【ロボコンに吉良高校を見た!】
野球漫画『ドカベン』に、吉良高校という恐ろしいライバルチームがあった。
何が恐ろしいって、チーム率いる南海権左はじめ、弱いっていうか素人同然なのに相手に不吉な事が起こって勝ち上がっちゃうのだ。
食中毒、交通事故、試合中の熱射病、、、相手に降り掛かる災いの数々。ドカベンのギミック系ライバルの中でも最も異彩なチームだ。
今年の高専ロボコンで優勝した津山工業高等専門学校は、失礼ながら正に吉良高校だった。
はっきり言って、ロボットの構造はショボい(機械工学には詳しくないけど、どう見ても。。。)。
その名前も「単構造/シンプルストラクチャー」って、、、そりゃ開き直りだろう。
また他校の生徒はジャージや作業服、トレーナーなど高専生らしい格好なのに、何故か揃いのベロアのジャケット。一目で「ウケ狙い」がプンプンである。
だが、余裕で勝利目前の敵ロボットが相次いでバトンを落とすとか、コンピューターが暴走するとか、、、ともかく敵に人智を越えた災いが降り掛かり、結果優勝してしまう。(
その勝ち上がりの奇跡の様、詳しくはこちら様のブログを参照下さい。)
番組本来の主旨とは違う流れだったが、今回の高専ロボコンは珠玉のエンタメだった。正に真実は奇なりである。水島新二も吉良高校を優勝させるまでの暴挙は出来なかったもの。
いや、これは単に笑い話ではなく、一つの啓示かもしれない。
幸運を引き寄せる力の重要さを示した実例。多分に堅い世界とされる機械工学に於いても
過去に多くの偉大な発明が、実は有り得ないほどの幸運によってもたらされたという例は枚挙を厭わない。
彼らがいつか、小惑星に着陸して岩石を採取して帰ってくるロボットを作っちゃったら面白い。
その時は勿論、指令室でべロワのジャケットを着ていて欲しい。
余談/この放送を見た後、我が家では災難が続出!
ネットがトラブルで不通、パソコンもフリーズ続出、電球は切れるし、結露で天井から雨漏りまで(雨漏りは「すわ欠陥住宅か!」と思いきや、風呂場の換気を暫く怠っていた故と判明、欠陥住人のしわざでした。。。)。
恐らく、吉良高校の呪が伝播したものだろう。ガクガクブルブル。。。
(なるほ堂)