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イラストレーターMinacoとなるほ堂が、サッカーのこととか、映画のこととか、日々日常に関して、その情熱の総てを地球にぶちこんで叩き付け、戦い挑み、愛を説く日々の記録。
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フェリーニと私
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今ではすっかり見掛けなくなった、街角の映画看板(盛岡でももう1、2ヶ所くらいだろうか)。昔は毎日映画看板の前を通り過ぎて高校に通っていた。

ある日、目に入ったのはフェリーニの『81/2』のポスター。確かマストロヤンニの入浴シーンがコラージュされたモノクロのバージョンだ。白いシーツを腰に巻き、鞭を手にし、帽子を被った黒縁ウェリントン眼鏡の伊達男。
私はフェリーニなど全く知らなかったが、とにかくこのポスターに心惹かれた。何か知らんけど滅茶苦茶”クール”!。(余談だが私の一番好きな俳優はマルチェロ・マストロヤンニと言っておこう)

当時はまだ盛岡にある名劇が、その名の通りリバイバルの名画劇場だった。ヒッチコックや50'Sのミュージカル、マルクス・ブラザースやモノクロ映画が好きになったのはこの頃。でもお金も暇もないし、一緒に観てくれる人もいない私は、毎日そのポスターを眺めるだけで終わってしまった。

時は流れ、埼玉にて学生生活を送っていた頃、中野の映画館でやっと『81/2』を観た。

実はこちらへ来た理由のひとつは、東京で古い映画が思う存分観られる事だった。例えば水道橋のアテネ・フランス文化センターでは、毎週「マルクス・ブラザース特集」なり「ダグラス・サーク特集」なり英国時代のヒッチコック作品なり、時には字幕さえない『空中レビュー時代』まで、それはそれは夢のような映画が上映されてたから。ああ、東京はなんて羨ましい環境なんだ、と「ぴあ」をチェックする日々。

で、フェリーニ初体験の私だが、こんな体験は初めてだった。あの有名なラストシーン、白い幕が開いてセットに登場人物たちが歩いてくるその瞬間、私はあろう事か声を上げて椅子から何センチか飛び上がってしまった!鳴り響くニーノ・ロータのジンタ。「人生は祭りだ」。そう、理屈じゃない。人生において初めてギャフン!といった瞬間。何か解らんけど凄い!という時、人は本当にギャフン!となるんだ。

以来何本かのフェリーニの映画を観てきて、好きな監督といえばフェリーニと答えるけれども、私はすべての作品を観ている訳ではない。何故ならフェリーニの映画は私にとって最高の贅沢。映画館のスクリーンで観ることに決めているから(少なくとも初見では)。黒澤明もそうだが、何か家で見るにはもったいない気がするんだよね。ビデオは持っているが、それはあくまで保険。

そしてこうも思う。もし、いつか私の眼が見えなくなるとしたら、最後に観る映画はフェリーニにしよう。

(記/絵 minaco.)
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by tototitta | 2005-09-28 20:22 | 映画 | Comments(5) | ▲ TOP
志賀賢太郎
志賀賢太郎というプロレスラーがいます。
体格に恵まれずプロとしての華にも若干欠けた選手なのですが、そのひたむきさから不思議と一部のファンから愛される志賀選手。
彼は二年半ほど前、首を痛めて欠場しました。すると彼の小さなファンサイトで全快祈願の黄色い千羽鶴を送ろうという活動が起こりました。彼のタイツカラーに併せた、黄色い千羽鶴。
しかし当初は数週間の休養で済むと本人もファンも思っていた所、一年二年とかかり、その間実はそれは「黄色靱帯骨化症」という国の特定疾患に指定されている難病と診断されたのです。日常生活もままならなくなる可能性のある病気です。「黄色〜」という名前が、なんとも皮肉です。

