(記/なるほ堂 ※このエントリーはフィクションです)
年の瀬も押し迫った12月──
我ら塩愛好家(ソルトマニア)の
「塩走(しわす)」もまた、忙しい。
そう、一年で最も塩っぱかった人物、最も優塩だった団体を決める
「ソルト オブ ザ イヤー」
(またの名を「ゴールデン・ナトリウム賞」)
──の季節だ。だが、私にとって今年の塩走は少し違った。例年ならば多くのソルトマニアと共に集い、この一年を彩った塩たちの活躍を塩大福片手に語らいながら選定に勤しむのだが、何故か今年はその塩人会議=
「塩溜り会」から塩待状が届かなかった。ぶっちゃけ言うとMinacoの先日のエントリーで、大賞にあたる
「07塩バロンドール」が勝手に決まっていたのだ。こらこら。
本家を倣ったフライング発表か、いや最近医者に「塩分は控えめに」と言われた私(←ガチ)を気遣ってか。無論、
クリスチャーノ・ロナウドの「塩バロンドール(=主塩男優賞)」受賞には何のニガリも無い。今や彼は塩界の眩い結晶として、塩っぱさの向こう側にまで突き抜けようとしている。それが何処なのか、そこもまた塩っぱいのか、我らソルトマニアにも皆目見当がつかないが。
とはいえ、それで大団塩とも行くまい。一年書き溜めた塩メモがシオシオのパーになるのも困る。
「ならば、授賞式……ならぬ授塩式へ!」
ここで引いては生来のソルトマニアの名が廃るのだ。この一年の「ニヤニヤ納め」を求め、いざ行かん授塩式、塩溜り会プレゼンツ:
「Salt Aword'07」
(ソルト・アウォード’07)
(画像:塩バロンドール受賞者に贈られる「金の漬物石」)
──へ。早速私は牛を曳きながら、ここ盛岡市から東に伸びる「塩の道(実在)」を塩々と進み、辿りついたのは……そう、
塩ニズムの聖地・ソルトレイクシティ。ここまで読み進んで「何書いてんだ、これ?」と思われた読者諸君、引き返すなら今のうちだ!
塩獄の門──
そびえ立つ受塩会場、「塩パイヤーステートビル」。
だが、その敷地へ進むには『塩獄の門』(シオーギュスト・ロダン作)を潜らねばならない。
その門には、こう刻まれている──
Lasciate ogne Buon senso, voi ch'intrate'
汝等こゝに入るもの一切の良識を棄てよ
この門の先にあるのは、グローバル、フェア、スポーツマンシップといった視点など一切持たぬ、ソルトマニアたちの塩獄の世界。万事の秘めた「塩分」を暴き、愉しみ、愛で、「ニヤニヤ」に替える事で逆に「価値ある物」へと昇華する、それが彼らの流儀。
故に、例え自身の最も大切な者が……例え我が子が偏向した彼らの視線の前に「塩認定」を受けたとしても、しかし笑い飛ばせる──親心ならぬ「塩心」ある者だけが入塩を許される。
それは本ブログの読者様に於いても同じ。
『塩獄の門』を潜られる方は、どうか決意を以て下へ進まれよ。
塩絨毯──
盛り塩された正面玄関前、そこに敷かれた塩絨毯(栄光のソルトロード)を歩いて、今年を代表する塩たちが現れた。正に夢の競塩。塩道からは盛大な拍手と撒き塩、ニヤリズムを標榜するニヤリストからの溢れる様なニヤニヤが。
やわらか戦車に先導されて、先ず現れたのは
安倍元首塩夫妻。距離を置いて
赤城前農水大臣。続いて、来日したら結構普通のおっさんで忽ちブームが終塩した
ビリー隊長が、
全然似ていない娘と共に。更には「どんど晴れ」の
加賀美屋ご一行、
織田信成選手は自転車で蛇行しながら。他にも
亀田一家、
高砂親方(元大関・朝塩)、
ひこにゃん、
大日本人、
チンギスハーン(反町隆史)、
エリカ様、
森進一さん、
比内地鶏、
