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イラストレーターMinacoとなるほ堂が、サッカーのこととか、映画のこととか、日々日常に関して、その情熱の総てを地球にぶちこんで叩き付け、戦い挑み、愛を説く日々の記録。
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カテゴリ:Manchester United( 228 )
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エンドレス・ガチ
そりゃあ、赤悪魔署シリーズ的には最終回で「植 毛 刑 事 、殉 職」ってのも、らしいとは思うんだが。最後の殉職者がルーたんとは、これまた出来すぎた大オチだが。でも、ニコニコと一緒にお祝いするルーたんはえらいなあ…と思ってしまうのは、暴れ馬の例があるから。

しかし、いっぺんに来るものである。赤悪魔ご長寿大河ドラマシリーズ完結!なのだから、これまでの伏線やら何やら全部回収するのが当然とはいえ。ここにきて更に、ベックスまで引退するなんて…。まるで申し合わせたように、ボスも赤毛さんも、巣を離れたかつての雛鳥も次々去っていくんである。極地マンチェスターの楽園は、胸毛さんだけを残して姿を変えてゆく。(胸毛さんの胸毛も姿を変えてしまったけど…)


と、いささか悲観的すぎる見方をしつつも、トロフィー授与式やピッチで家族練り歩きや、翌日の優勝パレードなんか観てると、やっぱりいつもと変わらない気持ちになるからよく解らない。sky中継でトークする兄&ヨーク&シュマイケルだったり、兄と公開デートインタビュウをされる赤毛さんを観れば、こうやって続いてきた何かを頼りにするしかないんである。


“一度赤悪魔ユニを着た者は、一生赤悪魔”-----それが真実なら、ガチにも終わりなし。ブーツを脱いでも、赤悪魔ユニを脱いでも、コーチになっても解説者になっても、監督になっても監督を辞めても、ガチはガチ。ガチストとしては、ずっとそれを追い続ける。エンドレス・ガチ。ネバー・エンディング・ガチ・ストーリー。決して消えないガチの灯がある限り。

とりあえず、来季モイーズの横に誰が並んでいるのか、オランダでガチにコーチ業が向いてるのかどうか、ハラハラドキドキしながら行方を見守ることになるでしょう。

そして、6月2日のオールドトラッフォードは、正しくガチ最後の饗宴となる。そこには、長年心残りだった赤悪魔ファンへの挨拶をするべく、赤悪魔ユニを着た暴れ馬がいるはずだ。
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by tototitta | 2013-05-21 23:44 | Manchester United | ▲ TOP
ガチ期の終わり
【やさしい悪魔】

いつかの試合、ギグっさんの空けた左サイド後方をせっせとカバーに走るRvPを観た。まあ、フリーダムなギグっさんの穴を後輩新入りが埋めるのは常だし、むしろ光栄なほどなのだが、ガナーズ事務所で8年の経験を積んだ後アイドル脱皮を目指し転入して来たRvPは、先輩のどんなムチャぶりにも張り切って応えていた。

何しろ、ギグス先輩はじめキャリック、ルーたんらからこんだけ美味しいパスやアシストを奢っていただいてる訳で。その度、新入りRvPは「勉強させていただきます!」とばかりに感激して見える。センパイと呼べる存在がピッチに居ることが嬉しいのだろうか。まるで、嫁ぎ先の姑や親戚一同から思いの外手厚くもてなされ、恐縮しきりな嫁のようなRvP。

そんなシーンが象徴するように、今シーズンのユナイテッドはやさしい悪魔だった。あろうことか、とっても情け深い悪魔だった。


RvPを獲得したのは、ちょうど2001年にルートを連れて来たのと似てるような気がした。というのも、キーンさん自伝『ロイ・キーン 魂のフットボールライフ』を読んだら、トレブル後リーグにさしたるライバル不在で、何となしにヌルい空気がチームに漂っていた当時の事が、近年と同じように感じたから。

それに危機感を持ち、もう一度「飢え」た気持ちを思い出させる為の触媒が必要だったのではないか。2001年は怪我でユナイテッド移籍と更にユーロ出場も逃してガツガツと飢えまくる暴れ馬だったが、今回は8年も居ながらタイトル無しで飢えてたRvP…絶好の素材である。

