イラストレーターMinacoとなるほ堂が、サッカーのこととか、映画のこととか、日々日常に関して、その情熱の総てを地球にぶちこんで叩き付け、戦い挑み、愛を説く日々の記録。
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フットボール・サタニズムとデコ考察
(記/なるほ堂)

マンチェスター、デイリーメイル紙といえば、The Smiths『The Queen Is Dead』の一節、
“Charles, don't you ever crave to appear on the front of the Daily Mail?”
を思い出す。
そんなデイリーメイル、ユナイテッド公式頁の「What The Papers Say(訳:性懲りも無く、タブロイド紙がこんな事書いてるぞ)」によると、昨日こんな記事が書かれていたとか。

Barca star available/I Need A Change, Says Deco
(訳:バルサのスター、マンU入り? デコ曰く「俺には変化が必要さ。ムフフ」)


デコを巡り、水面下でユナイテッドとチェルシーとの争奪戦が、、、という、ほぼ妄想の世界なのだけれど、万一これが叶ったらヤバいよ、ヤバいよ、出川口調。何がヤバいって、ユナイテッドにデコが来たら、僕は遂にユナイテッドに陥落してしまう。これまでMinacoの有形無形の圧力にも頑なに拒んで来た「なるほ堂・ユナイテッドファン宣言!」をしなくちゃならなくなるのよ。

でも・・・、
それでも良いわ。近頃少し、バルサのカルナヴァルに飽きた所よ。UFO。
カンプノウがサンバを奏でる中も、背中にゲイシャガールを背負った男・デコは一人「悪魔の蹴鞠唄」を口ずさむ。ラテンフッチボーのクロスロードで悪魔に魂を売った“フットボール・サタニズム(悪魔崇拝)”の信奉者としてはタマらん選手。
ロニィのエラシコやシャペウは超人的(もしくは妖怪的)ではあるが、決して悪魔的ではない。デコのレボテこそ我が愛しの、悪魔の力身につけたぁ♪〜デビルマンの為せる業。

ならば、
英国フットボール界の魔王ルシファー、心臓が壊れても死なないファーギーが、地獄の司祭グレーザーと共にピッチに魔法陣を描き、悪魔王子デコを召還するのは道理とも言える。エロイムエッサイム。デコの魔力、冥府魔道のユナイテッドでこそ。

そもそもユナイテッドユニは赤に黒の刺し色。赤は血の色、黒は罪の色だ。ドロンジョ様。
しかし今、その「黒」の部分を担うのはギグス一人。地獄の黒双子も、アイルランドの悪魔将軍も、デンマークの魔獣も、フランスの悪魔キングも居ない。ベッカムは魔女に攫われた。
デビュー当時の美少年キャラから、あれよあれよと魔界転生し、ジャックナイフという禍々しい武器で、行く先々の街を恐怖に陥れるギグス・ザ・リッパー、ただ一人だ。

悪魔の計略、黒魔術でリールに禍いをもたらしたのも記憶に新しいギグス。
だが、彼とて長年に渡るデビルアロー(頭部のツノから出す超音波攻撃)の使い過ぎで、御髪の衰えも隠せない。デビルウィングこと、背中毛は健在だが。

ユナイテッドの不老不死を謀るファーギーが、キャリントンの練習場から「ぎゃ〜」と引っこ抜いたマンドラゴラたちも、なかなか頭角を現さない。本場イタリア産の小悪魔ロッシはパルマ送りだ。
Minacoが「天使よ♡」と言い張る悪童も、最終ラインの生臭坊主も、マデイラ島の堕天使にしても我らには物足りない。サハは勝手に一人煉獄に堕ちているし。

ならばデコ、是非とも召還いただきたい。
生け贄が必要ならば、ヤギ顔のフレッチの生き血を捧げよう。持ってけ、バルサ。
サタンが街にやってくる! 魔太郎がくる! ならばもう僕は愛するブラジルサッカーも捨てよう。ロ魔ーリオはもう居ない。W杯にて、リアルに冥府魔道に生きる大五郎の髪型を模し乍ら、しかし畜生界に堕ちたロナウ丼よ、さようなら。
魔都「魔ンチェスター」に悪魔王子デコ君臨。その日を、我らフットボールサタニズムの使徒たち(と言っても、他に同朋が居るかは知らないが)は、世を忍ぶ借衣の下に、背徳のかぎ爪を研ぎ乍ら待つとしよう。エコエコアザラク、エコエコアザラク。

ただし、ラテン系悪魔にはどうにもプレミアの水が合わないのがデフォルト。
アルヘン指折りの魔術師ヴェロンもイマイチだったし。
「ギグスの様な欧州系悪魔がオオカミ属性ならば、南米系悪魔はコウモリ属性。その違いこそが交じり合えぬ所以」
と、無茶苦茶で何の根拠も無い論を上げてみる。
デコはファーギーの魔笛に応えられるのか、心配。もう二度と、悪魔を憐れむ歌など歌いたくはないものだ。


さて、そんなデコにもう一つのニュース。
バルサMFデコ、高級売春宿行ってた
25日付の英日曜紙「ニュース・オブ・ザ・ワールド」が、FCバルセロナ(スペイン)のポルトガル代表MFデコ(29)のスキャンダルをすっぱ抜いた。6日にロンドンで行われた親善試合、対ブラジル戦で勝利を収めた夜、デコが友人6人と連れだって、1人1000ポンド(約23万7000円)の高級売春宿に繰り出し、待合室にいるところが警備用の監視カメラに撮影されていたと伝えた。
【チェスター(英国)25日】


英国で魔力ならぬ、色魔ぶりを披露か。
前述のデイリーメール「I Need A Change」というデコの発言も、実はこの時のなら笑うなぁ。(←意味が違う!)

