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イラストレーターMinacoとなるほ堂が、サッカーのこととか、映画のこととか、日々日常に関して、その情熱の総てを地球にぶちこんで叩き付け、戦い挑み、愛を説く日々の記録。
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レ・ミゼラブル~レッドメインくんブラーヴォ!
実は昔々、日本初演版の舞台を観たことがある。自分で観ようとは思わなかったんだが、たまたま競馬で儲かった知り合いに良い席をおごってもらったのだった。確かダブルキャストのジャン・バルジャン=滝田栄、ジャベール警部=鹿賀丈史バージョン。

多分、ミュージカルといって馴染みの薄い日本人がパッと思い浮かべる最大公約数的なのが、このレミゼなんだろうなあ、という気がする。洋食といえばハンバーグ、バレエといえば白鳥の湖、ヅカといえばベルばら、みたいな。ジャジャーンと鳴り響くドラマティックなメロディ、壮大なロマン、そして文部省推薦みたいな感動大作。ザ・王道。しかも文芸ものとくれば、マダム層にど真ん中。

往年のMGMやRKOのミュージカル映画でミュージカル好きになった自分なので、劇団四季みたいなのはちょっと違うんだよね…。悪くはないけど、ブロードウェイがそういうのばかりじゃないし。ミュージカルの歴史としても、物語性はずっと後から付いてきたものだし。でも日本で受け入れられやすいのは、きっとレミゼ的なミュージカルだ。まあ、それはさて置き。

年末年始公開に相応しい豪華大作としては、久々に王道らしい王道。やっと今頃になって観てきた。感想を主要キャストごとに箇条書き。

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【ジャン・バルジャン=ヒュー・ジャックマン】

以前『オクラホマ!』をTVで観たことがあるし、ミュージカル俳優として定評もある。ワタシとしてもウルヴァリンよりミュージカルの方が馴染む。問題は、この映画がアップを多用したことで、必要以上にヒューの顔の面白さに注目してしまった事だ。
途中からどんどん石立鉄男化してくる白髪パーマ。大きく見開いた目の離れ具合。長身で小顔でカッコいいはずの佇まいも、アップだけで観るとこんなに面白いとは。まつげ長ッ。彼にはシリアスなミュージカルより、朗らかな『オクラホマ!』みたいなのが似合うと思うんだが。

【ジャベール警部=ラッセル・クロウ】

ミュージカルならお任せ!なキャスト陣の中で、「何故オレが」ポジションにいるラッシー。でも、自身のバンドで歌ってますからね。歌えるんだけど、大作向きじゃないだけ。明らかな負けブックを敢えて呑む勇気を讃えたい。
実際、ラッシーはアイドルorマスコット的存在なんである。画ヅラが大事。やたら高い所大好き、1人ぼっちで星を見て物思いに耽るラッシー、和めます。

【ファンティーヌ=アン・ハサウェイ】

数年前のオスカー授賞式でヒューとやった(仕込みの)いきなりミュージカルが、ホントに実現。彼女もちゃんと歌えるし何も悪くないんだが、逆に何でもできるよね、って今更意外性はなかった。というか、もう少し前ならコゼット役をやってたはず。

【マリウス=エディ・レッドメイン】

ブラーヴォ!!とにかくレッドメインくんの歌声が最高に素晴らしかった。1人だけクラシック風の発声だけど、非常に良い声質で、しかもソツなくミュージカル演技もできる。だから彼の出てくる第2幕の方が断然いい。凄く凄くポテンシャルの高い子だなあ。そしてファニーフェイス&そばかす&エロすぎる半開き唇。上流なのに革命に身を投じるという設定が似合いすぎ。エポニーヌたんにすればそりゃ惚れてまうがな!

【エポニーヌ=サマンサ・バークス】

第2幕でレッドメインくんと共に美味しい役どころ。だって、一番グッとくるのは彼女とレッドメインくんの場面でしょ。“On My Own”でしょ。島田歌穂の魂を見たね。そういや、当初コゼット役にレイチェル(@glee!)ことリア・ミシェルも候補だったそうだけど、やるなら絶対エポニーヌだろ!

【テナルディエ=サシャ・バロン・コーエン】

彼にミュージカル的素養があって、凄く巧くて驚いた。いわゆる狂言回し役として、ミュージカルのツボをちゃんと押さえてる。ヘレナ・ボナム=カーターはまあ、いつものヨゴレ。

【コゼット=アマンダ・サイフリッド】

アマンダちゃんもミュージカル経験者だし、この役は清純派アイドル枠なので納得のキャスト。まあコゼットって別に何をする訳でもない、ケッ!としか思えないキャラだけど。但し、今回ヒューとアマンダちゃんが並ぶと、魚眼レンズで撮ってるのかと思うほど目の離れ具合が似てる…しかも大作りなパーツがアンさんにも似てる…顔に親子の説得力が。

【アンジョルラス=アーロン・トヴェイト】

レッドメインくんの歌の巧さとは別に、本物のブロードウェイ俳優(『RENT』などに出演)の歌は本作で一番素晴らしい。彼のソロには本格ミュージカルを観た感があった。

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ところで、カメラワークの件。序盤はそれほど気にならないじゃんと思ったものの、やっぱり次第に気になってしまい、いっそ何か偏執的な拘りでもあるのかとすら。例えば、歌のソロは画面右にどアップ、左側に背景(無人)、という同じ構図ばかり。これって、漫画によくある人物の独白フキダシのコマ構図だよね。心の中を表す記号。(´-`).。oO(台詞)←こんなの。

それに、スクリーンがシネマスコープ・サイズじゃないので、ただでさえ狭苦しく窮屈な、まるで舞台を最前列かぶりつきで観るかのようで疲れる。臨場感=近けりゃいいってモンじゃないよ…。ダンスがない分、物量でゴージャス感を出してるみたい。

そもそも映画全体がスターかくし芸大会か、PVか、みたいな作りで途中から笑ってしまう。とはいえ、レッドメインくんの歌声を映画館で聴く価値はあったので、それで充分ですが。
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by tototitta | 2013-03-16 01:06 | 映画 | ▲ TOP
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