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イラストレーターMinacoとなるほ堂が、サッカーのこととか、映画のこととか、日々日常に関して、その情熱の総てを地球にぶちこんで叩き付け、戦い挑み、愛を説く日々の記録。
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カテゴリ:鹿島アントラーズ( 53 )
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鹿島も3連覇!


鹿島アントラーズ優勝おめでとう!

     ____∩_∩
  ~/        ・ ・\
   (          ∀   )  <ぼく、3連覇ゲット君
    \/\/\/\/

みなさん本当におめでとうございます!
お祝いに期間限定トップ画をアップしました。
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by tototitta | 2009-12-05 22:02 | 鹿島アントラーズ | Comments(2) | ▲ TOP
Look back in anger〜怒りを以て振り帰る
(記/なるほ堂)

「ゲームだと? これは果たし合いだ」
(映画『炎のランナー』より)
──────────────────


満男主将の口癖であり、我ら含めた鹿者全体の定立(テーゼ)──「全部勝つ」
それは、「試合結果」に於いてのみの言葉では無い。

「あらゆる局面で勝つ、競り合いに全部勝つ」──先発復帰した満男がピッチ上で顕す精神。「靭帯が切れても10分は戦える」「足なんて飾りです」、そんな鹿選手としての気構えを連敗したチームに思い出させる様に、その膝を庇う素振りも無く、彼は戦う。

「味方に勝つ」──鹿程にスタメン争いが厳しいチームは無いだろう。本山は現在の鹿島の紅白戦を「修羅場」と評した。正直これまでの言動に、鹿選手として見るに適わぬ「精神的甘さ」を感じていた興梠も、この本当の意味での「ポジションを奪う戦い」を経て、漸く頼もしい顔になってきた。恐らく、彼が鹿の選手でなかったら、もう成長は打ち止めだった──そんな気もする。

そして本題、
「審判に勝つ」──正直、もうこんな事は言いたくないのだけれど。我らの将、オリヴェイラは遂に試合後の会見を拒否した。審判や協会にプレッシャーをかける、選手が不平を言う事によって負うリスクを避ける為に、例え些細な「問題」でも先んじて不満を表明する、またそれによって己が常に選手と共に在り、その先頭で戦っている存在である事をチームに印象づける──それら怒り下手な日本人が学ぶべき「世界の名将」に共通の戦略的アピール、つまり「怒りを有効なコミュニケーションツールとして使う高等戦術」をも持ち合せた将ではあるが、その言動の起因となるのは、やはりそこに明白に存在する「看破できぬ状況」である。それは単に、ミスジャッジ(本山の2点目のような)への怒りのみではあるまい。

何故、後に協会が判定の瑕疵を認めた08年ゼロックス杯の対戦相手である、因縁ある広島戦(広島というチーム自体に対しては全く因縁は無い)を、主な所では「4つ全てが誤審で、鹿島に3度のPKがあった」と後に協会が認めた07年大分戦の笛を吹いた扇谷主審(またの名を「新井場の招かざる恋人」)が担当するのか。例えそこに「作為」はなくとも、普通の精神状態で戦えない状況を招く事は明白。チームが以前に「適正な主審選出」を訴えて提出した意見書は何だったのか。

「オリヴェイラも鹿島サポも、勝ったのにそんなに怒る事かね?」
「いちいち、怒りを以て振り返ること無かれ──」
そう君が言うのは聴こえて来るけれど………



日本のあちこちから今日、眉毛兄に集いし人々の合唱が木霊する──ベッドルームで革命ごっこを画策しても、プレスルームで……負けた時だけ「言い訳」の様に審判技能への注釈を唱えても(誰とは言わないが)、せいぜい世間の物笑いのタネになるのがオチ。You ain't ever gonna burn my heart out──そんな調子じゃ俺の同情さえ買えないぜ。

他所がリスクを怖れて口をつぐみ、言った所で「its too late」と、ただ問題が通り過ぎるのを待っているだけならば──だからこそ常日頃より声を上げ、矢面に立たされる事を怖れることなかれ。神がボールに唾を吐いて以来、この「戦い」は鹿島の使命なのだ。ロックンロール・バンド同様、協会なんかに鹿の人生を委ねたりはしない。

我々は全部、勝つ──選手やファンが安心して試合に臨める主審選定を求める戦いに。より積極的にミスジャッジを減らす努力を求める戦いに。この国のサッカーから「見えない力(by川崎・関塚監督)」と「見えなくする力(※:Jリーグが運営するサイト『J's GOAL』では、未だに『試合後の監督コメント』にて、ジャッジ批判部分は一切削除される。)」を消し去る日まで。問題提起する人を疎む世情より批難を受け、時に「問題なき場所で被迫害者を装い、それによって団結を図る迷惑な団体」と悪意有る誹りを受けても、慈愛を以て彼らを赦そう。見よ、我々が敷いた平坦な道を彼らは歩くのだ。

──────────────────

最後にユナイテッド。その顕すサッカーのみならず、最近では1−4の敗戦スコアをなぞるなど、今や鹿島の「合わせ鏡の様」なチーム。いつの間にかこっちにもパクが居る。故にフルハム戦で喫した「連敗」もまた、鹿の新潟戦とのシンクロニシティであろう。

スコールズのハンド、ルーニーの返球──我が鹿者で在るが故に、その心情は理解する。何れも自分が日曜草サッカーと高校の体育祭でやって退場になったプレイだし(こらこら)。ボールが味方ゴールに吸い込まれるのをただ「手をこまねいて」見過ごせぬ思い、ボールに込めてしまう抑えられぬ怒り……。

ならば、ユナイテッドが連敗から脱する方策も、鹿に求めるべきだろう。即ち、18歳のストライカー起用と、キャプテンの先発復帰である。

ウェルベックとギャリー・ネヴィル……如何か、ファーギー。
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by tototitta | 2009-03-24 15:09 | 鹿島アントラーズ | Comments(0) | ▲ TOP
もんじゃを食べながら、ストライカーの未来を考えた。
(記/なるほ堂)