山田洋行さん、そして三度目の参加となる
三田佳子さんなど、各界を代表する塩々(シオシオ)たる面々……もとい塩々(エンエン)が。
勿論、海外のビッグな塩も。
石景山遊楽園(中国)の着ぐるみたちに続き、
ブレア元首相(辞任)に
サルコジ大統領(離婚)。実写版「ドラゴンボール」に主塩が決り、来年の主塩男優賞が有力視される俳優
J・チャットウィン。怪しい千ゴールの
ロマーリオ選手は育毛剤片手に。更には野球五輪アジア予選韓国代表の
「幻のスタメン」。勿論
ボンズ、ヒンギス、そして
椿三十郎さんのエスコートで
マリオン・ジョーンズの姿も。おぉ、マリオン。
また、この豪華な「塩ー(ショー)」に塩を添えるべく塩招きされた塩セレブ、懐かしき
「レジ塩ド(レジェンド)」
たちの姿も。今年も夫婦塩満な
ベッカム夫妻、壊れかけの
ロナウド、かつて東京ドームに塩の金字塔を打ち立てた
t.A.T.uのお二人、加えて
実写版「8マン」、
2千円札、
家電リサイクル法、
セカンドライフといった人では無い塩アイテムまで。他にも、
チャーリーズ塩ジェルや
レイク塩ジェルなど、単に名前に塩が付くだけで呼ばれた人たちも……。
ああ、来て良かった。正に「塩のサミット」「塩遊会」と呼ぶに相応しい面々。ナメクジも溶ける様な光景にニヤニヤが止まらない。私の頬に涙が溢れた。勿論その涙もまた、塩っぱい。
ちなみに「おっととっと〜塩だぜ、鯉を彫ろうよ♪」とトラックに乗って現れた
後藤容疑者は入場を断られた。塩と犯罪者は違う。また、ヘリで現れた
狂言師一家も「ネタ的に塩味期限切れ、つまらん」と門前払い。
スピリチュアルカウンセラーとやらもお断りだ。塩の敷居は決して低くない。
開塩──
日々日常の塩っぷりが評価され、私は無事入場を許された。
会場内に満ちる、開演を待ちわびるソルトマニアたちの塩気。そして遂に塩幕が上がり、自身もまた今年を代表する塩歌歌手だった
細川たかしさん(塩天興行)の一声で式典は幕を開けた。
「あぁ〜、塩っぱい♪」
──会場はもちろん大声塩だ。
先ずは豪華なアトラクション。
高橋ジョージ(虎舞竜)の国歌に続き、
「ミニモニ。」ショー、
船場吉兆の試食会、
納豆ダイエット、ミュージカル
「テニスの王子様」公演、
小朝・泰葉夫妻の離婚会見、
守屋前事務次官の証人喚問、
福田小沢会談、
マクドナルド元店長代理による内部告発、
ワイドショーコメンテーターらによる犯人像予測、大トリは
引田天功さんと恋人のハリウッドスターによるイリュージョン
(失敗)……正に塩多目(エンタメ)てんこもりだ。
塩もたけなわ、するとステージ上に今年の司会者、
マーク・パンサー夫妻が姿を現した。
遂にお待ちかね、「2007ソルト・オブ・ザ・イヤー」各部門受塩者の発表だ。
以下、発表された順に箇条書き──
♦最優塩大会賞♦
ツール・ド・フランス
(2年連続)【塩評】
選手が消えた!──犬を轢くわ、車が燃えてるわ、更には優勝候補が連日続々と薬物検査で消えるというミステリーにも満ちたツール・ド(ーピング)・フランスが、今年も世界中のサイクルロードレースファンの支持を集めて受賞。今や「ソルトマニア御用達」「ソルトマニアしか見ていないんじゃないか?」とも囁かれるこの大会。昨年は
「ウドー・ミュージック・フェスティバル」という手強い塩フェスを抑えての初受塩だったが、今年は山岳コースでのラスムッセン(失格)の走りの如く、他の追随を許さず見事に連覇だ。
なお、仏国の大会に関わらず、ゲスト解説に「アメリカ人漫才師パックンを起用」という、Jスポの意味不明な行動も塩分添加。また、止むなく「妄想解説」から「泣き解説」に転じた栗村修さんに至っては、監督を務める日本のチームが大会後に解散しちゃうという……正に泣きっ面に塩。