しかし、彼は強いリング復帰への願いから治療の可能性を探し求め、やっと手術で治せるかもしれないという医者を見つけだしました。そして困難な手術と懸命のリハビリの末、彼は9月18日のプロレスリングNoah東京ドーム大会で復帰したのです。

二年半以上聞く事の無かったテーマ曲の中、現われた彼はコスチュームも着ず、背中の大きな手術痕も隠さずに入場しました。
そして、その手にはかつて数人のファンが送ったあの黄色い千羽鶴があったのです。気付いた時、もう泣いてしまいました。
ファンの小さな励ましが、志賀選手にとってどれだけの力になったのかが分かる瞬間でした。勇気は時に難病にさえも打ち克つのだと。(もちろん、どれほどの勇気があっても病には思い通りに行かない場合もあるのですが)

今、マンチェスターUのエインセ選手の怪我に悲しんでおられるファンも多いかと思います。プロレスとサッカーは違うものかも知れませんが、ファンが選手の力になる事に変わりは無いと思います。僕も以前病気で入院する羽目になった時、Minacoが毎日描いてくれる絵手紙が励みになりました。
どうか、エインセファンも、そして多くの故障に苦しむ選手のファンの皆様も、彼ら選手を励ましてあげて下さい。
僕も微力ながら取りあえず、、、
「名良橋! 鹿の右サイドはお前しかいない!  鹿優勝の時、お前がピッチに立っている事を信じている!」
「田代! 今はゆっくり治せ。でも満男のいない来期の鹿の旗頭はお前だ!」
の言葉を送る。

(記/なるほ堂)
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by tototitta | 2005-09-26 17:33 | Other Sports | Comments(0) | ▲ TOP
Barbarism Begins at Home...
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いよいよ始まったチャンピオンズリーグ。
併せて、ホームページの『Football Sketch』の方もちょっとレイアウトを変えました。マンチェスターシティ戦 (プレミアリーグ#4)とビジャレアル戦 (CLグループD #1)をアップしたので、どうぞ御覧下さい。

で、、、本当は、もっと早く更新する予定だったのですが、予想以上に手間取りまして、遅れた事を平謝り。御覧になった方は大して変わって無いと思われるでしょうが、この程度の変更ですらパソコン音痴には鬼門。
ちょっとトラブると混乱して「こいつが問題に違い無い! 成敗!」と、 初期設定ファイルとか重要なものを消去してしまう、、、この性格はなんとかならないもんかな。。。まあ、直ったからいいものの。

さて、チャンピオンズリーグはマンチェスターもボチボチ発進。獲物を捕獲するカマキリにしか見えない江戸ファンデルサールの活躍ぶりから見て、今季は去年よりはやってくれそう。
まあ僕的には各チームのブラジル人選手の活躍に注目さえすれど、特に何処が勝とうが構わないのですが、、、でもいちいち荒れるMinacoをなだめすかすのは本当に疲れるので、ユナイテッドの勝利を祈願。。。
ほんと、ユナイテッドにブラジル人がいたら、一緒に心から応援できるのに、、、と思う秋の夕暮れ。

(絵/minaco.記/なるほ堂)
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by tototitta | 2005-09-23 17:24 | Manchester United | Comments(0) | ▲ TOP
Oga Sawara...
d0031385_19593447.gif今月のマンチェスターUオフィシャルマガジンが届きました。
で、日本ツアーでの鹿島戦が載っていたんですが、、、誤植(?)発見。
羽田が「Maneda」、 石川が「Ishikawai」、、、これくらいなら、まだいい。まあ、もっと覚えられるように頑張れって所。
でも満男が、
「Oga Sawara」、、、オガ・サワラ選手?
なんでそこで切るんだ〜? パク★チー、ちゃんと教えとけよ! アンリ・カマラ的アフリカチックな名前っちゅうか、、、いや、なんか男鹿・半島みたいじゃん。。。

