イラストレーターMinacoとなるほ堂が、サッカーのこととか、映画のこととか、日々日常に関して、その情熱の総てを地球にぶちこんで叩き付け、戦い挑み、愛を説く日々の記録。
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<   2006年 09月 ( 19 )   > この月の画像一覧
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ローズ・イン・タイドランド
(記&絵/minaco.)
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テリー・ギリアム版「不思議の国のアリス」かと思って観たら、ヤラレた・・・。
観終わって何だかグッタリするんである。自分に自信が持てなくなる。そもそも持ってないけど。ギリアムの負のパワーにアテられてしまったんだろうか。

幼い少女ジュライザ・ローズ(今流行りのブライス人形に何となく似ている)は、今日もヤク中のパパ(=『ビッグ・リボウスキ』再び!のJ.ブリッジス)とママ(J.テイリー怖っ)の元でそれなりに元気に暮らしている。パパが「短い休暇」に出ると言えば、せっせと注射器を準備してトリップするのを優しく見守り、ベッドでママの脚を揉んでやる。でもママはオーバードーズでポックリあの世逝き。パパに連れられおばあちゃんのいるはずの土地へ引っ越すけど、そこは朽ちた家以外何にもない草原。そのうちパパも動かなくなっていた。

頭だけのバービー人形を友達にして1人遊びをするローズちゃん。そんな経験なら私にも思い当たる。前半のローズちゃんは、少女映画の健気なヒロインだ。だが、そこへ近所の住人である黒ずくめの魔女とその奇妙な弟が介入してくるにつれて、何となく妙な気分になってくる。

少女を取り巻く大人達は皆、異常だ。草原以外見えないこの土地も異常だ。マトモな人間は最後の最後にしか出てこない。
アリスが3月ウサギを追いかけ穴に落ちる所から不思議な国は始まるが、ローズちゃんの居る世界はそもそもが不自然である。

それは何故か。最後のシーンで気付く。異常なのはどっちなのか。狂った世界とマトモであるはずの世界が反転する。「不思議の国のアリス」というより、私は 『12モンキーズ』を思う。タイムトラベル囚人B.ウィリスが辿るメビウスの輪。表が裏で裏が表。ラストで弟の名を呼び探す魔女が白っぽい服を着ていた気がするのだが。

少女の空想世界、というドリーミーな世界観はまやかしだ。この寓話は恐ろしい。
ローズちゃんはウサギの穴に落ちたまま、帰って来ない。酷すぎる現実から逃避していると、そのまま戻って来られませんよ、と言われた気がする。

だから自信がない。あっち側を見ている自分が果たしてこっち側にいるのか、それは幻想なのか。境界線(タイドランド)はあるのか。

多分、映画の解釈としては正しくないと思う。でも私にはあっち側を描き続けるギリアムの自虐を含めて、マトモじゃない(かもしれない)自分の悪夢を見たような気になってしまうのだ。
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by tototitta | 2006-09-30 22:18 | 映画 | ▲ TOP
いいじゃないか、シアワセならば
(記&絵/minaco.)
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ええ、ドブレーテしましたとも。揺りかごダンスもしましたとも。でも誰も一緒にやってくれませんでしたとも(かろうじて本家ブラジル人のロベカルがフォロー)。シカトするこたぁないじゃないか、ディアラ・・・。

ママが手術の日にも、恩師ボビー・ロブソンに約束した日にも、ルートはゴールをしてみせた。だから、この日ゴールするのは200%確信してた。LeoとMoa Annetteちゃんに捧げるゴールはどちらも「ごっつぁん」ではあったが、いいでしょう。ご祝儀だ。
でも頼むからベックスにそそのかされようと娘の名前を刺青するのだけはやめてくれ。まあ、注射が怖い人がタトゥーなぞ出来っこないが。

なるほ堂がミレフスキーに喚声を上げるも、ディナモ・キエフは大人しいチームだなと思う。ウクライナもそうだが、あれだけやられてもせめて削りに来るでも無し、気勢をそがれるとそのままシュンとしてしまう(ミレフスキーはセルヒオ・ラモスにGKの仇討ちしてたけどね)。やっぱ、ディナモのペースにするにはボールキープ率30%程度でないと。

