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イラストレーターMinacoとなるほ堂が、サッカーのこととか、映画のこととか、日々日常に関して、その情熱の総てを地球にぶちこんで叩き付け、戦い挑み、愛を説く日々の記録。
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カーリングカップよ、もう一度
(記/minaco.)

景気付けする歌シリーズ、第2弾。(ちょうど赤白黒!)

JUDY GARLAND "GET HAPPY"





ユナイテッドはカーリングカップをいつの間にやら勝ち進んで、日曜にはスパーズとの決勝。

今日、鹿島はお先にゼロックス・スーパーカップを獲った。「獲らなくてもいいタイトルなど、ひとつもない。全部勝つ」。そう言う満男と同じく、ユナイテッドもどうあろうと全部勝つに決まってる(と思ってる)。

だから、ワタシはずっと前から勝利を「要求」するのを止めた。ファンとしてどうよ、って気もするが、今更結果にハラハラしないのが正直なところ。

勿論勝てば嬉しいし、負けるのは嬉しくない。ファーギーと選手達がとことん勝ちたいのは知ってるから、それが達成されて喜ぶ姿を観るのが愉しい。痛み止め打ってプレイするエヴァンスのように、ユースから来て居場所を求めて必死な子が報われてくれれば嬉しい。別に謙虚であろうとしてるんじゃなくて、勝利そのものにさほど拘りがなくなった。


カーリングカップには、どうしても悲しい思い出が付きまとう。
ご存知の方も多いと思うけど、'06年決勝での「きっかけ」が「結果」を生んだから。

当時ユナイテッドは、言わば近年のバイオリズムでドン底の時期だった。たかがカーリングカップ、されどカーリングカップが唯一のタイトル。
優勝を祝う場で、ルートは1人仏頂面。とゆうか今思えば、かなり動転して、ショックで混乱していて、この世の終わりみたいな絶望が顔に出まくっていた。スミシーへのメッセージTシャツを着た表彰式の壇上で、彼は人目を避けるように後ろに隠れた。エドさんとファンへ挨拶しに歩き出すものの、作り笑いもできず、落ち着きなく髪を掻きあげ視線を泳がせていた。そしてどうにも堪らなくなり、とうとうその場から離れた。後でファーギーを酷く罵ったという。

来て間もないエヴラとヴィダが途中投入され、自分に出番がなかった事、それがすべてのきっかけだと彼が言うので、ワタシは信じる事にしてる。ワールドカップでファン・バステンに外された時には猛烈に怒ってたけど、この時は絶望がハッキリ見て取れた。直後に胃炎にまでなったし、髪も抜けたし(それは禁句)。

今季、今のところ5冠を狙える程にユナイテッドは強くなった。
すっかり10番に相応しいルーたんを愛でながら、再びカップを掲げて皆がハジケる所を観られれば嬉しい。その時は祝いましょう。愉しけりゃいいの。ネタ的にも。
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by tototitta | 2009-02-28 21:15 | Manchester United | Comments(4) | ▲ TOP
小ネタ年度末調整
(記/minaco.)

ちょっとダウナーな時なので、景気付けする曲を貼っておきます。

Make them laugh

『雨に唄えば』('52)を観た時、ジーン・ケリーよりもドナルド・オコナーの身体能力にぶったまげました。ほんとにすごいので、是非ご覧あれ!





【事件です】

ベックスがミラノに居て、ユナイテッドはミラノに来た。
しかし、こんな光景 を目にするとは、予想だにしませんでした。ファーギーの目の黒いうちに…いやもともと黒くないけど、ベックスと笑顔で再会するなんて、そんな日が来るとは思いもよりませんでした。

写真では視線を合わせてないのがちと気になりますが、それは些細な事でしょう。二度とキャリントンの土を踏めないと覚悟してたけれど、ここはミラノ、サンシーロの土です。ギグスやスコールズ、リオ姐さんにルーたんと嬉しそうに、本当に嬉しそうに笑うベックスを見られて、大げさに言えば感無量です。ミランさんのナイス・アシストに感謝!
結局こうなるまでに6年もかかった訳ですね…。どうやらファーギーが丸くなったってのは本当みたい。

CLインテル戦は、いい試合でした。リオ姐さん最高です。フレッチは災難だったね…。



【アカデミー賞です】

授賞式をちゃんと観たのは初めてだけど、今年の司会ヒュー・ジャックマンは「当たり」でした。客席に居るミッキーをいじった時には、少々ハラハラ。ミッキー、TVに映せるギリギリで大人しくしてた模様です。
そういえば、昔なるほ堂は「モッくんに似てる」と言われた事もありましたよ。昔ね!