ともあれ英国には、まだ満男の名は知れ渡っていないようですね。。。悲。

(記/なるほ堂)
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by tototitta | 2005-09-21 20:10 | 鹿島アントラーズ | Comments(3) | ▲ TOP
満男=ピルロ?
[鹿 4-0 神戸、泣いてどうなるのか]
観る前は「勝ってくれ〜」って気持ちが強すぎてガチガチだったけど、もう途中から試合が面白すぎて笑いながら観てしまった。

鹿島が復調したのか、神戸が弱すぎるのか、、、は置いておいても、ともかく「これぞ鹿サッカー」というのを見せてくれたのが嬉しい。
圧倒的な技術で翻弄し、効果的なサイドチェンジで敵を崩す、もう敵は半ベソ、、、これぞ僕の大好きな鹿的ブラジルサッカー。加えて、今日はパスを出す人と貰う人の役割がしっかり出来ていたのが勝因。
minacoは、
「深井はフリスビー犬みたい」
と言っていたが、ボランチに下がってノープレッシャーな満王がポンポンと出すパスを嬉々として追いかける様、、、ほんとその通りだな。

それにしても、満王ボランチがこんなにハマるとは思わなかった。走る選手が前に4人もいるのがミソなんだが、これってアリだね。守備機会が少なかったのと、隣のフェルナンドが「お前は神戸のスパイか」と問い質したいくらいメタメタだったせいもあるけど、ボランチとして充分サマになってた。

この前、イタリアのカルチョ番組でミランのガリアーノが、
「うちにはピルロの代わりがいないのが弱点、、、どこを探しても彼のような選手はおらん」
と言っていたが、いますよ! ここに!
ピッチの何処からでもFWに最高のパスが出せる選手。細かいつなぎにも長け、それなりに守備も強い。捉えどころのない性格もピルロっぽい。ペトリッカ、どうせならミランに売り込め! それなら諦めもつく。。。

で、次は大一番。あの7-0の後の体たらくも頭をよぎらんでもないが、この快勝の勢いを是非次節に! あっ、ところで師匠は次節復帰? いや、セレーゾの選手起用に異論を挿む気は全くないけど、、、でも、ねえ。。。


(記/なるほ堂)
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by tototitta | 2005-09-19 20:35 | 鹿島アントラーズ | Comments(0) | ▲ TOP
Is it really so strange?

CL group league#1 Villarreal 0-0 United 

サッカーを観ていると、どうしてこんなに世間と意見が違うんだろうと思う場面がよくある。世間って何なのか解らないけど。

例えば先日のCL、ビジャレアル戦。
ユナイテッドはアウェイでの初戦、しかも慣れないラテン・スタイルが相手という 難しい試合を慎重にプラン通りこなしたはずなのだが、解説の高木くんとか、人によってはただ「勝てなかった」と思われてしまうようだ(まあ、高木くんはシステムを2トップだと勘違いしてるくらいだから)。

ガビーさんの怪我とルー坊の退場は誤算だが、ユナイテッドはアウェイでやるべきことをちゃんとやった。観ていて楽しい内容ではないとはいえ、選手達も戦術に従い勝ち点を得た事に満足しているし、私もそれでいいと思っている(ゴンサロ・ロドリゲスの足がクリアせずにルートのゴールが決まっていればもっと良かったけど)。

ユナイテッドはホームもアウェイも基本的にスタイルを変えないチームで、この日のようなアウェイ仕様を観慣れていないから「何やってんだ」と思われるんだろうな。でも、CLのアウェイでは負けない事に主眼を置いた試合で当然。
そして、ビジャレアルをリーガでバルサを破った強豪と見るか、たかがCL初出場のチームと見るかの違いもあるだろう。ユナイテッドはビジャレアルをグループ最大のライバルとして警戒していたはずと思うけど。

それから ルー坊 はバカな真似をして退場食らったけれど、あの子はinjusticeなことに異常に潔癖なんじゃないかなと。
勿論正当化できる訳じゃないし、国際舞台には色んな不合理は付き物なので対処の仕方を学ぶべき。赤くなるばかりでなく、ルートのように黒くなる方が相手には恐いぞ(その黒ルートも今季既にカード3枚ももらってますが…ははは)。