多分、骨格の違いなのだと思う。所謂日本人ストライカーの「シュート力不足」、それには、とかく精神面の問題が取り沙汰されるが、僕は人種固有の「肉体の構造」にこそ要因が有るのだと思っている。

欧米人の骨盤回りは、元々、脚を前に蹴り出す様に出来ている。
一方、日本人(黄色人種)は、地面を下に踏みしめる様に出来ている。

これは短距離走法の比較に於いて聞いた話だが、アジア人の相撲や柔道での重心安定性と、その一方の、勝手に脚が前に出て倒れる曙を思えばご理解いただけるだろうか。

これはサッカーにも関わる話。つまり、我々の人種にとって、シュートは一流外国人ストライカーの様な「一次動作」ではなく、一瞬の予備動作(腰を引き、上体を僅かに伏すなど)の後の「二次動作」であり、それ故に必然、蹴るまでに時間を要し、その「遅れ」がDFに付け入れられる隙を産むのだ。ちなみに、ボールがバー上空に行ってしまうシュートは、大概が急いで予備動作を省いた故に、準備不足の上体が後方にのめり、脚ばかり前に行った結果に映る。

予備動作が無駄に費やすのは時間だけではない。走る前、反転する前、ドリブルを方向付ける為に小さく蹴る前、そしてシュートを打つ前──それぞれに晒すモーションが違うのも、予備動作を要する者の欠点。それによって、密集したシュートエリアでは、DFに容易にプレイ選択を読まれ、GKにはシュートのタイミングとコースを読まれてしまう……ボクシングで云う「テレフォンパンチ」という奴だ。

「来る!?」と思った時には、既に来ている、蹴られている──守備者にとって、これほど厄介な敵は居ない。エルメスやシャア専用MSと対峙した際のジムの様なものだ。例えばカカ’、ロナウ丼、そしてルーニー。カカ’はエルメスというよりディオールだが、嫁が……それはさて置き、他にも増して彼らは「動き出し」の際、目に見える予備動作が無く、直結した「選択と実行」が異常に速く、更にその時間的、体勢的な余裕を「ポジション作り」に宛てる。ドリブルを選択した際は「道」を、シュートの際は「より蹴り易い場所」を、各々ポジションは彼らにとって探すものではなく、拓くものだ──腕で相手を制し、スピードで相手を制し。

彼らを見る度に悟る……我ら黄色人種には無理なのだ。「基本性能」が違いすぎる。偶然に空いたスペースで、その余裕の中で素晴らしいシュートを撃つ和製ストライカーに「世界」を夢見ても、その時めきは錯覚なのだ。アジア最高の選手にして、しかしあらぬ方向に飛んで行くパク☆チーのシュート、あれが限界なのだ、と。

今後、日本人の骨格に見合った、「違うタイプ」のテクニシャンは幾らでも出て来るだろう。ストライカーにしても、かつてカズが「信念の力」でそれを賄った様に、我らが興梠や竜太、浦和の原口など、並外れたセンスや高度なボールコントロール技術といった「別の方法論」で、その「差」を埋める選手は続々現れるに違いない。だが、どんなに世界が求めてもライアン・ギグスの再来が叶わぬ様に、骨格の違うアジア人に、ファン・ニステルローイやゲルト・ミューラーの様な天性の脚、天性のゴールマシンの資質は叶わぬのだ。

──以上が、これまでの持論。だが、この持論は撤回させていただく。

大迫勇也。

その衝撃を、彼が先々に越えて行くだろう偉大な和製ストライカーの故事にちなんだ言葉で表せば、こうだ。

「あれには本当にびっくりした」
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by tototitta | 2009-01-08 18:59 | 鹿島アントラーズ | Comments(0) | ▲ TOP
WE GOT THE 12
(記&画/minaco.)

おめでとうございます!!!
つよい!

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by tototitta | 2008-12-06 21:55 | 鹿島アントラーズ | Comments(9) | ▲ TOP
J開幕〜岩手対決。
(記/なるほ堂)
─────────────────────────────
【2008 J1第1節】
4:
鹿島アントラーズ主将 小笠原満男(岩手県盛岡市出身
            vs
:コンサドーレ札幌監督 三浦俊也(岩手県釜石市出身
─────────────────────────────


釜石南高校サッカー部時代に斎藤重信先生率いる盛岡商に敗れ、駒澤大、養護学校教諭を経てプロ指導者となった三浦俊也監督。昨季自らJ2王者に導いたコンサドーレ札幌を率いて、いざJ1へと乗り込んだ開幕戦だが、そこに立ちはだかるのは奇しくも斎藤先生の愛弟子・小笠原満男。彼もまた昨季鹿島をJ1王者に導き、新たに新主将として臨むリーグ緒戦である。

この一戦、全国のサッカーファンの皆様には「昨季のJ1、J2王者による開幕戦対決」が注目点であろうが、岩手県民としてはこの「因縁」にこそ胸躍る。ちなみに両者は都合6度目の対決、過去5戦は満男側から見て「4勝1敗」(※三浦監督は、当時大宮アルディージャの監督)と勝ち越しているが、その「1敗」は05年の天皇杯準々決勝、満男自身が退場(警告2回)しての敗退。故に、今回互いに立場を更に上としたこの開幕戦には、両者心に期するものはあるはず……と、県民は妄想を膨らますのであった。

さて、試合。
J2を制した札幌の堅守、三浦采配の特徴でもあるそれは、しかし鹿の誇る「個の戦闘力」には叶わなかった模様。4失点(PKが決まっていれば6失点)──昨季に得た守備組織の自信が崩れた時、容易に修正できないのは仕方の無い事と思う。しかし、満男を筆頭に、中盤にここまで「個の強さ」を揃えたチームは他に無いので、自信を失うのは未だ早いだろう。実際、試合後の三浦監督の表情にも、相変わらずその気力が萎えていない様が見て取れた。頼もしいね、うん。