暴れ馬と同様にゴールを重ね期待に応えたRvPだが、但し、昔と違うのは赤悪魔がすっかり優しくなっていたこと。かつてはキーンさんの象徴する「怒り」、今はルーたんの象徴する「愛」がユナイテッドのカラー。時代は変わった。飴とムチ、の飴かもしれんが。来季は要求が厳しくなって鬼姑になるかもしれんが。

若い子の扱い方も、多分もう昔と同じでは通じない。ギグっさん(若干上から目線)は相変わらずだが、後半戦の赤毛さん不在も「やさしさ=ソフト路線」の影にあるのかもしれない。何より、昔ながらのヘアドライヤーやガチな管理術などでは今どきの子にそぐわない現実を、ファーギーは気付いているんだろう。


【さらば、ガチ】

そんな感慨を持ったシーズンが終わる頃に、ファーギーの引退発表。そりゃあ動揺した。このショックを赤悪魔ファン以外にも解りやすいよう例えるなら、 黒 船 来 航 のレベル。何せ、ワタシ含め赤悪魔ファンの多くは「監督は交代するもの」という常識に対し、まるっきり免疫がない。完全に他人事だった。ギグっさんだってそうだろう。

でも、解るような気もする。やさしい悪魔への変貌は、そう思わせる。ガチ時代の終焉、ガチ氷河期の訪れ…ひとつひとつ、確実にその時が来てると実感せざるを得ない。ファーギー決断の理由はあれこれあれど、それを取り巻く現状については、自分なりに思うのだった。

おととし、ポールさん引退(後に復帰)の際には「これでフットボール界は暗黒時代を迎える」と思った。兄も既にピッチに居ない。昨季、暴れ馬が現役引退し、他にも同世代のストライカーがブーツを脱ぎ、ガチストライカーの時代が終わった。赤毛さんもいよいよ本当に今季が最後となり、その最終戦の前日、ガチ・プロレスラー小橋建太もまた、リングを去った。

いつしかプレミアに歯応えあるライバルは見当たらず、あっさりと赤悪魔が優勝。キャリントンはネーミングライツを売却。見渡せば、ガチ不毛のしょっぱい荒野が広がっている。それでも、かつてガチ共がしのぎを削ったような荒ぶる闘争心を、キーンさんのような怒りを持ち続けることができるというのか。もう闘うべき相手はここに居ないのに。

あれだけ貪欲な人だもの、ファーギーの情熱やモチベーションが枯れた訳じゃなくて、ファーギーでなくちゃ手綱を引けない選手、赤悪魔で育てるに相応しい選手が枯れたんだという気がする。ルーたんを最後に、ストリートフットボールで育ち、野性の本能でプレイする選手は出てこない。勿論キーンさんやカントナのような選手も。

ならば、ここまで。

自分にとって、ファーギーは現場で若い衆(lads)を束ねる親方(gaffer)であり、労働組合のリーダーみたいなものだった。労働党支持者だし。英国映画で観るように、そこで最も忌み嫌われるのはスト破り=団結を乱す行為。だからボスは力ずくで若い衆を守り、掟破りの者に容赦しない。そうゆうものだと思ってた。

でも今はそんな時代じゃない。潮時を見てたのかもしれない。ひとりでやる・全部やる・最後までやる…ファーギーもそうだった。こうしてあのファナティックでロマンティックなガチ期は終わったんだ。


赤悪魔で続いたご長寿大河ドラマシリーズは、第26シーズンをもって完結である。この後始まるのは「新・ビバリーヒルズ青春白書」とか「新・スタートレック」とかになる。面白いかもしれないけど、酷くつまらないかもしれない。

ホームズものみたいに今後何度も聖典を蘇らせ上書きしていくだろうが、もう一度面白いものを作るならいっそ、現代版『SHERLOCK』が出来るくらいまで待たなきゃないかもしれない。


【モイーズ、伝統の赤毛】

で、慌しくも後任監督にディヴィッド・モイーズと決まった訳で。候補と噂された中で、最も痛みの少ない選択というか、ソフトランディングというか、保守的な選択とも言えるけど、実際ホッとした赤悪魔ファンも多いんじゃないかという…。赤毛も伝統だよね。ファーギーが推したともされるけど、簡単には決められないし、何より誰だろうが「ファーギー以上に成功するのは無理、ゼッタイ」って予め前提になってるというクラブなのだ。恐ろしい事に。

