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イラストレーターMinacoとなるほ堂が、サッカーのこととか、映画のこととか、日々日常に関して、その情熱の総てを地球にぶちこんで叩き付け、戦い挑み、愛を説く日々の記録。
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2013年に観た映画をふりかえる
今年、映画館で観た映画は33本。相変わらず家では沢山観たんですけども。そして毎年のことですが、世間的2013年公開作とは時差がある訳で、同じ土俵でベスト10とか選ぶのはあきらめました。あくまで"自分にとって今年初めて観た”基準で。

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【とりあえず劇場鑑賞マイベスト9+1】

タイピスト!
ザ・マスター
21ジャンプストリート(*DVDスルー)
ムーンライズ・キングダム
君と歩く世界
ダイアナ・ヴリーランド 伝説のファッショニスタ
マリーアントワネットに別れを告げて
ザ・ストーン・ローゼズ メイド・オブ・ストーン
TED
ゼロ・グラビティ

わー、なんか華やかな並びだわ!今年はとにかく楽しくてきれいで華やかなものに飢えてたんです。なので『タイピスト!』はパーフェクト!

タイピスト! Blu-rayコレクターズ・エディション (初回限定生産)

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ザ・マスター [Blu-ray]

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その他、
アンナ・カレーニナ
セレステ∞ジェシー
きっと、うまくいく
ホーリー・モーターズ
ルビー・スパークス
クロニクル
ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日…も面白かったですよ。


【劇場未公開作】

ハッピー・ニート おちこぼれ兄弟の小さな奇跡
小悪魔はなぜモテる?!
ザ・ガード 西部の相棒
胸騒ぎの恋人
恋のベビーカー大作戦
今日、キミに会えたら

コメディが多いすね。コメディは公開冷遇だし…。『今日、キミに会えたら』は油断してたらゾッとした。

今日、キミに会えたら [DVD]

パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン



【前年公開作】

ミラノ、愛に生きる
ザ・マペッツ
ゾンビ革命 -フアン・オブ・ザ・デッド-
アニマル・キングダム
孤島の王
気狂いピエロの決闘
世界最古の洞窟壁画3D 忘れられた夢の記憶
ジェーン・エア (2011)
アタック・ザ・ブロック
わたしたちの宣戦布告

(ほぼ)こちらでは公開されなかった去年のミニシアター系から。『ザ・マペッツ』が全国公開されなかった件はずっと恨みます。

ザ・マペッツ ブルーレイ+DVDセット [Blu-ray]

ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社


【旧作】

カリフォルニア・ドールズ ニュープリント版(*リバイバル上映)
特別な一日
白い恋人たち/グルノーブルの13日
黄昏
雨のニューオリンズ

今更な名作も含め。そういえば、今年は古本をよく読みました。

All the Marbles [DVD] [Import]


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【部門別マイ・ベストなど】

主演女優:ミア・ワシコウスカ(イノセント・ガーデン / ジェーン・エア)シシー・スペイセクを継ぐ暗黒ロリータ!新キャリーもミアちゃんなら…。
助演女優:ルース・ウィルソン(アンナ・カレーニナ)
主演男優:肉体派 / マティアス・スーナールツ(君と歩く世界) 肉派 / ブレンダン・グリーソン(ザ・ガード 西部の相棒)
助演男優: ジョージ・クルーニー(ゼロ・グラビティ)

ドキュメンタリー:ダイアナ・ヴリーランド 伝説のファッショニスタ
脚本:タイピスト! ゼロ・グラビティ
衣装:ザ・マスター  ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋
撮影:ザ・マスター
サントラ:ザ・マスター
音響:ミラノ、愛に生きる
美術:ムーンライズ・キングダム
舞台装置:アンナ・カレーニナ
ガチ監督賞:ポール・トーマス・アンダーソン(ザ・マスター)、マドンナ(W/E)とりあえずマドンナさんにはガチ負けしちゃう。

ベストカップル:ラシダ・ジョーンズ&アンディ・サムバーグ(セレステ∞ジェシー)別れるの勿体ないくらい好感度高し。
ワーストカップル:キーラ・ナイトレイ&アーロン・テイラー=ジョンソン(アンナ・カレーニナ)生臭くて下品。
ベスト・ブロマンス:チャニング・テイタム&ジョナ・ヒル(21ジャンプストリート)
ベストチーム:天使の分け前(ユニフォーム=キルト)
ベストディーバ:カイリー・ミノーグ(ホーリー・モーターズ)歌います!
ベスト仕切り役:キルスティン・ダンスト(バチェロレッテ あの子が結婚するなんて!)
ベスト人質:クレア・デュバル(アルゴ)おびえ顔のエキスパート。女ジョン・レグイザモ。
ベスト・カメオ:ジョニー・デップ(もしかしてネタばれするので内緒)
ベストふくらはぎ:サンドラ・ブロック(ゼロ・グラビティ)ショートヘアもいい。
プロレス大賞:カリフォルニア・ドールズ ガチで試合してる!