無論、いくら組織的な堅守があっても「攻撃は外国人にお任せ」で勝っていけるほどJ1は甘くない。しかし、実際そんなチームが中位にひしめいているのもまた、J1の現実である。どうか道民の皆様や選手からの信頼が「懐疑」へと変わらぬうちに、勝利という結果が掴めます様に。札幌との次の対戦の折、違う指揮官になっているなんて事は……勘弁。

ともあれ、これで満男の「5勝1敗」
それにしても、テレビの向こうに映っていた2人。方やオシャレ、方やいつもの朴訥──だけど共に岩手県民らしく、いい眼をしていた。信念に真っ直ぐな彼ら、内に秘めた情熱が伝わって来た。

イーハトーヴの国の人は 美しいものを見ているから
イーハトーヴの国の人は 澄んだ眼をしているのだろう

『イーハトーヴの風』あんべ光俊(釜石南高校出身)


僕の眼もあんな風に今も澄んでいるのか、最近随分と「美しくないもの」を見過ぎて曇っていやしないかと、不安になって鏡を捜す。思いがけぬ訃報、縁ある人が岩手山で雪崩にあって亡くなったり、そんな「哀しいもの」も目に映る昨今だから、尚更。
でも、そうかと思えばもうすぐ僕自身、伯父さんになるらしい(頑張れ、兄嫁)。色々と変わっていく季節を受け入れながら、でもどんな時も澄んだ眼で在る様にしなくっちゃね、と思った。

──そんな開幕戦でした。


<その他>
・満男、足首がグンニャリ曲がってたけど、大丈夫?

・試合前に見た、鹿公式サイトの満男主将の挨拶が……気抜け杉w。

・スタンドから見守る両岩──
 前半:点を取られる心配
 後半:ポジションを取られる心配

・初登場の伊野波、鹿にフィットし過ぎ(笑)。さすが、鹿の試合のビデオを百本以上持ち
 FC東京時代から部屋に満男のユニを飾っているという、筋金入りの鹿オタ、満男オタだw


休む暇無く、バンコクの地に降り立った鹿選手たち。世界制服征服に向けての第一歩が始まる。しかし、今の鹿選手たちに不安は無い。J開幕戦、力の差のある相手に対しても、一切慢心が伺えない鹿選手たちには、これまで以上の頼もしさを覚えた。特に青木のプレーには眼を見張った。横縞はユニだけ、その心に邪(ヨコシマ)な思いは無い。マルキさん、イバ、野沢、竜太……昨年以上にやってくれそうだ。充実した開幕。今シーズン、安心して鹿選手たちの戦いを見守っていけそうだ









……田代以外は。
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by tototitta | 2008-03-10 16:11 | 鹿島アントラーズ | Comments(4) | ▲ TOP
本当の敵
(記/なるほ堂)
「本当の敵はあの中にいる、シャアじゃない」
──アムロ・レイ『機動戦士ガンダム』第42話


ゼロックススーパーカップ。日本版コミュニティシールド。
今年入団した新しい家族たちも悟っただろう。久しく敗北の二文字を忘れていた選手たちも、改めて確認した事と思う。鹿島アントラーズが倒さなくてはいけない「本当の敵」の姿を。それは目の前の敵イレブンではない。

東アジア選手権の折、その不可解な判定には多くの国民から憤りの声が聞こえた。しかし、それをまるで「かの地ならではの事象」の如く報道する向きには、多くのサポ(殊に鹿サポ)が疑問を呈したはず。なぜなら、そのような場面はここ数年来Jリーグに於いて、我々が幾度も経験し、その度に改善を訴えて来たものだからだ。何も大陸くんだりまで出かけなくとも、あの様な判定をのうのうと続けている「スペシャル」なレフェリーはこの国にも居る。

しかし、ここで述べたいのはJリーグ審判の能力の問題ではない。この日のジャッジ個々への疑問でもない。その背後にある、もっと大きな「力」のこと、だ。

「家本政明審判は反省しているはず」
 ──試合後、鬼武健二チェアマンの弁

そもそも家本主審が「初犯」でない事(※)は判っていたはず。しかし、その上で彼をこのタイトル戦に起用し、試合後は彼を庇うかの様に「反省」で済む話に留める鬼武チェアマン。
(※/googleで「家本政明」を検索下されば、彼が過去に下された処分、また彼の判定により壊された沢山の試合と、それに対する各クラブサポの怒り様がご覧いただけます)
そして、更に看破できないのは、この「庇い、庇われ」な関係の両者の弁に「出身地」を添付すると以下になる事。

「家本政明審判(広島県福山市出身)は反省しているはず」
──試合後、鬼武健二チェアマン(広島県広島市出身)の弁

05年、川崎フロンターレ関塚監督に拠る家本主審が裁いた試合後の発言、「我々を勝たせてくれない『何か』が働いていた」を思い出す。(ちなみに翌年、今度は関塚監督自身がその家本主審により、これまた不可解な退席処分を受けている)

とは言え、「クラブ、主審、チェアマン──広島の『三本の矢』に、鹿は射落とされた」という括り方は、純粋にタイトルに相応しい戦いをしたサンフレッチェには相応しくないだろう。彼らも折角の勝利に水を挿された「被害者」、その複雑な思いは察してあまりある。僕が言いたいのは、あくまでも後者2人の問題だ。

無論その問題に関しても、いわゆる「陰謀論」に容易に与するつもりはない。『低レベル審判の相も変わらぬ起用』『背後関係に疑問がある審判の選定』といった「またしても」の感ある事態ではあるが、それが問題の「意図的な放置」なのか、更には何らかの思惑あっての「積極的な操作」なのか、いや単に機構側の「怠慢」なのかは、判断はつきかねる。しかし確実に言えるのは、この日一つ鹿島がカップを失った以上に、日本サッカー界は大きなものを失ったのだ。


主審は文句を言う選手をピッチ上から退場させれば済むと思っているだろう。だが、僕らはそうはいかない。日頃、僕らサポーターは応援という形で選手の背中を押すが、しかし「本当の敵」はピッチ上の敵と違って、僕らも戦いの当事者であり、また戦う手段もある。くれぐれも、それは「手」ではない。先ずはこうして声を上げる事。おかしいぞ、って。そしてこの声を届ける事。然るべき場所に、表層的なこの事態の背後に伺える「本質的な危機」の存在を未だ知らぬ人々に。

