S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30

イラストレーターMinacoとなるほ堂が、サッカーのこととか、映画のこととか、日々日常に関して、その情熱の総てを地球にぶちこんで叩き付け、戦い挑み、愛を説く日々の記録。
XML | ATOM

skin by なるほ堂
ABOUT CONTACT BLOG LINK
タグ:オランダ ( 53 ) タグの人気記事
| ▲ TOP
もうEURO
(画/minaco.)


d0031385_2250739.gif

d0031385_22532923.gif





LIVE STRONG

[PR]
by tototitta | 2008-06-11 22:53 | サッカー全般 | Comments(6) | ▲ TOP
フットボール界最大の反則(?)
(記&絵/minaco.)
d0031385_223387.gif

<#9 / REAL × DEPORTIVO 3‐1>

今季から一気に「3人の子持ち」(=オランダの後輩の事をルートはそう呼んでた)となったガチ爺が、子供達にしたアドバイスはただひとつだそうで。
「いいか、ここに電話番号がある。必要ならオレかカミさんに電話しろ。助けになってやる」
──ずっと電話を待ってるだろうルートですが、多分誰もかけてこないと思うお…。

若者達がガチ爺の助けなしにマドリッド生活に馴染んだとしても、この試合をモノに出来たのはチームのオーバー30'Sのおかげだった。

相変わらず中継電波は権利元の事情で混乱し、いきなり「前半8分、1‐1でーす」の状態から始まったデポル戦。何じゃそりゃ。
デポルに先制された後、ルートが自分でせしめたPKを無事決めたのに。でも、先週のCLで(気持ちが入りすぎて)外してしまったPK、観てたら心臓に悪かった。PKに雑念は禁物ですよ。

先発でサビオラと組んだのは、多分初めてだと思う。これがイマイチ勝手が違う様子。サビオラには気の毒だけど、案の定後半途中からラウルに交代した途端、流れを掴み始める。
勝ち越しゴールは、グティの相変わらず読めないスルーパスから。ラウルがトラップし損ねたのがルートへのパスになり、それを左足へ折り返してもらったラウルがフィニッシュ。
付かず離れず、絶妙なコンビネーションを今季構築した2人。ラウルが縦にルートがワイドに開く、この距離感と間合い。しかも2人とも、絶対の型を持つストライカー。サビオラが悪い訳ではないが、こうはいかない。
この2トップを、プヲタのなるほ堂はこう評する。
「馬場とアンドレ」

かつてジャイアント馬場とアンドレ・ザ・ジャイアントのタッグは、一部プヲタから「プロレス界最大の反則」と呼ばれた。
両者既にレジェンドの域に達した晩年に組んだタッグ。何しろ2m以上の巨人同士、解り合えるのは互いだけ。リング上どこに居ても、ちょいと手を伸ばせばタッチが出来る。ちょいと脚を伸ばせばロープに届く。ただ乗っかっただけでフォールが出来る。”そりゃズルいよ!”と反則的な強さに、誰もが臍を噛んだという。(余談ですが、「今頃2人は天の川で流しそうめんをしてるだろうね」というのがプヲタの夢)

ワタシはプヲタでもないし観た記憶はないけれど、言わんとする事はよく解る。
ラウルとルートのレジェンダリー・コンビも(どちらが馬場でアンドレかはともかく)、「フットボール界最大の反則」と言っては大げさか。
経験豊富なお互いは、今の年齢だからこそ組める、その味わいが出せるのだと思う。ルートもニリスに始まり、クライファート、オーレやスコールズ、ルーたんなど様々なコンビを経てきたが、同年代でエースを張ってきた相手と組めば、さぞ解り合えるものもあるのだろう。何より、フットボールを知っているという安心感。こんなオーバー30'sコンビはありそうでなかった。
昨季ホナウドとの "ドブレ9"は所詮企画倒れに終わったが、ラウル&ルートはレアル久々の名物になりつつある。


ユナイテッドでは若い子同士、ルーたん&テベスが大ブレイク中。こちらは世間の予想に反して、テベスがルーたんの子分としてその才能を生かしている。従えてこそのキング。ルーたんにはそういう触媒が必要だったのか、と今にして気付くのだけど、ワタシには少々複雑な心境でも有り…。ゴメンなさい、脳内のCGでレアルとユナイテッドのゴールシーンを合成してもいいですか(涙)。

それにしても、最近はやたらゴールが多い試合ばかり観てる気がする。レアルは昨季のような緊張感とカタルシスはないけれど、ゆるくとも華のあるチームが本来レアルらしさなんだろう。ルートもここではシザースやら切り返しやらヒールやらして見せるけど、いちいち驚かないで下さい。これでもオランダ人、若い頃は技に溺れるタイプだったんですから(ちょうど今のルーたんのループ病みたいに)。