だが、こんなスキャンダルも我らデコファン=デコラーはこう受け取る。
「さすが、デコ。プロはプロしか相手にしない」
芸能人やらモデルやらを漁る連中とは違うのだよ、デコは。ハハハ。

デコの特筆すべきもう一つの魅力は、そのニヒルさだ。
ニヒルとは「レイバンのサングラスに隠したつぶらな瞳。更にその奥に隠した男の情熱と哀しみ、愛」である。
名前は凸でも、己の自我は凸らせない。むしろ凹。
されど試合では、普段隠した情熱を露にして相手を凹ませちゃう。やっぱりデコは凸。

思えば成田三樹夫も、コンドルのジョーも夭折し、男のニヒリズムがパロディに堕ちた現在、それを保っているのはデコと寺尾聡くらいだろう。この二人、表顔とのギャップの在り方、またプライベートファッションと立ち振る舞いは酷似している。

背中を丸め乍ら、指のリングを抜き取るのが寺尾聡。
背中を丸め乍ら、敵の股間を抜き去るのがデコ。
果たしてデコの真意は?
デイリーメールの「I Need A Change」が本当ならば、ユナイテッドよ、
「気が変わらぬうちに早く、獲ってくれ♪」

でもバルサはこんな選手を手放す気はあるのだろうか?
「孤独が好きなデコさ 気にしないで行っていいよ♪」
とはいくまい、ね。ルルルトゥルトゥル・・・・・・。
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by tototitta | 2007-02-28 23:16 | Manchester United | Comments(5) | ▲ TOP
ギャリーがカッコよく見えたんですけど
(記&絵/minaco.)
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ルートはこのマドリッド・ダービーをお休み。いきなり登録リストから外れたので何事かと慌てたけど、コンディション不良らしい。まあ一応試合は観る。アトレティコはいい選手が揃ってますなあ。腐女子にはフェルナンド・トーレスやアグエロが人気のようですが、ニック・ケイヴ風のガゴの方がタイプですね(聞いてない)。

という訳で、今週はユナイテッドの事だけ考えよう。

いやあ、フルアムにこんなに攻められるのも珍しい気がする。とはいえ、それも自業自得…。

以前何かで読んだコラムで、「企業で社員を採用する際、事業が常に上向きな状態を想定してしまうものだが、実は苦しい時にこそ必要な人材を採用すべきなのだ」という話があった。

優秀な能力があっても苦しい時に他の社員の士気を低下させる人材は、ますます悪影響を及ぼす。それ程優秀とは言えなくても「ピンチの時にこの人がいれば他の社員が頑張れる(=結果、全体の能率がアップする)」という能力を見極める事こそ、会社には有益だと。
つまり『七人の侍』でいえば、何故志村喬は千秋実のような侍を雇ったか、という事である。そういう能力は目に見え辛い。志村喬は賢明だった。

今のユナイテッドを見てると、似たような事を感じる。
昨季怪我人が多く苦労を強いられた時、スミシーやギグスが本来のポジションと違う役割を引き受けて、チームを助けてくれた。確かに本職と比べたら見劣りもするだろうが、ギグスなんてそれもお構いなしでプレイするうち、新たな境地に達してしまったから恐れ入る。スミシーは大きな代償も負ったけど、その心意気にチームは結束を固めた。

今季、いやこの試合も、苦しい状況を打開したのは代理キャプテンのギグスとロンだった。ここで勝てたのは大きい。

ギグスのあのゴールにはギャフン(死語)と言わされた。
ルーたんにパスを出した後、ギグスは逆サイドのスペースへ走り出す。ラーションもそれを感じてDFを引き付け、長い距離を走ってきたにも関わらず、ギグスはルーたんのクロスに何と、左足の踝で回転を掛けて蹴り込んだ。ギャー何だそれ。

ラーションが去ったら一番寂しいのは多分、ギグスじゃなかろうか。ジャリタレばかりの中、悪魔のひらめきに応えてくれるのは仏くらいだったのに〜、なんてね。

そしてそれまで難儀してたロンは、最後に1人でゴールまでブッちぎった。あっという間の出来事。フェイントでは誰も抜けないが、ロンのパワーとスピードこそ武器。90分間体力が落ちるのを観た事がない。

「ホナウジーニョより上」だの「次のバロンドール」だの、ロンの市場価値は上がるばかり(私としてはバロンドールなんぞより、今季授かるであろうサー・マット・バスビー賞の方が栄誉だと思うが)。
未だ一人前未満ではあるけど、この子の規格外のパワーは今、チームを牽引してる。

もはやシオ気の抜けたロンに、ソルトマニアの皆さんは口寂しい思いでしょう。でも大丈夫。シオい巨人には(ヘタ)レジェス、チェルスキーにはシオッベンが居るじゃないか!連中のシオっけだけで、おむすびだって握れるぞ。漬物だってしっかり漬かるぞ。塩辛だって・・。


逆転ゴールしたロンは、ガビーの待つベンチに駆けていった。試合後のインタビュウにてあの野太い声のロンが話すには(英語もバッチリだね)、何でも試合前「オマエがゴールすんだぞ〜」とガビーに言われたのだとか。

実は先日のリール戦、下げられて不満を露にしてたロンが気懸かりだった。確か昨季のCLでも、ロンは途中交代に露骨に不満を表してた。「大事な試合で最後までプレイ出来ずに平気な選手はいない」とその時はファーギーもフォローしたが、2度目となるとね。案の定、タブロイドにはフルアム戦から外れるとまで書かれたし。

でもこのシーンを観て、察した。ギャリーやガビー(勿論チームメイト全体)はちゃんとロンをフォローしてる。エヴラもフレッチもクスチャクもフィジコも、ベンチを飛び出してワッショイワッショイ。こういうチームは強いワ。

