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イラストレーターMinacoとなるほ堂が、サッカーのこととか、映画のこととか、日々日常に関して、その情熱の総てを地球にぶちこんで叩き付け、戦い挑み、愛を説く日々の記録。
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見たらすぐ書く・W杯観戦雑記 その18
【グループG】フランス 1-1 韓国

代表チームの求心力の無さがフランスの弱点とされてきたが、今回は更に顕著だ。
フランスメディア、守備陣、攻撃陣・・・それらの意思の乖離が、今のフランスの絶不調を招いているように映る。

それらは本来、フォローしあい、助けあうべきものだ。
メディアは監督を、守備陣は攻撃陣を、そして攻撃陣は守備陣を。
だが彼らは互いに「悪いのは他の奴らさ」と責任を押し付けあい、まるで自分は第三者を装っている。

それがフランス人気質というものなのだろうか。
「自分さえ良ければいい。自分の立場(プライド)さえ守られていればいい。」
下手に問題に首を突っ込んで火の粉を浴びるよりも、決して関わらず、安全な場所から人の批判をしている方が彼らにとってはカッコイイのかもしれない。

僕から見たら、それは凄くかっこわるい。
仲間を見捨てる事で保たれるプライドなんて、尻拭く紙ほどの価値すら無い。

緒戦の対スイス、ジダンとギャラスが試合中に口論する場面があった。
ジダンの「もっとDFラインを上げて、高い位置でボールを奪って欲しい」というのは、攻撃陣の不甲斐なさを差し引いても尤もだと思う。

だが、DFは引いたまま。
まるで「無失点なら自分たちの役割はOK。それでドローに終わっても、悪いのは攻撃陣」とでも言いたいかの様に。
それはこの日の韓国戦も同じ。
チームがバラバラでは、韓国に付け入れられるのは必然だった。

これは監督のカリスマ性の無さだけではないと思う。
もうこの国自体が求心力が無いのではないか?
他民族国家だから? 否。
それではブラジルやアメリカの団結力をどう説明する?

フランスはトリコロールの旗の意味をもう一度見つめ直すべきだ。


その他、気付いた事。
・ヘタレ監督対決。しかし監督は兎も角、韓国選手は勇敢だった。お見事!

・引いたフランスに対しても、韓国はしっかりと引く戦略で対応。
 フランス代表と似た戦いのアーセナルは、プレミアという比較的好戦的なリーグだからこそ、
 得意の「引いた位置からのハイスピードサッカー」は効を奏す。裏を取れるから。
 
 だが、引いて対応され間延びした中では、アンリは裏を取れずに囲まれる。で、オシマイ。
 ちなみに、そもそもこの戦略を作ったジャケを招聘しようとしている国が有るようだが・・・もう時代遅れと思うんだが。


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【グループF】ブラジル 2-0 オーストラリア

ブラジルがW杯で恵まれている点は、「試合は別大陸の審判が裁く」というルールゆえに、
基準が明確なヨーロッパの審判に吹いてもらえるところ。

現在のナンバーワン審判メルクさんの厳格なジャッジに、オーストラリアのダーティな守備は悉く反則を取られた。
オージーは得意の「足踏んづけ」を許されず、結果初戦とは別人のようなサッカーを見せた。

結局、これが彼らの実力なのだろう。
厳しいジャッジの元では、ヒディンクのサッカーは威力半減である。


しかし、ブラジルも決して快勝とは呼べない。
期待のロナウジーニョは、まだ輝きを見せていない。
だがそこに日本が付け入る隙があるか、は別の話だ。

今のロナウジーニョは中田英寿を見るようだ。
バルサでの魔術師ではなく、セレソンでの彼は味方を鼓舞する闘将である。
よくW杯ガイド本には、
「ロナウジーニョの自由奔放なプレーに注目」
などと書いてあるが、それはセレソンでのロナウジーニョを知らない見方だと思う。
セレソンの10番の重みを彼は知っている。そして優勝こそが使命である事も。
はっきり言って、ロナウジーニョにはリーガもCLも遊びだ。

だがW杯は違う。
・・・これはセレソン全員にも言える事だが。


むしろ日本にとっての追い風はロニーの不調だろう。
今日も彼は相変わらず。入場時のロニーのエスコートキッズが何故か小太りの少年だったのも、笑えない・・・。

巷ではロニーへの風当たりが強いと聞く。お膝元リオでも、ロニーを起用し続ける事への疑問が噴出しているらしい。
しかし、セレソンのエースストライカー・ロニーの座は、彼が体重何キロだろうと揺るがないだろう。

一点目を演出したロニーからアドリアーノへのパス。ロニーがアドに譲ったのはボールだけではない。

ゴールパフォでもお判りになったように、パパになったアドリアーノ。
息子の母親はダニエラ譲。ご存知ロニーの元カノである。

ちなみにベンチに引っ込んだロニーの隣に座っていた、控えGKのジュリオ・セザール。
彼の妻スサーナ・ベルネル・・・彼女もまたロニーの元カノ

とにかくロニーの周りにはいつも美女が一杯いて、美女に目がない選手間では結構アレらしい。(アレとは・・・言えない)

ともあれロニーの人徳か、モデル美女を宛てがう政略が効を奏しているのか、
不調だろうがデブだろうがセレソンのエースはロニーだ。
もしかしたら現恋人ライサ・オリヴェイラ(超美女)が自分に回ってくるかも、と思えば先発だって譲るだろう。
お下がりだろうが、構うもんか。ブラジル美女万歳!

ともあれ、男の欲望なんざ単純だ。
だが、単純だからこそ強いってこともある。

ふざけた話だが、こういう単純さでまとまれる所がセレソンの強さだったりして。



(記/なるほ堂)
by tototitta | 2006-06-19 19:19 | W杯2006 | ▲ TOP
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