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イラストレーターMinacoとなるほ堂が、サッカーのこととか、映画のこととか、日々日常に関して、その情熱の総てを地球にぶちこんで叩き付け、戦い挑み、愛を説く日々の記録。
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『007 スカイフォール』を妄想する
昨年末に観た『007 スカイフォール』ですが、評判通り面白かったですね。ダニエル・クレイグの新ボンドシリーズは、1~2作目の長い自己紹介を済ませてやっと本業再開ってところでしょうか。いやMI6ごとリニューアル、グランド・オープンって感じか。そんな華やかさもあり。

そもそも、老舗アクション映画が次々台頭する新興勢力にどうやって対抗するか、老舗の沽券を示せるか、がテーマと思われる6代目ボンドシリーズ。ボーンさんシリーズのような目まぐるしいカット割り、ノースタントも辞さない荒ぶるアクション…色々試してみた訳だけど、ここに来てむしろ無闇にスケールを広げるより、ドメスティックな英国らしさを誇り高く示したのが正解だったと思う。

トム・フォードのスーツを着てカフスを整える英国紳士、女王陛下の007はボンドだけ。そこが他のアクション映画と一線を画す。ボンドを越えるのはボンドだけ、ってプライドを改めて誇示してみせたよう。

さて、そんな英国らしさを軸にしたお話は、MotherとLadsがテーマである。ワタシはコレ、そのまんまGafferとLadsに置き換えられると思った。そう、つまり今回の『007』は「ファーギーとベックスの04/05シーズン」を観てるかのようだった!やはりロンドン五輪開会式の、ボートで颯爽とエスコートするベックスが伏線だった訳である。君 こ そ ボ ン ド だ よ ベ ッ ク ス !!



(以下、若干ネタバレ含む)


あの時、追い詰めた敵と揉み合いながらMの命令により「被弾」したボンド。あの時、追い詰めた敵を獲り逃がし、ドレッシングルームでGafferの蹴り上げたブーツにより「被弾」した007番=ベックス。どんな時も味方だったはずのボスの仕打ち。この事件が両者の信頼関係に影を落とす。奇しくも、ボンドが負傷したのは「右」の肩。

サム・メンデスがユナイテッドのサーガを下敷きにしたとしか思えない、この導入部。更に、この後も007=7番に試練を与え、その忠誠心を試すのである。

MI6とMにとっても、存亡の危機。当時のユナイテッドもタイトルから遠ざかり、ファーギーやクラブのやり方を疑問視されもした。もはや時代遅れ、ロシア中東の油マネーをバックにした新勢力に対抗するには不合理な組織では?引退を迫られるボス、MI6の窮状にユナイテッドを重ねずにはいられない。

かつてボスに冷酷な仕打ちを受けた元仲間…ハビエル・バルテム扮する今回の悪役は、恐らく寵愛を受けながらファーギーに裏切られたと恨む(特に外国人)選手たちの亡霊だろう。いや誰という訳でなく、その怨念の象徴である。

だが、ボスはブレない。自らの哲学で組織を守ろうとする。そして、実はその揺るぎない掟「組織より大事な部下(選手)はいない」を一番体現するのはボンド(=ベックス)であった。頑なに自分の武器(右足)を使い、飛び道具より肉弾戦や伝家の宝刀で敵を倒す。英国を代表する色男であり、組織のエースナンバーを背負った男が、誰よりも古き善き伝統を愛するのだ。

ちなみに、Mの傍らに常にいる側近は、今で言うボスの腹心マイク・フェランか。ならば秘密兵器担当Qは用具担当のアルバートさんか。マニーペニーはレネ?ちょっと強引。

ともあれ、ボンドとMは原点回帰とばかり、初代ボンド(ショーン・コネリー)のルーツであるスコットランドへとアストン・マーチンを駆る。スコットランド…即ちファーギーの故郷であり、サー・マット・バスビーの故郷である!決定打キタコレ!

結末ばかりはちと違うが、でも両者の別れは同じである(恐らく、残された箱にはボス愛用のガムが…)。組織の再生・復活に伴う痛みとはユナイテッドサーガの基本だし、タイトルskyfallのfallって、fall outの意味もあるんじゃないかとすら。MとLadsの絆、その深き業は、ユナイテッドにおけるGafferとLads(監督と選手)と通じる。勿論、女王陛下でもあるんだけど、実に英国ならではの視点、関係性じゃないかと思うんだった。


そんな訳で、数々の符号に妄想を掻き立てられる『スカイフォール』でございましたよ!そう思えばたぶん、ユナイテッドファンは尚更愉しめるね!
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by tototitta | 2013-01-23 01:21 | 映画 | ▲ TOP
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