ガビーはいつも笑っている。ピッチでは戦士だが、彼は心優しきアルヘンティノ。ピッチにいないのを納得はしてないだろうし、忸怩たる思いも相当あるだろう。でも、いつ見てもベンチのガビーは柔らかく笑っている。それを見る度、プレイで貢献するだけでなく、ガビーはチームに必要な「他の選手の能力を上げる」人材なのだと感じる。
苦しい時を想定して真っ先に採用すべき人材なのだと。こういう選手あってのピッチでの結果なのだと。

ところで、ギャリーはプレイしない時にその株が上がるという、不思議な存在だ。この試合も「ギャリーが居ればぁ」と思わざるを得ない。

ロンを迎えたギャリーがカッコよく見えた。いやキャプテン、カッコいいっすよ!
・・何でピッチでそう見えないんだろ。
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by tototitta | 2007-02-26 19:49 | Manchester United | Comments(2) | ▲ TOP
チャンピオンズリーグ三題
(絵/minaco、記/なるほ堂)

終わりの始まり
【バルセロナ 1-2 リバプール】


ゴルフクラブで殴った方も、殴られた方も元気にプレーしていたリバプール。すげえ。
で、そいつらが点を取る。不器用(←褒め言葉)なクセに小細工に走り、結果いつも企画倒れで失笑モノ(ゴメンネ)のセットプレーも、この日はバッチリ。
大一番、なんかバルサとは「腹の据わり具合」が違って見えた。そういう相手にバルサは決まって敗れる。

「苦手のプレミアサッカーにまた食われたバルサ」と語るよりも、かつての強敵ベニテス・バレンシアに敗れたという方が相応しいかも。リバプールはプレミアで見るよりも、一層ベニテスらしい嫌らしさに溢れていた。旅の恥はかき捨て、という奴か。

得意の流れるプレーを「ブツ切り」にされると、リズムがバラバラになっちゃうバルサ。
「美しさを求めて、だがその裏を付かれて敗れた」と慰めたい所だが、昨年のボメルに続き、モッタ(またの名を「Mr.ホスピタルパス」)という美しさもへったくれも無い選手をしっかり起用しているんだから、そんな言い訳は立たないなぁ。

いわゆる、「エトー問題」にも触れておきたい。
長くこのクラブを眺めている側とすれば「またか」という思い。ロマーリオ、ストイチコフ、クライファート・・・同じ光景を何度も見て来た。だから、これも長年バルサに蔓延る病巣(もしくは宿命)、その現れなんだと思う。
マスイメージ上の「レアルとは違って、家族的団結でまとまったクラブ」なんて嘘っぱち。民主的会長選挙の弊害でいつも権力争いが燻り、それに付随して選手間には「会長派vs前会長派vs次期会長派」という派閥争いが常にある。殊に現会長下ではレアル以上にレアルだ。

前にも書いたけど、新日本プロレスそっくり。
「猪木=ストロングスタイル」という亡霊に憑かれ、マッチメイカーが足を引っ張り合い乍らコロコロ変わり、結果前田、武藤、橋本、藤波といった「団体の顔」に愛想を尽かされた新日。それは「クライフ=美しいサッカー」に憑かれ、前述の3人以外にもマラドーナ、ロナウド、フィーゴらに愛想付かされたバルサと同じに映る。
違うのは、ファンにまで愛想を尽かされた新日は、もう救い様が無いって所だけ。

だから今回をエトー個人の問題として、彼を責める気は全くない。
バルサは選手を愛するが、敬意は払わない。まして信用など与えてはくれない。
例外は完全にバルサと同化した生え抜きのカピタン・プジョルのみ。サポもフロントも、バルサというクラブのみに帰依するのだ。

そもそもバルセロナのパッションとは何か?
それは即ち、
「死と再生」
にある、と僕は見る。

だから、最上を求める過程に於いて、バルサは選手の“死”を厭わない。某「美しい国」同様、主観的すぎてアレな「美しいサッカー」を追い求め、物凄いサイクルで選手を消費する。約束も、信頼も、総ては過去の
刹那的な思いに過ぎない。選手は溜まったもんじゃない。

それがエトーの苛立ちの元なのだと思う。
単純な「特別扱い」云々じゃなく、これまでの功績により「当然与えられるべき信頼」が、与えられていない事への苛立ち。焦らず時間をかけてゆっくり、かつ完全に治すよう言われ、しかしいざ治ったら起用方に以前の様なリスペクトが感じられない──そこで「指示に従ったのに裏切られた」とエトーが不信を抱くのは当然とも思う。

何もバルサが間違っていると言うのではない。だからこそバルサは「常に最上かつ特別なクラブ」なのだから。またエトーも完全に正しいとも思わない。この日のファッションの様に、彼の心が真っ白とは思わない。
ただ、これは時に選手を置いてきぼりにする、バルサの早過ぎるサイクルという宿命がもたらす災いであり、「個人に責任を求めるべき問題」ではない──そこだけは強調しておきたいのだ。

ただし、それを理解している上でしかし個人的には、エトーはもっと尊重されて然るべきだと思う。この問題については、僕はエトー派に立たせて頂く。

エトーは誇り高きアフリカンで、自分に正直であり、かつ彼はその言動に相応しいプレーを示して来た。彼がピッチ上で全力を尽くさなかった事など無い。
だから、このチーム批判の根底にあるのは「エゴ」というよりも
「自負」
と思う。
他の、多くの孤独なストライカーたちと等しく。

表立ってチーム批判を発言した事も、これは過去に多くの選手が辿って来た道程故に理解出来る。バルセロナというマグマ世界の中で自分を主張する手だては、他にあるんだろうか?