ところでタイムリーな事に先日、仕事のために『ダークナイト』をDVDで再見しました。改めて観直すと、気付かなかった台詞の伏線が解って、より面白かったです。助演男優賞のヒース・レジャーは予想通り、納得だなあ。観るたびかなり笑えるから凄い(*パーティに乱入して、まず手掴みで喰う所が好き)。しかも主役を喰うんじゃなくて、程よくガチを引き立たせている。

さて、アカデミー賞に対抗して(?)、我々も<ガチ映画祭>を開催する予定です。
ただいま選考の真っ最中。てゆうか、まとまらなくて困った。別に誰に頼まれた訳でもないですが、もうしばらくお待ちを。そしてよろしければ、ご一緒に盛り上げて下さると嬉しいです。
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by tototitta | 2009-02-25 22:03 | 小ネタ | Comments(2) | ▲ TOP
コレクターズ・エディション
(記/minaco.)

んまあそれにしても、フルアム戦は愉しそうな試合だったようですね。ルーたん復帰&ゴールおめ!ベルバさんもエドさんもおめ。でもって、スコールズのキャノン砲キタ━(゚∀゚)━!! 巧ければ巧いほど、経験を積めば積むほど、シンプリィ・ザ・ベストなんですなあ。


さて先日、「これは手に入れねば!」と思って即、紀伊国屋書店へ注文したモノが届きました。

Inside United 200th ISSUE!SPECIAL COLLECTOR'S EDITION

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前にも書きましたが、この公式マガジンが200号を迎えるに当たり、“ピッチと雑誌の輝ける17年間を祝う”特集号です。
ワタシはユナイテッド・マガジンを定期購読してた時期があったんですが、ルートが退団してからは('08年のインタビュウ特集号を除き)遠ざかってました。しかし、貴重なコレクターズ・エディションには抗えません。期待通り、盛り沢山な内容でした。


まずは、選手スタッフ関係者の証言で振り返る17年。スタムさんが「俺だって昔は肩まで髪があったんだ!」と熱く語ってるのが笑えます。

そして恒例コーナー、「サー・アレックスに訊け」のセレヴ特別編。いつもは一般ファンからの質問に答えるファーギーですが、今回は有名人のユナイテッドファンからの質問状です。ウサイン・ボルト(北京五輪陸上金メダリスト)、イアン・ブラウン(元ストーン・ローゼス)、ドミニク・モナハン(『LOST』のチャーリー、『ロード・オブ・ザ・リング』のホビット役の俳優)、エド・オブライエン(レディオ・ヘッド)、マイケル・キャリック(えっ)などなど。おなじみのピーター・フック(ふっきー)やジェイムズ・ネズビットがいないのはちと残念だけど、いずれも興味深い顔ぶれです。(ちなみにキャリックは、ファーギーの持つ馬のレース予想を尋ねています。直接訊けよww)

──余談ですが、ドミニクは『LOST』をハワイで撮影中、チェルシー戦を前に居ても立ってもいられず、チームに激励メッセージを送ったとか。でも他の共演者はフットボールもユナイテッドも知らないので、1人して浮いてたとか。そんな事を思い浮かべながら、ワタシは(まだ)シーズン3を観ています。

その他、17年間に獲ったトロフィー自慢や、当時の選手たちの秘蔵プライベートショットの数々、思い出のゴール・シーン、知られざるエピソード集も。これまでのカバー・ストーリーを見ると時代が偲ばれます。

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いやぁ皆んな若かったね~!と、それぞれの写真だけでご飯3杯食えますね。やっぱりベックスは垢抜けない昔から可愛かったんだなーと今更思う。二十そこそこのスコールズとかギャリーとか、ギグスの恥ずかしいファッションとはっちゃけぶりとか、子供時代のマクレアだとか大放出です。一番若かったのは、ファーギーだけど。オーレは全く変わらず、インスも変わらず。