そしてやがて、その危機の原因──その「何か」の正体を暴き、今この日本蹴球界を不浄たらしめているそれを駆逐するんだ。ハンドボールや東アジア選手権の際、外国の審判にあれ程注釈を付けたマスメディアも、こと自国の話になると性善説になり、目の前で同様の事が繰り広げられていても及び腰なのは知れた事。「何か」の正体を暴く力は残念ながら彼らには無い。ならばこそ我々。今は空想の中で陰謀論を弄ぶ時ではない。

「 人 民 が 政 府 を 恐 れ る の で は な い。
  政 府 が 人 民 を 恐 れ る の だ。  」
──『Vフォー・ヴェンデッタ』




最後に、「もう一つの敵」を。
それは内なる敵。この日の鹿の選手の内に、慢心や奢りは無かったか。
カップは「盗まれた」のではない。このような不条理に置かれても尚かつ勝利するのが鹿の定めなのだし、実際過去にそうやって来たのだから。故に選手を慰める気は無い。厳しいことを言うと、一向に「心」が安定しない野沢と岩政は、例え辛くとも僕が監督なら替わりを捜す。

そして、田代。
広島のゴールを見よ。エースストライカーが決めないと勝てないのだ。

東アジア大会は田代にとって有意義だったと思う。無茶苦茶な大会ではあったが、しかし田代がこれから立つステージに居るのは、そんな無茶苦茶な場面を乗り越えて来た連中だ。彼らと渡り合うのに必要な同等の肝を養うには、いい大会だったろう。

だからこそ、成果が欲しかった。彼に、もっと自分こそがエースストライカーである事を主張して欲しかった。僕の注文のハードルが高いのは承知だが、何よりあの東アジア大会をTVで見て「ああ行かなくて良かった」と思っている連中(そんな奴は居ないと信じるけど)には負けて欲しくないんだ。加えて、かつてキングカズがその活躍によって全国の「無関係なミウラカズヨシさん」たちを救った様に、田代も「無関係なタシロさん」を救わなくてはならないのだ。

以上、大分言葉を選んで書いたつもりだが、気持ちが行き過ぎた多々の点は御容赦。
「鹿島の為にも、今これを経験しておくのはいい事だった」って感情には、もう暫くの猶予を。
だって、小笠原満男キャプテンの初公式試合だったんだぜ。。。
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by tototitta | 2008-03-03 16:30 | 鹿島アントラーズ | Comments(7) | ▲ TOP
鹿あれこれ、主に背番号6について
(記/なるほ堂)

●篤姫

昨夜のボスニア・ヘルツェゴビナ戦──初めて鹿のピッチにて内田篤人を見た時の思いを、恐らく代表サポの方々にも感じていただけたのでは? 
「今後10年、右サイドバックは彼の時代」
と。緒戦では曖昧だった背後のカバーも、中澤が埋めるという約束事が見て取れた。他の攻撃陣も臨機応変に敵の隙を突いてゴールを奪い取り、まあかなり相手に恵まれた感もあったにせよ、現状では評価できる試合だったと思う。皆様同様に、これが今日本で一番強いチームとは思わないけどね。ともあれ予選までもうすぐ。当分は岡田サッカーを知る山瀬に引っ張って欲しいなあ。



●背番号6のゆくえ

さて、新しい「鹿ユニフォーム」が発表されてから、もう欲しくて欲しくてたまらぬ日々。横縞は着ると太って見えるらしいが、何を今更。されど、その発売日を待ちわびる最中にも問題が。
「背番号は何番を買い求めるべきか?」
先日、ようやくその答えとなる、今季の満男の背番号の発表があった。
満男は予てよりの報道(本田を継ぎ「6」襲名)とは違い、昨季の「40」そのまま。プリント料金、「二桁背番号は割高……」というのも所詮はこちらの懐事情。正直彼には「8」以外は全く似合わないので、それならば過去に誰も思い当たらぬ「40」の継続はむしろ嬉しい。まあ小橋建太曰く、「男は40から」との事だし(意味が違う……)。
ちなみに期待の笠井は「27」。満男入団時の、つまり出世番号。

で、それはそれで良いのだけれど、当初満男が背負うとされた「6」が「欠員」になっているのが気になるところ。一応「準永久欠番」とされているから当然とも言えるが、一度は満男がつけるという流れになっていたので、にも関わらず引き続き欠番となった事には疑問が残る。何やら、アドバイザー本田の意思も及ばぬ「事情」があるのか? 

つまり……、現在某スイスのクラブ所属選手の背番号「6」の為なのか?



新背番号と共に発表された、今季の鹿の補強選手。しかし、それにはまだ「続き」がある。
澤は3月以降に、そして「もう一人」がスイスから──つまり「プロレスリングNoahの大森隆男」「ユナイテッドのベッカム」と並ぶ「世界三大・“男前”裏切り者」の一人が、夏前辺りには鹿に帰って来る(らしい)。当時彼がマルセイユへ「脱出」する為に代理人と結託し、鹿に対して何をしたか。また、それ故に残された満男たちがどれほどの重圧を背負う事になったか──それらを思うと僕は未だに釈然としない。

まあ、彼は満男よりも「愛され易いタイプ」だろうから、今回の事、つまり「放蕩息子が何喰わぬ顔で帰ってくる事」にも、斯様に抵抗を感じる鹿ファンの方が少ないのかもしれない。僕にとっては全く理解不能だが、満男のあの時期のイタリア移籍&帰国の方が、むしろ「許されざる事」と思われている方も居るとか。まあ、そんな事を聞くが故に、一層腑に落ちないってのもあるんだけどね。

さりとて僕としても、もしもその時期に鹿島が苦境にあったなら、彼の帰還を歓迎してしまう怖れもある(……情けない)。だから、今のうちに考えておこう。彼をどう迎えるか。



