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イラストレーターMinacoとなるほ堂が、サッカーのこととか、映画のこととか、日々日常に関して、その情熱の総てを地球にぶちこんで叩き付け、戦い挑み、愛を説く日々の記録。
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『ブラザース・グリム』は面白い
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テリー・ギリアムとティム・バートン。奇しくもファンタジー・・というより、奇想譚を得意とする2大鬼才監督の新作を相次いで観た訳ですが、あえて比べれば私ゃ『チョコレート工場』より『ブラザース・グリム』の方が面白かった。別に、比べられる筋合いはないでしょうが。(『チョコレート工場』も楽しかったけど、何か食い足りなさは拭えなくてね)

『ブラザース・グリム』の予告編を観た時には、まるでCG満載の大冒険『ハリー・ポッター』かよ、と思っちゃった。
ところがどっこい、観ればこりゃあかつての『モンティ・パイソン』じゃないの。『エリック・ザ・バイキング』とか『ライフ・オブ・ブライアン』とか史実や古典を下敷きにした大風呂敷のバカ映画があったけど、それを思い出す。いきなり”グリム兄弟はヤオだった!”というツカミで始まって、勢いのまま笑っちゃう。

とにかく良く出来た映画である。
19世紀フランス占領下のドイツという舞台設定でフランス将軍(ジョナサン・”ブラジル”・プライス!)、拷問好きのイタリア人(ピーター・ストーメアとは気付かなかった!)、農民の土着文化を守るドイツ人のキャラクターが配置される。それぞれを誇張しつつ絡ませるバランスがいい。フランス人は当時のドイツ人を野蛮で非文明的な田舎者と蔑んでいる。支配下にあるドイツ人は、勿論フランス人の貴族階級の悪趣味を揶揄してあざ笑う。パルマから来た自称・拷問の芸術家のイタリア人は、節操なく両者にもウザがられる。典型的欧州民族の構図。こういう風刺が利いているのは『モンティ・パイソン』もそうだったし、ウケるよね。
更に、土着文化や民話を信じるドイツ農民に対して、森を焼き払い村の画一化を推し進めるフランス軍は、現代のグローバリズム対ローカリズムを皮肉ってもいるようで。
結局、森の魔力には敵わないんだけど。

リアリストで手八丁口八丁のグリム兄がマット・デイモンで、ファンタジーを信じるナイーブなグリム弟がヒース・レジャーという、イメージと逆のキャスティングも良い。
マット・デイモン(バラックに見える…)生き生きとして面白かった。2人がバディ・ムービーのノリでヘタレ珍道中。
森に棲む魔女はベルッチ様しかあり得ないでしょ。ああ、お美しい。誘惑されたら私も抗えません。

奥の深い風刺の利いた、それでいてバカ満載の大変楽しい映画でした。さすがギリアムのギミックだ。

(記&絵/minaco.)
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by tototitta | 2005-11-16 21:53 | 映画 | ▲ TOP
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