S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31

イラストレーターMinacoとなるほ堂が、サッカーのこととか、映画のこととか、日々日常に関して、その情熱の総てを地球にぶちこんで叩き付け、戦い挑み、愛を説く日々の記録。
XML | ATOM

skin by なるほ堂
ABOUT CONTACT BLOG LINK
<   2009年 07月 ( 11 )   > この月の画像一覧
| ▲ TOP
オープンカフェとか
(記/minaco.)

d0031385_21505456.jpg


週末のモリオカは雨模様で、もわんと蒸し暑かった。そんな夜、我々はちょっとしたイベントへ出掛けてみた。

【盛岡・桜山神社 参道がオープンカフェに】

今モリオカで一番ホットな(?)スポットが、桜山界隈と呼ばれる古い商店街なのだ。満男フリークにとって、ここの桜山神社でW杯前に必勝祈願を執り行った事も記憶に新しい。参道には満男ご推薦、じゃじゃ麺の聖地「白龍」があるし、何気に満男にも所縁多い所だったりする。

まあ商店街といっても迷路のように入り組んだ狭い路地で、昔の釣鐘や池の周りに、昭和レトロ…いや、戦後の闇市がそのまま居ついた感じの様相を成している。

都市計画の狭間でいい感じにカオスを形成し、ディープなモリオカを体現する場所なんだが、今では若いオーナーによるオサレで渋いカフェなどが空き店舗に続々と進出。古くからの飲食店と共存しながら、この界隈の魅力を再構築するようになった。

ワタシも学生時代からよく通う場所だけど、まさかこんな展開になるとは…。満男がじゃじゃ食べに帰ったら、この辺りの変化に驚くだろうなぁ。

この日は浴衣姿も交え、大勢の人が夕涼みに訪れた。路上卓球台は雨天の為か中止だったのが残念だけど、囲碁盤・将棋盤が置かれた席でしみじみと指すおじさんがよかった。路上に張ったスクリーンで16ミリ上映会も観た。旨い韓国料理も食った。年に2度しか鳴らない鐘楼も特別に開放され、思い切り打たせてもらった。ゴォォォォーーーン。もいっちょゴォォォォーーーン。

d0031385_21495743.jpg


その後、我々は中津川畔の老舗カフェ「ふかくさ」へ移動。蔦の絡まるアンティークな店構えと、人懐こい大型犬が目印のこちらにも、川岸沿いにテーブルと椅子を用意してあり、ぬるい風に当たりながらのんびりできた。

この店は窓辺にアップライトピアノがあって、昨夏はジャズやシャンソンを弾く年配のピアノマンにうっとりしたものである。只者じゃない歴史を感じさせるカフェ…文化人が集まりそうで敷居が高いので、未だ店内には入った事がない。いつかの目標。

こうして夜の川と緑と街並みを眺めながら、モリオカが“2年連続で「住みやすさ指数」総合1位” という、ある種のデータをちょっと実感したりした。

d0031385_21524420.jpg




【おまけ/ツールおわた方々へ】

うひょおおお~フミキタわァーーーーー!ほんとにキターーーー。・゚・(ノ∀`)・゚・。
いやはや、お疲れ様でした。
[PR]
by tototitta | 2009-07-27 21:58 | 小ネタ | ▲ TOP
この夏に観たい納涼映画、ベスト10
(記/minaco.)


暑いっすね。暑い時には「納涼映画」*すね。
    註* 納涼映画とは、気分が涼しげになれる映画である。見た目で冷んやりと感じられたり、或いは心が寒〜くなったり、風雪に凍えたり、風景が寒々してたりする映画である。決して「内容がお寒い」映画ではない。但しホラーはここでは除いておく。
それでは、自分がこれまで観た中から、夏にお勧めな納涼映画をベスト10で紹介してみましょう。絞り切れなかった分をそれぞれ類似品と思える作品として併記しておきます。



10.『女と女と井戸の中』(1997) 監督:サマンサ・ラング
ずっと青みがかった映像、色素薄い系の女2人が怪しい関係。井戸で冷やした西瓜を食べながら観たいところ。
【納涼レベル:団扇】
【類似品】北欧のオヤジ2人が台所でしみじみする『キッチン・ストーリー』(2003) 監督:ベント・ハーメル

女と女と井戸の中 [DVD]

パイオニアLDC



9.氷の接吻(1999) 監督:ステファン・エリオット

イイ女は冬景色が似合う。うらぶれて寒々としたロケーションがムードたっぷり。詳細はコチラ 参照。
【納涼レベル:扇風機】
【類似品】ダリも協力したトラウマ男の幻覚『白い恐怖』(1945) 監督:アルフレッド・ヒッチコック