しかし、ディアラはイイわ。誰かに例えようと思うけれど、適当な選手が思いつかない。あえて挙げれば、昔のアルベルティーニとか。ちょっと違う気もするが、麗しのパウロ・ソウザ様とか。最近ちょっと見ないタイプの、戦術的にも気の利いた洗練されたプレイをする。巧いなあと唸りっ放し。
ラウルの再生もめでたい。ホナウドは・・・どうなる事やら。

とにかくこの日はフェスタだ。
祭りの後のこの虚しさは何だろう。汁(一応・注/シルヴェストレ)が恋しい。誰も突っ込んでくれない。
ゴールは嬉しいが、Ruuuuuuuu・・・という低く響く歓声がないのはクリープのないコーヒーみたいだ(古っ)。あるのは鳴り物と拡声器。オールドトラッフォードが恋しい。

でもいいじゃないか、シアワセならば。
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by tototitta | 2006-09-28 22:45 | Ruud van Nistelrooy | ▲ TOP
ポニー誕生
(記&絵/minaco.)
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ルートを見て馬を思うのは当然だとして、馬を見てルートを思う私ってどうなんだろう。そんな天高く馬肥ゆる秋。

遅れて放送されたリーガの開幕戦、レアル対ビジャレアルを観た。・・・何だよ、最初っから黒ルートだよ。オイ。

酷評された初戦は、確かにお互い見るべきものは少ないが、私にとっては面白かった。いや、ホントの黒ルートはこんなモンじゃないけど、しつこく荒っぽく削ってくるビジャレアルのDFに対してしっかり倍返し。ボールごと相手を蹴っ飛ばし、CKの密集でボールが入るや否や知らん顔でチョイと押し倒し、レフリーに怒鳴り、ワルい顔になってた。(そういやレアル公式サイト日本語版でルートをルード と表記するのは意図的なのか)

ラテン系選手顔負けの図々しさとマリーシアは、実はリーガに向いていたのかもしれない。プレミアとはまた違うDFスタイル、ファウル基準のリーガだが、やられればやられるほどアドレナリン値が上がるルートにはちょうどいい刺激なのかも。
目の前の敵を倒すこと・・・それがルートのフットボールだ。

それから遡って8年前、1997−98シーズン。PSVに来た1年目のCL。カイザースラウテルン対PSVの試合のビデオを偶然見つけたんで、観てみる(フットボール日記を書いていたのはちょうどこの頃だ)。

カイザースラウテルンには若きバラック、そしてスフォルツァ!! (←好きだったんである)監督はオットー・レーハーゲル。スイス人のスフォルツァはベッケンバウアーの再来と思える天才肌のリベロ。気性の荒さというかオレ様キャラで問題も多かったけど、最後尾からゲームメイクするセンスは独特で(今のマルケス程じゃないかもしれないが)カッコよかったよ。

PSVは若きルートとベテラン、ニリスの黄金コンビ。監督はボビー・ロブソン御大。そうかシャビエル(ポルトガル)やニキフォロフ(ロシア)とチームメイトだったんだ。
当時22歳の若駒は、見事な先制点を決めてピッチをギャロップしてた。今と比べると細いし彼にもカワイイ頃があったのだが、プレイスタイルはあまり変わってない。

そしてまたリーガのベティス戦。スマヌ、ディアラを見くびってた。ってゆうか、当初はやはり勝手が違って実力を発揮できなかったのか、グティが入ったお陰か。彼はマケレレではない。エメルソンとの関係も改善されてたし、貴重なゴールも決めたし、マン・オブ・ザ・マッチと言っていい。

しかし、こんな「1−0で勝つ」スタイルは嫌われるんだろうな。イタリアなら逆だろう。カテナチオ万歳。このリアリズムがカペッロだ。そりゃ面白くはないけど(なるほ堂曰く、チームが完成すればもっと味が出てくるはずだ」との事)いつしか首位バルサに追いついた。
カペッロの望むFWとしてルートは理想的だといわれる。そうなら良いのだけど。