それにしても、グティの天才的なパスセンスに感心しようにも、両ヒジにあるマークを見るたびその気が萎える。アップリケかよ。
あ、ネタ的にはサルガドさんとイグアインがえらくビックリさせてくれましたけどね。貧乏神と笑いの神が付いてる…。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

~きょうのつぶやき~

ヤープ・スタムさん、引退。
オランダでは珍しく”守備が出来るDF”だった。今のオランニェを観ててスタムさんがいれば・・・と何度思ったことか。
ユナイテッドではトレブル・メンバーの1人であり、またオールドトラッフォードの裏口から去って行った1人でもあった。それでもルートの結婚式には、ファーギー共々参列してくれたっけ。
幾分過小評価されてた気もするし、オランダにはもうスタムを継ぐDFは望めないのが哀しい。
そんなスタムさんの髪有りし頃からの思い出アルバムをコチラでどうぞ。

そして、先日37歳の誕生日を迎えたエドさんも、ユーロ'08を最後に代表引退するとの事。
山あり谷ありの長いキャリアだったけど、ユナイテッドに来てからは1試合1試合を愉しんでるように見える。最後まで苦労かけると思うけど、良い花道を飾ってもらいたい。
[PR]
by tototitta | 2007-10-31 22:52 | Ruud van Nistelrooy | Comments(4) | ▲ TOP
コレじゃな────い!!!
(記&絵/minaco.)
d0031385_19572194.gif

<#4 / VALLADOLID × REAL MADRID>

クラスの子が新しい超合金ロボを自慢するのを見て、子供が親に同じものをせがむ。じゃあクリスマスになったら買ってやる、と約束した親。そして待ちに待ったクリスマス。期待に胸膨らませ、プレゼントの包みを開けるとそこにはあの超合金ロボットが──あるはずだった。

「ボクの欲しかったのはコレじゃな────い!!!」

それが「コレジャナイロボ」である。
(コーレじゃないっ♪主題歌・水木一郎 http://www.youtube.com/watch?v=sFYTquuI-aw)


バルサが若い天才ドリブラーを自慢するのを見たレアル・マドリーは、「ウチだって!」と猛烈に同じものが欲しくなったのだろう。
だが、今季引っぱった挙句やっとお披露目したロッベンを観て、ワタシがマドリディスタならこう叫ぶだろう。

「ボクの欲しかったのはコレじゃな────い!!!」 

バジャドリー戦で交代出場したロッベン。1点ビハインドで敵がボールを奪いに来た所で身体を「よけた」のを観ても、それは見慣れた塩ムーブ
ボールを持って前を向けばいい選手だ、と言われても、そもそもプレッシャーの中で前を向ける事など滅多にないではないか。活躍したハイライトシーンだけを観れば、凄い選手はいくらでもいる。でもチームプレイで「使える」選手とは限らない。身体を張れないような相手は敵にとっても怖くはない。若い事をエクスキューズに出来るほど、ロッベンの頭髪に若さもない。可哀相に。

ついでに言えば、2頭目の馬狙いで買い集めたオランダ人かもしれないけど、ルートはブラバント人であってオランダ人のデフォルトではないのよね。
幸いスナイデルは良くやってるけど、「ダヴィッツ2世」のつもりで買ったドレンテもまた「コレじゃないロボ」2号・・・・。
ああ、レアルの目論見はかくも儚い。

層が厚くなったというれど、勝ってた時のレアルは「コレじゃな────い!!!」。
ペペやガビーやメツェルダー、そしてスナイデルがいれば、この試合はまた違ったものになってたと思う。
今のうちはともかく、昨季のような苦しい時こそシュスターは何が出来るんだろう。


ルートとラウルの2トップは上手くいってるようで何よりだ。右に左にセットプレイの高さ要員に、守備で忙しく動き回っておる。紺のアウェイユニの裾から白いインナーを出す着こなしはだらしない、と言われてもワタシには見分けが付き易いからイイわ。
かたやラウルは、自分のシュートをセーブしたGKを称えに行くほどイイ人なのに、ルートときたらGKを踏んづけ、無理なオーバーヘッドで顰蹙を買い、DF2人を相手にして転びながらも1人は殺っておく(バジャドリーのGKはプレミアみたいで面白かった)。
でも最後には気まぐれグティのパスから、黒馬黒ウサギでこの試合をドローに持ち込んだ。


「去年はホナウジーニョだったけど、今年はルートか」
リーガ中継の前に流れるセゾンカードのCMを観て、なるほ堂が言う。
哀しいかな、「コレじゃな────い!!!」とは言えなかったワタシである。
[PR]
by tototitta | 2007-09-28 22:11 | Ruud van Nistelrooy | Comments(0) | ▲ TOP
リターン・オブ・ザ・キラー・オレンジ
(記&絵/minaco.)
~タイトルはジョジクルのデビュウ映画、『リターン・オブ・ザ・キラー・トマト』から~