自分の思いが上手くまとまらない時は、柳沢移籍の折の様に「歌」に頼るか、もしくは街に救いを求めるかだ。その道すがら、相応しい答えを見つける事が「できるか、否か」を考えていると、何処からか力強く届く──
「できる。」
の言葉。ハッと驚いて四方を見渡すと、古い家屋の壁から僕に対して刺す様な視線が。
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……深い意味は無い。
が、必然的に吸い寄せられる様にその壁を見遣る。
すると、そこには当ブログ恒例の「キリスト看板」が。
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駆け急いで近づくと、そこにはこう書かれてある。
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なるほど。思えば未だ鹿サポの一部には彼を「ユダ」と呼ぶ声もあるが、それに倣って、例え彼が裏切り者のユダであるとしても、

「その“罪”が清められさえすれば、
その折には我らも“これ幸い”として彼を赦すべきである」

──それが神のみ言葉だ。曲解か。
ともあれ僕としても誰かを永久に憎む気もないので、「彼次第」では再び家族として迎えようという腹づもりもある。この看板の下、もう一枚にもこうある。
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そう。平和が一番だ、殊に仲間内の争い事は嫌いだ。
思えば今年の神社のおみくじにも「争事──勝つ静かにせよ」とあった。ならば、静かにしていようではないか。一体自分が何教徒なんだか良く分からないが(一応、唯一絶対神=ジーコ)、それでいいじゃないか。



とはいえ、彼の罪が清められたか否かを何で計ればいいのだろう? 勿論、それを彼の鹿での「活躍具合」に拠るつもりは無い。ならば……それは満男に委ねようと思う。恐らく、我らの図り知らぬ「裏事情」も、満男は知っているだろう。その上で満男は、僕と同じ「容易には物事に納得しない岩手県民、盛岡人の目」にて彼を「観察」するだろう。いざ彼をピッチで迎えた折、その満男が彼を赦すのなら、僕も赦そう。

その上で、
本気で彼が再び、僕らと家族として戦うつもりなら……もうそれでいい。
本気ならいい。本気ならイーオン。それに免じる。



おまけ:「今日のガチ」(折を見て今後、世の「ガチ」をこうして紹介する事に)

先日行われたフィギュアスケート全米選手権。2位に終わった井上怜奈&ジョン・ボルドウィン組のフリー演技“終了後”の1こまをどうしても紹介したく。映像をご覧いただく前に、アメリカ選手として活躍する井上怜奈選手の「これまで」をご存じない方用に、Wikipediaより抜粋させていただくと──
……長野オリンピックのシーズン始め、当時40歳代半ばの父を肺癌により失い、日本代表選考争いにも敗れ、一時はスケートを辞めていた時期もあった。スケートを再開し、ペアを求めて渡米した後も苦難は続き、レッスン代と生活費捻出の為、土産品店でアルバイトをしていた。充分な衣装代も無く、自身の裁縫による衣装で出場した大会もある。渡米後、肺癌に罹患するが、幸いにも抗がん剤治療をもって完治する。この治療も入院することなく通院で済ませ、抗がん剤の副作用に耐えながらアルバイトとレッスンを続けた。この通院治療中のレッスン中、誤って落下し頭蓋骨を骨折。一時は意識不明、前歯をほとんどなくすという大ケガをし、後遺症で心的外傷後ストレス(PTSD)に悩まされ、更には卵巣を片方破裂させて卵巣摘出する事態となり、辛い闘病生活を送っている。しかし、井上は終始一貫病気などを一切言い訳にせず、練習・競技に打ち込んだ。そんな井上を理解し共に競技生活を歩んできたのが、現ペアのボルドウィンである。
(太字:なるほ堂)


では、全米選手権の映像をどうぞ。
<動画>
(途中に入る会場内実況がイカしてる。曰く、She said “YES”!)

Inoue said. “At first I was just so shocked. I didn’t know what was going on here.”
Said Baldwin, “We’ve talked about marriage for a long time, and I always told Rena, ‘Well, you can ask me.’ She said that’s not the way it’s done.... I told her she’s the person I want to spend the rest of my life with, how much respect I have for her and that everything I’ve accomplished in my career and on the ice is because of her.”(公式サイトより)


なんか映像を見てガッツポーズしてしまった。当事者でもないのに。で、それから暫く泣いた、泣いた。正直、氷上ではいつもジョンが怜奈の足を引っ張ってる感もあったけど、彼が怜奈にとって「最高のパートナー」である事はみーんな知っていた。それ故に、このペアには独自の魅力があって、彼女をスローイングする時の、心配そうなジョンの表情がいつもたまらない。

そんな、ちょっと頼りない……恐らくアメリカでも「ダメ男」に分類される様なジョンと、海の向こうからやって来た、どんな時も「強い心」を崩さない怜奈。本来は競技に過度の「裏話」、殊に病気怪我などの「苦労話」を重ねるのは「競技のアイデンティティ、素晴らしさを曇らすもの」とも思う方だけれど、ことフィギュアスケートに関しては、むしろそういう見方……つまり「演技の(表面的な)美しさよりも、人としての美しさ」的視点こそが正しい気もするので、以下の様に申す事をお許しいただきたい。

ジョンが何度転倒しようとも、ジョンが何度投げ損なおうとも、ジョンが(……割愛)、ともあれ彼らは“最高のペアスケーター”だ。今までも、そしてこれからも。

アメリカではこういう時、何という言葉を贈るのかは判らない。できる事ならばA4の紙にマジックで「10.0」と書き2人に捧げたい所だが、それも時代が違うよね。ならばここは一つ、日本男児としてこう言おう──ジョン、でかした。お前は男だ。
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by tototitta | 2008-01-31 16:26 | 鹿島アントラーズ | Comments(6) | ▲ TOP
なのにあなたは京都に行くの
(記/なるほ堂)

歌は便利なもので、それを聴いたり歌ったりする事で、その時々の自分のまとまらない感情を整理してくれたりする。例えば、大切な人が何処かへ去ってしまう様な、そんな「置き去りにされた別離(わかれ)」の時ならば──
「グッドバイからはじめよう」佐野元春
 ♪ちょうど波のように さよならが来ました……
  遠く離れる物 ここに残る物 僕が決めても構わないなら何も言わないけど