さて、次はゴールを決めて揺りかごダンスでも存分に踊るがいいさ。今年は本当に激動の年だなあ。
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by tototitta | 2006-09-26 22:56 | Ruud van Nistelrooy | ▲ TOP
雑誌発売情報
(記/minaco.)
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ただいま発売中の「ワールドサッカーグラフィック/チャンピオンズリーグ 開幕編」(ぴあMOOK)にて、「レアル行進曲/カタルーニャ人を黙らせろ!」ページの扉イラストを描かせてただきました。
裏がルートの記事になってます。縁でしょうか。えへへ。

また以前から「高校生のための職業図鑑」コーナーのカットを描かせていただいている、高校生のための活脳マガジン「DUE!」vol.5が配布中です。

書店、または街中で見かけたら是非ご覧くださいませ!
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by tototitta | 2006-09-25 22:37 | 業務連絡 | ▲ TOP
"One more time,One more chance"
(記/なるほ堂)

満男が鹿島に入る前から、僕は鹿島ファンだった。だってジーコが神だもの。
だからもし満男が鹿を去っても、何ら変わりなく鹿と鹿選手たちを応援し、その勝敗に一喜一憂するはず、と思ってた。

でも今の鹿の試合を見ていると、何よりもその喪失感に苛まれてしまう。
鹿を応援していない訳では無い。愛情は変わらない。でも、心に空いた穴のせいで、今までの様にただただ無心に声援を送れない自分が居る。もしかしたらあの頃の柳沢のファンも同じだったのかな? 聞いてみたいもの。そしてそこから抜け出したきっかけも。

今のところは多分、その「きっかけ」はメッシーナのユニフォームを着てプレイする満男を見る事だと思う。minacoも銀河帝国でプレイするルートを観てからは、ユナイテッドのゲームをリラックスして観ているようだ。
でも、、、満男の出番は無し。前節の「いいアピール」も甲斐無し。しかも、放送も、、、無し。

“これ以上、何をアピールすれば、出場は許されるの? 
どれほどスカパーを待ったならば もういちど満男に会える? 
One more time...記憶に足を取られて 
One more chance...心の「向かうべき先」が選べない”

そんな思いのままで、鹿の試合を観ていると、悲しい。

“いつでも捜しているよ ピッチに満男の姿を... 
鹿島のホーム DF裏のスペース こんなとこに居るはずもないのに...”

満男の居なくなった鹿島の強さ、それもまた切ない。
本当なら
“奇跡がもしも起こるなら 今すぐ君に見せたい 新しい鹿 これからの鹿 言えなかった「10冠」という言葉も”
と唄いたいよ。
でも、、、切なくて唄えない。誰よりも「10冠」にこだわっていた満男が、そこには居ない。

切なさに加えて、辛さも覚える。
今の鹿の好調は同時に、長くサッカーを見過ぎたせいで変に目が肥えてしまっている僕(自意識過剰、ご容赦)には、「満男の不在」こそがその要因って判ってしまうから。いや、内心判っていた辛い事実を眼前で示されたというべきか。

鹿の勝利が嬉しくないわけじゃない。でもその度に、ここ最近の鹿島が停滞していた原因の「答え」を、僕は受け入れなくちゃならない。(決して満男が悪いのでは無く、その存在の大きさが時にチームの足かせになっていた)
ユナイテッドもカントナが去った翌年にトレブル(三冠)を達成したけど、あの時と同じ。

今はただ一日でも早く、満男のプレイする姿を観る事。それだけが治療薬。
願いがもしも叶うなら 今すぐシチリアの街へ。
それまでは満男の影を探すだけ。
──白龍の街 桜山通り こんなとこに居るはずもないのに。
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by tototitta | 2006-09-24 19:18 | 小笠原満男 | ▲ TOP
たまには気分転換でも
(記/minaco.)

レアルを観ては愚痴になる、そんな付き合いきれない日頃の駄文をお詫びします。
なるほ堂もセリエAはつまらんが、オガッサのいない鹿島を観るのもまだ辛いらしく、2人して溜息。
そこはアレ、秋になると猫の体温が恋しくなるのだが、生憎まだウチに猫はいない。心に棚を作るか、もっとバカになるかしかない。