新しいポジションに挑戦している スミシーも、まずその献身性に感謝したい。
リーズにいた時とユナイテッドでは立場が違う。それを引き受けてくれたスミシーの心意気と、こういう選手を信頼して育てようとするファーギーをさすがと思う。キーンというオーガナイザー不在の試合は観ていて正直物足りないが、今後フレッチとスミシー(そしてミラー)が新しいユナイテッドの中盤を作ってくれると信じるしかない。
だって外国からデコやジュニーニョ・ペルナンブカーノのような完成された選手を獲ってくるのは、このクラブのやり方ではない。あくまでユナイテッドのスタイルを継承できる選手を優先するからだ。

ファーギー という存在も、私はジェダイ・マスター並みに信頼しているつもりだ。カントナやキーンを操縦してきただけでも尊敬に値する。「虎に噛まれるのは虎を尊敬しないからだ」との名言(by ロメオ南条)があるが、他に誰にそんな事が可能だというのか。ベッカム?彼は自らダークサイドに堕ちたのだよ…。

そういう大事な事を見過ごして、結果だけを求めても仕方ない。ユナイテッドが世界で愛される理由はそういう頑固さにあるんじゃなかろうか。少なくとも私にとっては大事な事なんだけど。
世間にはなかなか理解されない歯がゆさはある。「隣の芝生は青い」気持ちも解らないではないが、ユナイテッドは特別なチームだから(と、ファンなら信じる)。
まあ、それを証明するためには強くなきゃいけない訳で。今の若手が成長するのを長い目で見守りたいけれど、ルートにはあと3年というタイムリミットがある。私にとってはそこが辛い所な訳で。

**「スミシーってThe Smithsのジャケットに似合いそう」とのつきさんのお言葉にノって、こんなの作っちゃいました。↓ガビーさんの怪我が一日も早く回復するようお祈りします。 Always look on the blight side of life(by Eric Idol)この曲と共に**

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(記&絵/minaco.)
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by tototitta | 2005-09-18 18:00 | Manchester United | Comments(7) | ▲ TOP
盛岡八幡宮の例大祭はガチ。さんさはヤオ。
9月14〜16日は盛岡八幡宮の例大祭。
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「盛岡の人間にとって、祭りといえばこれなんだよね」
と、minacoは言う。
minacoは市中心部の育ちだからそうだろうが、本家が北上川以南の、正確に言えば太田〜都南方面にルーツをなす僕としては、あまりピンと来ない話。
「山車が歩いてるな〜。秋だな〜」
くらいの認識しか無かった。あと、子供の頃に境内の夜店やお化け屋敷(恐怖絵と呼び込みの婆ちゃんの語りがクール!)が楽しかったってくらい。
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でも、今回じっくりと見歩いて、認識が変わった。
ほんと、彼女の言う通り。参加者の気合いが半端じゃ無い。
もともと、盛岡の祭りとして一般に一番手に挙げられるさんさ踊り(さんさパレード)にはヤオ臭さを覚えていたが、盛岡八幡宮の例大祭はガチ。
(やはり祭りは“祀り”でなくては!)
という思いをそこに覚えた。
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八幡例大祭には神社への奉納という題目があるが、本来の供養盆踊りとしてさんさはともかく、あくまで中央通りでのパレードは観光客向けの“イベント”。何かを祀っているってわけでもなく、魂がこもって無い。
ま、市が“企画”したもんだし、さんさ=三ツ石神社起源説も、「いかにも」過ぎてヤオ臭いし。。。

そもそも東北の祭りといえばねぶた(青森)、竿燈(秋田)、七夕(仙台)の「東北三大祭り」ってのが有名で、最近は花笠(山形)を含めて「四大祭り」とするのが一般なのに、無理矢理にさんさを入れて「東北五大祭り」と言い張っているところも情けない。卑屈っていうか、、、観光客誘致ミエミエじゃん。