ちなみに由緒在るこの大会だが、第二回大会(1904)で早速初代王者の「電車利用」が発覚し、優勝を剥奪される等、ツールの歴史とは正に塩と共に綴られた歴史。今後この最優塩大会賞が、ランス・アームストロングの7連覇に何処まで迫るか注目である。
【副賞】
ランスの爪の垢(プレゼンター:オルセン姉妹、シェリル・クロウ、サマンサ)
【次点】
世界陸上大阪大会(セリク):競技運営のグダグダ、選手宿舎の手配ミス、挙げ句は競歩での誤誘導など、各国選手や善意のボランティアの嘆きばかりが聞こえ、ある意味「これぞ大阪」を世界に晒した大会。肝心の競技記録も、概ね選手が「来年の北京の予行練習」といった趣で低調。全力を出し切ったのは織田裕二のみか。
大相撲九州場所:客席ガラガラ、しかも千秋楽は千代大海の休場で、取組み前に優勝決定。稽古と暴行はどう違うのか、横綱の品格とは何か、腰を骨折してもサッカーは出来るのか、福山雅治は悪霊に取りつかれているのか──色々考えさせられた大相撲の一年を締めるに相応しい場所だった。
チャレンジ三宅島’07 モーターサイクルフェスティバル:言い出しっぺの人のメンツを潰さない為に、計画当初の公道レースから無理矢理に体裁を変えて開催。駆り出された都職員ら関係者が見守る中、バイクがノロノロと隊列を組んで走るシュールな光景に、結果「突っ走ったのは知事だけ」というオチ。
F1日本グランプリ(富士スピードウェイ):昨年のウドー・ミュージック・フェスティバルに続き、今年も富士スピードウェイが塩の舞台に。悪天候と運営のグダグダで、富士の裾野に累々と塩の屍を築いた。(「塩グルメ大賞」も参照)
♦主塩女優賞♦
ひで姐さん
(初)
【塩評】
恐怖、周囲が皆不幸に!──
ベルマーレ平塚、ペールジャ、パルマラット、東ハト製菓、前園、ムトゥ、ドイツW杯日本代表と、これまでも幾多の場面で塩風吹き散らし、「なかちん=下げちん」ぶりを発揮してきた
ひで姐さん。引退後もその塩害は衰えず、今年は
横綱朝青龍、為末大選手、安倍首相が塩漬けに。昨年度は主塩男優賞の次点に甘んじたが、オネエブームの勢いを借りて新天地での受賞だ。
対抗視された
エリカ様の「斜に構えていればアーチストっぽく見えるかも」というカビの生えたセルフ塩アングルを推す声もあったが、
「日本人は自分たちの可能性に気付いていない。ぼくは日本人の意識を変えたいからこういう雑誌をやりたいと思った。」(COURRiER Japon 12月号表紙)
──と臆面も無く語れるひで姐さんには敵うまい。「責任編集」ってのも、ニヤニヤのツボだ。
ガチ原理主義者=ガチ者ならば、こう言うだろうか。
「ボロになるまで一つの事を追求する、そんなガチ的美徳を鼻白んでる様な所が好きになれない」
「自己愛が高じて実像を晒すのを怖れ、結果自分を虚飾するが故に疎まれている事実──そこから目を反らさんと、良く知りもせぬ日本文化とやらに転嫁してる所がみっともない」
「お前は、ガイ・ベネット(映画「アナザーカントリー」の主人公)か」
──だが、我らソルトマニアとしては、この日本を代表する「中二病」の行く末を生暖かく見守りたいもの。現実社会に身を置く事で生じる責任や批判を怖れるあまり、方便(逃避)として設けた「旅人」という無責任なポジション。その居心地良い場所からは決して見えない「他者」を、しかし知ったかで見下しちゃう姐さんの物言いこそ、ある意味今日のソルトボーイ像を象徴しているのだ。日本サッカー界の為にも、どうか永塩に旅を!