シチリアといえばマフィアというか、コーザ・ノストラの地とすぐ連想してしまうのは映画の影響かもしれない。『ゴッドファーザーPART3』のクライマックスに出てくるオペラハウスは、シチリアで撮影されたそうだ。この『PART3』の評価は散々だけど、コッポラ曰く「今まで身内含め多くの血を流してきたドン・コルレオーネに懺悔の機会を与えたかった」そうなので、それを聞くと私も納得する。シリーズ最終話は必要だったのだ。コッポラ、イイ奴じゃん。ソフィアを起用しなければもっと良かったのに。
ともあれマフィアといえば、暗殺宣告には馬の首と決まってる。
先日発見したのは、そんなシチリアなら何とも実用的なこのグッズ。

その名もホース・ヘッド・ピロー
http://www.kropserkel.com/horse_head_pillow.htm
新鮮なピンク色した断面図も、ダラリと出た舌も、椎茸の飾り切りみたいなおメメもキュートな逸品です。朝目覚めると枕元にコレ。でかっ。これでアナタもマフィア気分に。驚愕の目覚めをお約束します。
メッシーナで万が一オガッサが不遇を囲ったら、監督の家に送るも良し、ムカつく批評を書かれたら記者に送るも良し。
レアル移籍を記念して(?)白馬バージョンも近日発売!誰か私にプレゼントして下さい(嘘)。

また、しょっぱい試合にイライラしてばかりいる自分を戒め、人生忍耐よ、と悟る気にさせてくれるサイトがこちら。

Rock on, Rock ON!
http://www.rock-on-rock-on.com/gallery-rock-balancing.html
賽の河原で死んだ子の年を数えるように、遠い地に去ったあの人にいつまでも未練を残す私達の為に供養をしている・・・訳ではなく。アートなんだそうだ。トリックじゃないよ。実際に積んでる映像が観られます。周りの見物人もうっかり動けない。
いやはや、これはスゴイ。超能力じゃなかろうか。このバランス、石の趣は禅とか宇宙とか、見てると何だか有り難い気にもなってくる。インドの修行僧がする片足で何十年も立ちっぱなし、とか髪や爪を切らない、とかいったインクレイディブルな苦行を思わせる。ああ、私も何事にも動じない無の境地に達したいもんだ。と思ったら、子供でも教わればすぐ積めるらしい…。
新しいチームを築くのも正にバランスが大事。マドリディスタはこのような奇跡のバランスが実現する事を祈ろう。

そんな感じで、ちょっと気分転換してみたつもりです(出来てないじゃん・・・)。
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by tototitta | 2006-09-23 22:48 | 小ネタ | ▲ TOP
デビュー
(記/なるほ堂)

放送が無い。。。(涙)
イエローカードの場面、見たいよう。

よもや、、、
僕らが前節のメッシーナの試合評をボロクソに書いたせいか、スカパー首脳陣は「低レベルで放送に値しないコンテンツ」と悟った思い込んじゃったのでは?
・・・しまった。

昔は日本代表戦が見れなかったり、日本中で話題のガンダムが放映されず盛岡市教育会館で上映会(!)がされたりと、放送難民には馴れっこの岩手県民。
けれど、この多チャンネル時代にあの苦い記憶が甦るとは。。。

なので、メッシーナ全節放送祈願コーナー〜「僕らはこんなにメッシーナが大好きさ!」を。

その1_強い!
三節を終わった時点で、勝ち点が7ポイント。ミランやインテルより上の、第二位だぞ! W杯で優勝した世界最強カルチョの二位クラブ、、、こりゃあ要注目だよね!

その2_得点ランキング二位、クリスティアン・リガノ!
エースストラーカーのリガノが現在三得点で、チーム同様にランク二位。アドリアーノ、インザーギらゴールマシンたちを超える得点力。ゴール欠乏に悩む日本のサッカーファンは見逃せない選手だ!

その3_今話題のあの選手も!
今やカルチョの顔の一人となったマテラッティ。彼がそのキャリアをスタートしたのがこのメッシーナのユースなのだ。センターバック不足に悩む日本にとって、学ぶべき所は少なくない!

その4_日本語サイトも充実!
トリノ、カターニャら日本人選手擁するクラブとは違い、ちゃんと公式日本語サイトが! こりゃあ日本人なら応援しなくちゃ嘘だよね!