そして我がカントナ。シュマイケルやジョルディ(=クライフ。覚えてる?)、キーンさんらと風呂で祝杯を上げる姿が。もちろん皆マッパ。
但し、'99年以降の分はまた次号だそう。え、また買うべきかしら?とちょっと懐が脱力いたしました。

そんなこんなで、ちょうど自分がユナイテッドファンになった頃からの時代を堪能することができました。ルートも少しだけ、登場します。表紙を飾ること、20回(集合含め)。最初のは入団時で、“Predator現る”といった感じの見出しです。

…そう、恐らくワタシは、彼が確かにマンチェスターに居たという「証拠」をかき集めているのだと思います。
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by tototitta | 2009-02-22 18:47 | Manchester United | Comments(0) | ▲ TOP
『ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢』~タイトル長っ
(記&画/minaco.)

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またもミュージカルです。
何せこっちでは公開時期が遅いんもんで、今頃になってようやく『ブロードウェイ♪ブロードウェイ コーラスラインにかける夢』('08)を観たんである(もうすぐDVD出ちゃうじゃん)。邦題が長っ。原題の方も『 EVERY LITTLE STEP ‐The Journey of a Phenomenon. A Chorus Line 』と滅茶苦茶長いんだけど。

ブロードウェイの舞台と、後に映画化した「コーラスライン」は残念ながら観てない。けれども映画(リチャード・アッテンボロー監督 / '85)が公開された当時、話題になったので内容や歌はすっかりお馴染み。有名な♪ONEの振り付けを友人と真似した事もあった。

今回の映画は、16年ぶりに再演される舞台のオーディション風景を追ったドキュメンタリーだ。主要キャストの倍率は3000分の19。各地から集まったダンサー達が次々に振るい落とされて、最終選考まで8ヶ月も要する長い戦い。
そればかりではない。この作品を生んだ'70年代の創作過程、初演キャストらのコメント、そして演出の故マイケル・ベネットの語るテープが挿入され、現在のオーディションと完全にシンクロするのが見ものである。そこにブロードウェイ、またはアメリカ芸能における意地と誇りを感じる。基本的にダンサーって、ガチ。ゲイも多いし。

そもそもこのミュージカルは、昔マイケル・ベネットがダンサー達にインタビュウした実録エピソードを元に、名もない彼らのオーディションをドラマ化したバックステージものである。当時の映像や音声を振り返りつつ、今まさにオーディションを受けるダンサー達を追うんだから、楽屋が何重にも入れ子になったような構造のドキュメンタリー。複雑だけど、すこぶるスリリング


集まった若いダンサーはそれぞれに様々な背景を持っている。幼い頃から舞台一筋の女の子、ラテン系の姐さん、陽気な子、ナイーヴな子、1人だけ自信満々な男の子、親もダンサーの血筋の子、驚いた事に日本人の女の子もいた。
緊張で歌詞を忘れたり声が上ずったり、「なんでこんな大事な時に猫の事考えてるんだろうアタシ…」って子の心境は、物凄く解るなァ。

初演メンバーを含む、審査員たちも感情豊かだ。キツイ事も言えば、溜息をついたり、時には感動して泣いたり。観てると、自分も一緒に審査してる気持ちになる。

「ねえ、彼女この役にピッタリですよ。イイんじゃないすか(ノ゚∀゚)ノ」
「うわあ、ぶりっ子キタ━(゚∀゚)━!! 勘弁して~」
「お次は2世キタ━(゚∀゚)━!!」
「うーん、この2人は甲乙つけがたく迷いますねえ~('A`)」
などとワタシも無責任に品定めしてみるが、最後に大ドンでん返しが来たりして、どうなるか解らないものですなあ。エーッ、なんで彼女が?!なんて事もあるけれど、勝負は時の運でもある。この世で一番大切なのは素敵なタイミング、って九ちゃんも歌ってる。

まあワタシは何も予備知識なく観たので、当然誰が合格するのか全く予想つかず、凄くワクワクするドキュメントだった。何より只のバックステージものじゃない、この多重構成にはヤラれた。今のところ、今年のベストです。そして観た後しばらくは、真似して歌い踊りまくったのは言うまでもないです。

でも、ダンサーという名のガチはそうとして生まれるもの。彼ら彼女らは、いつか踊れなくなる日の恐怖に怯えながら、死ぬまで踊り続けようとする。赤い靴を履いて生まれた者。フレッド・アステアなんか、引退した後も毎日レッスンを欠かさなかったというしね。ああ生まれ変わったらダンサーになりたい~(ないものねだり)。
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by tototitta | 2009-02-19 20:48 | 映画 | Comments(0) | ▲ TOP
『マンマ・ミーア!』~ゲイとアバ~
(記&画/minaco.)