ひょっとしたら、更にファーギーの教え子たちが周りを固める可能性もある。フィルが何故エヴァートンを退団するのかも謎だ。そうやって、保守的なファン心理を懐柔するつもりかもしれない。むしろファーギー院政時代になったりして。それでもガチストとしては、今のところ将来のことなど想像もしたくない訳で。ただただ終わりを噛みしめながら、受け入れるしかない訳で。


とはいえ、ピッチ内で絶滅種でも、ガチはピッチ外でまだ生息してる。キーンさんは相変わらず空気を無視して怒り、そのキーンさんをクレランドさんが怒り、兄は相変わらず過剰でクドいコラムをしたため、最果ての北欧でオーレが虎視眈々とアップを始め(?)、オランダでは暴れ馬が1年の放牧からフットボール界に戻ってくる(「最初の仕事がファーギーが引退した後のユナイテッドだったりして」とか言ってたぞ…)。

自分は懐古主義でイヤな小姑みたいな赤悪魔ババアになると思う。既にそうだけど。でも、いつもロマンティックな側を見ていたい。例えそれが妄想でも。
ガチ期最後の恐竜とも言うべきファーギーや赤毛さんがピッチから姿を消しても、『ジュラシック・パーク3D』を脳内で観続けていたい。

そういや、赤がお好きだった故ダイアナ・ヴリーランドさんは、現実と虚構が入り混じった“ファクション”という言葉を創造していらっしゃる。ドキュメンタリー映画の中で彼女は言ってた。「真実でも退屈な話ならお断り」と。
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by tototitta | 2013-05-12 01:14 | Manchester United | ▲ TOP
赤毛の日
(記&画/minaco.)

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その日が現役最後の試合だとゆうのに、やはり何気なく、只のプレシーズンマッチかと勘違いしそうなくらい普通にプレイして、赤毛はピッチを後にしたんであった。きっといつもの赤毛的一ゲームがしたかったのでは。ガチの辞書に花試合の文字はなし。

本当は誰にも気付かれたくないかのように。ただ早く仕事を済ませて家に帰りたいとでも言うように。ファンはそれを知っていて、だからこそ精一杯大声で引き止めようとするけれど、名残惜しいまま見送るしかない。

腕にキャプテンバンドが無ければ、他に特別な事もなくプレイしてるかに見える。赤毛らしくブチかましたゴールも、ボールを持てば「シュートシュート!」とけしかけるOTも。珍しくFKを蹴ってみたけど、「ほらやっぱりFKは蹴るもんじゃない」なんて話してたのかもしれない。キャプテンバンドは手首までずり落ちながら、かろうじて主役が赤毛である事を主張していた。

ベーシックな赤毛のプレイ。右見て左見て、しっかりトラップして、正しいタイミングとスピードでパスを出して。味方の動きを熟知してピッチ広く見渡し僅かなフェイントで敵をいなして、コースを見つけボールを止めて、決して浮かせず真っ直ぐなミドルを撃ち込んで…。そんな風にちゃんと出来たら、フットボールは実にシンプル。でも、それをポール・スコールズより巧く出来る選手がいない。だからフットボールは複雑になる。

勿論、美しく流れるようなパスの合間に、もれなくアバンギャルドな難問をレフリーや我々に投げかけてくるのも赤毛。何故そんなタックルをするのか?何の為にイエローカードがあるのか?赤毛のファウル基準とは一体何なのか?どうしてそんなに痒いのか?何故冬でも雪が降っても半袖なのか?キャプテンバンド恐怖症なのか?プレスに答えたり写真を撮られたりすると魂が抜けるのか?赤毛ジョークとはどんなものなのか?そして何故、こんなに巧すぎるのに引退しなきゃならないのか?