【副賞】
ペルー・マチュピチュ旅行をペアで。(プレゼンター:為末大選手)
♦流行塩語大賞♦
「頑張れ、朝青龍!!」
(ひで/2年連続)
【塩評】
一連の朝青龍騒動に伴い「横綱は鬱状態?」とも報じられる最中、ひで姐さんのHP上にアップされたのが、この言葉。わざわざ
「鬱病患者に言ってはいけない言葉、第一位」をセレクトしての励ましに、ソルトマニアのニヤニヤ止まず。昨年の、
「人生は旅である。旅とは人生である」
という、何故繰り返すのか判らぬ塩引退宣言に続いてのV2達成。今なおJ史に残る塩語の金字塔「負けないよ」(福田正博)と共に、是非とも語り継ぎたいサッカー塩名言だ。なお、前述の通り今年は堂々ひで姐さん、主塩女優賞との二冠となった。おめでとう。
【副賞】
モンゴル「ドリームランド」宿泊券(プレゼンター:朝青龍の兄/元ブルーウルフ)
【次点】
「優勝すれば盛岡のPRになる」(谷藤盛岡市長、高校サッカー選手権決勝を前に)
「ついに2部落ちを心配しながらのシーズンが始まった……」(鹿サポ・なるほ堂、春先に)
「7万台以上あった廃家電を全て盗まれた」(コジマ電気社長)
「美しい国」(安倍前首相)
「切腹じゃー」(亀田親子)
「違うよ、全然違うよ」(マーク副社長)
「父親がいい!」(星野奈津子)
「言っていることは分かるが、選手たちにもう一度浦和と戦いたいという気持ちはないのか?」
(「ワイタケレに勝ってから、レッズ戦の事は考える」と言うセパハン監督へのインタビュー)
──いやはや今年は豊作ですた。
♦塩グルメ大賞♦
喫茶イーハトーブのじゃじゃ麺
(どんど晴れ/初)
【塩評】
吉兆、ミートホープ、白い恋人等、数々の問題に揺れた塩グルメ界。とりわけ偽装まで「赤福餅」を真似ちゃた
「御福餅」の塩表示を推す声も大きかったが、NHK朝の連続ドラマ「どんど晴れ」に一瞬映っただけで岩手県民の猛抗議を受けた「喫茶イーハトーブの偽じゃじゃ麺」が栄冠を手に。岩手県民として感慨も一塩だ。
【副賞】
盛岡の老舗旅館「加賀美屋」宿泊券(プレゼンター:リュ・シオン)
【次点】
バナナ切り落とし他:元「モーニング娘。」飯田圭織と行く日帰りバスツアーにて、参加者に出された食事。ちなみにその前日、彼女は妊娠結婚を発表。
F1弁当:F1日本グランプリ(富士スピードウェイ)会場にて販売。紐を引くと弁当が暖まる配慮も、パッケージ絵のF1カーからモウモウと白煙が上がる様に……人呼んで「琢磨仕様」。
♦最優塩団体賞♦
フットボール・イングランド代表
(初)
【塩評】
欧州選手権予選。イスラエルがロシアを倒してくれたお陰で、一度は消えたはずの「自力での本戦出場」が復活──そんな幸運が舞い込んだにも関わらず、ホームでクロアチアに敗れるという体たらくには世界がニヤニヤ。相次ぐ怪我人、スコールズへの未練たらたら、楽隠居のベッカム復帰と塩現象相次いだ母国だが、何よりこの大一番に殆ど経験の無い
GKカーソンを起用というマクラーレン監督の塩采配が実った形。マクラーレン、枕を高くして眠らーれんね。なお、チームを代表して塩ーン・ライト・フィリップス選手が塩トロフィーを掲げた。胸のスリーライオンズの塩ブレムが、悲しい。
【副賞】
メモ帳(プレゼンター:モウリーニョ前チェルシー監督)
【次点】
オールブラックス:ラグビーW杯、大会前は圧倒的な強さを見せ、世界の全黒ファンに「今度こそ最強」と呼ばれながらも、何故かGLを二位通過しちゃった開催国フランスと決勝T初戦で激突し、結局はいつもの「勝負弱さ」が出て敗退。次戦に向けて温存した選手たちがスタンドから呆然と敗北を見守る姿には、何とも言えぬ哀塩が。思えば大会前、代表主力をスーパー14の序盤戦で欠場させた策も全て裏目、塩目。結果として余りに実力差があった決勝
「南アvsイングランド」を塩出し、大会のフィナーレにまで塩を盛った。
関東学院大学ラグビー部:監督が「雑草に花を咲かせよう」と命を削っている時に、押し入れで違う雑草を育てていた学生ども。塩と言うよりもひたすらに悲しかったので、却下。
♦最優秀助塩賞♦
反町康治(サッカー五輪代表監督)
(初)
【塩評】