そもそもライオンは吠えてこそライオン。決して猫ではない。
また、「チームの和」なんて物に窮々とせず、本能を信じてアクションする、それこそ本物のストライカーの証でもある。余談だが、そういう発言にいちいち目くじらを立てたり、それを許さない土壌からは本物のストライカーは生まれない、と思う。


この日──、
酔ってカラオケを強要した上に、断られるとそのチームメイトをゴルフクラブで殴るという事件を起こし乍ら、しかしゴールを決めるとそいつの目前でゴルフスィングのパフォーマンスをする、それがリバプールのストライカーだった。最低だが最高。で、殴られた方の選手も追加点。

バルサの敗因は、そういう逞しさを唯一持っている選手が、それに相応しい扱いを受けていない現状にあると思う。今のバルサは、自らリリースした奇麗なマスイメージに逆に囚われて、とても薄っぺらく映る。


試合評に戻る。
ライカールトの選手起用は、既に「よく分からない」というのがデフォルトになったようだ。
故に、そこに監督の過ちをあげつらうよりも、むしろその裏事情って奴を汲み取るべきかもしれない。
「この選手とこの選手は同時に使わない」「どんなに調子が悪くてもこの選手は替えてはいけない」
気づかいの人ライカールトは、そんな派閥云々の事情で縛られた采配を強いられているのではないだろうか。
それか、余程無能かのどっちか、だ。

そんな中、バルササポとしてはどういう態度を取るべきかを個人的に考える。
こういう時は、かつてファン・ハール時代に自分がした事をなぞるのが一番。
つまり、それは無視だ。

ちょうど波の様にさよならが来ましたね、と。
カンプノウから遠く離れる者、ここに残る者、僕が決めても構わないなら離れよう。グッドバイから始めよう、佐野元春。
そして一時サンバを忘れ、女神の奏でるワルツを踊り乍ら、湖の畔で夢を見るだけ。
それが、バルセロナの夜。

僕はバルサに世界一面白いサッカーを求める。それを見せてくれないなら、どうでもいい。
冷たいようだが、幾らバルサを支持しても、しかしそのバルサのドロドロしたマグマ部分にまで触れると身が持たないのだ。
マンチェスターUに於ける家長ファーギーの絶対独裁体制は目に見えるまんまだから判り易いが、バルサに於けるそれは見え難く、また死と再生のパッション、その性急なサイクル、そしてそれを支持するカタラン人気質は僕の人生観とは真逆であり、余りにかけ離れている。あんな風には愛せない。

バルサが死を越えて再生した時に、また無責任にここへ戻ってこようと思う。
そこに、まだエトーとデコが居る事を。また、ライカールトが居ない事を。


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またやりやがったなファン・ボメル
【Rマドリー 3-2 バイエルン】


僕のボメル評については過去記事でも記した通りだけど、
この試合で更に思い(憎悪?)が深まったので、また書く。溜め込んでいると身体に悪いし。

所謂「汚いプレー」にも色々ある。激しさの延長線上だったり、仲間のピンチを救う味のあるプレーだったり。
巷でダーティと囁かれるポウルセンやマテラッティ、鈴木隆行、そしてアルヘンDF(一括りでスマン)も、突き詰めて言えばそれだ。彼らがダーティワーカーである事は否定しないが、彼らのそれは言い換えるならば、手を尽くし身を挺して体現する「勝負への厳しさ」だ。ルートも、たぶん。

だが、ボメルのプレーはそれらとは違う(キッパリ)。
決定的な違いは、彼は守備の場面では「普通」のくせに、いざ攻撃で自分が「美味しい」って時だけ、計算してその「姑息技」を行使する点だ。仲間を救うためではなく、己の利の為に「汚さ」を以て敵を陥れる。

確かに、「故意に反則を貰い、流れを呼び込むプレー」はチームにとってもプラスだ。だが肝心なはずの「MFとしてのプレー」はそこそこに、試合中そればかりを狙って相手に「ちょっかい」を出し続け、で、ちょっと当たられるとアピールがてら大袈裟に倒れるってのは、サッカー選手の在り方としてどうなのよ。別の試合じゃ、3回転半して倒れた事もあったし。

また、敵の邪魔(※)する時も、実際は加害者のくせに、いちいち同伴して転び「被害者」を装う点。何よりそこが嫌い。
(※ボメルは「敵を潰す、削る」よりも「邪魔する」が適当)
そこには、サッカー選手としてのプライドや、相手をリスペクトし、プロとしての不文律を守るという心根が見えない。マテラッティも似てはいるけれど、仁義はちゃんと弁えている。第一に仲間の為に身体を張る事を厭わない。マテはただ、本人曰く「頭が足りないだけ」だ。ボメルの様な「姑息の権化」とは違う。

で、何故こんなにも僕がボメルに着眼し、辛辣に書くか。そろそろ、そこを白状しよう。
「僕の第二人格もコレなんだな」
ザザー(←皆様の引く音)
かのバッジョ曰く「思いついたプレーの中でいつも一番難しいものを選択している」。
ならば、草サッカー選手だった僕は、
「思いついたプレーの中でいつも一番“汚いもの”を選択している」
が相応しい。いや正確に言うと、思いつく以前に身体が勝手に・・・(捕まった万引き犯の表情で)。

ともあれ、ボメルの姑息な手管の大半は、心ならずも僕の“持ち技”だ。それが不本意であり、だからこそ同じ暗黒面を持つボメルを見ていると心苦しくて〜(涙)。

くれぐれも、決して普段に偽善の皮を被っているのではない。それだけは信じて。
ピッチに入ると、抑圧された人格(何に?)を解放するが如く豹変してしまうだけ。
それに、一度たりとも敵を怪我させた事は無い。ユニフォームだって破れるまでは引っ張らないよ。友人たちとの楽しい日曜試合を気まずくしたりしたり、相手に掴み掛かられたり、蔑む様な目で睨まれたり、砂や、汚い言葉をかけられたりした事は何度もあったけどさぁ。。。(むしろ姑息を強調するエピソードだな)