8.ファーゴ(1996) 監督:ジョエル・コーエン

冬のアメリカの田舎町は怖い。正に「雪だるま式」という言葉そのものな映画。ポスターは真っ白な雪の上に赤い服の死体がぽつん、ってのが刺繍で描かれてて、そこはかとないペーソスが漂う。
【納涼レベル:1級山岳の下り】
【類似品】スキー学校での妄想『ニコラ』(1998) 監督: クロード・ミレール

ファーゴ [DVD]

パイオニアLDC



7.パーフェクト ストーム(2000) 監督:ウォルフガング・ペーターゼン

史上最悪の大嵐に遭遇した漁船。男だらけのむさ苦しい画面だけど、あー思いっきり水浴びしたい!って時にはぴったり。アトラクションのつもりで観ると、ザッパーンと襲う波と水しぶきが気持ち良い。船酔いしないように。
【納涼レベル:水風呂】
【類似品】水モノは金が掛かるね『ウォーター・ワールド』(1995)監督:ケヴィン・レイノルズ

パーフェクト ストーム 特別版 [DVD]

ワーナー・ホーム・ビデオ



6.タイタニック(1997)監督:ジェームズ・キャメロン

ご存知、超大作メロドラマだけど、前半中盤はすっ飛ばして、沈没してから海で凍えるシーンが納涼ポイント高し。歯がガチガチ鳴るほど涼しくなれる(まだ皮下脂肪が少なかった頃のディカプリオは凍死)。冷えすぎにご注意。
【納涼レベル:アイスノン】
【類似品】「♪雪の降る町を」(by高英男)が流れる極貧メロドラマ『ラヴィ・ド・ボエーム』(1992) 監督:アキ・カウリスマキ



5.コールド・フィーバー(1995) 監督:フリドリック・トール・フリドリクソン

アイスランドを代表する監督と、日本人俳優によるロードムービー。とにかく寒風吹きすさぶアイスランド巡りが寒々しい。間欠泉や氷河など、地の果ての大自然が見所(だったと思う)。
【納涼レベル:ガリガリくん】
【類似品】氷の海を全裸で走るイヌイット『氷海の伝説』(2001) 監督:ザカリアス・クヌク

4.シャイニング(1980) 監督:スタンリー・キューブリック

雪深いホテルに缶ヅメ=それだけでゾーッ。原作スティーヴン・キングは、隔絶した場所に閉じ込められる(そしておかしくなる)ってのがお得意のシチュエイション。キューブリックが好きに映像化したおかげで格段に怖くて、双子と血の洪水シーンはトラウマに。
【納涼レベル:クーラー強】
【類似品】冬の山荘に拉致『ミザリー』(1990)監督:ロブ・ライナー

シャイニング 特別版 [DVD]

ワーナー・ホーム・ビデオ






3.父、帰る(2003) 監督:アンドレイ・ズビャギンツェフ

ただただ静かに謎めいて、冷んやりとした感触が後々まで残る傑作。豪雨でずぶ濡れシーンの凍えっぷりは尋常じゃない。高所恐怖症も震えそう。
【納涼レベル:小岩井農場の雪まつり】
【類似品】雪の下には秘密が埋まってる『山の焚火』(1985) 監督:フレディ・M・ムーラー

父、帰る

アスミック



2.スウィート・ヒアアフター(1997) 監督:アトム・エゴヤン

スクールバスの事故、「ハーメルンの笛吹き男」、不穏な町。カナダの凍てついた風景ばかりでなく、サラ・ポーリーの瞳や人間関係も薄ら寒く冷ややかな寓話。
【納涼レベル:冷蔵庫チルド室】
【類似品】とある村の不条理で冷徹な寓話『ドッグヴィル』(2003)監督:ラース・フォン・トリアー

スウィート ヒアアフター デラックス版 [DVD]

ジェネオン エンタテインメント



1.八甲田山(1977) 監督:森谷司郎

明治末、八甲田山で無謀な雪中行軍をした実話の悲劇。撮影は『剣岳』の木村大作。これ以上悲惨な寒さはないでしょう。冬に観たらシャレになんない。そういや子供の頃、まっさらな雪の積もった田畑を横断する「八甲田山ごっこ」という遊びをしたもんだった。寒さとは、痛さである。身体の芯からシバれる1本。
【納涼レベル:冷凍庫】
【類似品】タロー!ジロー!の悲劇『南極物語』(1983)監督:蔵原惟繕

八甲田山 完全版 [DVD]

スバック





といった感じで、いかがでしょう。色んな意味で涼める、クーラー代わりな映画を選んでみました。勿論、これ以外にも色々あるはずなので、皆様おすすめの納涼映画がありましたらゼヒお知らせくださいませ。

ああ、ワタシはほんとに暑いのが苦手なんだな…。涼しい梅雨が好き。
[PR]
by tototitta | 2009-07-24 21:07 | 映画 | ▲ TOP
ホームズはガチ
(記/minaco.)