で、八幡例大祭とさんさ踊り、両者の一番の違いは市民参加の在り方。
例大祭は町内組単位での参加だが、さんさは企業単位がほとんど(市や商工会に駆り出された?)。
市民型と企業型、、、言うなれば、サッカーとプロ野球のようなもの。。。バルセロナFCと読売巨人軍みたいな。
だから、バルサ同様に八幡例大祭参加者の各人の法被には「組」の名前だけが染められているが、さんさの浴衣には「YOMIURI」の如く企業名がばっちり。 企業だから悪いというわけではないし、さんさに参加する人達の志が低いわけでは決して無いが、どっちがノレるかは瞭然だ。

神々に捧げるのが祭りなはず。なのにさんさには審査があるってのもオカシイ。雁首揃えた市のお偉方に向けてアピールするお祭りって、、、?
だからバカみたいな仮装行列まがいの団体まで出る。最悪だったのは、以前の事だが「ハッコラチョイワ、ヤッセー」の掛け声を「スカットサワヤカ、○○コーラ」(モロバレな伏せ字。。。)に変えて踊った某清涼飲料水メーカーのチーム、、、物凄く気分が悪かった。

でも、これはさんさだけの話では無く、今全国で色々な祭りが、観光客誘致のイベントに堕ちている風に感じる。ねぶたのカラスハネトなんかもただの暴徒みたく思われているようだが、本来ああいうカオスこそが祭りの醍醐味なんじゃ無いのかな。
観光化したい市にとっちゃ迷惑なんだろうけど、そういう「爆発するエネルギーの受け皿」としての祭りの在り方を頭から否定しちゃうから、かえって反発して争乱化しちゃうんじゃないだろうか。
青森なんて、なんも面白くも無い陰鬱な土地(失礼、平に平に御容赦、、、)に住んでるんだもの、年に一回くらい無茶させてやれよって思うんだけどなあ。
外国の祭りなんか、もっと無茶苦茶なのが一杯あるんだから。

(記/なるほ堂)

+++++++++++++++++++++++++++++

そうさ、祭りはガチじゃなきゃあね。
小学校の頃、お八幡さんのお祭りの間は必ず数人の男子が山車の太鼓の叩き手として、半ドンで授業から抜けていったものだ。彼らの特権、私はそれが羨ましかった。当時はさんさ踊りのパレードなんてなんて記憶にない。小さい頃は山車の音がする方へと、どこまでも追い掛けて歩いた覚えならある。小学校では祭り期間中の規則があって、なぜか八幡宮に出かける時は3人以上で、というルールがあったりして。

神輿を担いだりするような、いわゆる祭り好きな人種では決してないんだけど、山車の通る音を聞くと何ともセンチメンタルな郷愁に駆られてしょうがない。大太鼓と鐘の音と、木の車輪が軋む音が腹に響く時、条件反射的に涙腺が緩みそうになるのは何故なんだ。年を取ったってことか。

年に一度の「ハレ」の日、祭り装束を見に纏うとどんな人でもカッコよく見えるもの。一般市民が一時だけ町の主役となるフェスタの刹那。ブラジルのカーニバルだってそうだ。それは切ない。だからこそ、この日だけは通りの真ん中を歩かせてほしいなあ。
「さんさ」のように企業の枠の中で参加してても、それで「ハレ」の日の高揚感とか開放感を味わえるものかなあ。私もさんさに一度だけ出たことがあったけど(会社の枠で)、仕方なく出てたし、踊りも覚えられなかったよ(←やる気がないのは私だけか)。

(minaco.)

