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イラストレーターMinacoとなるほ堂が、サッカーのこととか、映画のこととか、日々日常に関して、その情熱の総てを地球にぶちこんで叩き付け、戦い挑み、愛を説く日々の記録。
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by tototitta
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たーまちゃーん(涙。
[JAPAN 1-0 ECUADOR]
好意的に解釈すれば、居合い抜きの同門対決って感じでしょうか。
互いに刀を鞘に納めたままの睨み合い、相手が逸(はや)って先に抜く瞬間に生じる隙を待ってるって具合。結構W杯のグループリーグでは有りがちの展開と言えなくもなし。つまんないけど。

まあ日本の3−5−2の消極的スタイルと、南米随一のリアクションサッカー・エクアドルが当たれば、
「こんなものだろうな」
との予想通りでした。
もともとエクアドルは小ズルい守備(通りすがりに押したり,引っ掛けたり)とロングシュートしか無いチーム。しかもそのロングさえ標高が高く空気の薄い自国でしか武器にならない。
一方、日本も安全第一で中盤を作ろうなんて気は無し。で,結局互いに相手次第でしか仕掛けられないから、ホント退屈。

それにしても、満男と小野が数的不利での戦いを強いられる中で、ならば後方からビルドアップするべき日本のバックス陣ですが、、、いつものごとく「ビルドダウン」して下さる。坪井は序盤で「壊れた」し、中澤は、、、「もうお前ボール蹴るな」と言いたくなってしまいます。「バルセロナのマルケスを見ろ!」と。
勿論彼の本領は別の部分にあるのでしょうから、そこのみで批判するのは間違いでしょうが、もう少し何とかならないものでしょうかね。。。この試合に賭けていた玉田が可哀想でなりません。

それにしても、あれだけ詰めかけたお客様の中で、
「W杯を見据えた、つまらなくても負けないサッカーをしましょう」という図太さは大した物です。さすが日本代表です。勿論,嫌味です。

でもそんな中、満男は一人暴走ファイトしてました。皆が漫然と玉蹴りをする中で,凄い不機嫌な顔をしながら相手にガツガツと向かっていく姿、、、溜飲が下がりました。互いに効率サッカーに奔る中,サッカーの原点である「目の前の敵をやっつける事」を忘れない満男、そして決勝点の場面は冷静にノールックでサントスへパス、、、なんかデコを彷彿としました。
デコと満男、彼ら常にギリギリの厳しい戦いに身を置くのを好む選手こそ,サッカーの醍醐味を表現していると思います。愛してます。

決勝点,「仙台のロマーリオ」こと寿人が決めてくれました。
脈絡の無い所から一発でゴールを陥れる才能は日本人随一、中盤を省いたサッカーをする場合は,実は彼こそファーストチョイスにするべきではないでしょうか。散々弱いチームを巡りながら、その中で磨いた彼のワンチャンスをモノにする力は既存のエリートFWには無い物です。彼のプレースタイルは正に貧者の武器。日本代表も世界では貧者なのですから、彼を組み入れない手は無いでしょう。
ともあれ、ここ数年、Jで最も過小評価されている選手の一人と思っていた寿人、もしかしてW杯への道が開けたかもしれません。勿論、柳沢は必ず復帰するので(確信)、勝負はそこからですが。

一方、玉田。こういう試合ではむしろ先発の方が結果を出しにくいもので、即寿人に劣ったとは思いたくないのですが。。。しかし、彼は本来1stストライカー(久保)の為にスペースを作ったりする役割が第一のはず。それが、自分の結果を出す事に奔走し、結果FWのバランスを壊している様に見えました。この彼の「思い違い」が彼のW杯への道を閉ざしてしまうのでしたら残念です。
寿人のゴールシーンの後,残酷にカメラが映す玉田の姿には切なくなってしまいした。

思えば「習志野のレオナルド」こと玉田が代表に現れた時、そのトニーレオンばりの男前には湧いたものです。アジア杯での活躍ぶりは見事で、当時スタジアムでは「タマ様〜!」コール、多摩川でも連日「た〜まちゃーん!」コールが見られたものです(それは違う)。
ともあれ一過性のブームで終わるには惜しい、、、是非その勇姿をもう一度、玉田! アザラシの方は別にいいけど。

(記/なるほ堂)
by tototitta | 2006-03-31 15:28 | W杯2006 | ▲ TOP
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