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いきなりだが、つまるところ人の心には誰しもゲイが住んでいると思う
ABBAの『ダンシング・クィーン』を聴くと、心の奥底のゲイな部分をたまらなく刺激される。(とりあえずゲイと呼ぶけど、オネエを含む混然とした意味で)

ワタシは数年前からABBAブームが来ていた。年末に開催したドキッ、ガチだらけの紅白(+1)歌合戦! にも、カイリー・ミノーグが歌うこの曲をセレクトした。可憐なユーロビートシンガーが低迷期を経てエロく復活し、母国シドニー五輪開会式の晴れ舞台でショッキングピンクの衣装を纏い、男共をはべらせながら、かしづかせながら、高らかに「ダンシング・クィーン」を宣言する。なんて崇高な演出。さすがゲイ文化の盛んなオーストラリア。
'80年代にマドンナがモンローの真似をして、ピンクのドレスで『マテリアル・ガール』なんて言い放った事があったけど、ワタシがゲイなら間違いなくカイリーをクィーンに選ぶ。ガチだもの。

映画などでもよく観るように、アバはゲイの近い所にいるらしい。美しいハーモニーばかりでなく、その長い髪、カラフルでひらひらのステージ衣装がゲイ心を掴んだのだろうか。しかも歌詞はウーマンリブ時代とはいえ、強くて潔い。『ダンシング・クィーン』なんて、自ら「男をゲットするチャンス」と煽ってる。「ほんの17歳」で。
加えて、リスクを負う覚悟もある。「ゲームは勝者のもの」だと認めているのが勇敢だ。スウィートな曲でも実は戦闘的なんである。その辺もゲイの心を鷲掴みじゃなかろうか。


前置きが長くなったけど、そうゆう思いで映画『マンマ・ミーア!』を観てきた。どんな思いだ。

もとは舞台だけど、映画ならではのキラッキラな画面が眩しい。ギリシャの海が反射してミラーボールのように光ってる。但し、ミュージカルといってもダンスはハードル低くて、歌も役者のカラオケを聴いてるようなもの(ピアース・ブロスナンの声は味があって好き)。お話もゆるゆるであった。
そもそもメリル・ストリープの下品なはしゃぎっぷりなど別に観たくなかったんだが、何よりアバを聴きたい気分で。

きっとコレは一緒に歌って踊りながら、友達とギャーギャー騒ぎながら観るのが正しい映画だと思う。舞台なら、さぞ一体感あって愉しいだろうなァ。周りでは誰も歌ってなかったけど、ワタシは一人で口ずさんだ。そして『ダンシング・クィーン』のサビで泣いた。ボロボロ。♪Having the time of your life~の所で、何故だかゲイの健気な人生が走馬灯のように浮かんでくる。人は誰しも心にゲイが住んでいる。
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by tototitta | 2009-02-16 21:27 | 映画 | Comments(0) | ▲ TOP
ギグスは再び奴らを引き裂く
(記&画/minaco.)

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先日、公式サイトで「Top Five United Icons」 5名が発表された。ユナイテッド・マガジン200号を記念し、1992年創刊~現在までの中から編集スタッフが選ぶ、クラブを象徴する人物ベスト5である。漠然としてるけど、要は「クラブ史を語るのにこの人は外せないよね!」って基準だと思われる。
5位、オーレ。4位、ギグス。3位、キーノ。2位、カントナ。
そして、栄えある1位は…ファーギー。

まあ、納得の結果である。そりゃファーギーしかいないよね!(呆)
恐らく以下には、シュマイケルやブライアン・ロブソン、スティーヴ・ブルース、スコールズやベックスあたりが入るんではないかな。どうだろ。ヨーク&コールもいるしなあ。ファンが選ぶとスコールズの得票は高そうだが、それでもオーレには敵わないかも。そこが凄いところだ。ルートは多分…シェリンガムより上とは思えない。ははは(涙)。