ともあれ、
敵に押された地点から5メートル近く足がもつれた振りをし乍らペナに入り込み転倒、でPKを主張したり、審判不在の草サッカーでもシュミレーションして審判へのアピールを忘れないという僕の律儀さ・・・そこに全く悪意は無い。しかし正直に言うと、悪意はなくともその瞬間がとっても楽しいのだ。味方のゴール以上に(!)。
で、そういう姑息な自分が許せないからこそ、ボメルが許せない。近親憎悪って奴だな、うん。

Rマドリー戦。
サッカーの神様はこんな奴に格好のミドルシュートのこぼれ球をプレゼントした。そこがまた腹立たしい。そんな事、僕には一度も無かったし!
でも、ボメルも影では僕の様にクヨクヨしてたりするのかなぁ。。。いつか腹を割って話をしてみたいもんだ。

<その他>
・相変わらずのシュバインシュタイガーの汚さにガッカリ。ボメルとは違ってちゃんと才能がありながら、でも「左サイドの足踏み魔」で終わっちまうな。

・腐っても名門対決。内容的にはベテラン勢がしっかりと「魂の取り合い」を見せてくれたのは幸い。尻の青い若造ども出る幕無し。


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悪魔が来たりて、笛を吹く前に球を蹴る
【リール 0-1ユナイテッド】 

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傘にかかったリールの攻撃は、98W杯の時のフランス代表のそれを思わせた。
サイドからぺアナルティアーク付近ヘ素早く配球し、そこで競りこぼれた球に詰める。

決勝でその戦術に敗れたブラジルは、しかし四年後にそこを埋めるべく「アンカー」を発明し、02W杯では失地を回復。だが、アンカーを持たないユナイテッドは最後まで苦しんだ。凸凹のピッチも加えて。

このリールのスタイル、それは弱者が取る戦法としては「有り」と思う。金持ちチェルシーがやるのは、尻の穴が小さくて不快だが。

一方アンカーを敷くシステムは、個人的には嫌い。アンカーと言っても、今じゃ所詮はセンターバックの前に陣取る「潰し屋」だもん。安易にそれで対抗しないユナイテッドには好感を覚えた。

リールは判定へのグダグダはともあれ、グッドルーザーだったと思う。
強者を挫くべく、弱者はその一点を突く。そして苦しめられた強者は、普段隠している「もう一段階上のフットボールの奥深さ」を表す。個人的にはこういう試合って大好き。
ギグスの「悪魔の尻尾」を引き出したリールには、拍手を・・・でも、彼らにオールドトラフォードの芝を踏む資格があるかは、別だが。

ともあれ、
厳しいアウェイでも潰し屋なんぞ置かず、プレーは熱く堂々と、しかし「イングランドのやんちゃ野郎どもの悪巧み」も忘れない。赤い“悪魔”、レッド“デヴィル”の真骨頂。
そこが多くのサポがユナイテッドを愛しく思う理由なんじゃないかな。
ルーニーがソワソワし乍ら球を置く様、さり気なくソックスを治す素振りをして注意を反らすスコールズ。あぁ、萌え〜〜〜〜〜!


<その他>
・サハにエールをおくろう!
 「ルイ〜ス・サ〜ハ!」(「やなぎさ〜わ!」のメロディで)
「アウェイでキャリックを使わせない会」の署名運動が有るなら、参加します。
・ユナイテッドに『宇宙戦艦ヤマト』を重ねる僕としては「ラーション=真田さん説」を。北欧の賢人ストライカーはいつも冷静に先読みして行動している。真田さんの「こんなこともあろうかと・・・」みたく。

++++++

おまけ。
日本対アメリカの壮行試合を見た。見たと言ってもチラ見だけど。
(チャンネルはCL優先、僕ぁ非国民サッカーファンですから/笑)

アメリカ9番の巧さに眼福の思い。対して日本は・・・言葉無し。
アメリカは「2タッチでの繋ぎ」をテーマにしていた様に映った。きちんと止めて蹴る、その繰り返し。勝負は二の次。
言い換えれば日本は舐められていた。馬鹿にされていた、でも結構。
しかし、それでは一体日本は何をテーマにして戦ったのだろう?
よく「選手を試す」というけれど、未だ経験値の浅い選手たちをピッチに放り出して、何を見極めるんでしょうね、

で、
またしても踊る、「得点力不足」という言葉。
そもそも、得点は得点力で取るもんじゃないのに。
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by tototitta | 2007-02-23 19:30 | Manchester United | Comments(25) | ▲ TOP
いいことばかりはありゃしない
(記/minaco.)

いい気分は1週間しか持ちませんでした。
どちらもドロー。ユナイテッドはともあれ、レアルの話はあんまりなんで、一言で察して下さい。

どいつもこいつも。


てな訳でなるほ堂に続き、私も凹んだ気持ちを回復させるというか、景気付けするモノを考えてみる。

以前書いたのは、『モンティ・パイソン』とかのコメディだった。
それ以外では・・・音楽なら何だろう。言ってみればMY入場テーマ曲。
「 Cancion Del Mariachi (Morena De Mi Corazon)」
映画『デスペラード』のステージでバンデラスが歌ったラテン・ナンバーである。シビれる。もし携帯を持ってたら着メロはこの曲だ。
サントラCDはプレイヤーが壊れるまで毎日聴いた。ロス・ロボス(ラテン・プレイボーイズ)大好き。来日ライヴにも行った。世界一カッコイイ、デブ親父だった。