「わかれうた」中島みゆき
 ♪別れはいつもついて来る 幸せの後ろをついて来る


「Bobby Jean」Bruce Springsteen
 ♪And Im just calling one last time not to change your mind
  But just to say I miss you baby, good luck goodbye, bobby jean
僕にとっては、ここら辺が定番。勿論みゆきはこれに限らず……ってか、こんなのばっかしだ。演歌も挙げれば切りがないんだけれど、代表作を挙げるならこの2曲。
「よこはま たそがれ」五木ひろし
 ♪あの人は行って行ってしまった もう帰らない


「つぐない」テレサテン
 ♪こんな女でも忘れないでね……
  優しすぎたのあなた……明日は他人同士になるけれど
さて、前述したボスの「Bobby Jean」、正に「ジーン」と来る様な歌詞だけど(是非とも訳を読んで欲しい)、他にも洋楽の歌詞カードには心に残る「別離」が少なくない。思いついた中で挙げれば、以下辺り。
「Wish You Were Here」Pink Floyd

「Baby Please Don't Go」 Them

「The End of The World」Skeeter Davis
本当はもっとあるんだけど、まあ定番という事で。
次は、もっと「シチュエーション」を掘り下げてみよう。例えば貴方が去って行く「彼」に対して精一杯の自己主張、いわゆる「強がり」を示したいのならば、こんな曲──
「After You've Gone」Bing Crosby
 ♪After you've gone……You'll feel blue, you'll feel sad
  You'll miss the dearest pal you've ever had


「メモリーグラス」堀江淳
 ♪あいつなんか あいつなんか あいつなんか ただの通り雨


「勝手にしやがれ」沢田研二
 ♪寝たふりしてる間に 出て行ってくれ


「そして僕は途方に暮れる」大沢誉志幸
 ♪一つ残らず君を悲しませない物を 君の世界の全てにすればいい
ちなみに幼少時、「勝手に〜」の「寝たふり」を「ネタ振り」と聞き違えていた理由は、未だ自分でも判らない。また、「そして僕は〜」に於けるそのフレーズは、喧嘩別れ(?)した彼女の背中に言い放つ「嫌味」、もしくは「励まし」に名を借りた「強がり」だと思ってここで挙げたのだけど、違う解釈の方がいたら教えて下さい。で、もう一曲──
「I Will Survive」Gloria Gaynor
 ♪I’ve got all my life to live I’ve got all my love to give I'll Survive
これ自体も「フラれたってへこたれはしないわ。生き残るわよ!」という女性(というかゲイ?)の歌なんだけど、布施明がカバーした「恋のサバイバル」に於ける訳詞、
♪さよなら! 平気だわ! 涙なんて流したりしないから……
がカッチョいいから、「強がりソング」としては個人的に最強だ。布施明盤が見つからなかったので替わりにCAKEのカヴァーをどうぞ→(

また逆に、それでも別れたくない「諦めきれない気持ち」が強いなら──
「恋人よ」五輪真弓
 ♪この別れ話が 冗談だよと笑って欲しい


「one more time one more chance」山崎まさよし
 ♪いつでも捜しているよ 何処かに君の姿を
  明け方の街 桜木町で こんなとこに来るはずも無いのに
一端ここは気持ちを抑え、いわゆる「未来志向」に希望を切り替えたいなら──
「セーラー服と機関銃」薬師丸ひろ子
 ♪さよならは別れの言葉じゃなくて 再び合うまでの遠い約束


「今日の日はさようなら」森山良子
 ♪いつまでも 絶えることなく 友達でいよう
  今日の日はさようなら またあう日まで
去り行く人への、今は「思い出に浸りたい」なら──
「涙そうそう」夏川りみ
 ♪晴れ渡る日も雨の日も 浮かぶあの笑顔


「卒業写真」荒井由美
 ♪卒業写真のあの人は 優しい目をしてた
「後悔の念」が隠せないのなら──
「なごり雪」イルカ
 ♪君が去った ホームに残り 落ちてはとける 雪を見ていた
ストレートに「悲しみに浸りたい時」は、まあベタだけど──
「会いたい」沢田知可子
 ♪今年も海へ行くって 一杯映画を見るって…あなた約束したじゃない


「木蓮の涙」スターダストレビュー
 ♪いつまでも いつまでも 側にいると言ってた
  あなたは嘘つきだね 心は置き去りに
ちなみに上の二つ。悲しみの別れの中、最後に「あなた」へ「(愚痴にも似た)何かを言いたい」という、切ない思いの歌でもあるんだけど、その中で最強なのは、やはりこれ──
「木綿のハンカチーフ」太田裕美
 ♪あなた 最後のわがまま 贈り物をねだるわ
  ねえ 涙拭く木綿のハンカチーフ下さい ハンカチーフ下さい
これは……言われた側とすれば、ヘヴィだ。

さて、歌詞の中で消えて行った人や別れの思いを例えるなら、何が一番適当だろうか。このエントリーを書くにあたり色々調べたら、「シャボン玉」をモチーフにした歌が多い事に気付いた。
「バスルームより愛を込めて」山下久美子
 ♪男なんてシャボン玉 きつく抱いたら壊れて消えた


「ラブ・ユー東京」黒沢明とロス・プリモス
 ♪七色の虹が 消えてしまったの シャボン玉のような あたしの涙
上の二つでの「シャボン玉」、各々使われ方は違うのだけれど、やはり「儚さ」を表すには最適なアイテムの一つだろう。で、恐らくそれを最初に使ったのが次の曲。童謡の中の別れは「ドナドナ」「赤い靴」の様に、言葉がシンプルな分だけ胸に刺さる。
「シャボン玉」野口雨情
 ♪シャボン玉飛んだ 屋根まで飛んだ 屋根まで飛んで 壊れて消えた
以上色々挙げたけれど、結構古い曲が多いな、と(笑)。
勿論最近の曲でもSEAMOの「またあいましょう」みたいな同テーマの佳曲はあるのだけれど、今時の歌はさらっとしている風に聞こえる。僕の抱く別れの感情、いわゆる「ネットリ感」に欠けるからだろう。大分僕の心も汚れたので、むしろ「上手く作ってるなあ」的な感覚も。また、近頃は時折テレビの歌番組で、裸足の女の人が表情を乱して歌っている姿を見るけど、痛々しさはあってもその思いってシンクロして伝わってこない。善し悪しは別に、あれは自己表現の一端としての歌であって、誰かと感情を共有しようという狙いはあまり無い様な気がする。