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by tototitta | 2005-09-16 18:26 | 日々日常 | Comments(2) | ▲ TOP
しょっぱいオレンジ

ルートには今年何度目かの里帰りとなるフィリップス・スタジアムで、W杯予選のアンドラ戦。
前節アルメニア戦での酷い試合(ルートのゴールで勝ったけど)を払拭すべく臨んだはずのオレンジは、やっぱり しょっぱかった。

弱小国なりの意地で、ビビらせてナンボのラフプレイを仕掛けるアンドラに対して、あまりにも無防備。こういう相手には本当に弱い。いや、4−0の勝利ではあるけれど、男の喧嘩という意味では・・・主導権を握ってコントロールしたとは言い難い。

前半のうちに、コクが一発レッドで退場になった。その直前にラフィが危険なタックルを受けて倒れたのをレフリーが流し、それに対する報復行為だった。

強いチームには大抵、こんな試合の時の為の ”仕事人(用心棒?)”がいるものだ。イタリアならガッツーゾ、アイルランドならキーン、デンマークならグラヴェセン、以前のオランダならダヴィッツ。まずナメられないよう睨みを利かせ、味方に何かあったらすかさずシメに行く。このテの汚れ仕事を請け負う仕事人が中盤にいるはずだ。
言葉は悪く聞こえるかもしれないが、実際これは喧嘩でもある。逃げたり、弱みを見せたら付け込まれるだけ。

だが、今のオレンジにはそれがいない。
だから必然的に、コクがその仕事をするのは仕方がない。ただ、慣れた仕事人ならもっと上手く始末できたかもしれない。

子供じみた気の強さで自滅する若手や、国際試合の修羅場を知らない選手ばかりを集めた今のマルコ・オレンジは、ルートとエドさん以外闘える奴がいない。殆どがヘタレ。
元々オランダはそういうチームだったし、私は本来オレンジのファンではないけれど。
何で私がしょっぱいオレンジに口をすっぱくして言わなきゃないのか。ルートが念願のW杯にやっと出られそうなのに、今のままじゃ出ても本大会で中南米辺りのチームにいいように弄ばれるのがオチ。それが悲しいのだ。

ところで、前半17分にボールのない所で敵DFに足を踏まれ、レフリーに「おい、見てねえのかよ、このボケ!」(意訳)と猛抗議していたルート。これでスイッチが入っちゃった。

今日は ”黒ルート”の日だ。
(説明しよう、”黒ルート”とは・・・・・ガチな人が一度スイッチ入ったらもう誰も手が付けられない状態になること。えげつなくて周りが引こうがお構いなし。普段は隠れていたもうひとつの顔が表出するのである!)

売られた喧嘩は買いますよ、と。早速ルートは岩政にしたのと同じ「必殺・後ろからアターック!」をぶちかます。
そして、10人になってからのヘタレなムードを振り払うゴール。今日のゴールには笑顔もなく、吠えもしない。「こんな相手に怖気づいてどうする!」とでも言うようなルートだった(っていうか、もうスイッチ入っちゃってるし)。

後半もエンドラインで深いタックルをお見舞いし、時折舌舐めずりをして笑顔を見せる。アドレナリンに支配され、ハイになっている証拠だろう。
ある意味黒ルートは冴えている。だから、敵にファウルを誘って思惑通りにPKをもらった。

ところが、蹴るまでに長い間があったのがいけなかったのか、いつものように左隅に思い切り蹴ったボールはポストに当たってPK失敗。アンドラの選手が「やーい!外してやんの!」と囃し立てあざ笑う。黙って無視するルート。ルートがPKを失敗したら、また思い詰めて眠れなくなるんじゃ・・と心配した私だが、それは杞憂だったかもしれない。何故なら、今日のルートは黒ルート!