壁紙映画:イノセント・ガーデン
青春映画:マリーアントワネットに別れを告げて
ベスト・オブ・ゾンビ映画:ゾンビ革命 最高にツボです。
マダム・ホイホイ映画:クロワッサンで朝食を
ベストライン:「ファクション」*factとfictionを合わせた造語。座右の銘にしたい。(ダイアナ・ヴリーランド 伝説のファッショニスタ)
ベスト・オブ・ラブシーン:スーザン・サランドン&レイ・ドーン・チョン(ハッピー・ニート おちこぼれ兄弟の小さな奇跡)
ベスト・オブ・ロマンティックシーン:ロマン・デュリスの前で初めてタイピングするヒロインのポニーテイルがほどける場面。(タイピスト!)
ベスト・ハードボイルド:東ベルリンから来た女


ベスト邦題:マリーアントワネットに別れを告げて
ワースト邦題:『嫉妬』(BYE BYE BLONDIE) 『処刑教室』(ASSASSINATION OF A HIGH SCHOOL PRESIDENT) 『フランス 幸せのメソッド』(MA PART DU GATEAU)『小悪魔はなぜモテる?!』(EASY A)  一体どこがだよ???英語圏以外の邦題に「しあわせ」「人生」「How To」系は禁止!
ベスト主題歌:500 miles(天使の分け前)スコティッシュ愛唱歌?
ベスト・ロケーション:青空と雪山と湖(きっと、うまくいく)
ベスト・オブ・ドリームガール:チキンとプラム あるバイオリン弾き、最後の夢
イット・ガール・オブ・ジ・イヤー:カーラ・ヘイワード(ムーン・ライズ・キングダム)
ベスト動物:三次元の馬!(アンナ・カレーニナ) 二次元の馬!(世界最古の洞窟壁画3D 忘れられた夢の記憶)
ベスト・エイリアン:もふもふした着ぐるみ風エイリアン(アタック・ザ・ブロック)
ベスト怪獣:トロール(トロール・ハンター)
ベスト・インテリア:ヴィンテージとモダン、生活感とインテリ感がバランス良く溶け合ったブルーノさんの部屋(ブルーノのしあわせガイド)

最も不憫なキャラ:ハーバード卒でマカレナ踊ってた人(ゼロ・グラビティ)
最優秀歌唱賞:エディ・レッドメイン(レ・ミゼラブル)
ヒゲは七難隠す賞:ベン・アフレック(アルゴ)
インパクト観客賞:同じ列に居たトラの如き女性(ライフ・オブ・パイ/トラと漂流した227日)
ムダ特殊メイクアップ賞:ジョセフ・ゴードン=レヴィット(Looper / ルーパー) ヒュー・グラント(クラウドアトラス)どんな扮装させても一目でヒューとわかるニヤケ顔!
なぞダンス賞:ブラッドリー・クーパー&ジェニファー・ローレンス(世界にひとつのプレイブック)なにあの社交ダンス競技会?
イヤミス大賞:ペーパーボーイ 真夏の引力
高所恐怖賞:クロニクル


【見逃して後悔映画】

25年目の弦楽四重奏
マジック☆マイク

【プレッパー映画】

*プレッパーとは、世界の終末に勝手に備える人のこと(若干電波も含む)。主に食料、シェルター、武器などを自宅に装備。ナショジオのTVシリーズを観て、その生態観察がちょっとしたマイ・ブームだったので、今年はプレッパー系が登場する映画に注目。

テイク・シェルター(コンテナ&キャンベル缶詰で嵐に備える、正しくプレッパー映画)
籠の中の乙女(外は超キケン!と子供に教育するプレッパー家族)
ウォーム・ボディーズ(ゾンビに備えるプレッパー社会)
トールマン(ある種の先鋭化はプレッパー系)
リトリート・アイランド(ジェイミー・ベルが謎のウィルスから逃げるプレッパー)

【リユニオン映画】

きっと、うまくいく
ザ・マペッツ
The Class of '92
ザ・ストーン・ローゼズ メイド・オブ・ストーン

昨年から続くリユニオン・ブーム。その締めくくりに相応しいローゼズ再結成ドキュメンタリーは、雛鳥青春白書『The Class of '92』とセットで観たい、マンチェスター青春白書!