・・・以上、書き連ねてみました。
賢明なサッカーファンの皆様、ツッコミ不要です。僕も無理は判ってますから(笑)。

ともあれ、満男がレギュラーを勝ち取れば事態は好転するだろうけれど、それまで待つのも辛すぎて。ああ、どうか放送を、、、と、スカパーのアンテナに祈る日々は続きそう。皆様も祈って下さい。

○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○。・。○

<おまけ>
Gnarls Barklay『 Crazy』という曲、イイです。
久々に背筋が震えました。
ビデオもクール。水着のお姉ちゃんが尻を振るようなビデオには、流石にもう飽き飽きだもの。嫌いでは無いが。

ジャミロクワイがこのジャンルを行き着く所まで行かせてしまい、その後折々に佳曲やグッドシンガーは登場すれどジャンルとしては停滞していたソウル界。(ヒップホップと区別がつかなくなってたし)
もはや純粋なソウルミュージックはオールディーズの一部にカテゴライズされていた感も。

でも彼らの登場で、再び時計の針が動きそう。
ご機嫌なソウルミュージックを聴きたい時に、未だにアイズレーブラザーズばかりをCDトレーに乗せなきゃならない日々は、やっと終わりそうです。
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by tototitta | 2006-09-21 20:37 | 小笠原満男 | ▲ TOP
ルーニー、キングへの道アングル
(記&絵/minaco.)
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イングランドでユナイテッドVSガナーズが対戦してる頃、スペインでは 元ユナイテッドと元ガナーズが仲良く勝利を分かち合っていた。まあ、ガナーズに居た時からレジェスだけはルートに好意的だった覚えがある。だからロンドンに馴染まなかったのか。

ルートVSヴェンゲル、キーンVSヴィエラ、ファーギーVSピザ、ルートVSヴィエラのアングルも今は昔になりにけり。単に下位チームと首位チームの対戦になってしまった。
今季は新たなアングルでも作るのだろうか。おシェイVSレーマン?そりゃ微妙な。

・・なんて余裕をこいてたら、負けちゃった。あちゃー。

普通にやって普通に負けた。首位のユナイテッドは、勿論ホームで勝ちに行かねばならぬ。ガナーズもアンリやペルシーを欠くも必死に勝ち点を獲りに来る。
ロンはカウンターで効く。サハは荒く使え。オーレはスーパーサブ。ブラウンはパンチ。おシェイには妙な安定感。初先発のクシュチャクはいきなり美味しい見せ場を自作自演。いやらしいギャリー。うっかり汁兵衛。エヴラはやっぱり血の気が多い(喧嘩上等!)。

ロンが自分の長所はドリブルでもフェイントでもなく、体力とカラダの丈夫さにあると気付いたなら有り難い。けど、失点はロンがあっさりボールを失った所からだった。やはりロンを中に置くのは危険すぎた。

でも問題はルー坊だ。
はっきり言って、今季からはルー坊の責任は重大だ。悪いけど君はサハやロンと違って、王位継承者なのだよ。ユナイテッドの帝王学を学ばねばならない。その覚悟はあるか。今更ないとは言わせないぞ。
これからは、天才が真のキングになるかどうかがアングルとなる。もう傍らにドンキーは居ない。試合に負けたらすべてシュレックがしょっぱいせい、と言われるのだ。それが宿命だ。
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by tototitta | 2006-09-20 21:39 | Manchester United | ▲ TOP
何の因果で #1
(記&絵/minaco.)
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ガチの道はいつも険しい。
大人しくバイエルンに行っていれば、ユナイテッドもハーヴリーブスが獲れて、ハーヴリーブスも今頃骨折などせず、八方丸く収まるはずだった・・・かもしれない。
でも、ガチはいつも空気を読まない。最後の最後まで、ファーギーもその「読まなさ加減」にほとほと呆れたことだろう。

ルートはレアルで尚更「ただのゴールマシン」になるのだろう。
元はといえばファン・バステンを目指してたのが、いつしかゲルト・ミュラーになっている。時代のトレンドを行くFW像から離れて、クラシックにボックス内で生き残ろうとする。それこそガチの道ではあるけれど。CKで守備に入る事になった以外、ルートの仕事は変わらない。笑っちゃう程に変わってない。