5人のうちで現役は、ギグスのみ。プロ・キャリアがユナイテッド一筋なのもギグスだけ。
彼の経歴は今更説明するまでもないけど、14歳で契約したライアン・ウィルソンくんが、ライアン・ギグスとして17歳でデビュウし、今や35歳の大ベテラン。昔、彼のドリブルをブルースは「風のようだ」と表現した。


今季ユナイテッドは、オーバー30'Sが頼もしい。怪我人続出の中でも、彼らだけはピンピンしてる。
ファーギーは彼らのペースを尊重し、重役出勤、フレックスタイム制で働かせている。ワタシにとっても「オーバー30'Sがいればねえ」と飢えてきた所で、ちゃんと出番が来る按配だ。ユナイテッドの攻撃が煮詰まると、たびたびスコールズなりギグスなりが後半から現れ、いとも簡単に試合を決めてくれる。言わば、受け継がれた哲学を彼らが身をもって示してくれる。そんな展開にワタシは惚れる。



アップトン・パークでのウェスト・ハム戦。
ギグスはギャリーの代わりにキャプテン・バンドを巻いて先発した。それは珍しくないけど、彼のポジションは(本来の)ウィング。中の人に慣れすぎて、妙に新鮮。しかし前半はロンが左、ギグスは右で深くボールを持ち込んでも左利きなので分が悪かった。

左サイドはおシェイがロンを追い越しても悉くスルーされる。ロンはエヴラがいないと攻撃力が半減する(ネタはそのまま)。右サイドでは突然リオがサイドバックを追い越し、クロスを上げる。試合は両チームの攻守が慌しく入れ替わり、まるでハンドボールみたいにめまぐるしくボールが行き来し、どちらも決め手を欠いていた。

それでも負ける気がしない。CKからの流れでこぼれ球をスコールズが拾うと、躊躇なくダイレクトでスペースの開いた左へパス。「誰がいる?」と思えば、そこにはCKを蹴ったギグス。TVカメラが捉えた後姿は、荒野に立つガンマンみたいだ。

彼は伝家の宝刀ジャックナイフを抜き、中へ切り込むドリブル。合気道の達人が手を触れずに相手を投げ飛ばすのを見てるようだ。いや、三船敏郎が『用心棒』で見せた7人斬りか。三船はラグビーを参考にあのシーンを演じた。ギグスのドリブルも、ラグビー選手だった父親の遺伝子。名前を変えても、血は争えぬもの。ナチュラルな身のこなしは全く無駄がない。

一陣のつむじ風がペナルティボックスを通り抜ける。その後には、触れる事も許されぬディフェンダーの残骸が転がっている。それがギグスの、真のウィンガーのドリブル。彼は風のように、右足でキャリア通算147点目のゴールを流し込む。

ギグスは、再び、奴らを引き裂いた。


♪Love will tear us apart / Joy Division


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by tototitta | 2009-02-14 20:27 | Manchester United | Comments(0) | ▲ TOP
『007 慰めの報酬』~ボンド最強宣言~
(記&画/minaco.)

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新装第1弾『カジノ・ロワイヤル』は、歴代ジェームス・ボンドへの“決別宣言”だった。
そして第2弾『慰めの報酬』(原題 QUANTUM OF SOLACE)はというと、“ボンド最強宣言”に思えた。

もはやガチなボンド(ダニエル・クレイグ)の敵は、世界征服を企む悪の組織ではない。戦うべき相手は、巷に溢れるすべてのアクション映画なのだ。新興アクション・ヒーローに遅れを取る事は、老舗の沽券に係わるのだ。

カー・アクション、ボート・チェイス、室内の肉弾戦、航空アクション、銃撃戦、階段落ち、火炎爆破、ジャッキー・チェン、フィルム・ノワール。それら定番のアクション設定にボンドが挑む。
ジェイソン・ボーンに、トリプルXに、ジョン・マクレーンに、コマンドーに、ジャン=クロード・ヴァン・ダムに、スティーブン・セガールに、ボンドが挑戦状を叩きつける。