【塩映画】

Looper / ルーパー
クラウドアトラス
レ・ミゼラブル
ヒューゴの不思議な発明

どれも大風呂敷に比例するしょっぱさ。

【ガチ映画】

君と歩く世界
ザ・マスター
孤島の王
気狂いピエロの決闘
ミラノ、愛に生きる
ザ・マペッツ
ダイアナ・ヴリーランド 伝説のファッショニスタ
ジェーン・エア (2011版)

肉体的関係的いびつさが骨身に響く『君と歩く世界』。ガチ映画道を極めるPTAの『ザ・マスター』(でもホアキン苦手)。抑圧とスペクタクルの『孤島の王』。ガチでピエロ怖すぎ『気狂いピエロの決闘』。マペッツはガチ!な『ザ・マペッツ』。これぞロマンの潮流!『ダイアナ・ヴリーランド 伝説のファッショニスタ』。たぶんこれまでの映画化で最もガチな『ジェーン・エア』。そして、うわああスゴいもの観ちまったぞーー!!って年に1本はコーフンして叫びたくなる映画があるとすればこれ、『ミラノ、愛に生きる』。フランス、アメリカ、スペイン、イタリア、スウェーデンと、各国でガチ映画は豊作でした!


という訳で、心苦しくも(まったく個人的に今年観た)ベスト・オブ・ベスト映画を1本だけ選ぶとすれば、ガチとロマンとメロとゴージャスがひとつにみっしり詰まった『ミラノ、愛に生きる』です。世間的には昨年の映画ですみません。ああ、公開時にスクリーンで観たかった!

ミラノ、愛に生きる [DVD]

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【おまけ】

2014年公開されそうな新作で楽しみなのは、デヴィッド・フィンチャー監督の『Gone Girl』。先に原作を読んで、主演キャストのドンピシャはまり具合に期待大です。特に、ロザムンド・パイクはこれで何か賞をもらうんじゃないかと気の早い予測。あと、フィンチャー映画は自分にとって1作置きに当たり外れなんで(『ドラゴン・タトゥー』がダメだった)、次回作はたぶん当たりのはず。
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by tototitta | 2013-12-30 00:17 | 映画 | ▲ TOP
エンドレス・ガチ
そりゃあ、赤悪魔署シリーズ的には最終回で「植 毛 刑 事 、殉 職」ってのも、らしいとは思うんだが。最後の殉職者がルーたんとは、これまた出来すぎた大オチだが。でも、ニコニコと一緒にお祝いするルーたんはえらいなあ…と思ってしまうのは、暴れ馬の例があるから。

しかし、いっぺんに来るものである。赤悪魔ご長寿大河ドラマシリーズ完結!なのだから、これまでの伏線やら何やら全部回収するのが当然とはいえ。ここにきて更に、ベックスまで引退するなんて…。まるで申し合わせたように、ボスも赤毛さんも、巣を離れたかつての雛鳥も次々去っていくんである。極地マンチェスターの楽園は、胸毛さんだけを残して姿を変えてゆく。(胸毛さんの胸毛も姿を変えてしまったけど…)


と、いささか悲観的すぎる見方をしつつも、トロフィー授与式やピッチで家族練り歩きや、翌日の優勝パレードなんか観てると、やっぱりいつもと変わらない気持ちになるからよく解らない。sky中継でトークする兄&ヨーク&シュマイケルだったり、兄と公開デートインタビュウをされる赤毛さんを観れば、こうやって続いてきた何かを頼りにするしかないんである。


“一度赤悪魔ユニを着た者は、一生赤悪魔”-----それが真実なら、ガチにも終わりなし。ブーツを脱いでも、赤悪魔ユニを脱いでも、コーチになっても解説者になっても、監督になっても監督を辞めても、ガチはガチ。ガチストとしては、ずっとそれを追い続ける。エンドレス・ガチ。ネバー・エンディング・ガチ・ストーリー。決して消えないガチの灯がある限り。

とりあえず、来季モイーズの横に誰が並んでいるのか、オランダでガチにコーチ業が向いてるのかどうか、ハラハラドキドキしながら行方を見守ることになるでしょう。

そして、6月2日のオールドトラッフォードは、正しくガチ最後の饗宴となる。そこには、長年心残りだった赤悪魔ファンへの挨拶をするべく、赤悪魔ユニを着た暴れ馬がいるはずだ。
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by tototitta | 2013-05-21 23:44 | Manchester United | ▲ TOP
ガチ期の終わり
【やさしい悪魔】

