S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

イラストレーターMinacoとなるほ堂が、サッカーのこととか、映画のこととか、日々日常に関して、その情熱の総てを地球にぶちこんで叩き付け、戦い挑み、愛を説く日々の記録。
XML | ATOM

skin by なるほ堂
ABOUT CONTACT BLOG LINK
泣く映画
(記&絵/minaco.)

最近は週イチくらいで映画館に行くようにしている。で、2週続けて泣いた。
いや、涙腺緩くなるお年頃ってのもあるし、その時の状態にもよるけれど、この2本はツボに来てしまった。
d0031385_20273047.gif


孤高の寡作映画作家テレンス・マリックの『ニュー・ワールド』 は、待ちに待った新作。その映像スタイルは、殺人逃避行であっても戦場であってもナショナル・ジオグラフィックみたいに自然や動物を丹念に映し、時にそれが人間以上に雄弁な訳だが、今回はその自然描写もキルヒャーちゃんの前には寡黙だった。新大陸でのポカホンタスと英国人のラブ・ストーリーは、コリン・ファレルを主人公と思わせて実は彼も海の彼方に置き去りにしてしまう。まるで『風とともに去りぬ』のように、キルヒャー扮するポカホンタスの立つ大地には「明日は明日の風が吹く」のだった。

オープニングのような静かに高揚する荘厳な音楽と、今時ベタなメロドラマにも使わないセンチメンタルなピアノの曲が交互に耳に残るのは何か意図的だったのだろうか。
ともかく、終盤でいつのまにか泣かされてしまった。クラシカルなエンドロールも美しかった。


もうひとつは、米国でもカウボーイのゲイを暴いたと話題になった『ブロークバック・マウンテン』 。ここのところ農夫ブームな私は、予告編を観た時にもう「こりゃ泣くわ」と覚悟(期待?)してたのだが。

グラン・ツールでもよく観る美しい山岳(つい、この山は1級か?2級か?とか考えてしまう)の風景、そこでのカウボーイの秘め事がその後二度と引き返せない道へと続くお話。やおい系とはまた違う情感たっぷりなヒース・レジャーとジェイク・ギレンホールは良かった。山を降りる時ヒースが「シャツを忘れてきた」と言った台詞がずっと引っ掛かってたので、ラストでまんまとヤラれてしまったのだった。チクショー。このオチは『ニュー・シネマ・パラダイス』にも匹敵するね。

d0031385_20281445.gif


この2本とも、「もうそこへは戻れない場所」が切ない。原住民の失ったこの世の楽園も、カウボーイが年老いても追い求めるブロークバック・マウンテンも、一度失ったらもう記憶の中にしか存在しないからこそ美しすぎて憶えていることが辛くなる。そんな記憶があるだけ幸せな事かもしれないが。

それを乗り越えるには、新しい世界と出会い続けるしかないのだと思う。ニュー・ワールドを発見した者達によってポカホンタスもまたニュー・ワールドへ踏み出したように。彼女が幸せだったかどうかは解らないが。

多分、泣けたのは今の自分の心境のせいもあるかも(センチメンタルすぎてお恥ずかしい・・・)。私もクローゼットにユニフォームをそっとしまうべきなのか。果たして彼のニュー・ワールドはいずこに。
[PR]
by tototitta | 2006-06-01 20:29 | 映画 | ▲ TOP
LINKS
・ Mercedes's Diary
・ おかず横町
・ デジカメのいろいろ
・ 今さらながらの○○修行
・ 春巻雑記帳
・ 塔とゆりかご

映画
・ NAWOWOW
  NAWOKO KAWAMURA'S PORTFOLIO

 Football
 ・ CALCIO馬鹿のたわ言。
 ・ 【別館】Black Swan of Ukraine
 ・ ファーポコ
 ・ A.C.MILANを斜め読み

 鹿島アントラーズ
 ・ オフィシャルサイト
 ・ Red-Deer's Diary
 ・ My Soccer Diary
 ・ やわらかな風に包まれて
 ・ はいっ、おばさんは遠隔地鹿島サポです!

 レノヴェンスオガサFC
 ・ オフィシャルサイト


OTHER ROOMS
WEBSITE SPIN-OFF

・ ABOUT US
・ CONTACT