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イラストレーターMinacoとなるほ堂が、サッカーのこととか、映画のこととか、日々日常に関して、その情熱の総てを地球にぶちこんで叩き付け、戦い挑み、愛を説く日々の記録。
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ガチストの憂鬱
(記&絵/minaco.)
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すいません。
このところ、メロウな気分に落ち込むのは秋のせいでしょうか。って、こちらは秋なんてすっとばして寒くて堪らんが。

そんなダウナー気分なのに 『リチャード・ニクソン暗殺を企てた男』なんて映画を観てしまった。やばい。
主演=ショーン・ペン。お話はそのまんま、ニクソン大統領を暗殺未遂した電波男の電波な日々の記録。結末は観る前から解ってるようなものである。

『タクシー・ドライバー』 のように、ベトナム戦争とウォーターゲイト事件を背景に不穏さが充満するアメリカで、一人の電波男のつぶやきが叙情的に綴られる。違うのはトラヴィスは社会が生み出した電波なのに、こっちは多分彼自身が内包する電波だということ。

ショーン・ペンは適役すぎる。キレたりしなくても惨めったらしくいじけて、鬱屈して、グジグジとレナード・バーンスタインへメッセージを吹き込む主人公がリアルなのは、ひとえにその「小ささ」にあると思う。これは演技以上に雄弁だ。以前観たヒトラーの伝記ドラマで、ヒトラーを演じたロバート・カーライルがこれまで観た誰よりも怖いくらいハマリ役だった。それも、あの 「小ささ=小物感」ゆえである。
小男であることはこういう電波系を演じるのに重要なポイントだ。しかもこの映画ではショーンに対抗するキャストに大男を配置してあるので、きっと計算ずくなのだろう。

しかし、一人称で語られるのが観ててイタい。一口に電波といっても、その境界線は実は身近にある。人の振り見て我が振り直せって感じである。ダウナーな時に観るもんじゃない。ああ。それでも自覚というか、不安に駆られるだけまだ自分は大丈夫と思うべきか。

話は逸れるが、ガチという人種も狂信的(ファナティック)という意味ではギリギリだ。信じるものがポジティヴであるのが救いなだけで。
ガチな人が岩より堅い信念を持つのは、恐らく、それが無いと潰れてしまう怖れがあるからではないかと思う。無意識に自己防衛本能が働くんだろう。ガチはコンプレックスや怖れと闘うために信念で頑に武装する。その2面性が極端なんだよな。

日頃ガチを観察してると、そんなガチを見るにつけメロウな気分になってしまう。それがガチストの憂鬱。
いっそ自分がガチならいいのに。あそこまで突き抜けてしまえるのが羨ましい。
せめてガチの一途なポジティヴさを見習って私もガンバロウ…。
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by tototitta | 2006-10-28 21:10 | 映画 | ▲ TOP
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