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イラストレーターMinacoとなるほ堂が、サッカーのこととか、映画のこととか、日々日常に関して、その情熱の総てを地球にぶちこんで叩き付け、戦い挑み、愛を説く日々の記録。
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by tototitta
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ユナイテッドをトレンド・ウオッチャー的に語るなかれ。

今季の成績にがっかりしているユナイテッド・ファンにとって、口さがない人々の言葉は本当に耳が痛い。
そりゃ、勝てない時に批判されるのは当たり前の事だが…だけど、ちょっと待てよと。勝ち点がインフレ状態のプレミアで、チェルシーやアーセナルの効率的成功と比較されても仕様がないじゃないか。そもそも、それらのチームとはスタイルが違うのだから。

例えれば、寿司屋である。
“悪魔寿司”ユナイテッドは伝統の暖簾を守ろうとする職人が営むこだわりの老舗。
時代と共に変化しつつも、最高の腕を振るって旨い寿司を握ることには妥協しない。ネタが不漁の時だってあるもんだけど、そればっかりは仕方があるめえ。
ただ、親方も年老いて、店を譲るにも暖簾が重いのでそう簡単に後継者は見つからないのが悩みの種。それに加えて最近は、マデイラ島からちょっと変わった魚を仕入れたものの、上手い調理法が未だ見つからず悪戦苦闘中…。

一方、近年そこに進出したのが新装開店した“大砲寿司”アーセナル“あなたにもあげたい”チェルシー寿司
大砲寿司なんかそもそも軍艦巻や太巻を売りにした老舗だったのに、フレンチのシェフを呼んできてリニューアル・オープン。今やアボカドやらフォアグラやらカリフォルニア・ロールなんぞを出して寿司だと言い張る始末。フランス人に寿司の味などわかるのかい。そりゃあ、それが斬新な味だと喜んで美味しがる人もいるさ。だた、流行はいずれ飽きられる時が来る。

今一番勢いのあるチェルシー寿司は未来の外食産業、大資本の回転寿司チェーンだ。
そこそこの素材を効率良くまわし、オートメーションで無駄がない。マニュアル通りにいつでも何処でもお手軽に。しかも高級素材だって好きなのを幾らでも仕入れちゃえるし。これじゃあ、老舗の職人は太刀打ちできませんって。
でもこれが時代の潮流、だから今はこだわりの寿司屋なんかマンネリの時代遅れだと言われる訳だが…。

果たしてそうだろうか。
それは所詮トレンド・ウオッチャーの言うことだ。伝統を無視しても本当の寿司を作れるはずがない。馴染みの客、舌の肥えた客が満足できる訳がない。ファン自身、ユナイテッドにアボカド・ロールや回転寿司を求めちゃいないだろう?
ユナイテッドはファンの求めるフットボールをして結果を出さねければならない宿命なのだ。だからこそ、このチームの敷き居は高い。選手を選ぶし、簡単にはいかない。

今季はフラストレーションの溜まるシーズンだったけど、今はまだ夢の途中。急いてはいけない。惑わされてはいけない。勇気を持って信じよう。
 以上、私の決意表明でした…。

(記/minaco)

補足/↑って、minacoがグレイザー騒動の直前に書いた話(アップの順番がずれてしまった・・・)なんだけど、寿司屋的にいえば、つまりユナイテッドはアメリカ外食チェーンの ジャンクフード王にオーナーチェンジってことか。まあ肝心の板場がどうなるのか、minacoもちょっと不安の様子ですが、同様のお悩みの方は、↓をどうぞ。(なるほ堂)
by tototitta | 2005-05-13 23:06 | Manchester United | ▲ TOP
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