CLリヨン戦。
開始早々、ほんの数週間前までチームメイトだったジュニーニョ・ペルナンブッコちゃんにディアラは狙われる。古巣からの容赦ないご挨拶に対して、ディアラはされるがまま。つまり、ブッコちゃんはディアラの性格も弱点も知り尽くしてるんだよ、という事だと思う。フットボールではこんなディティールが試合を決める。既にこの時点でホームのリヨンに主導権は握られていた。
新しいマケレレと呼ばれるディアラのボール奪取率が高くても、その主人となるジダンが居ない。川からいくら水を汲んでも、入れるバケツを探すうちにどんどん手から水が零れ落ちてゆく不毛な作業。

方向性も定まらず何も出来ないレアルは、観てて辛いものがある。カペッロの流儀を伝道しに来たはずのエメルソンも、前半は不安定で消極的。でも、この時期まだチーム作りは始まったばかりだ。このようなチームに結果を急くのはどうかと思うが、それがレアルというクラブなら仕方ない。ますます選手が迷ってしまわなければ良いが。
いつもならカペッロと以心伝心のなるほ堂も、この日は電話が繋がらないみたいだった。マドリッドに行って番号変わった?


レアル・ソシエダ戦(シャビ・アロンソが居た頃のソシエダは面白かったなあ)。
ブエルタ・ア・エスパーニャはこの日最終ステージを迎え、マドリッド市街を周回した。グラン・ビアは銀座みたいだった。やっぱ都会だねえ。
空撮でこの後試合の行われるサンチャゴ・ベルナベウも見えた。観光名所に混じってベッキンガム宮殿もどこかに映ってるかも?とか思いつつ、バーチャル・マドリッド観光をする。

入り方は良かった。前の試合よりバランスも良くなっていた。でもそんな微々たる進歩では、世間は納得してくれないらしい。バルサのような華麗な攻撃を観たいのかもしれないけど、このチームはもう銀河系ではない事を悟るべきかと。
ユナイテッドに居場所のないルート、セリエAに居場所のないカンナヴァロ、イングランドに居場所のないレジェス…ついでに代表に居場所のないベッカム、ラウル…奇しくもそういう必然性がカペッロの元に集まったチームは、バルサとは違う。なのに、フロントはバルサの後追い(そもそもバルサがレアルを真似て成功したのだが)をしようとしている。中途半端。
ミランなら、そういう所が上手い。ブランド・イメージと実利をしたたかに保っている。もしその両方を満たしたいなら、レアルは本当にカカを連れて来るしかないではないか。

ともあれ、試合は勝った。
ルートの右膝にはリヨン戦後から絆創膏。この日も蹴られていたが、アップになった時、血の滲んだスパイク痕より大きな昔の手術痕の方が痛々しかった。
この人がいる限り、私はこうしてレアルの心配までしなくちゃならない。
ガチを追うガチストの道もまた、険しい。
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by tototitta | 2006-09-19 19:50 | Ruud van Nistelrooy | ▲ TOP
Look back in anger(メッシーナvsアスコリ)
(記/なるほ堂)
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サブのiMacのHDが遂に亡くなられ、二人してモニターに感謝とお悔やみの手を合わせてから、代替を探しに「川向こう」のPC屋へ。
その帰路に見つけた、近くの小さな中華料理店にぶらり。空腹の虫に押され、たまたま入った店なのだが、それが驚くほど美味かった。
グルメ番組で見るような華麗な料理人の鍋&オタマさばきだけで期待が膨らんだが、味も実に本格派。構えはごく小さな店なのだが、川向こう、恐るべしだ。

思えば近年の開発で、ここら辺も大きく変わった。
つい先日には県内最大のショッピングモールも開店。もう、ここら辺を「川向こう」と呼ぶのは僕らが最後の世代かもしれない。僕らが今住む方が「旧市街」なんて呼ばれるのかも。
・・・なにせ、ここから日本人七人目のセリエA選手が生まれちゃったわけだし。

さて中華料理の味にも驚いたが、その店内に流れるBGMにも驚いた。
何故か、ベルディの『アイーダ〜凱旋交響曲』
セリエA放送でもお馴染みの、イタリア歌劇の代表曲だ。

中華なのに、、、というツッコミは不要。
奥ゆかしい岩手県民、今日の日の特別の思いを声高に叫ぶ事は無いが、その秘めた思いは熱い。

・・・
試合。
そもそも満男が居なければ、失礼ながらこんなセリエA下位クラブ同士の試合なんて観る事無かっただろう。しかも心待ちにしてまで。
でも、そんな高鳴りもすぐに「あぼ〜ん」した。