「ボンドより強いのはボンドだけ」
それを証明するために。
英国情報局秘密情報部、MI6の威信を賭けた戦いである。


アクション映画として、ワタシは前作より面白かった。自己紹介を兼ねた1作目は饒舌すぎたけど、今回は2時間以内に凝縮された分、よりドラマティックな演出になった気がする。

悪の陰謀は(表面的ではあるけど)今日的なネタを採用していて、ボンドは現在進行形なのだと示してるようだった。
あまりにめまぐるしいカット割は、カット数の多さが特徴の「ボーンさん」シリーズを超えようとする意地に見えた。速すぎて何がどうなってるか解んないくらいである。後で知ったが、スタント・コーディネーターは「ボーンさん」と同じ人。やはり相当ライバルを意識してるのか。
ゆえに名前を名乗る余裕も、美女とゆっくりイチャつく暇もないボンド。とにかく慌しい。しかも相変わらず乱暴。“殺しのライセンス”活用しまくり。

これまでボンド映画のスタント、特に恒例オープニングのアクションシーンといえば、最先端・最高峰を自負するものだったと思う。*註
けれど、今どきは殆どをスタントなしで俳優自身が演じてるらしい。ただでさえCGのお陰でプロのスタントマンの仕事が減りそうなんだから、そこまでしなくていいのに。


それから、気になるのはシリーズの伝統である。
まず、欠かせないのがタイトルバック。こちらはちょっと以前に戻った感じで嬉しかった。アリシア・キーズ&ジャック・ホワイトのテーマ曲も、アレンジがカッコいー。

もうひとつは、ヒールが「旬の欧州クセ者俳優」であること。デンマークのマッツさんに続いて参戦したのは、フランスからマチュー・アマルリック。これはよかった。
ちょっとブシェミ的ヘン顔なんだけど、上品な下品さがあって、動き出したらとてもイイ感じの身のこなし。タキシードよりチンピラな柄シャツ(胸毛付き)が、手にはシャンパングラスより斧が似合うお方である。(余談だが悪党の最後といえば、歴代の中でショーン・ビーンが一番悲惨だよね!)


さて、未だに慣れないボンドだけど、「就任編」「落とし前編」と2部作が済んで、次回からやっと通常業務、プロフェッショナルな仕事をしてくれるようになるんじゃないかしら。そうであってほしい。強さばかりがボンドじゃないし。
でもって、次のテーマ曲こそはエイミー姐さんでよろしく!


註*
ちなみに、歴代オープニング・スタントで最強と思うのは、コレ。
『007/私を愛したスパイ』('77)


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by tototitta | 2009-02-10 21:51 | 映画 | Comments(2) | ▲ TOP
『ヘヴンズ・ドア』ナビゲートDVDのお知らせ
(記/minaco.)

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遅ればせながら、お知らせです。

1月28日発売、「ガチャピン・ムックの『ヘブンズ・ドア』ナビゲートDVD」内のイラストを担当させていただきました。ただいま全国公開中の映画『ヘブンズ・ドア』 の見所を、あのガチャピン&ムックが紹介する内容となってます。詳しくはコチラ 、ポニーキャニオンのサイトを!

DVDには秘蔵のメイキング映像や、主演の長瀬智也&福田麻由子、マイケル・アリアス監督などのインタビューも収録されてますので、 興味のある方は是非どうぞ。(自分ではまだ観てないw)
原案となったのは'97年のドイツ映画『ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア』。ワタシは公開時に観たけど、主演のティル・シュヴァイガーがカッコよかったです。モーリッツ・ブライブトロイも出てます。こちらもこの機会にデジタルニューマスター版で再発売だそうですよ。

どうでもいいけど、長瀬くんの顔はワタシ好み。TOKIOって、ドリフの正統な後継者だと思う。



【おまけ】

写真は先日まで催されてた「もりおか雪あかり」。今年は雪が少ないけど、街なかに数千個のスノーキャンドルが灯されたんであります。

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by tototitta | 2009-02-08 22:11 | 業務連絡 | Comments(0) | ▲ TOP
We will never forget
(記/minaco.)


51回忌です。

Munich Air Disaster 1958 / Morrissey



Flowers of Manchester


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by tototitta | 2009-02-06 16:42 | Manchester United | Comments(0) | ▲ TOP
マイコー・キャリックを考えてみよう(失礼です)
(記/minaco.)