未だに解けない禅問答である。そこに正解がある訳じゃなくて、赤毛とは何者か、赤毛らしいか否か、なのだった。時にフットボールや赤悪魔のセオリーすら超越した赤毛唯物論。赤毛の前に赤毛なし、赤毛の後に赤毛なし。

赤毛なきピッチに赤毛の代わりを探すなどナンセンスだけど、残された自分は試合を観る度いつまでも不毛な赤毛基準で比較し続けるだろう。そこに赤毛が居なければ、フットボールは随分と予定調和で味気ない世界になってしまう。カントナやキーンやギャリーが去ると、一つずつロマンの灯火も消えていった。やがてミラクルも消えて、残るは自由すぎる胸毛のみ。


赤毛最後の日に集められたロマンの欠片たち。ブラジル国王を従えるエリック・ザ・キングはOT王国を静かに見下ろし、キーンさんはいつもの険しい顔でウェルベックのゴールを眺め、バッティはグッドジョバーとしてブックをこなし、ギャリーは何も言わず赤毛の頭を叩き、元敵兵ヴィエラはやはりブーイングを浴びる。赤毛は自らマイクを握る事なく、所在なさげにインタビュウに答えた。

そして家族と共にピッチを一周すると、ゲストらが拍手を贈る中そのまま家路に着く。たったそれだけ。ハームタイムショウや花火もなし。祭りの余韻も人々の惜しむ声も、赤毛を呼び戻す事はできず。
その堂々たる赤毛ぶり。
正しく、100%ポール・スコールズらしいテスティモニアルではないか。
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by tototitta | 2011-08-12 23:41 | Manchester United | ▲ TOP
エドさんとジョーくん、その相棒
(記&画/minaco.)

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とうとうアムスでのエドさんテスティモニアル。

まずは、前座としてアヤックスとユナイテッドのU-13が対戦。ユナイテッドのGKを務めるのは息子ジョーくん。おおおこんな立派な美少年になって!と、幼い頃より陰ながら成長を見守ってきた親戚のおばちゃんのように感無量である。

ひょろっとか細い長身に父と同じ1番を付け、ゴールマウスに立つジョーくん。U-13でも本気の真剣勝負、健気で可愛いったらない。先制ゴールを許したジョーくんだが、すかさず味方に声を出す姿が父ちゃんそっくり。やがてユナイテッドが同点に追い付くと、ガッツポーズもまた父ちゃん譲り。なのに再び逆転ゴールを決められてしまい、途中交代で悔しそうに引き上げるジョーくんであった。

ベンチで迎えた父から優しく頭を撫でられても、記念すべき晴れ舞台の2失点にショボンとした様子。なあに大丈夫。その負けず嫌いの血があればきっと未来の赤悪魔守護神も夢じゃない。数年後には身長だって2mに伸びてるはずさ。それに、このままいけばひょっとしてアカデミーでポール監督の指導を受ける可能性だって有り得る。そうなりゃトップチームよりアカデミーのファンになっちゃうかも。


続いてはセミ・イベント、アヤックス1995VSオランニェ1998。ライカールト、ベルカンプ、ライツィハー、ダヴィッツ、コク、マカーイ、ゼンデン、ジオ、デ・ブール兄弟、ファン・ホーイ・ドンクに後頭部が若干寂しいクライファートまで揃いも揃ったり。今どきの小粒なオランニェに比べりゃ、当時のトータル・フットボールは断然ゴージャスだった。そして、この面々すべてと共にプレイしてきたエドさんの、誰よりも長くて偉大なキャリアを実感する。

若くしてアヤックスで欧州&世界一になり、ユーヴェへ移籍するもプレイスタイルの違いから本領を発揮しきれず苦難の時代。フルハムへ来て再び評価を取り戻すが、エドさんの背丈に対しクラブの器は小さかった。すると、シュマイケル以後悪夢のGK受難時代が続く赤悪魔がエドさんを獲得。その後の栄光は言わずもがな。惜しむらくは、せめてあと1年早くファーギーが決断してくれてたら、タイトルも今より確実に多いはず。

ワタシにとって、理想的GKの基準はシュマイケルかエドさんなのだ(ハリー・グレックさんはガチGKなので除く)。これまでも、これからも。身体能力がどれだけ優れてても、どれだけスーパーセーブを見せても、「GKに大事なのは攻撃力」と信じる自分はゴールキックすらまともに蹴れないカシージャスなど物足りない。多分エドさんならここで間髪入れず正確なフィードを送るのにとか、そこで安心のバックバスが出せるのにとか、いちいち比べ続けちゃうだろう。