今日も英国つながりで。

ガイ・リッチー監督の新作は『シャーロック・ホームズ』なんだそうな。って、ちょっと待て。もう何度も映像化されたこのシリーズを、何故今更ガイ・リッチーが。

以前リッチー監督の『リボルバー』('05)を観た時ワタシは、「とうとうあっちの世界に行ったのか…」と監督としての行く末が不安になったものだった。マドンナと別れた際の精神的ダメージでコッポラみたいになっちゃったのかと、かなりノイローゼ気味に見えた。次の『ロックンローラ』は未見だけど、どうなんでしょう。

ともあれ、問題なのはキャスティング。ホームズといえば、グラナダTV版のジェレミー・ブレットが最高峰と決まってる。他にあり得ないくらい適役で、これぞ原作通りエキセントリックなホームズ像だったのだ。

なのに今回はロバート・ダウニーJr.ですって。ううむ。じ、じゃあワトソン君は?と言うと、これが何とジュード・ロウときた。ええと、最初に噂されたラッセル・クロウの方が良かったんでは…。

既に予告編も公式サイト も出来ていて、公開はクリスマスだそうだ。早速それを観てみると、何だかハリー・ポッターみたいな映像のドタバタ冒険モノに…。コメディならそれでもいいけど、ガイ・リッチーがいきなり鬱から躁へ転じたようで心配だ。ジュード・ロウの○ゲっぷりも心配。



ところで、ワタシは子供の頃シャーロキアンであった。図書館でシリーズ全巻読破し、ふと「ベイカー街221番地B」と諳んじ、初恋且つ理想の人はホームズだった。更に、生まれて初めて本を読んで泣いたのは、「オレンジの種5つ事件」であった(あのホームズが事件を解決できないなんて…と号泣)。

ちょうど最近は、なるほ堂がハマって文庫を買い揃えたので、ワタシも少し再読してみた。このシリーズの面白さは、何と言ってもホームズとワトソンの「共依存関係」にある。

ツンデレなホームズと、彼に愛想を尽かしつつやっぱり離れられないワトソン君。ワトソンが家庭を持って別居すると、寂しさを隠し切れないホームズだが、せっかくワトソンくんが帰ってきても「どうせ来ると思ってたよ」などと憎まれ口をきく。一方ワトソンくんもホームズの変人ぶりを理解できないと言いつつ、一緒に現場に出るのが嬉しくて堪らない。まるでSM。

この“元祖バディもの”は、以来あらゆる物語に受け継がれている。そして、ワタシのガチ志向もこの時から始まっているみたい。

ホームズは偏屈でジャンキーで最低な人間で、魅力的なガチである。幼心にも、エキセントリックな人に惹かれてた。即ち、当時からワタシはもうガチものへの道に通じてたんだ、と今にして思う。
[PR]
by tototitta | 2009-07-22 22:17 | 映画 | ▲ TOP
ゴルフは文学である
(記/minaco.)


またもゴルフの話です。ツールがアルプス突入したけれど、ジ・オープンは最終日で59歳トム・ワトソンが首位ですもの。しゃあない、ゴルフ優先だ(ツールは録画)。


それぞれのスポーツ・競技には、図書館が付属してるようなものだと思う。競技を観ながら、時に教養や知識を得られるのだ。

例えば、フットボールの図書館には「世界史」「民俗学」「経済・経営学」「音楽」などなど幅広いジャンルの本が置いてある。自転車ロードレースなら「地理」「建築」「機械」「空力」「社会学」…。これら図書館で興味を惹かれた本を選ぶと、より奥深い世界を愉しむ事ができる。

ゴルフの図書館にも「気象」「植物」「歴史」「心理学」など様々な蔵書があるけれど、特に充実してるのは「文学」「哲学」かもしれない。ゴルフはよく人生や人間性に例えられる。きっとラウンドする間に思考を巡らす時間を持つからだろう。ゴルフにまつわる格言や物語はとても多い。

その中のひとつに、トム・ワトソンと長年連れ添ったキャディ、ブルース・エドワーズの物語がある。ワタシは6年前の全米オープンでこれを知った。最も美しく、そして悲しい物語だった。



今年のジ・オープン、ブルース亡き後のワトソンが初日から優勝を争っていた。彼は淡々とスコアを重ねていた。昨年も超レジェンド、グレッグ・ノーマンが3位になったし、このリンクス・コースは経験がモノを言う。

確かにゴルフには人間性が出るので、ギャンブル性の人もいれば、堅実派もいる。もしワタシがプレイしたら、きっと堪え性がなく一発博打派になりそう。ビジェイ・シンを観てると人ごとじゃない。アタイの人生、何度OBになった事か。

ワトソンはジ・オープンと相性が良く、恐らくこういう厳しい自然環境に逆らわず、欲を出さず穏やかに身を委ねる性格なのだろう。我々は彼を応援せずにはいられなかった。

3日目、TV中継は首位で最終ホールへ向かうワトソンの姿に、もう一人のワトソンが歩く姿をオーバーラップさせた。1977年に同じターンベリーでジャック・ニクラウスと「真昼の決闘」を繰り広げた時の、若きワトソンの映像である。なんとゆう神 演 出 !