さて、企画上今回は割愛したが、反対目線=「別れを切り出す側、離れていった側の目線」の作品も同じ数だけある様に思う。代表的なのはWhitney Houston「I Will Always Love You」、オフコース「さよなら」、伊勢正三「二十二歳の別れ」辺りだろうけど、この際だから僕のオキニな2曲を挙げておこう──
「SAYONARA」Mary Macgregor

「WICKED LITTLE TOWN」Tommy Gnosis
引き続き、脱線ついでに。英語の歌で「グッドバイ」という言葉があっても、実は「旅立ち」の意味で用いられている場合も多いから注意が必要だ。Elton John「Goodbye Yellow Brick Road」とか、Andrea Bocelli「Time To Say Goodbye」とかね。
で、逆にGreen Day「Wake Me Up When September Ends」みたく、直接的ではないけれど実は愛する人との別離の辛さへの思いを歌っている歌も。

また、今回のテーマ「置いて行かれる側の目線の別れ歌」とは厳密に違う、「了解しあった上での別れ」の情景を歌っている曲も挙げておこう。欧陽菲菲「ラブイズオーバー」、ペドロ&カプリシャス「別れの朝」、尾崎紀代彦「また逢う日まで」、アンルイス「グッバイ マイラブ」など。で、更にそんな中の一曲を──
「微笑みがえし」キャンディーズ
 ♪123 あの三叉路で 123 軽く手を振り私たち お別れなんですね
キャンディーズのラストシングルとして発表されたこの曲。秀逸なのはいきなり歌い出しに「♪春一番が〜」とあるように、歌詞中にこれまでの代表曲が散りばめられている点。それは最後に際して振り返る意味と共に、一度世に放たれた「歌の世界」が解散後に宙ぶらりんにならない様、ちゃんと締めておこうという配慮にも思える。曲の2番では、引越しの最中に──
♪タンスの影で 心細気に迷子になった ハートのエースが出てきましたよ
「♪ハートのエースが出てこない」から「♪やめられない、このままじゃ」だった彼女たちも、これで安心してケジメをつけて「普通の女の子」に戻れるわけだ。で、勿論ファンも思い残す事無く見送れる。ステージにマイクを残して去った山口百恵も見事だったが、キャンディーズが痛々しい再結成などせずにそれぞれに歩んでゆけたのも、この粋なラストシングルにあったのだろう。



さて、またいつもの癖で長話になってしまった。
そもそも僕がこうして「別れの歌」を捜した理由──お判り頂けると思う。「歌は聴いたり歌ったりする事で、その時々の自分のまとまらない感情を整理してくれたりする」と最初に申した通り、今はそんな最中だからだ。恐らく、僕以外にも居るだろう。
彼は出て行く。

そんな彼に向けられる言葉が聞こえて来る。
「アイツはやっぱり、ここぞって時に“ゴール”から逃げる奴なんだよ」
「……裏切り者」

そう言いたい気持ちは判る。その言葉の奥にある悲しい気持ちも判る。彼らも、僕の仲間だ。
でも、僕が今思い出すのは以前、その彼らの唇がイタリアへ発つ「僕の大切な人」に対しても、「U・RA・GI・RI・MO・NO」って動いたときの事。
だから僕は今、そうは言いたくはない。
Love Will Tear Us Apart──でも、辛い思いはもう沢山だ。

だから、僕は歌詞の世界へ逃げ場を求めた。
今の思い、必ず当てはまる歌があるはず……
けれど、そういう時に限って上手く見つからないものだ。

僕は酒場に赴いた。
「ねえ、マスター?」
──だが、その「失恋レストラン」のマスターは事情があって今姿は無い。片隅の「別れ歌ジュークボックス」はコインを入れたまま、ターンテーブルは空回りを続けている。冬の窓から見る盛岡の街、旧エンドーチェーンの影が長く伸びている。そういえば、あの2人はCMソングを歌ってたなあ──僕はカウンターの古びれたモンチッチ人形に語りかけた。その時だった。開いた扉から粉雪と一緒に、白いギターを持った夫婦デュオが現れた。
「えっちゃん、まっちゃん……」
二人は何も言わず、ただ僕の今の気持ちに寄り添う様に歌った。うってつけの曲を。
「なのにあなたは京都に行くの」
チェリッシュ


 ♪なのにあなたは京都に行くの
  京都の町はそれほどいいの
  この私の愛よりも……

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by tototitta | 2008-01-12 20:59 | 鹿島アントラーズ | Comments(6) | ▲ TOP
あけまして、11冠!
(記/なるほ堂)
────────────────
1月1日(火) 第87回天皇杯決勝
広島 0 - 2 鹿島
────────────────

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初詣、豪雪なのでとりあえず近所の「馬神社」に行って来た。
そういえば、昨年ここで引いた「おみくじ」──

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『待人(まちびと)』満男は「おそいが来る」の通り、イタリアから帰ってきた。
『願事(ねがいごと)』もまた、初めはどうなる事やらと思ったけれど、「後は必ずよし」というお告げ通り。凄いな、馬神社。

それにしても……ここ最近、鹿島の試合を見ながら気付く事。
それは、これまでの自分とは違う、心の有り様。
いつもの試合観戦中、己の素人風情を棚に上げて、
「ああ、ここはこう修正しなきゃ!」
みたいな風にTV画面に「注文」を出す──そんな焦躁が今は無い。