そしていよいよメインイベント、アヤックスVSファーギー&レネ率いるドリームチーム(殆どユナイテッド)。普通にギャリーが、カイトを挟んでルーたんとギグスが、リオヴィダが、それにサハも帰ってきた。生憎ポールさんは自身のテスティモニアル優先か(さすがにw)。MUTVは代わりに日焼け著しい赤毛インタビュウを2回も流してくれた。

はにかむ愛娘がキックオフを務め、すっかりお元気そうな奥様アンマリーさんも見守る。ハーフタイムにミック・ハックネルが歌い、アヤックスファンもユナイテッドファンも、バナーを掲げスタンディングオベーション。お別れの寂しさよりも、温かい気持ちで一杯になる。何て良い光景だろう。この上ない幸せじゃないか。

短い試合が終わりを告げ、エドさんはグローブを脱ぎ淡々と感謝の挨拶を。ここでMUTVは中継終了…かと思いきや、何ともう一つプレゼントが。ジョーくんの蹴るPKを容赦なく止めたエドさん、それが本当に最後のセービング。

Big van der sar─そう呼ばれたエドさんは、本当に大きな大きな人でした。

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さて、残念ながらプレシーズン真っ最中のルートは不参加となった。

ああ、肝心な日に立ち会えないだなんて悔しいやら情けないやら。せっかくファーギーとハグする唯一の機会を棒に振るなんて、悔しすぎる。そんな不義理な男じゃないはずだろ。まるでギャリーのテスティモニアルにベックスが居ないようなもので、ここに相棒が居ないとは片方が欠けた夫婦茶碗じゃないか。

けれど前日、久々に更新されたルートのtwitter。そこに書かれた短い言葉。
100.000 times thanks for all the support and kindness!! Take care. Ruud.

これは、きっとエドさんへ向けたメッセージに違いない。そう信じる。

思い切り意訳すると、「これまで数え切れないくらい、お前には世話になった。助けてもらったし、思いやってもらったし、何もかも目一杯感謝してるよ。達者でな」─そんな心の込もった、愛のメッセージ。ワタシにはそう読み取れた。

誰に宛てたかなんて野暮な話。そりゃあ、エドさんにお世話になった数は極端じゃなくても100.000回を下らないさ。勿論じゃないか。アムスに行けなくても解ってる。バカだな、直接伝えろよ。今更照れるんじゃないよ。ああ嬉しくて泣けてくるじゃないかよ…。

やがてはコーチ業へ進む予定のエドさんだけど、いつか何らかの形で相棒と、いやジョーくんも含め一緒に居る所をまた見せてほしいと切に願うんであります。

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by tototitta | 2011-08-09 21:53 | Manchester United | ▲ TOP
帽子いっぱいの赤毛
(画/minaco.)


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by tototitta | 2011-06-24 23:55 | Manchester United | ▲ TOP
赤毛王子
(画/minaco.)




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by tototitta | 2011-06-23 23:57 | Manchester United | ▲ TOP
決して消えない赤毛がある
(画/minaco.)


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by tototitta | 2011-06-22 16:03 | Manchester United | ▲ TOP
20 years later…
(記/minaco.)


2031年5月。

ウェンブリー・スタジアムで20年振りに開催されるチャンピオンズリーグ決勝は、初のマンチェスター・ダービーとなった。一方は勿論ユナイテッドだが、もう一方はシティではなく、オールダム・アスレティックAFC。10年前プレミアリーグへ昇格して以来、ビッグクラブを脅かす存在として着実に成長を遂げたオールダムは、ユナイテッドにとっても決して容易い相手ではない。何しろチームを率いるのは元赤悪魔の伝説、赤毛ことポール・スコールズ監督である。

その日、ユナイテッドのロッカールームへひょっこり現れた赤毛が、未だ現役のまま出場を控えるサー・ライアン・ギグスに迎えられた。相変わらず言葉少なな赤毛と今や胸毛少ななサー・ライアンは、ちょっとしたジョークに笑いながら、オールドトラッフォードでの幸福な日々に思いを馳せる。
「あの時まだやれたのに、いくら説得してもお前はちっとも聞きやしなかった」
サー・ライアンがからかうと、赤毛はふてぶてしく切り返した。
「お前こそ、あのシーズンオフにゃ色々揉めて大変だったろう」
「それを言うな。やっとほとぼりが醒めたってのに」
サー・ライアンは、昔も今も女性たちからハンサム・デヴィルと呼ばれている。