ファン・バステンは復帰要請にルートの代理人に電話して、とりあえず顔色窺ったらしい。そこまで下手に出たか。やはり折れたのはソチラなのね。

という訳で先月、スイスとの親善試合で晴れて代表に復帰したルートです。
エドさんは親善試合には招集しない事になってたはずだが、ルートを呼び戻すのにお目付け役が必要だったのかも。結局(怪我ということにして?)出場はしなかったけど。スイスは長年熟成されたチームで、オランニェとは対照的だった。

この時、フンテラールが含まれなかったのをオランダではちょっと疑問視されたようで、それについてルートはわざわざ彼に電話したという(空気読めよ)。
数多くの若手を呼んでも、結局誰もが決め手に欠けたオランニェ。割を食ったフンテラールには悪いけど、頼られるのは悪くない。

そしていよいよユーロ予選、ブルガリア戦。
記念撮影では、隣の指定席でガッツリ肩を組むエドさんとバディ復活。厳しい試合になると思われたけど、スナイデルのFKとルートの復帰ゴールで何となく勝ってしまった(観られないのでよく解らない)。
エドさんから始まってそのままチーム全員がパスを繋ぎ、ルートが心憎いフィニッシュすると、アムスのオレンジ・サポは久々に気分良くルートのチャントを歌ってくれたという。

引退後しばらく現場を離れ外側でフットボールを眺めてたファン・バステンは、いざ監督に担ぎ出された時、理想はあるけど現実の壁にぶち当たる。何だかジーコの時と同じ問題を抱えてるように思える(ジーコは'98年にセレソンのテクニカルコーディネーターをしてたので、一緒にしては申し訳ないけど)。
かつて「カルテット」や「トリオ」で伝説を作ったスーパースター。ジーコの「黄金の中盤」とファン・バステンの「トータルフットボール」縛りは、現代とのギャップを生む。そしてネガティヴなフットボールがいつも苦手。


続くアウェイでのアルバニア戦をルートはかなり警戒していた。「失うものは何も無い」アウトサイダー相手に足元掬われるのがナイーヴなオランニェ。
その通りタフな試合で、主導権を握れそうで握れない、決定機は尽く決まらないパターンだったらしい。
こういう相手にネガティヴな真似をされるとルートはキレる。W杯予選のあのアンドラ戦程じゃないけれど、黒ルートは必至である。

86分頃、カードを出されたスナイデルがアルバニアのカナと角突合せ、すわ乱闘かという瞬間、
「(゚Д゚)ゴルァ!!」
とカナを後ろから掴んで引っぺがすルート(手を出すのを見るのは初めてだ)。明らかに仲裁ではなく参戦だ。ルートは黄紙で済んだけど、カナは退場。
でもって、その直後のロスタイムにゴールしてしまうのが、さすが黒ルートなのだった。

左サイドを突破したエマニュエルソンが折り返したのを、身体をねじってボレーした必殺ゴール。身体の向きからして有り得ない方へ叩き込んでる。こりゃ凄い。
いや実は5‐0で圧勝するより、フラストレイション溜まる0‐0の展開で、最後の最後になってエースの1点で勝利!というのが、ワタシにしてみれば一番カタルシスを得られる訳なのだ。こんな美味しい試合のハイライトしか観られないのがホント悔しいな。きっとあんな黒こんな黒が観られたのに!(←そこか)

どうやらルートは、オランニェが勝つためには変わるべきだと考えてるらしい。しょっぱいオレンジはもう懲り懲り。「トータルフットボールを信奉してた'70年代と今は違うんだよ」とぶっちゃけてたりして(アワワ、また監督批判と取られないかしら)。
その言葉通り、復帰して早速結果を出せてヨカッタ。試合後マナーに反した事を認めつつ、でもぶっちゃけそのくらいしなきゃ勝てないだろ、と開き直ってたルートであった。

大げさかもしれないけど、PKに弱いオランニェも、リアリズムに弱いオランニェも、強引にガチズムが凌駕してきたんである。
若手だけじゃ何も出来ないし、ベテランを入れれば口出しされるし、ガチを入れれば強引だし、ファン・バステンも困ったもんだ。
でも「さまよえるオランダ人」の呪縛を解くには、真実のガチな愛しかないんですよ。
(♪One Love ・・・いっそオランニェは国歌の代わりにU2を歌うべきか)


