
子供の頃、盆暮れの度に行っていた祖母の家---
その正面にある太田東小学校の校庭。そこは小学生の僕が初めて革のサッカーボールを蹴り、その後程なくして才能の無さを思い知らされ、挫折した場所。(二つ年下の、当時僕より20センチも小さかった従兄弟のアッちゃんにケチョンケチョンに弄ばれたのだ・・・)
それから幾年の後---その校庭に1人の天才少年が現れた。
ローカル番組で初めてその少年を見た時、僕はその優れたパス・・・今も時折見せる、敵DFの頭をビョーンと越えてFWの足下にスパっと止まるパスのセンスから、彼をガスコイン(=愛称ガッサ)になぞらえて“オガッサ”と勝手に名付けた(…今なお我が家ではそう呼んでいる)。
その後、彼は僕の尊敬する斉藤先生(例の僕の従兄弟も盛岡商業高校にて斉藤先生の下、3年連続で高校選手権に出場したのだ。そりゃ、僕がてんで適わなくても当然・・・後の祭り。。。)が率いる大船渡高校で活躍し、更には僕がトヨタ杯以来憧れて止まなかったジーコが率いる鹿島へ入団、幸せな家庭(※恐らく)を築き、日韓W杯にも出場・・・。
つまり、
小笠原満男は、僕が叶え損なった夢物語の全てを、僕の代わりに歩んでいるのだ。 本人には全くそんな気は無いんだろうが。
バーレーン戦、W杯を引き寄せた美しいゴール。
あの落ち着きと完璧なコースは、まるでデコかと思ったよ。昨日のブログでポジション適性が・・・なんて言っていた自分がハズカしい。もう彼は、僕の想像を越えて、はるかに大きい選手になりつつあるんだ。
でも、満男は永久に僕自身の夢の姿。
満男のパスは僕のパス。満男のゴールは、僕のゴール。 いつまでも。
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Football Sketchコーナーにマンチェスターユナイテッドの2試合を追加しました。是非どうぞ。

(記/なるほ堂 絵/minaco)