いつかの試合、ギグっさんの空けた左サイド後方をせっせとカバーに走るRvPを観た。まあ、フリーダムなギグっさんの穴を後輩新入りが埋めるのは常だし、むしろ光栄なほどなのだが、ガナーズ事務所で8年の経験を積んだ後アイドル脱皮を目指し転入して来たRvPは、先輩のどんなムチャぶりにも張り切って応えていた。

何しろ、ギグス先輩はじめキャリック、ルーたんらからこんだけ美味しいパスやアシストを奢っていただいてる訳で。その度、新入りRvPは「勉強させていただきます!」とばかりに感激して見える。センパイと呼べる存在がピッチに居ることが嬉しいのだろうか。まるで、嫁ぎ先の姑や親戚一同から思いの外手厚くもてなされ、恐縮しきりな嫁のようなRvP。

そんなシーンが象徴するように、今シーズンのユナイテッドはやさしい悪魔だった。あろうことか、とっても情け深い悪魔だった。


RvPを獲得したのは、ちょうど2001年にルートを連れて来たのと似てるような気がした。というのも、キーンさん自伝『ロイ・キーン 魂のフットボールライフ』を読んだら、トレブル後リーグにさしたるライバル不在で、何となしにヌルい空気がチームに漂っていた当時の事が、近年と同じように感じたから。

それに危機感を持ち、もう一度「飢え」た気持ちを思い出させる為の触媒が必要だったのではないか。2001年は怪我でユナイテッド移籍と更にユーロ出場も逃してガツガツと飢えまくる暴れ馬だったが、今回は8年も居ながらタイトル無しで飢えてたRvP…絶好の素材である。

暴れ馬と同様にゴールを重ね期待に応えたRvPだが、但し、昔と違うのは赤悪魔がすっかり優しくなっていたこと。かつてはキーンさんの象徴する「怒り」、今はルーたんの象徴する「愛」がユナイテッドのカラー。時代は変わった。飴とムチ、の飴かもしれんが。来季は要求が厳しくなって鬼姑になるかもしれんが。

若い子の扱い方も、多分もう昔と同じでは通じない。ギグっさん(若干上から目線)は相変わらずだが、後半戦の赤毛さん不在も「やさしさ=ソフト路線」の影にあるのかもしれない。何より、昔ながらのヘアドライヤーやガチな管理術などでは今どきの子にそぐわない現実を、ファーギーは気付いているんだろう。


【さらば、ガチ】

そんな感慨を持ったシーズンが終わる頃に、ファーギーの引退発表。そりゃあ動揺した。このショックを赤悪魔ファン以外にも解りやすいよう例えるなら、 黒 船 来 航 のレベル。何せ、ワタシ含め赤悪魔ファンの多くは「監督は交代するもの」という常識に対し、まるっきり免疫がない。完全に他人事だった。ギグっさんだってそうだろう。

でも、解るような気もする。やさしい悪魔への変貌は、そう思わせる。ガチ時代の終焉、ガチ氷河期の訪れ…ひとつひとつ、確実にその時が来てると実感せざるを得ない。ファーギー決断の理由はあれこれあれど、それを取り巻く現状については、自分なりに思うのだった。

おととし、ポールさん引退(後に復帰)の際には「これでフットボール界は暗黒時代を迎える」と思った。兄も既にピッチに居ない。昨季、暴れ馬が現役引退し、他にも同世代のストライカーがブーツを脱ぎ、ガチストライカーの時代が終わった。赤毛さんもいよいよ本当に今季が最後となり、その最終戦の前日、ガチ・プロレスラー小橋建太もまた、リングを去った。

いつしかプレミアに歯応えあるライバルは見当たらず、あっさりと赤悪魔が優勝。キャリントンはネーミングライツを売却。見渡せば、ガチ不毛のしょっぱい荒野が広がっている。それでも、かつてガチ共がしのぎを削ったような荒ぶる闘争心を、キーンさんのような怒りを持ち続けることができるというのか。もう闘うべき相手はここに居ないのに。

あれだけ貪欲な人だもの、ファーギーの情熱やモチベーションが枯れた訳じゃなくて、ファーギーでなくちゃ手綱を引けない選手、赤悪魔で育てるに相応しい選手が枯れたんだという気がする。ルーたんを最後に、ストリートフットボールで育ち、野性の本能でプレイする選手は出てこない。勿論キーンさんやカントナのような選手も。