チームに馴染むのには最低限のイタリア語は必須、、、それは当たり前。だが、おいおい言葉が通じるはずのイタリア人同士でさえコミュニケーションが取れていないぞ!
あんなにスタンドが閑散としているのだから、「歓声で聞こえない」なんて有り得ない。

更に、
球さばきはモタモタ。女性副審に合わせたかの様に、遅〜い速攻。テキトーな守備組織。高校生レベルの凡パス。オシムが「走らない」という選手以上に走らない選手たち。敵に向けるべき闘争心は審判のジャッジに向けられる。

(・・・な、なんだ、これは)

試合開始早々に浮かんだのは「幻滅」。
薄々判ってはいた事だけど、そのプレイレベル(実力とは別)の低さに、泣けてきた。

(ここが満男の新しい闘いの場なのか・・・)

結果的に唯一の見所だったアスコリの奇麗な芝、それもむしろ負の印象を助長しただけ。「一体何の為にあるのだろう?」と。
だって、ハナからオシムジャパンの「残り10分」のような攻撃しかしないのに。。。

手前勝手と無礼を承知で、、、豚に真珠。アスコリに緑の芝。メッシーナに小笠原満男。
ヤナギが居た頃のメッシーナの方が未だマシだったと思う。まあ本当ならセリエBのチームな訳だし、ね(涙)。


スカパーの実況、解説の両氏にも同情した。
仕事とは言え、CLの合間にこんなレベルの試合を観て、放送までしなくちゃいけないのは苦だろうな。有り得ない凡パスに実況、解説者、そして僕の三人が奇しくも同時に「あぁ〜」と溜め息をついた時は、呆れるを通り越して笑ってしまった。

解説田中氏のしつこいまでの「小笠原を出せ」の声。
正直、あまり日本人本意な放送は好きでは無いけれど、今日は許す。さもなくば価値ゼロの試合だもの。

何より虚しかったのがハーフタイム、実況の八塚氏の「では前半のハイライトを・・・」の声。ハイライトと呼べる場面なんて無かったのに。。。

・・・
試合以上に最悪だったのは、こんな内容でも終了後のピッチに「まあボチボチ」みたいな雰囲気が漂っていた所。勿論、これがカルチョ下位クラブのスタンダードというのは理解する。世界王者の国、その下支えとしてのこのサッカー文化も僕らは学ばなくちゃならないだろう。立場的に。
でも、申し訳ないけど今の僕は満男主体にしか考えられない。だから「こんな場所」に満男が居るのは我慢出来ない。

果たしてメッシーナには満男は必要だったのだろうか。
出番が無かったからではない。この日の戦いぶりから察するに、指揮官が欲しかったのは、あくまで必要なのは肉弾戦要員なのではないのか? 
求めていたのは赤オレンジ大使の後任? 早くもそんな心配が浮かぶのに十分な試合だった。
だが、富山の皆様がどうだったか知らないが、ただ所属という肩書きだけでメッシーナ名産赤オレンジを買うほど岩手県民は善人では無いぞ。
そもそも、赤オレンジって、赤色なのかオレンジ色なのかどっちなんだよ(←八つ当たり)。

ともあれ、厄介な所に来ちゃったなってのが、この試合を観た感想。
あんな動かないFW(そのくせ点は取る)なんて、満男切れちゃうんじゃないか。観ているだけの僕でさえ、人生の90分を損したと思わせ試合。そこに生きる満男は尚更の事。

付けっぱなしのスカパーからはOASISの『Don't look back in anger』。
僕を諭す様に。
「Don't look back in anger, i heard you say...」
(悲しみに)怒りを以て振り返る事なかれ。君はそう言っていたけれど。。。それは、とても難しい事だよ。ノエル。

振り返ればもう鹿に居場所は無い。今はただこの地での満男の幸せを祈るのみ。ただ、正直それをピッチに求めるのは苦の様な気がする。
美しいメッシーナの街で家族揃って幸せに暮らしてくれれば、それでいいよ。今は。
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by tototitta | 2006-09-18 15:31 | 小笠原満男 | ▲ TOP
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