そんなルートですが、先日初のバイオグラフィー本が出ました。タイトルは”Gedreven”、英語で言えば”パッショネイト”(←ぴったりすぎ)。
といっても、地元新聞記者が書いたオランダ限定発売ですが。まあ、岩手日報社発行「盛商」記念本みたいなものか。勿論、翻訳はありません。
本来「現役中に自伝本なんぞ絶対出さねえぞ」主義のルートはこの本にも一切関わっておらず、でも内容も暴露的なものではないし、地元なんであえて黙認した模様。
ああ、オランダ語が一日でマスターできる薬が欲しい。その前にどうやって入手するかが問題だけど。オランダ在住、またはオランダ語堪能な、またはオランダ旅行(ブラバント地方)される方、いませんかね。こういう時は英語圏の選手がちょっと羨ましいんだった。
d0031385_2361165.gif
d0031385_237999.gif
d0031385_2373196.gif
d0031385_2374648.gif


* 9/17 一部改訂しました。
[PR]
by tototitta | 2007-09-16 23:14 | Ruud van Nistelrooy | Comments(2) | ▲ TOP
プライド・オブ・ダッチマン
(記&絵/minaco.)
d0031385_21534451.gif

この半年で「何があっても敵に回してはいけない人」 をいっぺんに2人も敵に回したルートですが、それでも今日も元気です。ある意味快挙。父は強し。何となく、この父娘の将来がアニマル浜口父娘になりそうな気がする…。ガチに怖いもん無し。

普段リーグのプレスには言わない事でも、自国のメディアでは結構ぶっちゃけた物言い(多少の脚色があるにせよ)をするルート。例えそれが憧れのファン・バステン相手であろうと。気持ちはよ〜く解るものの、きっとこんなやり方は良ろしくないに違いない。

でも私には正しいか否かではなく、彼らしくあればそれでいい。根に持つタイプだよ。怒らせたら手が付けられないよ。もっとスマートな手段があったとしても、それが出来るならユナイテッドを去る必要はなかった。

きっと多くの人には尊大な態度に映るだろう。オマエは何様だ、勝てるとでも思ってるのか、と。ハイ、勝ち目などありませんとも。だが、ガチの道は唯一つ。やるしかないでしょ。だから観てる方はしんどいんである。

だが、ここにきて事は意外な展開に。プロレス的に煽ればこうだ。

ファン・バステン対ルート、全面戦争勃発!「倒せるもんなら倒してみろ!」
あのファン・ボメル緊急参戦!「オレも今の興行には出ねえぞ!」
キャプテンでありルートのタッグ・パートナー、ファン・デル・サールはどうする?!
そしてオランダ・フットボール界のアントニオ猪木ことヨハン・クライフは?!
超世代間抗争の決着を見逃すな!!

何でボメルまで・・・。さすが、日頃大した役に立たなくてもピッチの火事場には真っ先に顔を出す男。
いや、今回はグッド・ジョブと言っておこう。これで次第にマルコの立場は追い詰められてしまうだろう。もしこのユーロ予選で失敗を犯せば、あの高見の見物人クライフの機嫌次第かもしれない。
オランダの内紛は毎度の事と言われるが、今回は南部人のガチが絡む故、先が読めなくなってきた。


世間的に見て、ルートは芸術家でもマジシャンでもファンタジスタでもない。極端に言えば、質より量である。
ゲルト・ミュラーか、現役選手最高のゴールの達人、かのロマーリオにでもなるつもりか。

オランダに居た頃、ロマーリオを観てルートは他のオランダ人同様「何であんなに動かないんだ」と理解に苦しんだという。ロマーリオはピッチの日陰にばかりポジションを取り、ビーチに居るかのようにリラックスして歩いている。

でもやがて気付いた。生真面目な日本のFWには信じられないだろうが、彼のプレイは正しい。動かない?極めてこそ静。マリーシアと駆け引きで、ブラジリアン柔術の達人のように一瞬のゴールチャンスを生む。結局は誰も止められない。そうやってロマーリオは1000点近いゴールを残してきた。

奇しくも、(多分無自覚に)ルートはゴールという単純な目的のみに純化されたストライカーの道を歩んでいる。それがガチの道だ。
だが、それではオランダ代表では評価されない。ファン・バステンにはなれない。そのジレンマが私にはもどかしいが、ルートは違う。

この代表召集バトルでも、ルートはゴール前にポジションを取り、DFとの駆け引きをしているところだ。我慢しきれずボールに触ろうと後ろに下がっては負けだ。挑発されたら黒ルートで倍返しだ。
いつか必ずいいボールが来ると信じている。それを決める自信はある。
何しろ彼はストライカーであり、自称「プライド・オブ・ダッチマン」なのだから。
[PR]
by tototitta | 2006-10-04 21:54 | Ruud van Nistelrooy | Comments(0) | ▲ TOP
オランダをめぐる妄想