20年前、ギャリー・ネヴィルの功労記念試合で再結成した雛鳥たち。ニッキー・バットは香港で現役を退いた後、代表監督としてアジア各国を指導していた。フィル・ネヴィルはマンチェスターの再開発に関わり、不動産で築いた巨万の富でオールドトラッフォードの拡張工事を進めていた。サー・ディヴィッド・ベッカムは衰えぬ美貌のままアルマーニのシニア向けモデルを務めながら、会長としてユナイテッドを毎試合観戦に訪れていた。ハリウッドからのオファーを待ち続ける妻ヴィクトリアとは、今も円満だという。ポール・スコールズはチーム全員を赤毛で固めたオールダムを成功に導きつつ、相変わらずメディアを避け、全英赤毛連盟からのサーの授与も頑なに固辞し続けていた。そして、ギャリー・ネヴィルはファーギーの後任に就任し早15年。先頃、著書『A Will to Win: The Manager's Diary ~新・監督の日記』を出版したばかりであった。

その名匠ギャリー・ネヴィルが、ロッカールームの扉を開ける。かつてのヘアドライヤーに代わり、今ではギャズ監督の延々と続くクドい説教がユナイテッド選手たちを震え上がらせていた。ひっそりと部屋の隅に佇む赤毛の姿に気付くと、ギャリーは一目散に駆け寄った。きっと若い選手たちは、以前この2人が公衆の面前で熱い接吻を交わした事件など知る由もないだろう。変わらず暑苦しいハグをしてくるギャリーに、赤毛は少々困った顔で応えた。

「どうだい、ギグシーの調子は」
「先週もシーズン連続得点記録を更新したのを知っとるだろう」
「まあ、俺様の切れ味が鈍らないのはヨガのおかげでな。ほら、新しいDVDだ」
サー・ライアンは絶賛発売中の「あなたも20歳若返る!秘密のヨガ・パワー」を赤毛に薦めた。だが赤毛には、ヨガよりも日曜の特売スーパーとミートパイの方が魅力的だった。

「今日はロイも来ると聞いてるが…」
「ああ。ロイのセルティックは準々決勝でうちに敗退したがな。監督が犬を嗾けて退場になっちゃ仕方あるめえ」
3人は大声で笑った。実は赤毛も何度かベンチ入り停止処分を受けた事があったが、それが在りし日のサー・アレックスの面影と重ねられたものだった。赤悪魔魂はすべての赤悪魔者に受け継がれている。

その時、一際長身のGKが歩み寄って赤毛に握手を求めてきた。ジョー・ファン・デル・サール。彼が父の後を継ぐまで、ユナイテッドは再び苦難のGK暗黒時代と呼ばれていた。
「久しぶりだな。親父さんは元気か?」
「父はオランダの田舎で趣味の乗馬をしてましてね、今ではすっかり悠々自適ですよ。ところで、我がチームの18番を知ってますか?貴方の再来と言われてるんです」

ふと見ると、人参色の頭を恥ずかしそうに掻く小さな選手がそこに居た。これまで幾多の若者が第2の赤毛を目指し、そしてその偉大さに及ばぬまま終わっただろうか。ボール扱いの巧い選手や強烈なミドルを放つ選手はいくらでも居た。だが、赤毛の赤毛たる所以は技術ばかりではなく、ましてや赤毛ばかりでもない。他の雛鳥と同様、赤い生きものとしか形容し難い野生の衝動を持つ選手はどこを探しても見つからなかった。その度、往年の赤悪魔ファンは“赤毛の前に赤毛なし、赤毛の後に赤毛なし”と言い聞かせたものである。
「おいおい、まさか赤毛のタックルまで真似するなよ。それだけは勘弁してくれ!」
ギャズ監督に釘を刺され、また頭を掻く18番はどことなく若き日の赤毛の姿を思わせた。

