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イラストレーターMinacoとなるほ堂が、サッカーのこととか、映画のこととか、日々日常に関して、その情熱の総てを地球にぶちこんで叩き付け、戦い挑み、愛を説く日々の記録。
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ユナイテッド・ファン推奨映画(?) 『ミリオンズ』
(記&絵/minaco.)
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昔、『フィールド・オブ・ドリームス』って映画が流行った。
全盛期(?)のケビン・コスナーがガチに農場をつぶして野球場を作る。そしてトウモロコシ畑から往年の名選手達が現れる奇跡に、野球ファンは涙したはず・・。
で、私もこんな夢を見るのである。

「If you build it, he will come」
そんな啓示を受けて田んぼにフットボールのピッチを作ると、奇跡が起こる。稲穂の向こうから現れる往年のレジェンド達・・・。
ジョージ・ベスト、サー・マット・バスビー、ダンカン・エドワーズ・・・悲劇の事故で失った選手達。どさくさに紛れて、ついでにベッカムとルートも。
もう2度と見られないはずのユナイテッドのユニフォーム姿で、もう一度だけ戻って来る。
それが私の『フィールド・オブ・ドリームス』なんである。どうよ、涙なくしては見られないでしょ。

いや、今回ユナイテッド・ファンおすすめの映画はコレじゃなくて、ダニー・ボイル監督の『ミリオンズ』である。

ママを亡くした後、マンチェスターの新興住宅地に引っ越してきた父と2人の小さな息子たち。
リアリストで生意気な長男(小さなバーズリーみたいな顔がカワイイ)と、聖人オタクで疑う事を知らない次男(そばかす顔がカワイイ)。
ある日線路脇で遊んでると、空から大金を詰め込んだナイキのバッグが降ってきた。
これは神の贈り物なのか?
とりあえず、内緒でいただいちゃえ!もうすぐポンドからユーロへ移行すれば、ただの紙くずになっちまうんだし!

冒頭で「お金は大事じゃない」と言いつつ、100万ポンドに振り回されるこの一家。果たしてお金の持ち主は。そして、次男の前に次々現れる聖人達は・・・。

父親役はユナイテッド・ファンでおなじみ、G・ベストの追悼セレモニーでも司会を務めてたジェイムス・ネズビット。
この映画には悲劇と奇跡がある。ユナイテッドにも悲劇と奇跡がある。
ダニー・ボイルがユナイテッド・ファンかどうかは知らないが、私にはそこはかとなくマンチェスターに流れる文脈を感じてしまう。こじつけと思われても。

例え宝くじには当たらなくても、ママが死んでしまっても、奇跡は起こる事もある。それを奇跡と信じなくても。
人生にファンタジーは必要だ。
何しろポンドは未だポンドだし、マンチェスターは曇り空ばかりだってのに、映画の中で、空はいつもあり得ない程晴れ渡っているではないか!(妙な部分にCGを使っちゃう映画ってスキだー)

ああ、大きなスクリーンで観たかったなあ。上手く言えないけど、私のようなユナイテッド・ファンの琴線に触れる。そんな可笑しくも暖かい映画。

兄弟の通う小学校ではこんなシーンもある。あ、この制服には見覚えがある。

先生 「尊敬する人を言ってみよう」
手を挙げる生徒1 「ロイ・キーン」
先生 「他には?」
すかさず生徒2 「ファン・ニステルローイ」
笑顔の先生 「ユナイテッドの選手以外は?」
生徒3 「シティのファウラー」
一斉に他の生徒 「ブーーーー!!」

・・・良かったな、尊敬されてるぞ!!
それもまた、ファンタジー。これだけでもう泣けてくる私であった。
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by tototitta | 2007-02-10 21:58 | 映画 | ▲ TOP
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