ある事を見ながら全く別の事を関連付けて考えを巡らせてしまうのは、自分の悪い癖です。

映画を観ながらフットボールを連想してみたり、フットボール選手、例えばデコを見ながら「ちょいワル男」について話したり、ユナイテッドがクロマティ高校だったら・・・とか果てしない妄想を広げてしまう。
ブレインストーミングと言えばそんな気もするけど、常々拡大解釈ばかりだろう。

ちと反省してみるが、今回もやっぱりそんな私の頭の中のコンフュージョンなのでトッ散らかってます。ご容赦。


先日散歩へ出た際に盛岡正食普及会にてフスマパン一斤を購入してみた。フスマ繊維たっぷりの、非常に整腸作用に効きそうな素朴なパンである。

以前スウェーデン映画『ロッタちゃん はじめてのおつかい』で、黒っぽいライ麦パンらしきものにナイフでペロリと削いだチーズを乗せただけの朝食を観て以来、何となく憧れていた。早速オランダのゴーダ・チーズも買って、フスマパンに乗せて食ってみる。ボロボロとパン屑がこぼれるけど、ウマいっす。憧れが叶った。私はもちもちした厚切食パンが苦手で、こういう固めの貧乏臭いパンが好きだ。いや、カリカリのパンの耳が好き。

北欧というか、オランダ式一般的な朝食とは、こんな感じらしい。ちなみにルートはこんなパンにバターとピーナツ・スプレッドと更にチョコレート・スプレッド(オランダ人なら皆大好きな定番)を塗ったヤツが最高!と言う。甘っっ。

オランダ人の味覚は名古屋人みたいなもの、またはコドモだと聞いたことがある。外国人が一度食べたら二度と口にしたくないドロッピェという、真っ黒いクマさんの形のグミもあるそうだ。勿論私は試した事はない。

オランダについて色々検索していると、不思議な発見をすることがある。
「チェス・ボクシング」 という競技(?)をご存知か。そのまんま、チェスとボクシングを交互に戦うのである。チェスを1ラウンドやって、次にボクシングを1ラウンド、その繰り返し。何故?何の為に?

だが、世界大会も行われ、そのチャンピオンがオランダ人なのである。果たして決まり手はボクシングのパンチなのかチェスの一手なのか、残念ながら不明だ。以前当ブログで紹介した「口笛世界一」もオランダ人。「チェス・ボクシング世界一」も彼のように故郷の町に華々しく帰還したのだろうか。おめでとう。その大会が観られなくて凄く残念だよ。

それから、以前TVで観たオランダの芸術家テオ・ヤンセンもかなり変。海辺で風力のみで活動する「生物」を創造した人。(詳しくはこちら 公式サイトはこちら

一目見たら忘れられない美しい骨組み、なまめかしい動き、確かに有機物だ。しかも自ら進化し続けている。さすが「この世は神が作った。オランダはオランダ人が作った」と言うオランダ人、ついに未知の新生物まで作っちゃったか。これにはちょっと感動を覚えてしまった。

オランダ人はマニアックなのか、凝り性なのか、でも何かズレてる・・・オランダ代表のフットボールを観ててもそんな感じだ。トータルフットボールに御執心なファン・バステンだが、要するに戦術云々ありきじゃないとフットボールが楽しめないのか?などと傍目には思ってしまう。

何故?何の為に?と聞いても、無駄だろう。低地に住む彼らはただの小高い丘を指して「山」だと言い張るのだ。そして海抜以下の土地を自ら干拓して国土を作っちゃったオランダ人は、地球温暖化による海面上昇の危機と闘うべく、例え他の世界各国が知らんふりしても環境保護を推進しなくてはならない。合理的である事に拘るうちに不合理に陥る、そんな風に見えたりもする。平均身長が世界一高いくせに決してハイボールの放り込みなど好まない、それがオランダ人らしい。

でもこんな事を考えている私も、負けず劣らず。行った事も会った事もない遠い国の事を熱心に考えている。何故?何の為に?そんなサガです。オランダはちょうど九州くらいの大きさだが、無理矢理岩手に置き換えてみると、 ヘッフェン=葛巻町ってところか?何となく。

(記/minaco.)
[PR]
by tototitta | 2006-03-23 18:25 | 小ネタ | Comments(4) | ▲ TOP
セメントもあるよ

d0031385_22465710.gif


ルートはオランダ人らしくない、とよく言われる。ベルギーとの親善マッチの時、ベルギーの新聞に「ルートは本当はベルギー人だと思ってる」と書かれた事もある。勿論ルート自身は「んな訳ねーだろ」と笑い飛ばしていたが、ブラバント(オランダ南部地方)人はオランダ人にも「オランダ人よりベルギー人だろ」と揶揄されるそうだ。

プロテスタントが多い北部と違って、ブラバントはカトリックでラテン的気質だという話もある。そのせいもあるだろうか。他民族なオランダ代表の中でも、どうもルートが異色に見える。