結果的には、プレイオフまでいった末にワトソンは敗れてしまい、最年長優勝はならなかった。悔しいけれど、これもまたゴルフ。人にドラマあり、コースにドラマあり、それらひっくるめてロマンがある。そうだ、ワトソンにはあと5年も(65歳まで!)出場権がある。次回はノーマンと対決してほしいな。



さて、抽象的な話ばかりですみません。ワタシもメジャー大会とたまにPGAツアーくらいしか観ないミーハーなので、一般女子もゴルフ観戦はいかがでしょう。だって、最近は若くて可愛い子も多いんですよ。もう腹の出た親父のするイメージじゃありませんて(いるにはいるが)。但しラウンドを終えて帽子を取った時、髪がぺったんこでカッコ悪いんだよね…。


【伝説の1977年ジ・オープン ニクラウスVSワトソン / 最終日最終ホール】
ナニこの民族大移動。70年代の映画みたいなエンディング、かっこいい。


[PR]
by tototitta | 2009-07-20 22:10 | Other Sports | ▲ TOP
ゴルフもいいよ
(記/minaco.)


只今ツール・ド・フランスをまったり愉しんでいる訳ですが、最初の3日で盛り上がりの頂点に達してしまい、アルプスに入るまではランスwithアスタナ珍道中をニヤニヤ眺めておりやんす。

そんな時、スコットランドのターンベリーでは全英オープンゴルフ(ジ・オープン)が開催中。あまり馴染みがないかもしれないけど、今日はゴルフの話です。

例え多少の不合理があっても、伝統を守ろうとする競技が好き。ウィンブルドンはあのセンターコートに屋根が付いちゃったけれど、ジ・オープンの強風とラフの深さ、バンカーの悩ましさは100年以上昔から変わるはずがない。

そもそもゴルフには不合理な状況ばかりである。歴史あるコースの中には、ティーショットの先を阻むようにホテルが建ってたり、バンカーの数が不明(数える度違う)と言われる所があったりする。壁のように聳え立つバンカーで10数打スコアを重ねる選手もいたし、リンクスの不安定な天候で寒さに震えながらプレイする事もしばしば。

まあフットボールに例えると、18回PKを蹴るようなプレッシャーの連続っす。博打みたいなもんっす。そして難関不落の山に挑むように、自然を制するのではなく、自然を知り尽くした者が頂に立つ。それが、ジ・オープン。

ところで石川遼くんへの連日大仰な報道に辟易もするけれど、日頃フットボール観戦でストレスを溜める者にとって、ゴルフの中継はまだ好ましい方だ。何しろ競技を知り尽くしたヴァリトン・ヴォイスのゴルフキャスター、戸張さんがいる。いつぞやはタイガー・ウッズの口癖まで把握しててたまげた。冷静な状況判断と底なしの知識、選手へのリスペクト。品がよろしい。

勿論、今年も松岡修造の蛮行は目に余って仕様がないんだが、それを戸張さんと青木功がたしなめてくれるから有難い。元祖・傍若無人なガチレジェンド青木の前じゃ、修造なぞ所詮フェアウェイに零れる木の葉。毒には毒、ガチには大ガチをもって中和する、という荒技である。

それからジ・オープンといえば、最終日の最終ホール。最後のゴルファーの後をギャラリーが一斉に押し寄せる風景。頃合を見計らってカップに名前を刻み始める職人の姿。

そんな変わらぬセオリーが好き。伝統が守られるのは一重に競技へのプライドであり、ウィンブルドンのボール・パーソンの身のこなし同様、プロフェッショナルな運営スタッフの力なんだろうな。R&Aはホント偉そうだし。

弊害があるとしてもそういう競技はファンにリスペクトされ、決して譲れないプライオリティを持ち続けるし、浪漫があるじゃないかと思ったりする。

(追記*あ、タイトル変えました)
[PR]
by tototitta | 2009-07-18 21:49 | Other Sports | ▲ TOP
海外ドラマ『赤い悪魔』新シーズン突入
(記/minaco.)


