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イラストレーターMinacoとなるほ堂が、サッカーのこととか、映画のこととか、日々日常に関して、その情熱の総てを地球にぶちこんで叩き付け、戦い挑み、愛を説く日々の記録。
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出来すぎ
(記&絵/minaco.)
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< #36 / EVERTON × UTD>

何ともはや、こんなのは出来すぎた話でしょ。世の中こんなに旨い話があるかって。
試合はイングランドW杯優勝メンバーでエバートン・レジェンドのアラン・ボール氏を追悼する、感動的なセレモニーで始まった。
ところが、そんなファンの心意気を背負ったエバートンに2点リードされた後の、30分間の逆転劇。

まずはGKターナーがCKのボールをポロリ。そもそもエバートンのGKはユナイテッドからローン中のハワードで、この試合に出られないという伏線があった。こばれ球をガッツリ叩き込んだのは、”ペナルティ・ボックスのキラー”おシェイ。出来すぎ。

それを観てなるほ堂が麻雀牌を切るかの如く「ここでロン!」と叫ぶ。すると以心伝心、ファーギーが温存してたロンを間髪入れずにピッチへ送り出した。後半すぐには投入せず流れが来るまで我慢した、そのタイミングが絶妙。試合の空気がガラッと変わる。出来すぎ。

更にそのロンの放ったシュートを、混乱したゴール前であろうことかフィル主将がゴールに押し込む2点目。出来すぎ!
「一度赤になったら一生赤」、青を身に付けていても心はまだ・・・いや、それは言うまい。前回はアウェイをホームと間違え、そして今度はゴールを間違え(ry
どうかリバプールのフィルの家が無事でありますように。

一方、ルーたんはかつてのファミリーに容赦しない。決定機を何度か逃したものの、逆転となったゴールは鮮やかに決めた。そしてロスタイムには躊躇無く時間稼ぎを怠らない。

アウェイのユナイテッド・ファン(さすがに赤いユニは着られない)が、何やら挙動不審になり、しばらくするとベンチのファーギーも怪しいサインをみせる。すわ、何事か。
どうやら裏でチェルシーのスコアが2‐2になったらしい。出来すぎ!!思わず「よっしゃぁ!」と拳を握るクスチャク。いいヤツだ。

ゴールが入る度、ベンチのテンションが異様に上がる。退いたスミシーも、同じく負傷したはずのオーレも、ドクター&フィジコその他コーチ陣のオヤジ達も子供のようにハジケる。まるで優勝が決まったみたいだ。

最後はイーグルスが途中出場、すかざずなるほ堂がギターを持ち出し「ホテル・カリフォルニア」をつま弾くと、ロスタイムによろめきゴールで追加点。出来すぎ…。
13歳からユナイテッドのアカデミーで育ち、下積みを経てローンから戻り、やっとやっとチャンスを得てゴールを決めようとした瞬間、脚が震えてしまったんだろか。
このゴールにはピッチのチームメイトもとりわけ熱く祝福してくれた。リッチーもさぞや感激しただろう。良かったね。

今日もCBのガビーは若きFWヴォーンを相手にやり合ってた。プレミア最年少得点記録を持つヴォーンも、エバートンではこのくらいクレイジーに行くのが流儀なんだろう(結局後半は疲れちゃったけど)。しかし、ガビーのアグレッシブさもそれ以上にクレイジーだ。センターラインを越えて真ん中を持ち上がる姿は、アルヘンではなかなか見られないんじゃないかな。このスリリングな勇気は今のユナイテッドならではかもしれない。

スミシーもトップの仕事をしっかりとこなしていた。彼がいるおかげで、今は戦術の幅が広がった。MFの経験も、ベンチの経験も、スミシーの懐をより大きくさせたように思う。何より周りへの影響力が大きい。

交代選手も皆はまった。だからこそ、尚更出来すぎ。でも、ユナイテッドにはこんな試合が以前もあった。ベックスが居た頃、確か前半で3点リードされて後半に5点返した事も。
やられたら倍にして返す。目には目を、歯には歯と目を。

チームがひとつの方向性にまとまっている。色んな意味で、ユナイテッド・ファミリーの勝利。
ゴールしたルーたん、イーグルス、そして終了後にはロンが、それぞれユニのクレストにチューをし、誇示してたのがちょっと感動的だった。
すべてはこのためにある。我が子のこんな姿を見たら、駆け寄ってハグしたくなるわ。幸せ者だねファーギー。勿論ファンも幸せだ。

これでCLを挟んで、次節の結果次第では決まるんだそうだ。優勝しちゃうんだな。
いや、気が早いのは解ってるけど、負ける気がしない。というより、ずっと前からこうなる事は解ってたんである。キーンとルートを切った時点で。
でも出来すぎ。
これでレアルもリーガ優勝してくれたら言う事なしだけど、それこそ出来すぎでしょうか。

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<今週のレアル>

アウェイのアスレチック・ビルバオ戦。内容はグダグダだったけど、こちらもルートのドブレーテ含む1‐4で無事勝利。
ブラジル人コンビの息の合ったワン・ツーからヘッドでの見事なフィニッシュ、そして正確かつ豪快な馬蹴りボレー。つ、ついにピチチ争いで首位に1点差ですよ。どうしましょ。
ピチチになるとスポンサーのアルファ・ロメオがもらえるらしいが、そんな似合わないクルマより、ユナイテッドに100万ユーロ入れば充分です。

以下、小ネタ。

・ ベックスのプラチナ・ブロンドは今までで一番似合わん。マリリン?カニサレス?いや、アレはやはりトニーさんww
・ 試合以外で見るラモスくんは、シャルロット・ゲンズブールにも似てる。どことなくアンニュイ。なまいきシャルロット。
・ ビルバオのシュートが尽く宇宙開発。やたらスタジアムのロング・ショットを挟むのは、「ここまで飛ばしてみろ」との嫌味かしらん。
by tototitta | 2007-05-01 19:16 | Manchester United | ▲ TOP
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