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イラストレーターMinacoとなるほ堂が、サッカーのこととか、映画のこととか、日々日常に関して、その情熱の総てを地球にぶちこんで叩き付け、戦い挑み、愛を説く日々の記録。
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ビバ!『マチェーテ』
(記&画/minaco.)

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念願叶って観た『マチェーテ』(2010)は、良いルチャ(=プロレス)興行だったよ!

オープニングから堂々R18+指定のエログロナンセンス。ダニー・トレホ兄貴(66さい)のどアップに、血みどろバトルに全裸美女にスティーヴン・セガール!観客の期待に惜しみなく応えるロドリゲスの誠意を感じて、あたしゃジンときましたね。お馴染みTroublemaker Studiosのロゴが出て、自身のバンドChingonの重低音が鳴り響き、タイトルバックでもうヒャッホー!と叫びたくなります。

そうそう、コレを待ってたのよ。トレホ兄貴がマグナムとマチェーテ(手斧)を手に取って、すかさずマチェーテを選ぶという細かいツカミが嬉しい。覆面ルチャドールが自由を求めて悪人達と闘う、それに観客が喝采を贈る、それがルチャ・リヴレの普遍的な醍醐味なのです。いや、何を言ってるか解んないと思うけど、この映画はチカーノであるロドリゲスがメヒコのレスラー達をメヒコ国境というリングで闘わせるプロレス興行なんであります。
例えば、こんなプロレス的様式美が。

【テクニコとルードのお約束】

テクニコ(善玉)とルード(悪玉)がハッキリ分かれてて、ルードが悪ければ悪いほどテクニコも引き立つもの。今回の敵はドン・ジョンソンやロバート・デ・ニーロなど豪華なタッグチーム。対するのは我らがトレホとチーチ・マリン神父の兄弟タッグ。メヒコのレジェンド、フライ・トルメンタは神父兼業レスラーだったし、信仰とプロレスには通じるものがある。

そしてただ闘えば良い訳じゃなく、そこには因縁の構図が必要。説得力あるアングルを作り出せなきゃ良いプロレスとは言えない。メヒコ不法移民VSテキサス金持ち差別主義野郎のアングルは、正にWWEにおけるマクマホンVS故エディ・ゲレロを観るかのよう。メヒコをなめんな!

【ディーバ=女子プロレス】

WWEにセクシーなキレイ所を集めた女子プロ部門があるように、ロドリゲス映画にも欠かせないのがディーバ達。強く激しく衣装はエロ第一、武器も嗜みタフな闘争心を持つ。ガテン系ミシェル・ドロリゲス姐さん、アイドルのジェシカ・アルバさん、汚れのリンジー・ローハンさんら幅広いニーズに応えるディーバ達が、トレホ(66さい)を巡って(?)繰り広げるバトル!

【凶器はそこにたまたまある】

あれ?リング下にパイプ椅子が!あれ?何故ここに梯子が!あれ?何の為に分厚いテーピングが!…などと小道具が周到に用意されてても、心優しき観客はツッ込まない。ただ、いつ使うのかとワクワク時を待つものなのだ。勿論、ルチャドールもちゃんと伏線張るのを忘れない。そして絶妙のタイミングでそれを使う。

今回用意された銃器以外の凶器は、バリエーションも豊か。マチェーテはシンプルな刃物系を好むので、「たまたまそこにあった」ワインの栓抜きや手術道具や芝刈り機や植木鋏など次々に応用する。まさかの○○まで使っちゃうのが素晴らしい。だって、あんなに解り易く前フリされてるんですもの。使うに決まってるじゃない!

【他団体の看板選手も特別参戦!】

ただでさえ豪華スター・バトルロワイヤルだが、一番の注目はスティーヴン・セガール!セガールといえば「沈黙シリーズ」であり、「セガールより強いのはセガールだけ」な特殊世界でのみお目に掛かれる伝説のレスラー。言わば、セガールは自ら主催するオリエンタル総合格闘技団体「沈黙」の看板選手なのだ。それが何とまさかの他流試合、畑違いのロドリゲス映画=ルチャに参戦とは。

他団体のリングに上がるからには、メインイベントでなくてはならぬ。つまりラスボス。余所者なのでルチャのムーブに付き合うのは当然の礼儀、かといって他所の団体のメンツを汚すような試合をさせないのも礼儀。セガールにとっちゃ所詮負けブックとはいえ、決め技も出さぬまま負ける訳にもいかんのだった。

そこで、ロドリゲスはあのような最期の見せ場を与えてやったんだろう。メヒコのマチェーテVS東洋の刀、とバランスも考慮した。プロレスを解するロドリゲスならではの、プロレス的配慮である。これなら「沈黙」ファンも納得するフェアな勝負(に見える)であろう。


さて、ロドリゲス映画を観た後は、いつも少しだけ強くなった気分で劇場を出る。無敵のヒーローみたいに、愛と勇気を胸一杯にして。エログロナンセンスだけど、真っ当に誠実な映画である。出来るなら、場末の映画館でルードにポップコーン投げ付けながらブーイングしたり、テクニコの決め技発動にフットスタンピングしたり、お色気シーンにヒューヒュー口笛鳴らしながら観る会作りたい。

「マチェーテ」の映画詳細、映画館情報はこちら >>
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by tototitta | 2011-02-17 19:22 | 映画 | Comments(2) | ▲ TOP
Commented at 2011-02-18 16:46
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by minaco. at 2011-02-19 17:12 x
鍵02-18 16:46さん

こちらでは上映が遅いので、そろそろDVDが出る頃かもしれませぬ。是非是非どうぞ!エログロナンセンスですが!しかも普段より更にボリュームアップしてますがw(ロドリゲス比)『グラインドハウス』でのフェイク予告編そのまんまですがw

ロドリゲス映画は大勢でやいのやいの合いの手入れつつ盛り上がりたいですねー。んでシビレましょう!やりたいなー。その時はぜひご参加を!
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