ずっと前に“ユナイテッドは『007』シリーズに似てる” と書いたけれど、もうひとつ言えば、ファーギーのユナイテッドを観続けるのと、海外ご長寿ドラマを観るのは似てる。『ER』とか『CSI』とか。

数回見逃すと話について行けなくなったり、シーズン毎に新展開が待ってたり、伏線が張られてたり。そして新シーズンが始まる度、新しいキャラクターが登場したり。または、しばらく登場してなかったレギュラーが都合よく復活したり。大物ゲストを呼んでみたり。そんな常套パターンがある。

つまりユナイテッドでは、前シーズンをもって主要レギュラーからロンが降板し、代わりに新任のメンバーが登場する。ハーグリーヴスが約1年ぶりに復帰する。懐かしの大スター、マイケル・オーウェンもレギュラーに参加。

しかも、そのオーウェンが新7番の大役を努めるとかいう、衝撃の展開で幕を開ける。それが海外ドラマ、『赤い悪魔』シーズン09-10

常にフレッシュな人材を少しずつ投入し、マンネリに陥らぬよう、飽きられぬようテコ入れする海外ドラマと同じなのだ。時には看板キャラを残酷な結末で、強引に退場させる事もある。『ER』でのジョジクルみたいに、売れてくるとキャリアやギャラの都合で降板する事もしばしばある。また、せっかく盛り上がってきたエピソードが、事情により呆気なく打ち切られる場合もある。そうでもしなければ、一つの物語を長くは続けられない。

その辺のさじ加減が絶妙で、ファーギーはこれまで20年以上も安定した視聴率を保ってきた。このドラマはもうしばらく続くんだろう。付いて行くのに疲れても、また新展開へのネタ振りのせいで、ついつい追いかけてしまう。ズルいと解っちゃいるのに止められない。

ついでに言えば、ファーギー(本筋)から離れたブルースやキーンさんの所は『CSI:NY』とか、『CSI:マイアミ』といったスピンオフかと。



ユナイテッドは長い長い大河ドラマ(サーガ)だけど、マドリーはいかがか。

あそこはシーズン毎に、次々と単発ドラマをやってる。敢えて例えるなら、「カルピス劇場」だ(←苦しい)。『カペッロ物語』から『白いチューリップ』へ、お次はSF『スタートレック』。勿論キャストも脚本も総取っ替え、プロデューサーは移り気らしい。

白いロンには違和感ありまくりだった。そして、無事プレシーズンに合流したルートと同じフレームに収まってる画像を発見した時も、激しく違和感。驚く事じゃないけど、皆忘れてるかも知んないけど、何せアレでアレした2人ですから色々と…。顔を合わせるのに、かなり緊張する(ワタシが)。

とはいえ、ルートの方は気さくな笑顔であった。ロンが怯えてるかどうかは窺い知れない。まあ此処でいぢめられて泣かされたとしても、それもまた、ユナイテッド大河ドラマのスピンオフなのかしら。
[PR]
by tototitta | 2009-07-15 21:05 | Manchester United | ▲ TOP
マイケルの恋の物語
(記/minaco.)


どうやらファーギーとマイケル・オーウェンの恋物語は、遂にハッピーエンドを迎えたらしい。勝手にこれまでのあらすじを綴ってみよう。


* * * * * * * * * * * * * * *

【タイトル・テーマ】
Liza Minnelli / ”Maybe This Time ”(Cabaret )



昔々、とある村で。
その夏、4年に一度の舞踏会で、一人の娘がデビューしました。年端もゆかぬその娘に、初老の男が心を奪われました。
「まるで魔法のステップではないか。なんとワンダーな娘だろう」

しかし娘は赤い名家、男は赤白の旧家で、両家は敵同士です。求愛など決して許されません。男はその恋をそっと胸に秘めました。

娘は年頃となり、村で一番の器量を湛え、村人たちから愛されました。中にはアオヤマという紳士服や、黄金の贈り物をくれる人もいましたが、それでも娘は純潔を守るつもりでいました。

ある日、噂を聞きつけた白い王様が、娘に求婚しました。白い王国は裕福だと評判だったので、赤い家は娘を見知らぬ国へ嫁がせ、そして1年が過ぎました。ところが、白い王国は思うほど幸福な場所ではなかったのです。気紛れな王様から離縁を申し渡されると、娘は故郷へ思慕を募らせました。とはいえ、村にはもう帰る場所などありません。

「ならば、いっそ私のところへ」と男は思いました。しかし、彼女がもはや生娘でなかろうと、両家が敵である事には変わりません。求婚の言葉をぐっと飲み込みました。

故郷に戻った娘は実家から「裏切り者」と呼ばれ、冷たい仕打ちが待っていました。娘はすっかり傷ついてしまい、北にある新しい城へ奉公に出ました。いつしか変わり果て、酒を煽り、競馬や賭け事に注ぎ込み、大金を失います。久しぶりに招待された舞踏会も、娘には酷なだけでした。

