場する映画に注目。
テイク・シェルター(コンテナ&キャンベル缶詰で嵐に備える、正しくプレッパー映画)
籠の中の乙女(外は超キケン!と子供に教育するプレッパー家族)
ウォーム・ボディーズ(ゾンビに備えるプレッパー社会)
トールマン(ある種の先鋭化はプレッパー系)
リトリート・アイランド(ジェイミー・ベルが謎のウィルスから逃げるプレッパー)
【リユニオン映画】きっと、うまくいく
ザ・マペッツ
The Class of '92
ザ・ストーン・ローゼズ メイド・オブ・ストーン
昨年から続くリユニオン・ブーム。その締めくくりに相応しいローゼズ再結成ドキュメンタリーは、雛鳥青春白書『The Class of '92』とセットで観たい、マンチェスター青春白書!
【塩映画】Looper / ルーパー
クラウドアトラス
レ・ミゼラブル
ヒューゴの不思議な発明
どれも大風呂敷に比例するしょっぱさ。
【ガチ映画】君と歩く世界
ザ・マスター
孤島の王
気狂いピエロの決闘
ミラノ、愛に生きる
ザ・マペッツ
ダイアナ・ヴリーランド 伝説のファッショニスタ
ジェーン・エア (2011版)
肉体的関係的いびつさが骨身に響く『君と歩く世界』。ガチ映画道を極めるPTAの『ザ・マスター』(でもホアキン苦手)。抑圧とスペクタクルの『孤島の王』。ガチでピエロ怖すぎ『気狂いピエロの決闘』。マペッツはガチ!な『ザ・マペッツ』。これぞロマンの潮流!『ダイアナ・ヴリーランド 伝説のファッショニスタ』。たぶんこれまでの映画化で最もガチな『ジェーン・エア』。そして、うわああスゴいもの観ちまったぞーー!!って年に1本はコーフンして叫びたくなる映画があるとすればこれ、『ミラノ、愛に生きる』。フランス、アメリカ、スペイン、イタリア、スウェーデンと、各国でガチ映画は豊作でした!
という訳で、心苦しくも(まったく個人的に今年観た)ベスト・オブ・ベスト映画を1本だけ選ぶとすれば、ガチとロマンとメロとゴージャスがひとつにみっしり詰まった
『ミラノ、愛に生きる』です。世間的には昨年の映画ですみません。ああ、公開時にスクリーンで観たかった!
::::::::::::::::::::::::::::::【おまけ】2014年公開されそうな新作で楽しみなのは、デヴィッド・フィンチャー監督の『Gone Girl』。先に原作を読んで、主演キャストのドンピシャはまり具合に期待大です。特に、ロザムンド・パイクはこれで何か賞をもらうんじゃないかと気の早い予測。あと、フィンチャー映画は自分にとって1作置きに当たり外れなんで(『ドラゴン・タトゥー』がダメだった)、次回作はたぶん当たりのはず。