後はやはり「Born to run」かな。ガチだし、条件反射で一緒にシャウトする。
私はしみったれた曲が嫌いなんで(The Smithsはしみったれた人間と歌詞だが、曲はモータウンみたいにキャッチーだ)、バラードって奴が苦手。そいうえば昔はタイマーかけて「War」で目覚めてた時もあった。
でなければ、スタンダード・ナンバー。ジュディ・ガーランドの「Get Happy」もベタでいいぞ。ストレートにストーンズの「Happy」ってのもある。

ミュージカルのサントラもオススメだ。『雨に唄えば』の中から、ドナルド・オコーナーの「Make 'Em Laugh」 がいい。サビの所で元気良く床を鳴らそう。

それから、60’Sのガールグループも大好きだ。失恋ソングを威勢良く歌おう。マーサ&ザ・ヴァンデラスの「Nowhere to Run」なら最高だ。ヴァン・モリソンの「Baby please don't go」もイイな。

しみじみ勇気を与えられたいなら、「You'll never walk alone」で決まりかもしれない。勿論、大合唱の気分で(本当なら「あの」チャントが一番・・・だけど、今は悲しくなるだけなので却下)。

日本の歌では、そうだな・・・九ちゃんの「タイミング」がポップでいい。あとアニメの「宝島」のテーマソング(さ~あ行~こう~夢に見た島へと~♪)。これ名曲!
最後は「青い山脈」、指揮は藤山一郎さんで。なんてのはいかがでしょう。(え、まさか知らないとか?)

映画で景気付けるなら、何だろう。
英国貧乏映画でも、『ブラス!』『フルモンティ』なら気持ちよく泣けるかもしれない。間違ってもケン・ローチは避けるべき。

ウディ・アレンと同じように、マルクス・ブラザースも定番(但しゼッポが抜けて勢いがなくなった後期のは逆にテンション下がるけど)。『我輩はカモである』『オペラは踊る』だね。
ロドリゲス映画はどれでもOKだけど、ここは『スパイ・キッズ』にしよう。ビバ・トレホ兄貴!

ミュージカルでは『ザッツ・エンターテイメント』『バンドワゴン』
それから黒澤明の『素晴らしき日曜日』かな。極貧カップルのいじけたランデヴー(死語)を観て、まだ恵まれた我が身を確認するとか。クライマックスで観客に突然演説されても、ドン引きせずにちゃんと拍手で応えるべし。

思いつくまま挙げてみたものの。
結局はこうして書くことが自分のセラピーになるんだろうな。
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by tototitta | 2007-02-19 22:28 | 日々日常 | Comments(6) | ▲ TOP
お仕事情報&本日の戦利品
(記/minaco.)

恒例、福祉バンク市にて中古品を漁って来ました。今日の戦利品はこんな感じ。

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「サザエさん」はオモロいすねwww
この巻は昭和44年頃の大阪万博当時に描かれた訳ですが、アタラシイすね。
サザエさんの顔つきが変わる絵が凄く好きです。黒サザエ。
カツオの性教育やら、微妙なお年頃ネタもあります。ウワー。
長谷川町子は稀代のシューター。とても敵いませぬ。

一枚30円のお皿は、昔盛岡にあった自然食レストラン(?)で使われてたものみたい。学生の頃よく通った思い出があって、懐かしいので買っちゃいました。
こういうリサイクル市では皿などを衝動買いしやすい。以前買った剣持勇のメラニン灰皿は50円だった…。

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<お仕事情報>

MCプレス様発行のMC mook「男の髪ヘアケア大逆転BOOK/突然、髪が生えてくる!?」が発売中です。
イラスト多数担当させていただきました。書店にてご覧下さいませ。

薄毛でお悩みの方といえば…ケイロスは苦労が頭に出てるけど、ギグスの生え際はしぶといですな。
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by tototitta | 2007-02-17 19:19 | 業務連絡 | Comments(0) | ▲ TOP
そんなあなたに、ハカをどうぞ。
(記/なるほ堂)

最近、このブログにお越し下さっている方々が色々と大変なご様子で、何とか励ます事が出来ないかと思案するのだけれど、でも良い方法が見つからない。。。
その方々のブログを訪れてコメントを残すのも、逆にお返事を煩わせてしまってはうまくないし、実際何を書けば励ましになるのかも判らない状態。

なので、僕の個人的な「元気値をアップする方法」を、ここでご紹介させて頂く事に。
僕は凹んでいる時はこの映像↓を見ます。(音にご注意)
「Ka mate! Ka mate! Ka ora! Ka ora!」
(訳/私は死んでいる!死んでいる! 私は生きている!生きている! )


また、
対戦相手のトンガが『Sipi Tau!』で応戦した映像も魂が奮い立ちます。

今、ラグビー北半球王者を決めるシックスネイションズが行われていますが、やはり僕は南半球の方が好きですね。サッカーと同様に。

なお、
本当はサッカーの映像で自分を元気にしたいのですが、逆にネガティブな思いが去来して、なかなか上手く行かないもんです(涙)。

さて、
ちょうどこんな季節、僕の通っていた高校では「ラグビー祭」なる催しがあり(今もあるのかな?)、雪に覆われた校庭にてクラス対抗(+教員チーム)のガチ対決が繰り広げられました。足下も悪く、またルールもよく判ってない(笑)ので、殆ど押し合いへし合い状態。脳震盪、流血当たり前、中には骨折する生徒も。
でも、クラスのプライドを背負って闘った事は得難い経験として、今も心にあります。

加えて、先のハカに類した(というか、もじった?)踊りも、高校一年生の時に行事としてありまして(しかも町中を・・・)、そんな思いもあって、本物のハカを見るととても前向きな気持ちになりますね。

どうか今困難に立ち向かわれている方々に、ご紹介した映像が少しばかりでも力を与えるものであったら幸いです。

また、皆様には皆様なりの「元気値をアップする方法」がお有りと思います。僕自身も参考にしたいので、是非ともお教え下さいませ!
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by tototitta | 2007-02-16 17:44 | Other Sports | Comments(8) | ▲ TOP
My Whity Valentine
(記/なるほ堂)

「今年はもう、(雪は)降りそうも無いですね」
「ええ。今は良いですけど、夏場の水不足とか心配ですねぇ」
──昨日、ご近所さんとの会話。

そしたらこれ↓ですよ。
(いつの間にかエキサイトブログに「続きを読む」機能が付いていたので、早速)

続きを読む。
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by tototitta | 2007-02-14 23:57 | 日々日常 | Comments(8) | ▲ TOP
いつもこうならいいのに
(記&絵/minaco.)