そんな娘の転落を、男は耐え切れぬ思いで見つめていました。捨てられたとはいえ、未だ敵対する赤家の出。彼に出来るのは、こっそり遠くから娘を見守る事だけです。

やがて、幾年か過ぎました。赤い家は異国の管理人によって、様変わりしていました。娘はいつまでも癒えぬ傷を抱え、泣き暮らしました。しかも、なんということでしょう。突然の嵐に襲われて、新しい城が崩壊してしまいます。居場所を失い、娘は途方に暮れました。

そこへ、すっかり年老いた男がやって来ました。男は優しく言いました。
「案ずるな、わたしの元へ来るがよい」

突然の申し出に、娘はたじろぎました。
「わたしはもうあの頃のままではありません。傷だらけでこんなに汚れてしまった…。それでもいいのですか?」

「かまわん。お前は今もワンダーだ」

宿敵同士、結ばれぬ運命にあった2人が、今ようやく幸せを掴もうとしています。娘はもう一度赤い…いえ、赤と白の…いえ、赤に黒いVラインの婚礼衣装を嬉しそうに身に纏うのでした。

【エンディング・テーマ】
Gene Kelly & Debbie Reynolds / “You Are My Lucky Star”




* * * * * * * * * * * * * * *

そんなお伽話があったような、なかったような。妄想だけど!

てな訳で、オーウェンがユナイテッドの一員になりましたとさ。さすが、人の弱みに付け込むのが巧いファーギーでやんす。ただ、ファーギーが長いこと片思いしてたのは本当らしい。馬主同士、気が合いそうだし。何度かあったタイミングを逃し、やっと本懐叶えたとさ。これで思い残す事もないね。

ところで気掛かりなのは、同じくニューカッスル降格組のスミシー。バットと共に、リー・マーティンを加えた(涙)キーンさんのイプスウィッチとチャンピオンシップで戦うのか。こちらにもまた「ユナイテッド亡命政府」形成の動きがあるとかないとか…。
[PR]
by tototitta | 2009-07-11 20:42 | Manchester United | ▲ TOP
別れの手紙
(記/minaco.)

【註*このエントリはやや芝居がかっています】


ボギー&バーグマン風に言えば、初めて会った頃、君はほんの18歳でスパゲッティ頭で、歯の矯正をしてた。ロナルド・レーガンにちなんで名付けられたというので、我々は君をロンと呼んだ。今回の件はきっと、育てるしか興味がない人と、他人が育てたのしか興味がない人の、需要と供給が見事に噛み合ったとゆうだけの話だと思ってる。

君がスペインへ行くなら、ただ「左様なら」と言おう。これからはお互い他人の関係。どんな事があっても与り知らぬ、もはやツッコむ事も出来ない他所の人なのだから。

本当はそのはずだった。でもどうゆう訳か、これまで通り君と会う事になる。それだけが問題なのだ。何故ならマドリーの試合を観る時、君もそこにいるから。そもそも何故自分がマドリーの試合を観てるのか、君は不思議かもしれない。そこには少しばかり事情があるんだ。

今後も君のいる試合を観て、何か言う人達の声も聞こえてくるだろう。あらぬ場でボールを奪われ、ピンチを招く度、マドリディスタが「何アイツ」と驚くかもしれないだろう。そんな時、自分はどうしたら良いのだろうか。


あの子のドリブルとやらは、ゴールへ向かうものじゃないよ。フェイントって奴も、行く手を阻まれたからその場で立ち止まっているのさ。勿論こねくり回した挙句、そのボールを敵にパスしてしまう事だってある。運良くFKをもらうと、コンパスみたいな格好で、肩に力を入れ、そして息を吐き、念を送る儀式を行うんだ。ボールがどこか彼方へ飛んでいけば泣きそうな顔で、いや眼に涙を溜めながら、ブツブツとうわ言を繰り返すんだ。PK、それだけは滅多に外さない。怪しいステップでね。ゴールは出来るよ。但し、ゴール前で何故か敵が滑って転んだり、何も無い所で自分が滑って転んだり、全く予想も付かない笑いを伴いながら。あの子は得点と笑いが比例するんだ。イングランドでは削られても、倒されても、なかなかファウルも取ってもらえず泣きたくなるけど、それで本当に泣く人は君だけだ。その代わり、良い事があれば鼻息を荒くして、グレイトな気分で一杯なんだ。引っ張られ挑発されると、「そんなにオレのシャツが欲しいのか、アァン?」と笑顔で胸を張った事もよく覚えてる。ああ、ピッチ外でもあの子は特別だね。リゾートのぼったくりホストみたいなファッションで、耳にダイアモンドを貼り付けて、髪には花を挿して、逆三角形の硬い筋肉を見せびらかす。お前はゲイか、ってよく言われたものだよ。でも、そんなあの子とウェイン・ルーニーはいつも仲睦まじかった。ウェインが父親になるまでは……。