マイコー・キャリックが凄いことになってる。いやほんと、今のキャリックを観て損はさせませんよ!って感じ。先日のエバートン戦も、マン・オブ・ザ・マッチの活躍であった。

前に彼のパスをゴルフに例えたので、もしや「のんびり」したイメージを与えてしまったかもしれないけど、とんでもない。ムチャクチャ早いのだ。
考える間もなく、迷いなく、ボールを奪ったら即出てくる。はいドンドン、さあドンドン♪ってわんこそばの給仕の如く。ゴールに蓋しない限り、延々とパスが放り込まれる。

しかも、そのパスはセンサーでも付いてるみたいな絶妙さでDFをすり抜け、ゴール前のチャンスを作る。特にルーたん、ベルバさんとの呼吸は神懸りである。そこへギグスも絡むと、もうパラダイス。

今や守備も全く危なげない。身体の入れ方、読みとバックスのフォローも抜かりなし。何しろキャリックのボール奪取率は随一である。もはや彼は世界の3本指に入る、ワールドクラスのセンターMFと言って差し支えないはずだ。世界チャンピオンだもん!


但し、どうしても残念な点が。

キャリックの首から上がベッカムだったら…いや、グティだったなら…もしくは、パウロ・ソウザ様だったなら!今頃、サッカー雑誌の表紙にもなれたはず。付録でポスターにさえなれたはず。ユニフォーム売り上げもグンと上がるはず。

でも、キャリックのポスター付きじゃ売れないよね。華がないよね。部屋に貼ると、インテリアが貧相になるよね…。
エバートン戦でTVカメラは、「本日の主役」とばかりにキャリックのアップを長回ししていた。残念だよね。サービスになってないよね…。

我が家では試合中、溜息混じりにこんな会話が交わされる(なんて失礼な)。
「だんだんキャリックもカッコよく見えてきたりして」
「それはない」
「せめて口元を直せば、何とかなるんじゃね?」
「そこだけじゃない」
「フレッチとどっちが…」
「フレッチはプレイと顔が合ってるからいい」
「まるでジョン・レグイザモの惜しさを思い出すね」
「ジョン・レグはそれでもセクシーだけどね…」

そりゃあ、イニエスタにもゾラにもシャビ(バルサ)にもヴァレロンにも同じ残念さがある。しかし彼らには濃さとゆうか、マニア向けの個性がある。対してキャリックには、デコのエロスの欠片もなく、圧倒的に地味。

ワタシは血眼になって、キャリックの画像を検索した。どこかにベルバさんみたいな、セクスィー・ショットがあるかもしれない。誰にでもきっと奇跡の1枚があるハズだ!と一縷の望みをつないだ。

しかし、見つけたのは顔に似合わぬ私服の「イケメン」具合 だった。シャツの第3ボタンまで外したキャリック。大きなサングラスしてモナコでのバカンスを愉しむキャリック。何かが間違ってる。隠すなら目元じゃなくて口元を…


我々はなんとか彼をカッコいいと思い込もうと、色々思案してみた。
まず、ルーたんが白クマピースくんに見えてカワユい、って法則を鑑みて、キャリックにも「何かに例えれば素敵に見えるマジック」を発動せよ!
そうだ、アレクサンドル・フレブがウィリアム・デフォーに似てるから性格俳優みたいでシブい、って例もある。キャリックも誰か似てる人を探してみよう。…誰?

また、キャリックを可愛く呼んでみるのもひとつの手だ。キャリー、キャル、キャリリン…キャリ子?キャリ姫?ああ言いづらい。いっそマイコーでいいのか。それはオーウェンか。

とうゆう訳で、ユナイテッドファンの皆様も、キャリックを「こうすればカッコよく見える」アイディアがありましたらお寄せ下さい。そしてこの名センターがピッチでより輝くように、そしていつか世界の女子から「He is HOT!」と言われるように応援しようじゃありませんか。←とことん失礼。

いやいや、プレイはほ ん っ と う に 男 前 で す よ !!(←必死のフォロー)
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by tototitta | 2009-02-05 21:22 | Manchester United | Comments(0) | ▲ TOP
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