唐突に話は飛ぶが、WBCでのイチローを観てると、オランニェでのルートを重ねてしまう(申し訳ない)。イチローが日本チームの中でどうしても目立ってしまうのは仕方ないし、そもそも私はプロ野球選手には疎いので何故イチローがああなのかは解らない。ただ、会見でのシュート発言や感情の表し方が他の選手の中でも異質であるのは確か。何も他の日本選手がこの大会に100%情熱を捧げてない訳ではなく、イチローはその種類がちと違うだけなのだろう。

ぶっちゃけ、もし他の選手が皆ガチだとしても、イチローは「セメント (=ガチより更にカタイ。周りが引く程…)」なのだと思う。2人には何の接点もないけれど、ルートが来るW杯にこのような「セメント」になる事は想像に難くない。WBCを観ながら、そう思う。

そういやEURO2004のドイツ戦の前に、ルートがチームに「60年前にドイツにされた事を思い出せ!」とのシュート発言!と新聞で騒がれた事もあったっけ。これもルートは勿論否定してるけど(ルートなら言いかねない、と思われているのかもしれないが、さすがにそれは…)。

30を過ぎると早々に代表引退を表明して後進に道を譲る選手が多い昨今、しかしルートは2010年南アW杯も目指すと言う。いや、確かこう言っている。

「2010年南アW杯でタイトルを防衛したいんだ」

それでこそ、ガチ。でもってW杯では多分、セメント。

(記&絵/minaco.)


>なるほ堂註釈/「ガチ、セメントとは?」
ガチ=「自分が死んでも構わない覚悟。命を捧げる覚悟」
セメント=「相手を殺しても構わない覚悟。命を取る覚悟」のこと。あくまで“覚悟”であり、「イチローは人を殺しません(古畑任三郎)」。
ちなみに、シュート=「相手を潰しても構わない。潰す覚悟」である。
-----------------------------------------------------なるほ堂書房刊『世界のガチ辞林』より
(記/なるほ堂)
[PR]
by tototitta | 2006-03-20 22:48 | W杯2006 | Comments(2) | ▲ TOP
外国は遠くにありて思ふもの

物心ついてから、どうも私は何処か異国にハマッてばかりいる。
最初は英国 。当時私は小学2年生でポプラ社刊「シャーロック・ホームズの冒険」シリーズを全巻読破した程の、名探偵コナンくんにも負けない シャーロキアンだったから(教育的絵本や世界名作全集の類いなど無い代わりに、我が家にあったのはミステリーとSF小説ばかり。

偏った読書傾向の幼年時代、学校で読書感想文の課題が出されても推理小説をチョイス。初めて泣いた本も、ホームズの「オレンジの種5つ事件」であった)。勿論、その頃は英国のイメージなんて乏しいものだったが。

次は中近東、サウジアラビア辺り 。単に砂漠好きだったから。中学校でコーランを読んでみた。それから何となく音楽やビート・ジェネレーションの影響で N.Y.であったり、マンチェスター・ムーブメント があったり。お恥ずかしい青春である。映画と'68年パリ五月革命とカフェのせいで おフランスにも少々手を出す。私ゃいつの時代の人間だ。アナクロ。

またある日、ふと「肩書き」というモノが欲しくなって、 「アイスランド研究家」を名乗る事にした。アイルランドじゃなくてアイスランド。浸透しなかったが。

やがてフットボールの世界に目覚め、最初のアイドルはロベルト・バッジョ。正確にはトト・スキラッチとバッジョ。当然 イタリアにハマる。主に南部、シチリアやナポリ、ローマ。元々イタリア映画も好きだったし、イタリア語を何年か勉強し(結局モノにはなってない)、P.ジローラモさんの本を読み、すっかり気触れる。
更にロバート・ロドリゲスの映画に感銘を受け、メキシコ も含む ラテン系 好きになる。

なのに、ここ数年最もハマッているのは…オランダ。しかも 北ブラバント州限定 。 理由は言わずもがな。ただ、ブラバントに関する日本語の情報は殆どない。観光ガイドを見てもせいぜいアイントフォーフェンまで、ヘッフェン周辺などどこにも載ってない。確かに観光する所など何もないし、人より牛の方が多そうだ。私が必死に集めた情報によれば、ヘッフェンは年に一度農業博覧会が催される事で(その筋には)有名で、教会の鐘が時を告げる人口5000人程の小さな小さな村らしい。

こんな外国がぶれの私ですが、海外に行った事は一度しかない。しかも※※※…。その事を言うとなるほ堂が凄い顔で睨む。でもそれは成り行きにすぎず、中古レコード屋でロイ・オービソンのサイン付きレコードをゲットした事以外は忘却の彼方。今はこんなご時世だし、飛行機恐いです。ヘタレです私。地に足が着かない乗り物は苦手だ…。歯医者は去年やっと克服したけど、飛行機を克服する事は出来るだろうか。いや、先立つ予定もないんだけどさ。