そんな話を、自分は誰にするつもりだろう。もはや出る幕はない。代わりにマドリディスタが思う存分いじってくれるはずだ。それに対し、自分はどう思えばいいのだろうか。

例えば、マドリー公式サイトで「ロナウドくんの得意技は、次のうちどれでしょう?」なんてアンケートがあって、思わず投票してしまった自分が居る。そして投票結果を見ると「ドリブル」なんてのが最多得票で、そんなはずはない、スペイン人は何を言ってるんだろう、あの子が一番得意なのはヘディングじゃないか!と困惑する。不毛だ。何たる不毛…。

ひょっとしてスペイン人なら、あの子もありふれた文脈として許容するのかもしれない。我々が「しょっぱいしょっぱい」と塩分過多で高血圧になるまで唱え、心ゆくまでニヤニヤしてたのを、「ちょうどいい塩梅だ」と喜んで口にするのかもしれない。イベリコ豚の生ハム、その塩漬け乾燥肉と同じように。各地、味覚には違いがある。


こうなった事で、君のブランド“CR7”がどうなるのか、まずそれを心配してしまったのを許しておくれ。けれど、それは杞憂だった。別に7じゃなくても構わないんだって知ると、自分が馬鹿みたいに思えた。お金の話には興味がないよ。浪漫主義者だから、フットボールにはロマンを求めてる。

この先、自分はこの不毛を乗り越えなくてはならない。ファーギーの捨てた者達が漂着する、白い塩湖の岸辺で。それが半年になるか、1年になるか解らないけれど、そう長い間ではないかもしれない。色んな面で、自分の身の振り方を考えている。
[PR]
by tototitta | 2009-07-08 21:46 | Manchester United | ▲ TOP
やっぱりガチな『劒岳 点の記』
(記&画/minaco.)

d0031385_2271796.gif


「劔岳 点の記」の映画詳細、映画館情報はこちら >>

蒸し暑い日が続く今日この頃。そんな時にはこの映画がぴったりだね!とゆう訳で、行ってきたのが『劒岳 点の記』('09)。ワタシとしては「雪山映画」、「ガチ映画」、そして「納涼映画」のつもりで観たんだった。


【雪山度:★★★】

まず「雪山映画」として、大いに堪能できた。ワタシは俳優でなく、山を主演として観たので。

様々な角度から違った姿を見せ、季節や天候によって表情を変える立山連峰。ある時は紅葉、ある時は雪、ある時は雲海…といった衣装を身に纏い、遥か遠くに富士山も共演する。劒岳って白い雪と黒い岩肌のコントラストがう〜ん男前!

舐めるように、吸い付くように、或いは遠巻きで、主演男優=山を捉えた画面にワタシは身を乗り出しかぶり付いた。そしてそれは、少なくとも柴崎隊長(浅野忠信)より雄弁だった。

ぶっちゃけ、平地にいる場面は少々魅力に欠けたと思う。まるで昭和の映画を観てるような古臭さも感じた。山に居てもカメラは奇をてらった演出をせず、実直。ハリウッドの派手なカメラワークに慣れた眼には、いささか退屈かもしんない。


【ガチ度:★★★★】

「ガチ映画」としても、申し分なし。だって、空撮すらしないってアナタ。ヘリくらい使っていいのに…。

何度か「これ死ぬよ!」と、引いちゃうシーンもある。切り立った岩壁、踏み外しそうな裂け目、張り出した雪庇…そんな所を資材背負って行くなんてアフォかと

ミッションは登頂でなく、測量。しかも、使命を果たして得られるのは名誉でなく、地図。目的は純化されるほどガチである。しかもしかも、頂上には身もフタもないドンデン返しが待っている(実話だから凄い衝撃)。

“何をしたかではなく、何のためにそれをしたかが大事だと思います”
“山には危険が付きもの。無理をして行くのです”

そんな、心にメモしたいガチ名言も多い。でも、最もガチでドン引いたのはエンドクレジットだった。「仲間たち」って……ポカーン。


【納涼度:★】

今回は実際の行程をなぞり、劒岳で危険な撮影を行った映画である。とはいえ遭難する訳じゃないし、雪崩や猛吹雪に見舞われるものの、耐え難い寒さという点はそんなに感じられず。あの時期はさほど息が白くならないのかな。どうなんでしょ。

また、あいにくこちらは涼しい日だったんで、思ったほど「納涼」とはいかなかったとさ。



さて、そんな訳で、そのうち夏におすすめの「納涼映画」特集をしてみたいと思います。お楽しみに!
[PR]
by tototitta | 2009-07-05 22:12 | 映画 | ▲ TOP
ダンサー
(記/minaco.)