結果知ったる試合の「再放送」を見ている様な……流石にそこまででは無いけれど、それに似た安心感かもしれない。そんな事を僕が言わなくたって大丈夫、と。こういう心情は、昨年の高校選手権で盛岡商業が勝ち上がっていく最中にも、あった。

それは別に「勝ち続けているから」では無いと思う。
例えばブラジルが無茶苦茶強い頃も、またマンUが勝ち続けている時も、僕はTVの向こうの選手監督に注文を出していたはず。昨年度のRマドリーの終盤でも似た様な「安心感」はあったけど、あれはあくまで「ああ、神様が着いているんだろうな」みたいな、有り得ない程の強運の前に思考を止めていたに過ぎない。

今、鹿に対して抱く安心感──そこには僕なりに「根拠」があるのだ。
それはオズワルド・オリベイラと、彼。

天皇杯、勝因は何か?
と問われれば、僕はこう答える。
「……小笠原満男」

他の選手にそれは失礼である事を踏まえつつも、そう思う。
一応、同郷の者の身贔屓「だけ」と取られかねないので、補足として──、

●高萩洋次郎選手(広島):
マッチアップした小笠原さんは『強い』という印象。上手いのはもちろんだし、鹿島の選手はみんな上手かったけれど、小笠原さんは特別に強さを感じた。

●佐藤寿人選手(広島)
鹿島との大きな差は感じていない。ただ、(小笠原)満男くんの存在が大きかった。狭いスペースでも視野の広さを利用して、大きくサイドを変えてしまう。とてもやりづらかった。

[ J's GOAL ]より


寿人の言う通り、J王者とJ16位(降格)の差は、それほど大きくなかった。
しかも、向こうには日本代表が二人も居る。代表選考にはかなり斜に構えている僕としても何の文句も無い、共に素晴らしい選手。しかし、それでも歴然とした差を生むのは小笠原満男という「存在」だった。

満男がそこに居るからこそ、僕は余計な事に気を揉む事無く、ただただ自分の役割を=祈る事だけを行っていればよかったのだろう。オリベイラという大船、満男という船長。ならば、その大きく張られた帆に微力ながら「応援」という名の風を送れば、必ず船は港に着く。ノーストレス。それは他の鹿選手に於いても同様かもしれない。プレーのみならず、満男が生み出す安心感は、仲間にとって勝利という信念への拠り所になっている様に映った。

逆に、広島にはそれが欠けていた風に。もしも彼らにも「それ」があったならば、結果はひっくり返っていたかもしれない。降格が信じられぬ程に、素晴らしい選手が揃って居る広島。「広島の誇り、サンフレッチェが好きだ!」(スタンドに掲げられたゲーフラ)というサポの想いも熱い。しかし万年「優れた若手選手の多い、将来が楽しみなチーム」止まりという現実──。

こと「優勝」という事に関して言えば、例えば若い選手が「優勝する為にはどうすればいいのですか?」と訊いた時に答えられる選手が居なかった。佐藤寿人という日本のサッカーマンの見本となる様な選手にしても、その答えは無かっただろう。

しかしそれが、鹿島アントラーズにはあった。決勝戦のピッチの中央に、ならば俺の声を聞け、俺を見ていろ、という頼りがいのある背中……背番号40があった。


この日、J発足時より「勝ち続けてきた」という鹿島の伝統、引き継がれて来た「勝利者のマインド」──その強さを見た。躊躇無く奪ってみせた内田の先制点は、本田、奥野、秋田らが満男らに伝え、そしてそれが次の世代へと繋がった瞬間だった。

それにしても──
5年も届かなかった10冠目が叶ったら、その翌月に11冠目。
個人的には昨年度の盛商優勝から続く、1月の国立競技場からの嬉しい便り。
今年も「信じられるチーム」を応援できる喜びは続く。されど、殊更に騒ぐのは止そう。
争事、今年は「静かにしても勝つ」とのお告げに従って。
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(今年の「おみくじ」)

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by tototitta | 2008-01-02 22:37 | 鹿島アントラーズ | Comments(2) | ▲ TOP
ストライカーはベンチでは死ねない。
(記/なるほ堂)

ストライカーは、いつもゴールを見ている。
後方からチーム全体を見る視点ではなく。
──それは自然な事。

この鹿の街で育ち、老若男女全ての人たちに愛されたガンマン。
だが、バーの椅子で銃を磨き、若者たちに決闘の所作を手ほどきし乍ら、
街の平和を見守る日々では、彼の心が満たされる事は無いだろう。
そんな気はしていた。

「13」という死神のナンバーを背中に負った男。
平穏は、むしろ背負う物が多すぎる。

ストライカー=ガンマンの身体の中には、
常に「次の獲物」を求める血が流れているのだ。
それを求め、彷徨(さすら)う時が来たのかい? ヤナギ。


田代の代表入りがきっかけだろうか。
明確に「追い越された」という気持ち。
今ベンチに居ては、再びそこに立つ事は叶わぬとの思い。

カズとのミーティングがきっかけだろうか。(実際あったか知らないが)
あれこそがストライカーの生き方と、感じる物があっただろうか?

本当の彼の心の中を探る事は出来ない。
ただ、「代表>鹿」ではなく、「ゴール>鹿」なのだろうと思いたい。
よしんば、「ゴール>鹿のアジア制覇」でも構わない。
ヤナギはストライカーだもんね。

今の気持ち、僕は許す。
もしそうなったとしても、「シェーン、カムバック!」なんて、言わない。
街を去るタイミングとしては、新しい街で居場所を求めるにも今しかなかったのだろう。
鹿が替わりのガンマンを捜すにも、決意が固まっているならば早いに越した事は無い。

ヤナギが前を向いて出した答えならば、僕も前を向こう。
ルートの時の様に、全てが上手く行く場合も在る。
若い力で鹿が優勝し、ヤナギがもう一度代表のエースストライカーに返り咲く。
──それならば、それでよし。

ストライカーはベンチでは死なず、ただ消え去るのみ。
(気が早いかもしれないけれど、心の準備だけは……)
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by tototitta | 2007-12-21 17:13 | 鹿島アントラーズ | Comments(0) | ▲ TOP
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