ルートは終了直前のFKに直接右足を合わせて(オフサイド・トラップに取り残された間抜けのお陰で)、この試合の4点目を叩き込んだ。そして一旦コーナーに走り出したのを引き返し、さっきバカにしたアンドラ選手の目の前でこれ見よがしにガッツポーズをして見せたのだった。
「ケッ、どうだ参ったか!ザマアミロってんだ!」(何も言ってないけど胸中意訳) ・・・眼が据わっている。

ああ、ルート。これがルートだ。真のガチだ。
味方に引き剥がされてもなお振り返ってまたニヤッとサムアップ。いけませんねぇと言われても、イエローカードをもらっても、男にはやらねばならぬ時がある!(オランダの実況では大ウケだったぞ)
自分の落とし前は自分で着けるのだ。ルートの場合、誰も助けてくれないもんね。FWは孤独だし、だからこそ逃げずに己で闘うことを自負している。

試合が終わって、アドレナリン放出してスッキリしたルートは「ヘッ、このくらい何でもないぜ」と言いたげにチームメイト一人一人と肩を叩いていた。
そこへエドさんが、「ハイハイ、ご苦労さんよ」と黒ルートのスイッチをオフにするかのように頭をポンと叩いて行った。フゥと溜息をついてクールに去るエドさんもさすがだ。

だが、他に誰もいない。オランダの観客も、ダレてジャンクフード食って居眠りしてる場合か(客いじりをする倉敷さんは楽しいけど)。所詮、お祭り騒ぎの好きな呑気で小さな国の井の中の蛙。
だから、未だに'70年代のトータルフットボール幻想を信じていられるのか。まあ、とやかく言う立場でもないけど。勝ってるだけに厄介なんだよなあ。


*島本和彦の漫画『炎の転校生』を読んだばかりなので、文中やイラストに影響が出ている恐れがあります。ご了承ください。

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(記&絵/minaco.)
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by tototitta | 2005-09-11 22:57 | サッカー全般 | Comments(6) | ▲ TOP
マン オブ ザ マッチ=ささきいさお
国歌斉唱が、ささきいさおってのにビックリした。
「きーみーがーぁー」でなく、「さーらばー地球よー」って歌いはじめたらどうしようかと思った。

で、始まってみると、ささきいさおの起用が暗示したかのような試合展開。。。

いきなりガミラスの遊星爆弾に曝されたが如く、なす術なく破壊される日本ゴール。
だが高原のゴールでヤマト発進! 反射衛星砲(壁パス)や瞬間物質輸送器(速いカウンターのフィード)といった、想像を越えた手管でガミラスはその反抗を食い止めようとするが、こっちもワープ航法的“有り得なさ”の「ヤナギのミドルシュート」で追い付き、最後は満男(4-4-2だから、絶対出番があると思ってた♥)の波動砲でドーン!

ほんと、宇宙戦艦ヤマトのストーリーそのものではないか。
(※無理矢理のこじつけとの指摘は受け付けません。)

でもどうせなら、、、最後にささきいさおに『真っ赤なスカーフ』を歌ってもらって、欧州遠征へ、そしてW杯本番へと「旅立つ」選手の胸に、「ロマンのかけら」を与えて欲しかったのさ。ラララララララ♪

さて、巷では4失点を取り上げて4バックへの懐疑論が出ているみたいだけど、3バックでも勝てなかった中南米に勝ったんだから、そこは問題じゃ無いんではないか? 
むしろこの試合から汲み取るべきは、下手なセンターバックを三枚並べるよりも、上手いMFを一枚充てた方が勝てるって事ですよ。「中田×2、中村、満男」が揃えば、少なくとも中盤で劣る事は無いでしょう。余程の強豪と当たる時じゃなきゃ。

まあ勿論、FWが今回みたくちゃんと決めてくれる事が前提ですが。。。


(なるほ堂)
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by tototitta | 2005-09-08 18:11 | サッカー全般 | Comments(2) | ▲ TOP
字幕か、吹き替えか、それが問題だ。

現在公開中のドキュメンタリー映画『皇帝ペンギン』を観ようかと、地元の映画館の上映時間をチェックした。すると……何と「吹き替え版」しかない!
残念だが私は観るのをあきらめた。仕方ない。いずれTVやビデオで観る事にしよう。「字幕版」を。