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ええと、最近のMUTVでは”Red Hot News”を放送しなくなりましたね。PCで観るには有料だし。過去の試合をやってくれるのも有難いんですが、Jスポさん、これは手抜きじゃないでしょうか。こっちはリザーブ・チームをチェックしたいし、ガビーやパク☆チーの英語がどれだけ上達してるかもチェックしたい訳です。てゆうか、今更乍らキーンの引退試合くらいはやって欲しい。プンプン。

そんな昨今ですが、選手の公式サイトは活発ですね。最近ルー坊のサイトが出来たり、エドさんの所もリニューアルして、同じくギグスラーション のサイトもある。ヴィダのサイト も地味に更新されています(ここにはヴィダの知られざる逸話があって、泣かされます)。他にもあるのかなあ。

エドさんはキチンとマメにコラムを書いています(ギグスはあまりやる気なさげww)。鼻骨折したせいで暇なのか、先日も詳しく状況報告がありました。大事に至らず何より。
エドさんの場合、直接メールを募集してますので、良かったら英語またはオランダ語の得意な方はどうぞ。出来るだけお返事するよと張り切ってるようです(オランダ人って皆マメなのか)。ちなみにエドさんは日本食が大好きだそうですよ。


さて、こんな枕話を書いてるのは久しぶりに機嫌が良いからです。
まずレアル、そしてユナイテッド。

開始早々またしても先制され、岡田さんのボヤキ解説に耳が痛い。それでも今日は良い試合の入り方だったルート(後ろからアターックをお見舞い)。ベックスがいる影響でしょうか。シックス・ネイションズ・ラグビーを観た後では、このくらい黒じゃない。

ルートは渦中のベックスをずっとかばっていたけれど、プレス会見でベックスのキャリアまで諳んじてみせるのには「友達というよりファンだろ」と突っ込みたくなりました。

その2人のゴールでやっと勝利したレアル。ベックスのスゲエ弾道のFKと、これであらゆる得点パターンを実践した事になるルートのヘディング(ゴールした後雨で濡れたピッチにダイブしたら、全然滑らなかったwww慣れない事をするもんじゃない)。無事ミッションを果たせてヨカッタ。

確かにあの移籍発表でクラブが怒るのは当然だけど、ピッチでのベックスはリスペクトに値する。捨てたとはいえ、やはりユナイテッドが育てた我が子。ルート曰く、「ユナイテッドでプレイした事があれば、後はどこでだって平気」。白の一員になっても流れてるのは赤い血なのです。ただ、'03年CL・レアル戦でのベックスのFKをちょっと思い出しちゃうね。

だが一抹の不安は、ルートの追加点にもさっぱり盛り上がらない控え選手達。そりゃないよ。比べちゃ悪いけど、ユナイテッドなら大事な試合でこんな事はあり得ない。外せば一緒に頭を抱え、決まればベンチから飛び出すような、常に試合に入ってる我らがバーズリーみたいな控え選手はいないんでしょうか。
加えて、リーガのTVカメラのスイッチングだけはどうにかならんもんか、と毎度思います。


自分までスペインに移籍したかのような軽いホームシックを感じてしまうリーガに続いて、ユナイテッドを観ると「ああ帰ってきた~」とホッとします。中盤でスコールズのパス捌きを観ると、安心します。ベンチ裏のファンへ気さくにサインをするファーギーを観ると、「やっぱり我が家が一番よ」(by 『オズの魔法使い』)としみじみします。

「もしかしたら次もおシェイでいくかもよ?!」などと、エドさんはブラック・ジョークをコラムで書いてましたが、やはりこの試合はクスチャクの出番(そりゃそうだ)。以前観た頃より守備範囲も広く、とりあえず心配はなさそうです。
更に代表戦で頑張って来た選手をお休みさせ、久々のフレッチ。今日のギグスは何か狙ってます。エヴラやパク☆チーなど、使い勝手の良い僕をアゴで使います。
だがこちらも相手がショボ・・とはいえ、1点のリードじゃ何が起こるか解らない。

後半になると嫌な流れになり、なるほ堂も「何か手を打たねば」と心配してると、早速仏のラーション様投入。
悪いけど、サハがやってたポジションに入った途端、ラーション様は違いを見せ付けて追加点を演出してしまうのでした。ギグスとリッチー程とは言わないが、この差は歴然。

キャリアが違う、いやフォースが違う。思えばアメリカW杯のラーションから、今のラーションを誰が想像出来たでしょう。あの酷い骨折を経て頭を丸めたラーション様は別次元ですな。ああサハの立場なし。

そういや、両チーム共勝利を収めたのは久しぶりかもしれません。しかも2試合でヘディング・ゴール3連発。これで週末まで気分良く過ごせるでしょう。いつもこうならいいのに。
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by tototitta | 2007-02-13 22:55 | Ruud van Nistelrooy | Comments(6) | ▲ TOP
ユナイテッド・ファン推奨映画(?) 『ミリオンズ』
(記&絵/minaco.)
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昔、『フィールド・オブ・ドリームス』って映画が流行った。
全盛期(?)のケビン・コスナーがガチに農場をつぶして野球場を作る。そしてトウモロコシ畑から往年の名選手達が現れる奇跡に、野球ファンは涙したはず・・。
で、私もこんな夢を見るのである。