『タンタンの冒険』 シリーズの作者エルジェは、毎回世界各国(時には宇宙も!)を舞台に新聞記者タンタンの冒険を描き続けた。チベット、南米、北米、アラビア半島、中国…当時まだ情報が乏しく偏見の強かった未知なる国も、子供向けとはいえ過不足なく正確に描写しているのが凄い。 正義感と好奇心溢れるタンタン&スノーウィーと共に読者は様々な国へ誘われる。だが、エルジェは祖国ベルギーから離れた事がなかった。 かき集めた綿密な資料と想像力によって、それを描いたのだ(生涯アメリカのスモールタウンの小宇宙を描き続けた『ピーナッツ』のチャールズ・シュルツとは対照的)。

エルジェのような偏りのない知識と想像力があれば、例えそこへ行かなくても自然と異国への認識は開かれるのではないか。例えば映画やフットボールを観る事もそのひとつ。そんな風に自分を納得させて、 そして日々またブラバントの地に思いを馳せるのだった。

(記/minaco.)
[PR]
by tototitta | 2006-01-27 22:08 | 日々日常 | Comments(2) | ▲ TOP
すっぱいオレンジ

d0031385_1633542.gif



マルコ・オレンジ、無事W杯出場を決めました。エドさんも言う通り今回ほど楽な予選もなかったけど、ホントにおめでとう。ルート初めてのW杯です。

ところでW杯を決めたチェコ戦(終わってみれば案外ラッキーな楽勝)の数日前のこと、オレンジにちょっとした事件 が。

主役はルート。練習中に若手DFのロン・フラールの顔面に、ルートのニーパッドが炸裂。 黒ルート暴発!悶絶するフラール、後から気付いて「やべえ、やっちゃった・・・」とさすがに青ざめるルート。まあ、チェコ戦に元気に出場してたので怪我もさせずに済んだようですが。

現場を見た訳ではないのだが、想像するに血気と野心旺盛な若手が、紅白戦で監督にアピールしようとしたのかチームのエースにしつこく手を出して、ルートの怒りを買ったのだろう。怒りの導火線が異常に短いのはキーンやルー坊だが、ルートの導火線の先にあるものは深いマグマ。そこに触れたら、相手はただじゃ済まされない。倍返しです。ブチキレたら一番恐いのはこういう人です。(断っておくと、ルートがキレるのは仁義を欠いた行為になのだ)

結局ファン・バステンにきつーいお叱りを受け、フラールやチームメイトと話し合って即謝罪したルート。
「大した事にはならなかった。時にはセルフコントロールできない事もあるんだよ。すべては練習でも何でも勝とうとする俺のファナティシズムのせいなんだ。でも、俺は氷で出来てる訳じゃない。それを隠したりしないよ」
と話していたが、まあここまでは殊勝なコメント。

本音は、
「俺はなあ、いっつもピッチで“p×××× off”な目に遭ってんだ。奴らが何をしてくるか知りたいか?足を踏んだり常に汚い侮辱的な事を言ってくるんだよ。俺が何かすると(アンドラ戦のように)色々言われるけど、でもあっちが始めた事なんだ!(意訳で要約)」
って開き直ってるから凄い。解り易い男だなあ。子供の喧嘩じゃあるまいし倍返しするよりもっと大人の対応ってモンがあるのは承知ですが、やられたままじゃあ男の沽券ってモノに関わるんだ。なあ、ルート。


そんなこともあったけど、とにもかくにも予選最後の2試合を観て私は発想を転換することにした。
これまでオレンジのしょっぱさに、奥座敷の加藤嘉の如く、
「世間が許しても、わ、わしゃあ許さん!(ブルブル)」
と気色ばんでいたが、そこへ杉村春子が現れて、
「ふん、いいじゃあないか。若いもんがああ言ってんだから。心配するなんざ無粋だねえ。見てごらん、一番前と後ろにいる男を。あの2人がいれば何とかなるってもんだよ」
と茶をすすりながら一瞥する・・・まあ、私の中でそういう感じです。

実際のところ、他国にはもっと心配なチームもある。世代交代を果たしたオレンジにはまだ伸び代がある。ラフィも復活した(やっぱりオランダのマスコミが彼をダメにしてたのかしら)。新米監督のファン・バステンにとって、下手にベテランを重用すると自分の信用を損ないかねない。経験不足でも若手の方がずっと扱いやすいだろう。
そして手前味噌ではあるけれど、ルートとエドさんがいることがオレンジ最大の強みではないか。若者は周りでチョコマカ自由にやってればいいさ。オレンジはまだ青くてすっぱくても食えりゃいいんだ。