ワタシはミュージカル映画が大好き。特にハリウッド黄金期、MGMやRKOの映画をよく観てた。

先日はミュージカルの愉しみを啓蒙しようと、なるほ堂に『ザッツ・ダンシング!』('85)を観せた。『ザッツ・エンタテイメントPart1〜3』と同じく過去の名場面で構成されているけど、これは“ダンス”に拘って集めたアンソロジー。入門編としてはもってこいの映画である。

プロデュースも兼ねたジーン・ケリーが進行役で登場し、創世期からダンスの歴史を案内してくれる。他にもミハイル・バリシニコフ、サミー・デイヴィス・Jr、ライザ・ミネリなど豪華スターの解説で、ダンスと映画、ダンサーとミュージカルの変遷、秘蔵映像を大放出。


ワタシは昔、ジーン・ケリーよりも断然フレッド・アステア派だった。ケリーはマッチョで体操選手みたいだし、芸術志向の人だからね…なんて、偉そうに思ってた。対照的に、アステアはボードヴィル出身で、洒落た仕草とエレガントな立ち振る舞い、スーツの似合う体格と大きな手、生涯ずっと粋なダンサー。小難しい芸術論は抜きで、夢を見せてくれる。

でも、最近『ロシュフォールの恋人たち』('66)を映画館で観たら、ジーン・ケリーもやっぱ凄かったよね〜としみじみ恐れ入った。アンソロジーの中に、彼の監督作(興行的には不発)『舞踏への招待』('54)も入ってるんだけど、これは今観ても素晴らしい出来栄え。美しいアニメとぴったり合成されたケリーの、実験的バレエ・ファンタジーは必見である。DVD出して欲しい!

そんな風に、ダンス&ミュージカルは常に新しいアイディアを実践していた。アフリカ系のリズム、モダンバレエ、アクロバット、ジャズや異国情緒。それぞれ刺激し合って、斬新なステップを開発し、次のダンサーが継承しつつ変えてゆく。かくも、興行界は観客に飽きられたらお終いで、新鮮なアイディアを提供し続けなくてはならない。次々とスターを輩出し、夢を量産していた。


ところがこのアンソロジー、'60年代『ウエスト・サイド物語』を境に一変する。次に出てくるのはいきなり『フェーム』、『サタデー・ナイト・フィーバー』。華やかりしミュージカル映画が、突然途絶えてしまったかのよう。

セットでなくロケに、ゴージャスでなくチープに、非日常から日常に。トラボルタのディスコ・ダンスじゃ、もう見る影もない。この空白の時代に、祭りの後の虚しさを覚える。即ち、夢の終わり。映画におけるダンスはプロの領分から、街角で誰もが踊れるものになってしまった。

そんな中、TVではミュージックビデオが登場する。このアンソロジーの最後を飾るのは、マイケル・ジャクソン

ストーリー仕立てでバックダンサーを従えたビデオ、中でも『BAD』は舞台からして『ウエスト・サイド物語』を彷彿とさせる。彼の衣装で黒の靴に白いソックスはフレッド・アステア定番スタイル、コンビの靴へのオマージュだと思う。見た事のない動き、新しいステップ。

ダンスは再び、特別な者=ダンサーのものへ。

それをしてくれたのがマイケルであった。こうして我々は、ダンサーとしてのマイケルを偲んだ。


Invitation to the dance


[PR]
by tototitta | 2009-07-03 21:52 | 映画 | ▲ TOP
LINKS
・ Mercedes's Diary
・ おかず横町
・ デジカメのいろいろ
・ 今さらながらの○○修行
・ 春巻雑記帳
・ 塔とゆりかご

映画
・ NAWOWOW
  NAWOKO KAWAMURA'S PORTFOLIO

 Football
 ・ CALCIO馬鹿のたわ言。
 ・ 【別館】Black Swan of Ukraine
 ・ ファーポコ
 ・ A.C.MILANを斜め読み

 鹿島アントラーズ
 ・ オフィシャルサイト
 ・ Red-Deer's Diary
 ・ My Soccer Diary
 ・ やわらかな風に包まれて
 ・ はいっ、おばさんは遠隔地鹿島サポです!

 レノヴェンスオガサFC
 ・ オフィシャルサイト


OTHER ROOMS
WEBSITE SPIN-OFF

・ ABOUT US
・ CONTACT