「If you build it, he will come」
そんな啓示を受けて田んぼにフットボールのピッチを作ると、奇跡が起こる。稲穂の向こうから現れる往年のレジェンド達・・・。
ジョージ・ベスト、サー・マット・バスビー、ダンカン・エドワーズ・・・悲劇の事故で失った選手達。どさくさに紛れて、ついでにベッカムとルートも。
もう2度と見られないはずのユナイテッドのユニフォーム姿で、もう一度だけ戻って来る。
それが私の『フィールド・オブ・ドリームス』なんである。どうよ、涙なくしては見られないでしょ。

いや、今回ユナイテッド・ファンおすすめの映画はコレじゃなくて、ダニー・ボイル監督の『ミリオンズ』である。

ママを亡くした後、マンチェスターの新興住宅地に引っ越してきた父と2人の小さな息子たち。
リアリストで生意気な長男(小さなバーズリーみたいな顔がカワイイ)と、聖人オタクで疑う事を知らない次男(そばかす顔がカワイイ)。
ある日線路脇で遊んでると、空から大金を詰め込んだナイキのバッグが降ってきた。
これは神の贈り物なのか?
とりあえず、内緒でいただいちゃえ!もうすぐポンドからユーロへ移行すれば、ただの紙くずになっちまうんだし!

冒頭で「お金は大事じゃない」と言いつつ、100万ポンドに振り回されるこの一家。果たしてお金の持ち主は。そして、次男の前に次々現れる聖人達は・・・。

父親役はユナイテッド・ファンでおなじみ、G・ベストの追悼セレモニーでも司会を務めてたジェイムス・ネズビット。
この映画には悲劇と奇跡がある。ユナイテッドにも悲劇と奇跡がある。
ダニー・ボイルがユナイテッド・ファンかどうかは知らないが、私にはそこはかとなくマンチェスターに流れる文脈を感じてしまう。こじつけと思われても。

例え宝くじには当たらなくても、ママが死んでしまっても、奇跡は起こる事もある。それを奇跡と信じなくても。
人生にファンタジーは必要だ。
何しろポンドは未だポンドだし、マンチェスターは曇り空ばかりだってのに、映画の中で、空はいつもあり得ない程晴れ渡っているではないか!(妙な部分にCGを使っちゃう映画ってスキだー)

ああ、大きなスクリーンで観たかったなあ。上手く言えないけど、私のようなユナイテッド・ファンの琴線に触れる。そんな可笑しくも暖かい映画。

兄弟の通う小学校ではこんなシーンもある。あ、この制服には見覚えがある。

先生 「尊敬する人を言ってみよう」
手を挙げる生徒1 「ロイ・キーン」
先生 「他には?」
すかさず生徒2 「ファン・ニステルローイ」
笑顔の先生 「ユナイテッドの選手以外は?」
生徒3 「シティのファウラー」
一斉に他の生徒 「ブーーーー!!」

・・・良かったな、尊敬されてるぞ!!
それもまた、ファンタジー。これだけでもう泣けてくる私であった。
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by tototitta | 2007-02-10 21:58 | 映画 | Comments(4) | ▲ TOP
ミッション
(記&絵/minaco.)
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ルートはよく、「点を獲るのが自分のミッション」と言う。
田舎の古い価値観で育ったルートには、実は重い言葉なのかもしれない。
ミッションとは任務とか仕事というより、カトリックでいう「使命」だろう。ファナティストらしい言葉だ。(ファン・バステンには理解できないだろうけど)

それを踏まえると、ここ最近のレアルを観るのは辛い。
まるで、スペイン植民地下の南米に布教しに来たイエズス会のガチ宣教師の理想が、結局国の権力に翻弄されてゆく映画『ミッション』まで重ねてしまう。大げさか。
ユナイテッドとは違う、このマグマなクラブを理解するのは難しい。いや、ユナイテッドの選手なら観てて何をやろうとしてるか、どんな状態でプレイしてるかは伝わるものだけど、ここでは伝わらない。それが一層フラストレイションになる。

ゴールがカワトク・デパートで売ってるなら、買ってやるよ。でも売ってねえんだよ。・・・斉藤先生 (ココロのツブヤキ)。

ベルナベウのファンは会長に「アディオス」と白いハンカチを振っていた。マドリディスタとクラブの関係は、恋愛なのだと思ってる。恋人に愛想が尽きたら憎む事も出来る。与える事より求める事、それがファンの愛情表現なのだろう。ソシオへのサービス重視を謳ったカルデロン会長だが、残念乍らこんなもんだ。


口直しに、愉快な愉快なユナイテッドを観る。今日もピッチで自分を表現する我が選手達に親バカ気分。

喧嘩なら喧嘩で、やられたらやり返し、アイディアは自在だ。いい意味で皆、自己顕示欲が強い。あいつが1人抜けば、オレは2人抜く、味方同士でそんなプライドの応酬。エドさんが負傷すれば、リオがGKをヤル気満々。皆が「おいしい」所を窺っている(で、結局おシェイの独り占めかよww)。
そしてファンは大きな歌声でもって一人一人のプレイに反応する。その一体感。
チームが好調だから故と言われればそうかもしれない。TVではリーガのスタジアムの空気が伝わらないだけかもしれない。


いいや、このくらいで泣き言を言ってはイカンイカン。

ただ、ルートのミッションが無事果たせるように祈る。とにかく、祈ってる。
せめてロンのゴール数には負けたくないもんね。
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by tototitta | 2007-02-07 22:06 | Ruud van Nistelrooy | Comments(2) | ▲ TOP
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