助塩賞とは、側面からこの一年の塩っぱい出来事を演出(塩出)した監督協会等に与えられる賞。実際は好素材揃いの世代を
「未だ続く狭間の世代」と世間に誤解させているのは、一重に反町監督の塩手腕との評価高く、北京五輪出場権獲得も一顧だにされず晴れて受塩となった。
Jでも見ない1トップ布陣等が顕す「机上システム」や、適所適所での柔軟性を欠く謎采配で、ポテンシャルが高いとされた素材を続々と塩漬けに。理想と現実のギャップに苛まれ、弱気が祟って危うく出場権を逃しそうになった際には、その塩分過多ぶりに国民クラクラ、我らニヤニヤ。
周囲の声よりも信念に邁進する所はモウリーニョを思わすが(真似てる?)、結果が出ないで本人一杯一杯なもんだから、単に意固地な子供にしか映らない。オシムが倒れても、殆ど誰も「オシムサッカーを知る反町をA代表監督に昇格」と言わない所が、その塩濃さを表しているだろう。
【副賞】
コナミ「ウイニングイレブン2008」(プレゼンター:山本昌邦前五輪代表監督)
【次点】
川淵三郎キャプテン:我那覇選手のニンニクドーピング問題や、ACLを控えての先発入れ替え問題といった「フロンターレ虐め(?)」。浦和鹿島戦での「疑惑の主審選定」。今イチ腑に落ちないJリーグアウォードの「投票システム」。「ベスト塩スマイル賞」の呼び声高い、犬飼専務理事による苦虫を潰した様な表情での「J王者へのメダル授与」──などなど、今年も沢山の塩分を振りまいた
日本サッカー協会。代表して、その頂点に立つ川淵キャプテンが次点に入賞だ。オシム入院に際しての緊急会見の席上、その徒に不安を煽る様な涙も高ポイント。昨年度の塩語大賞次点作、「オシム……言っちゃった」や、昨年Jリーグ参入への気運が高まらない秋田を訪れた際に漏らした、
「秋田は夢のない県だな」
など、やたら会見にて塩発生率の高い我らがキャプテン。塩発言の第一人者・中田氏と共に、日本サッカー界を牽引する2トップであろう。街の声──
「キャプテンって呼称は止めて欲しい。自称キャプテンって、麻生真美子のバックダンサーか」
「代表にキャプテンは二人いらないよ。キャプテンが二人って、麻生真美子のバックダンサーか」
ともあれ、Jのピッチが塩枯れせぬ様、祈るばかりだ。
リバプール公式サイト:「欧州CL優勝!」の記念バナーを決勝戦前日に掲示。御存知の様にリバプールは決勝でACミランに敗北し、チームの無念に塩を添えた形に。
兵庫県芦屋市立図書館が地元出身作家・村上春樹さんのノーベル賞受賞特集をHP上に半月以上も掲載した件も併せ、これからの時代、「ネットは新しい塩田」を思わせる出来事であった。
高野連:一連の特待生問題に於ける迷走ぶりは、塩というよりもマグマか。むしろこれほどの黒組織に対し、当たり障りの無い事しか言えない主催新聞社こそ「塩」。
UCI(国際自転車競技連合):最優塩大会賞の項、参照。
♦最優塩文学賞(ソルトブック オブ ザ イヤー)♦
「ミシュランガイド東京2008」
(初)
【塩評】
Windows、ハリポタら、洋モノ恒例の塩臭漂うオープニングイベントでも耳鼻を集めた「ミシュランガイド東京」。しかし、その思いとは裏腹に、たちまち評価方法への疑問が囁かれ、発売当初は「御用ライターの広告記事とは違う、客観的な審査」と歓迎していた一部識者を嘲笑う様に、続々と癒着などの内幕が暴露される始末。思えば過去に本家では、
「開店前の店の評価を書いてしまって5万部を回収」
の黒歴史もあり、とうに地元でも信用を失っている様が報じられ、「だから日本に来たのね」とソルトマニアの塩評価も★★★だ。
実際、未だに「出版物=権威」と見なしがちな我が国とは違い、既に本家フランスでは小粋なパリジャンがエスプリを利かせ乍らニヤニヤして楽しむものとか。さりげなく三ツ星リスト内に額賀大臣の疑惑の舞台になった料亭
「濱田家」があったことも、旬の店を先取りする「変な意味での実力」を示し、一層本著の塩分を高めた。
【副賞】
フリーペーパー「ゲドを読む。」全5色(プレゼンター:宮崎吾朗)
以下、
「Salt Aword'07──塩大賞授賞式(その2)」へ続く──