ならば、ここまで。

自分にとって、ファーギーは現場で若い衆(lads)を束ねる親方(gaffer)であり、労働組合のリーダーみたいなものだった。労働党支持者だし。英国映画で観るように、そこで最も忌み嫌われるのはスト破り=団結を乱す行為。だからボスは力ずくで若い衆を守り、掟破りの者に容赦しない。そうゆうものだと思ってた。

でも今はそんな時代じゃない。潮時を見てたのかもしれない。ひとりでやる・全部やる・最後までやる…ファーギーもそうだった。こうしてあのファナティックでロマンティックなガチ期は終わったんだ。


赤悪魔で続いたご長寿大河ドラマシリーズは、第26シーズンをもって完結である。この後始まるのは「新・ビバリーヒルズ青春白書」とか「新・スタートレック」とかになる。面白いかもしれないけど、酷くつまらないかもしれない。

ホームズものみたいに今後何度も聖典を蘇らせ上書きしていくだろうが、もう一度面白いものを作るならいっそ、現代版『SHERLOCK』が出来るくらいまで待たなきゃないかもしれない。


【モイーズ、伝統の赤毛】

で、慌しくも後任監督にディヴィッド・モイーズと決まった訳で。候補と噂された中で、最も痛みの少ない選択というか、ソフトランディングというか、保守的な選択とも言えるけど、実際ホッとした赤悪魔ファンも多いんじゃないかという…。赤毛も伝統だよね。ファーギーが推したともされるけど、簡単には決められないし、何より誰だろうが「ファーギー以上に成功するのは無理、ゼッタイ」って予め前提になってるというクラブなのだ。恐ろしい事に。

ひょっとしたら、更にファーギーの教え子たちが周りを固める可能性もある。フィルが何故エヴァートンを退団するのかも謎だ。そうやって、保守的なファン心理を懐柔するつもりかもしれない。むしろファーギー院政時代になったりして。それでもガチストとしては、今のところ将来のことなど想像もしたくない訳で。ただただ終わりを噛みしめながら、受け入れるしかない訳で。


とはいえ、ピッチ内で絶滅種でも、ガチはピッチ外でまだ生息してる。キーンさんは相変わらず空気を無視して怒り、そのキーンさんをクレランドさんが怒り、兄は相変わらず過剰でクドいコラムをしたため、最果ての北欧でオーレが虎視眈々とアップを始め(?)、オランダでは暴れ馬が1年の放牧からフットボール界に戻ってくる(「最初の仕事がファーギーが引退した後のユナイテッドだったりして」とか言ってたぞ…)。

自分は懐古主義でイヤな小姑みたいな赤悪魔ババアになると思う。既にそうだけど。でも、いつもロマンティックな側を見ていたい。例えそれが妄想でも。
ガチ期最後の恐竜とも言うべきファーギーや赤毛さんがピッチから姿を消しても、『ジュラシック・パーク3D』を脳内で観続けていたい。

そういや、赤がお好きだった故ダイアナ・ヴリーランドさんは、現実と虚構が入り混じった“ファクション”という言葉を創造していらっしゃる。ドキュメンタリー映画の中で彼女は言ってた。「真実でも退屈な話ならお断り」と。
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by tototitta | 2013-05-12 01:14 | Manchester United | ▲ TOP
さらば、暴れ馬

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This is also a typical RUUUUUUUUUUUUUUUUUD!
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by tototitta | 2012-05-15 01:02 | Ruud van Nistelrooy | ▲ TOP
ガチ映画『ウィンターズ・ボーン』
(記/minaco.)

ウィンターズ・ボーン スペシャル・エディション [DVD]

Happinet(SB)(D)



これは正しくガチ映画でした。米国アパラチア山脈のミズーリ州オザーク地方を舞台にした、『ウィンターズ・ボーン』(2010)。

主人公はそこに暮らす17歳の女の子で、父は失踪中、残された病気の母親と幼い弟妹の世話を一身に背負ってる。ある日、犯罪者の父を法廷に出頭させないと住む家を奪われるという窮地に陥り、過酷な父親探しが始まるのであった…。

観る前に多少アパラチア文化についての情報を入れておいたので、この物語の根底にあるメンタリティの重要さを納得できた。映画と共に、アパラチア文化やその風土に興味が沸くし、それ無くしては解りづらい面もあるかと思う。もしかしたら、全く別の観点から見ると、これを「スローライフってステキ!」「生きるって素晴らしい!」って映画にも出来ると思うんだ。「大草原の小さな家」みたいに、自然と共に生きる少女の成長譚とか、家族の強い絆や田舎暮らしの魅力みたいな。