何たって誰よりファナティックなルートがいるんだから。倉敷さんがナイス指摘をしてくれたように、ルートはいつも挫折を一度経験してから次のチャンスをものにしてきた。ユーロ'00の時も、ユナイテッドに来る時も、'02W杯の時も、一度目はチャンスを失った。だから、今度もきっとそのパターンに違いない。ガチの一念岩をも通す。 そういうことにしておこう。

(記&絵/minaco.)
[PR]
by tototitta | 2005-10-15 16:41 | サッカー全般 | Comments(4) | ▲ TOP
口笛吹いてガチで行こう

d0031385_2275265.gif
口笛の世界一
を決める大会があるって、先日TVで観て初めて知った。

各国から口笛の名手が集まって、クラシックやジャズ、民謡まで各自持ち込んだCDに合わせて演奏(?)するのを審査員が採点する。開催地はアメリカの小さな町の小さなホール。最終的にはアメリカ人の物理学者とオランダ人の一騎討ちとなり、オランダ人が勝利した。

彼らの技は半端じゃないっす。音色を使い分け、高音から低音まで幅広い表現力、ヴィブラート、肺活量、勿論音階の確かさとリズム感も備えている。普通に歌ってもこんなに上手いのか気になる所だが、ちょっと口笛が得意なんてレヴェルじゃこの大会で戦えないのは間違いない。 日頃から研究と修練を重ね、この日に賭けた強者たちがオペラ歌手のような風情で演奏している。でも口笛。

ホワイトボードで口笛の構造を解析してみせる物理学者、親子何代かで伝承してきた技を操るオランダ人、アクシデントに動揺しナーバスになる者、その他の出場者も皆、真剣である。
きっと普段は変わり者扱いだろう。現代のいい大人は口笛を吹く機会がない。お調子者で呑気者と思われるのがオチ。でも世界の過去の歴史においては、口笛は重要なコミュニケーション・ツールであり、逆境を乗り越えるエネルギーだった。出場者達はそれを誇りにマジで優勝を狙ってる。
ガチですよ 。客席に空席が目立つのも、また一層ガチっぽい。

優勝したオランダ人(ルックスは太ったファン・ボメル)がトロフィーを手に故郷の田舎町に帰還すると、なんと町をあげての祝賀パレード。風船が舞い、彼の顔をプリントしたTシャツを着た人が出迎える騒ぎ。いかにも呑気な変わり者だった彼が、一躍町の英雄に。 オランダ人って・・・ああ、オランダの田舎町って。世界一だもんね、口笛だけど。

世界にはまだまだ知らないガチがいる。西に自作アメリカン・チョッパー・バイクを仕事そっちのけで作ってるバカ兄弟もいれば、東にチョップ200発打ち合って喜んでるチョップ・バカなプロレスラーもいる。
ガチを見ていると、世界は平和だ、と思う。ガチに国境はない。ガチを見てると気持ちがいい。これでいいのだ。 羨ましいぜ。
 
人生悪い時もある
すげえ腹立つ時もある
ワーッと叫びたくもなる
ツイてないことが続く時は
ブツブツ言わずに口笛吹こう
そうすればきっと上手く行く
いつだって人生のいい方を見ていよう
いつだって人生のいい方を見ていよう


『モンティ・パイソン』のエピソードの中で、磔になったナザレのイエスじゃなくてブライアンの周りで皆が歌うのがこの歌。ハハハ。以前、ロナウドと小野伸二とルート(靱帯断裂から復活した3人)が出たナイキのCMでも使われていた。
今年のmyテーマソングである。でも、私は口笛が上手く吹けない。くすん。

(記&絵/minaco.)
[PR]
by tototitta | 2005-10-06 22:12 | 日々日常 | Comments(0) | ▲ TOP
LINKS
・ Mercedes's Diary
・ おかず横町
・ デジカメのいろいろ
・ 今さらながらの○○修行
・ 春巻雑記帳
・ 塔とゆりかご

映画
・ NAWOWOW
  NAWOKO KAWAMURA'S PORTFOLIO

 Football
 ・ CALCIO馬鹿のたわ言。
 ・ 【別館】Black Swan of Ukraine
 ・ ファーポコ
 ・ A.C.MILANを斜め読み

 鹿島アントラーズ
 ・ オフィシャルサイト
 ・ Red-Deer's Diary
 ・ My Soccer Diary
 ・ やわらかな風に包まれて
 ・ はいっ、おばさんは遠隔地鹿島サポです!

 レノヴェンスオガサFC
 ・ オフィシャルサイト


OTHER ROOMS
WEBSITE SPIN-OFF

・ ABOUT US
・ CONTACT