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イラストレーターMinacoとなるほ堂が、サッカーのこととか、映画のこととか、日々日常に関して、その情熱の総てを地球にぶちこんで叩き付け、戦い挑み、愛を説く日々の記録。
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『ボルベール』〜おんなののど自慢〜
(記&絵/minaco.)
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マドリッドはやはり大都会なんですなあ。でもって、ワタシはスペインには住めないと思う。
もし道ですれ違いざまにペネロペ・クルスなんかにぶつかって、「ちょっとアンタどこ見てんのよ!」と怒鳴られ、あの大きな眼で睨まれ、「千円貸しなさい!」とカツアゲ同然に言い寄られたりしたら怖くてたまらない、と思う。
それに始終髪振り乱してセカセカ、カツカツと動き回られて落ち着かない。スペイン語の響きは最もセクシーだと思うけど、女の早口なスペイン語にはビビる。

遅ればせながら、アルモドバルの新作『ボルベール』
『オール・アバウト・マイ・マザー』、『トーク・トゥ・ハー』に続く”女性賛歌3部作”などと(いつのまにか)銘打たれてるのが、何か違う気がする。
アルモドバル映画では、男の主人公は女より女らしく、女の主人公は男より男らしい。
例えば『バッド・エデュケーション』の小悪魔な女装ガエルくん、『トーク・トゥ・ハー」の男前な女マタドール。
或いは嫉妬に狂い、女々しく甘えるセンチメンタル・ストーカーなバンデラス。太っ腹で豪気で頼りがいのあるセシリア・ロス。
だから、言うなればこっちは”男気3部作”の方がしっくりくる。

家族を養う大黒柱、情に厚いが弱みは見せず、アタイに男はいらないぜ女は背中で語るのさ、と尻振り歩く後姿も勇ましく、担いでみせます旦那の死体、死んだはずだよおっかさん、業を背負って生きる道。
それでは歌っていただきましょう、ペネロペ・クルスさん。アルゼンチン・タンゴの名曲、「ボルベール」──
そんな「女ののど自慢」だったこの映画を、男達の物語に置き換えても実はさほど違和感がない。ペネロペ、男前。怖いけど。

それってアルモドバルが男としての理想なのか、女としての理想なのか、ゲイとしての理想なのかよく解らんけど、どれでもOKかもしれない。映画には性転換者もよく出てくるし、そもそも男も女も表裏一体。
なのに”女性賛歌”などと、まるでフェミニストみたいな固定観念で観てしまうのはそぐわない気がするんである。
『欲望の法則』や『ライヴ・フレッシュ』のような、男女も世代も愛と憎しみ、生と死も混在した、それこそ濃厚なメロのコラージュ的な作品がワタシは一番好きだなあ。
(『ヘドヴィグ・アンド・アングリー・インチ』の中で歌われる曲にもあるけど、ゲイの人生ってコラージュなんだな。何となく。と、今思った)

今回もファン・ガッティのデザインなのか、タイトルバックがズルいくらい素敵だった。しかも最後に出すなんて。
壁紙映画とは言えないが、家の壁紙もなかなか印象的でした。
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by tototitta | 2007-10-01 17:05 | 映画 | Comments(0) | ▲ TOP
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