でも、そんな夢想など粉々に打ち砕きかねないほど現実に則して、むしろ逃げ出したくなるような土着的カルマに焦点を当てた映画なのだった。過酷な環境で暮らす一族の掟、女たちの掟、男たちの掟、生き抜くための掟。ガチだ。ガチすぎる。アパラチア怖ええええ…と震え上がります。


実は、この映画を観る前日にたまたま『タイマグラばあちゃん』というドキュメンタリー映画を観たんである。2つに共通するのは、開拓民であること、山奥の厳しい自然環境、現代社会から取り残されたような暮らしぶり。

岩手県川井村タイマグラは、早池峰山麓の奥深くに位置し、日本で最後(昭和63年)に電気が通った地区。かつて入植した世帯も、ドキュメンタリー制作当時には通称「タイマグラばあちゃん」の1軒を残すのみ。新たに若い世代が移住してきたものの、生活はほぼ自給自足のまま。畑で大豆を育て、味噌や豆腐を作り、薪を割る。冬に保存食の味噌玉や凍みジャガイモをこしらえたりする様子が、淡々と映像に収められている。

当たり前の営みとしてそれを続ける、山の民独特の気質や誇り。そりゃあ勿論、アパラチアの場合は人口も全然違うし、全く違う意味での「生きる知恵」がある。それこそ「スローライフ裏表」ってくらいに。

恐らく『ウィンターズ・ボーン』に出てくるのはアイルランド系移民の一族で、バンジョーでヒルビリー音楽を奏でて歌い、馬を飼い狩猟をし、粗野な男達はドラッグ密造で生計を立て、うら若い娘も志願入隊するくらいしか村を出る選択肢はない。地元エキストラも含まれるんだろうけど、登場する人々は他の映画ではお目にかかれないような顔つきをしてる。タフで眼光鋭くて、でも疲れ果てたような、枯れきった冬の山肌のような。

否応なく容赦ない村の掟に立ち向かう17歳の女子も、やがてそんな村人の1人になるに違いない。まるで不幸なように見えて、でも同時に長く続く血脈を受け継ぐ者でもある。彼女が「あたしも一族の女だから」と言い放つ言葉に、紛れもなくガチな血が流れてる。ただ、いつかは弟妹世代が、叔父譲りのバンジョーで新しい音楽を奏でるようになるのかもしれない…。

しかしこの闘争心、失われないプライド。そして犬。ガチなアイルランド人をルーツに持つアパラチアの山の民もガチな訳で。むしろ、より一層閉ざされた環境故にガチ純度も高い訳で。つまり、キーンさんを更に10倍濃縮したくらいの、ガチさなのであった。ひいいい。
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by tototitta | 2012-03-13 00:15 | 映画 | ▲ TOP
2010年 My Favorite 映画
(記/minaco.)

ええと、今年新たに観た映画を数えてみたら、新作旧作取り混ぜてざっと140本程だった。そのうち劇場では20本くらいかな。いかんせん、こちらでは大都市より公開時期が遅かったり観たくても上映されなかったりするので、一般的な「今年のベスト10」と同じ土俵に上がるのは気が引ける。てな訳で、単にワタシが劇場で観る事が出来た新作映画の中からお気に入りの10本を選んで、振り返っておきます。

一応ベスト3だけは断トツで好きな3本とゆう事で、残りはほぼ順不同。こうしてみるとガチ映画豊作の昨年とは違って、シンプルに愉しく笑えて熱い映画が多い年だったなあ。初めて観る新人監督も多かった。あとチームものに惹かれたかもしんない。

勿論この10本以外にも印象的な映画はあって、例えば大ヒットした『オーケストラ!』の怒涛のラストや、アルヘン映画『瞳の奥の秘密』のスタジアムでの撮影にも驚いた。でもどちらかと言えば、前評判が高くて期待したものより、思いがけずグッと掴まれたもの。『月に囚われた男』や『第9地区』は評判良いけど、ワタシはピンと来なかった。その代わり、殆どヒットしてないしベスト10に入れる人は他に居ないだろ、とゆう作品でも個人的には外せないんであった。
    【1】パイレーツ・ロック


    【2】17歳の肖像
    【3】ゾンビランド
    【4】(500)日のサマー
    【5】ぼくのエリ 200歳の少女
    【6】かいじゅうたちのいるところ
    【7】ルドandクルシ
    【8】アイガー北壁
    【9】インセプション
    【10】運命のボタン

