年末を迎え、そろそろ一年を振り返る時期となりました。
『この映画がすごい!』(宝島社) で毎年恒例の
「ホントに面白かった映画ベスト10」という特集があり、私も参加させていただいています。著名な映画ライター&イラストレーターの方々に混じって私のような末端のイラストレーターが紙面に載るのは本当に恐縮なんですが、折角なので書かせていただいております。
けれど、それが結構難しい。
そもそもぶっちゃけ、映画のベスト10なんて別に意味がない。ベスト3ならともかく、9位と10位になんて差があるわけでもないし。私なんぞが偉そうに並べても人様にはどうでもいいことだろうし。
まあ記憶の整理っていうか、今年はこんな映画がありましたねって振り返る行事である。
しかし最大の悩みは、今年公開された映画のリストを見ても、盛岡じゃそのうちのわずかしか観られないって事。ミニシアター系なんてさっぱりだし、しかも公開時期が東京とこちらでは違う。巷の話題作も半年遅れがザラなんである。ああ、切ない。
ゆえに観ていりゃきっとこの映画がベスト10に入ってるのに・・とか、東京では04年公開分でもこっちで公開されたのは05年なんですけど・・なんて作品が多々出てくる訳で、本当の「ホントに面白かったベスト10」は作れない身の上なのだ。誠に不本意。
それにしても今年は新作映画をさっぱり観ていない。いかんなあ。ハリウッドの大作映画なんて『スターウォーズ・エピソード3』も『宇宙戦争』も『ハリーポッター』も観ていない(いつものことだけど)。観た総本数が少ないので、10本選ぶだけでも必死。
えっ、そんなのがベスト10なの?と思われるかもしれませんが、そういう事情です。お許しを。
この特集は12月21日発売『この映画がすごい!』2月号に掲載されます。興味のある方はどうぞお手に取ってお確かめ下さい。
ちなみに去年の私のベスト3は、<1位『ドリーマーズ』2位『スパニッシュ・アパートメント』3位『25時』>でした。ベルトルッチの『ドリーマーズ』は、再度観たらますますシビレる…。
(記/minaco.)