悲しいかな、大都市と違って地方の映画館では上映が何ヶ月も遅れるばかりでなく、最近よくある洋画の「字幕版」「日本語吹き替え版」を選択することすら許されないことがある。
両方あるなら迷わず「字幕版」を選ぶのだが、以前『スパイキッズ3-D』が公開された時にはやはり「吹き替え版」しか上映されず、泣く泣くそれを観たのだった。バンデラスの声を聞かずしてバンデラスを観た気になれようか!それでも上映されるだけマシと思うべきかもしれないが…。
盛岡は映画館通りがあるくらい映画ファンには恵まれた環境のようだが、所詮現状はこんなものだ。

映画館で観る映画は字幕に限る。それがまずスタンダードであってほしい。
バンデラスやG.クルーニーのセクシーな声がなければ、彼らの魅力は半減する。役者の演技は生声で楽しみたい。異国の文化にできるだけ直に触れたい。映画ってそういうものでしょ。

世の中には「吹き替え版」を好む人もいるだろう。私だってTVで放映される映画や、海外のTVドラマなら吹き替えを楽しむ。B・ウィリスならやっぱり野沢那智より荻島真一だよね、とか、ジョジクルは小山力也だね、とかプロの声優さんがアテる演技には敬意や好意を感じる。オリジナルとはまた別の独特の味があるのは面白い文化だと思う。
でも、もし観る人があのB・ウィリスの溜息のような微妙な台詞回しを知らないとしたら、それは残念だ。オリジナルあっての吹き替えなのだから。

百歩譲って、ロードショウ映画の吹き替えを演技もおぼつかないタレントがして、公開したとしても許そう。
でも、字幕版を選ぶ権利は奪わないでくれ。
映画業界の不景気打開策で様々な手段を講じているのかもしれないが、映画ファンを軽んじてただ敷き居を下げるのはやめて欲しい。敷き居を下げれば客は入り易いかもしれない。
だけど、寿司屋がサビ抜きばかり出していても仕方ないだろう。いずれ自分の首を絞めることにもなりかねないとも思うのだが。

話はちょっとそれるが。難解な映画は、解ればいいってモンじゃない。観る人の感性で自由に観ればいいだけだ。(いつか「私の映画はまるで星を見るように観てもらえればいい」とゴダールが言っていた気がする。私もそう思う。)
『2001年宇宙の旅』を初めて観た時、私は途中で眠ってしまった(眼が覚めたらまだ同じ映像が続いていた…)。なのに帰り道友達とああだ、こうだと結構難しい話で盛り上がったことがある。

つまり、どんな映画も楽しみ方は人それぞれに委ねられるし、楽しみ方は自分で工夫するもんだ。その自由を制限しないでほしい。

もしも私に小さな子供がいたら、例え理解できないと知っていても、私の観たい映画を一緒に観せたいと思う。難儀かどうか、○○向けとかは関係ない。ウォルト・ディズニー以外のディズニー映画なんて観せるものか。

私が小学生〜中学生の頃には大ヒットしてた映画なら、『フラッシュダンス』であれ、『E.T.』であれ、『アマデウス』であれ、映画館に足を運んだ。子供心には理解できない部分もあった。2本立てのもう1本が実はエロかったり、バイオレントだったりしても、でもそれが映画というものだったし、そっちの方が印象強かったりもする。(そんなトラウマ映画のお陰で私は高校生になるまで映画館から遠ざかっていたのだが…)
それを自分で咀嚼できるよう経験を積む場でもあったんじゃないかな。

今の若い人は「背伸び」する前に敷き居を下げられてしまう。誰もが気軽に入れる店もいいが、「背伸び」した視線も大切だろうに。

(記/minaco.)
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by tototitta | 2005-09-06 18:18 | 映画 | Comments(8) | ▲ TOP
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