ついでに、ワタシにとっての各賞も。
    【主演男優賞】フィリップ・シーモア・ホフマン&ジョセフ・ゴードン=レヴィット
    【主演女優賞】キャリー・マリガン
    【助演男優賞】ウディ・ハレルソン
    【助演女優賞】メラニー・ロラン
    【監督賞】ルーベン・フライシャー
    【脚本賞】ニック・ホーンビィ
    【音楽賞】The Smiths
    【最優秀壁紙賞】『運命のボタン』
    【最優秀雪山賞】アイガー北壁
    【最優秀衣装デザイン賞】『17歳の肖像』女子高の制服
    【最優秀子役賞】マックス・レコーズ
    【最も悲惨なキャラ賞】ジェームズ・マースでん
    【最も怖い兄賞】『マイ・ブラザー』のトビー・マグワイア
    【最も不完全燃焼なキャラ賞】『NINE』のダニエル・デイ=ルイス、『月に囚われた男』のケヴィン・スペイシー
    【最も痛いヒロイン賞】サマー(ゾーイ・デシャネル)

ところで、残念ながら劇場未公開作なんだが、今年は思わぬ傑作に出会った。それがコリン・ファレル主演の『ヒットマンズ・レクイエム』(2008)。

原題は『In Bruges』。ベルギーはブルージュに身を潜めた殺し屋達が遭遇する、奇妙な出来事。これ、すっごく面白かった。ヘマやらかした殺し屋(コリン)とそのお目付け役(ブレンダン・グリーソン)のアイリッシュ2人組は、観光したりデートしたり喧嘩したりで妙に可笑しい。けど、一番興味深いのはブルージュとゆう街の魔力。ここは天国と地獄の狭間にある煉獄、即ち「最高でも最低でもない」スパーズ煉獄なのだった!(いや、今のスパーズは絶好調だけど)

実は、監督マーティン・マクドナーは有名な劇作家。アイリッシュならではの哀しみと可笑しみが絶妙で、しかもブラバントの画家ボッシュの「最後の審判」まで絡めて、細かすぎるほど煉獄とゆう本質を語ってるから只者じゃない。マーティン・マクドナー、この名前はしっかり覚えておこう。

それにしても、ずっと前から気になっていた『リトル・ランボーズ』は幸い来年上映予定だけど、2010年の最重要作『マチェーテ』『エリックを探して』がこちらでまだ未定なのはどうゆう事か!!と、非常に不安。とはいえ、「ガチ豊作不作は隔年の法則」からすれば、来年はきっとガチ豊作の年となる事でしょう。
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by tototitta | 2010-12-30 21:31 | 映画 | ▲ TOP
フレデリック・ワイズマン『パリ・オペラ座のすべて』
(記/minaco.)


パリにもオペラにもバレエにも疎いのに『パリ・オペラ座のすべて』(2009)に惹かれたのは、監督がフレデリック・ワイズマンだから。

ナレーションも無くテロップも無く、インタビュウや人の名前も、説明的なモノは一切無く、音楽も実際その場で流れる音のみ。個人のドラマや背景も語られず、その演目すら解らず、時系列とも限らない。在るのはパリ・オペラ座の日常そのもの、バレエとバレエダンサーの本質。そんなドキュメンタリー映画です。ガチです。

以前観たワイズマンの『動物園』(1993)もそうだった(感想)。何も説明されなくても、「動物園とは何か?」「バレエとは、オペラ座とは何か?」の答えとしてこれほど明確な映像はない。稽古風景ばかりでなく、ミーティングからオペラ座の建物そのもの、屋上で飼育される蜜蜂、清掃員や補修作業まで。いくら密着撮影とはいえ、多分バレエ好きにすれば余りに非芸術的なバレエ映画と感じるかもしれない。

カメラはまるでオペラ座のどこか片隅からひっそり覗くような視点で、バレエに携わる人の営みを観察し、記録する。時には舞台上でダンサーのすぐ傍らに居るかに思えるが、決して観客の目線にはならない。ダンサーや演出家の素顔など求めず、ただ誰もがプロフェッショナルに仕事をこなすのを見つめるだけ。

バレエに詳しくない自分なんかはそれを観て、面白い動きだなあとか、人の身体は色んな事が出来るもんだとか、演出や振り付けってこうするのかなどと想像を巡らす。やがてふと気付いたのは、このバレエダンサー達(個々の役柄すらワタシは知らない)は即ち、「銭の取れる肉体の持ち主」なんだという事実。いや下品な表現で失礼だけど、鍛錬され形作られ自由に動かせる身体にはお金を払う価値がある。驚くべき能力を発揮する生身の身体に。