「じゃあ、試合後に会おう。どっちが勝っても恨みっこ無しだ」
「負けた方が奢る約束だぞ。忘れるな」
こうして、試合前の和やかな時間は終わりを告げた。

サー・ライアンは今宵も左サイドで奴らを切り裂くだろう。ギャズ監督はベンチでマッチデイ・プログラムにサインをせがまれ、赤毛監督はジャージ姿で物言わずオールダムの赤毛選手を動かすだろう。そしてそれが終われば一目散に家に帰るだろう。ウェンブリーでは俳優、モデル、タトゥアーティストである3人の息子を連れたベックスが見守るだろう。遠い場所から、かつての雛鳥たちや元赤悪魔たちがTVに釘付けとなるだろう。どこかのパブでは、馬主仲間のワンダー氏が競馬新聞とビール片手にチャントを歌うだろう。VIP席では植毛を無事終えた頭に毛皮の帽子を載せたウェイン・ルーニー氏が、キャプテンバンドを巻くカイ・ウェインに声援を送るだろう。

記憶の彼方から、古き善き時代が甦る。20年前と変わったのは彼らなのか、それともフットボールなのか。集まったファンたちは、夢の対戦にそれぞれのロマンティックな郷愁を重ねるのだろうか。

やがて、ピッチでは大舞台に華を添えるリオ姐さま社中のライヴ・パフォーマンスが始まろうとしている。トンネルで待つ2人の監督は、それぞれの選手たちに向かい、大きく手を叩いた。
「カモン、ラッズ!」

~to be 2041…
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by tototitta | 2011-06-13 01:00 | Manchester United | ▲ TOP
ダービーの前に、ギャリー元総帥より
(記&画/minaco.)


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by tototitta | 2011-02-12 19:45 | Manchester United | ▲ TOP
ポール・スコールズ自らを語る(妄想)〜Actors Studio Interview
(記/minaco.)

【ホスト:ジェームズ・リプトン先生】作家N・メイラーは今日のゲストを最も赤悪魔的な人物かもしれないと言いました。キャリアは幅広く、通算659試合に出場、150得点を挙げています。彼の名誉のごく一部を紹介しましょう。プレミアリーグで9回の優勝、長年の功績に対してイングランド赤毛殿堂入りを果たしました。PFA年間ベストイレブンでは3回受賞の対象となり、プレミアリーグ10周年記念でベストイレブンを受賞。赤い悪魔に17年間。欧州も2回制覇、その1回はトレブルでした。イングランド代表での活躍も含まれます。ウェンブリー・スタジアムで行われた国際試合で退場した最初で最後のイングランド選手となる偉業も成し遂げました。(会場笑)彼の手形とサインは有名な“赤毛名声の歩道”に刻まれています。賛辞は尽きませんが、彼を迎える名誉をもう待ちきれません。紹介しましょう———ポール・スコールズ
(場内大喝采で入場)

──ご出身はイングランドのどちらですか?
ポール:「サルフォード」
── オールダムを卒業後は?
「赤悪魔の練習生に」
──『赤悪魔養成所』としてどんな仕事を?
「大して仕事は……FAユースカップに出たり、クリフで遊んだりね。仲間もいて、コーチのエリック・ハリソンに鍛えられて、やがてプロ契約した」

── 出演中、転機が訪れましたね。1998年から99年にかけて3部作があなたを大きく変え、イングランド以外が独占していた欧州のフットボール界をも変化させました。『トレブル』出演の経緯は?
「…いや、決勝は出てないし」
──それは失礼。残念ながら『カンプノウの奇跡』は出演停止でしたが、それまでの貢献は大きかった。
「そうでもないよ…」

── この赤悪魔養成所俳優達がたちまち世界的スターになり、ユナイテッドの新しい神話を作った。ライアン・ギグスはこの番組で『続・トレブル』の話をしました。共演したあなたの冷静な演技を彼は称賛しています。皆が熱演する中、抑えた演技でしたね。
「ライアンは魔法がかったジャックナイフ的な男を演じてた。僕達は良いチームだった。とても楽しかったよ」

── ファーガソン監督は役柄にかなり指示を?
「彼はまともな英語を話せず、僕はスコットランド訛りが話せないから…ほぼ僕の独断だ」(会場笑)

──あなたの作品はフットボールの基本原則の1つを壊しました。明白な善玉と悪玉という構図を変えたのです。敵がボールを持つのを待たずにタックルする人物は、それ以前にはなかったと思います。
「だってナンセンスだよ。相手が抜くのを待つなんて。(会場笑、拍手喝采)僕はフットボールの、そこが納得できなかったんだ。監督は『プレミア3連覇』撮影中に、ウェイン・ルーニーとちょっと揉めたらしい。ウェインが敵の背後に迫る場面で、監督は“タックルしろ”と指示した。ウェインは長い沈黙の後こう言った。“後ろから削るのか?”監督が“ああ、削るんだ。敵はさらに4人…”と言うと、ウェインは言った。“後ろからは削らん”(会場笑)監督は口を滑らせて“ポールなら後ろから削るぞ”と。ウェインは青ざめてこう言ったそうだ。“あの赤毛がどうしようと関係無い。俺は後ろからは削らん”」(会場爆笑)


── あなたの役には共通点があるように見えます。『CSI:マンチェスター』の主任役は狂気的人物像とも評されて頭を掻いた。『レッド・デビルズ』シリーズのタックラー役では退場宣告を受け頭を掻いた。『モスクワの夜』ではフットボールの真髄とも思える役で頭を掻いた。『オフ・ザ・ピッチ』の本人役は“極度のシャイ”と呼ばれて頭を掻いた。明らかに神秘主義的です。芸術的、宗教的信念ですか?理由は秘密?
「(苦笑い。会場、それを見て笑)頭が痒すぎたから、掻いた
── 単純に?それだけ?
「うん。…もう帰っても良いかな」
── いえ、まだ居て下さい。


──あなたのキャリアの特徴の1つは、常に伝統的ルールを塗りかえ新しい世界を切り開く姿勢です。最近ある試合で鮮烈な偶像を生み出しましたね。従来のどのヒーローとも違う。『マンチェスター・ダービー』でのロスタイム決勝ゴールです。(会場拍手喝采)
「(照れ笑)」
──あなた自身がスタントを?
「殆どやった。ラブシーンがあると言われたら断ったけど」
──キスしてきたのは?
「ギャリーだ」
──怖かったですか?
「役になりきれば何でも出来る。(会場笑と拍手)…そろそろ帰っても良いかな(溜息)」
──ダメです。もう少しだけ。


── フランスの名司会者B・ピポーが作成した、恒例の10の質問といきましょう。
好きな言葉は?
「家」

──嫌いな言葉は?
「…外」

── 心躍るものは?
「オールダム」

──滅入るのは?
「ゴールした時。インタビュウを受けなきゃないから…」

── 好きな音は?
「家に帰って玄関のドアを開ける音」

── 嫌いな音は?
「ギャリーの声が煩いんだ」

──好きな悪態は?
「"お前の人生を滅茶苦茶にしてやってもいいんだぞ"」

── 選手以外で挑戦してみたい職業は?
赤毛同盟に応募するよ」

──絶対にやりたくない職業は?
「人前に出る仕事」

──天国に着いた時、神に何と言われたい?
「多分…試合をして僕がミドル圏内に入ったら“シュート!”って言われるだろうね」

──では、学生たちと。

Q:(マイケル・キャリックさん / 競馬好き)ご自分の馬を所有されていますよね。次のレースはどの馬が勝つと思いますか?
「さあね…買わなきゃ当たらないよ…馬で家建てた奴なんかないよ…」

Q:(リオ姐さま / #5 Magazine編集長)今度うちの雑誌でモデルをしませんか?
「……またドッキリだろ…」

Q:(ジネディーヌ・ジダンさん / レアル・マドリー、アドバイザー)あなたの大ファンです。私も以前、大舞台で我を忘れて退場しました。そんな時どうすれば?
「頭を掻くしかないね…頭が痒いんだ。君の頭に髪はないけど、頭突きするには良いよね…

【フェイド・アウトしてエンディング・テーマ。早送りクレジット…】
参考:アクターズ・スタジオ・インタビュウ「クリント・イーストウッド自らを語る」
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by tototitta | 2010-12-09 21:33 | Manchester United | ▲ TOP
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