ミもフタもない事実だけど、一つの本質だと思う。ある意味ワタシのような素人にワイズマンは解りやすい映画である。美は細部に宿る---と言われるように、真は細部にある。敢えて芸術性を外した日常の中に固有な本質があり、細部から全体を見る。いくら観ても見飽きない。何故なら、その日常は映画の前も後も続いている。


オペラ座バレエの総監督と思われる人物や裏方スタッフの仕事ぶりは、フットボールクラブにも通じるものがあると感じた。タニマチを接待し、プランを立て、若手を育成し、問題と闘い、伝統と格式を貫く。ファーギー著『監督の日記』みたいだ。あれもまた、いつ誰と会って何をしたか、その事実のみ淡々と積み重なってゆき、監督としての日常の細部からユナイテッドそのものを思わせる。

なので、ワイズマンには『オールドトラッフォードのすべて』を撮って欲しいなあ。ファーギーやコーチや施設内スタッフの仕事、トップチームからアカデミーまでキャリントンでの練習風景などを、ただ黙々と観察してみたい。

「パリ・オペラ座のすべて」の映画詳細、映画館情報はこちら >
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by tototitta | 2010-12-03 01:16 | 映画 | ▲ TOP
ガチのルーツ
(記/minaco.)

キャリアの最後はオランダへ帰るのかって随分訊かれたよ。でも今のところそれはないな。フットボール界じゃ物事がどれだけ早く過ぎてくか解ってる。だからあまり先の事を考えても意味ないんだ。一旦自分のブーツを壁に掛けたら、もう引き返す事はない。とはいえ、あと何年か先だけど。
もしHSVが延長オファーをくれるなら、当然考える。怪我の後でまだ俺に信頼を置いてくれるクラブは多くない。でもHSVはそうしてくれた。その恩は忘れない。
(HamburgerAbendblatt)

今シーズン後に契約満了する件について。怪我の後で誰も自分を信じてくれる人がいないって時に、チャンスを与えてくれたのがHSVだから、HSVを最優先するつもりだと言う。故郷に帰る可能性も全くあり得なくはないけど、現時点でそのチャンスはごく僅かだそうな。ユナイテッド時代には、最後は古巣PSVへ帰って恩返ししたいと常に話してた。当時はマンチェスターかアイントホーフェンしか無かったけれど、あれから移籍や2度目の膝の手術もあり、何もかも激動した4年間。

バイエルン戦での負傷から練習復帰したところ、すぐまたハムストリングを痛めてしまったルートである。大黒柱欠場以来チームは1勝3敗。怪我人続出のHSVはパッとしないまま、いつしか9位まで転落…。でも思ったより怪我は軽かったようで、本日再びチーム練習に復帰したところ。よかった!

*        *

そんな状況ですが、そういえば離脱前にはドイツのTV"Sportclub"(スポーツ選手のインタビュウ番組)に出演してたんであった(動画有り)。スタジオに登場したルートは番組サイト曰く、「物静かで思慮深く、ワールドスターのオーラ無し」とのこと。そりゃまあ確かに、スタジアムの観客数にも満たない人口の田舎で生まれた農耕馬ですから。
    「出身はGeffenっていう小さな村なんだ。のどかに暮らす人ばかりで、俺達はあんまり馬鹿げた事はしないね」
などと故郷を語ると、番組は何と地元取材までしてあって、当時のコーチや関係者のコメントまで流す用意の良さ!「実はトレーニングで上手く行かないといつも泣いてたらしい」なんて、ルートも子供の頃の思い出を懐かしそうに回想する。その度ママは「失敗は不可能を可能にする」と励ましてくれたそうだが、パパはもっと現実的なアドバイスをしたのだとか。
    「親父は“Geffenからプロフットボール選手になった人なんかいない”って言うんだよ。本気でフットボール選手になる夢を追う俺を心配してたんだろうな」

どうやらルートはパパよりもママの家系に似たらしい、と思う。母方の祖父はかつて村のアマチュア選手であり、試合で敵を殴り長期出場停止を喰らったとゆう逸話もあった(当時手製だったユニを破かれた事に激怒したとか…)。ママも女子チームでプレイした経験があると聞く。一方、父方の祖父は牧場を持ち、ずっと酪農一筋。フットボールのルールすら知らないそう。そんな爺ちゃんは以前ファーギーとの確執が新聞に取り沙汰された時も、「お金はもう充分あるんだから喧嘩なんかするもんじゃない」と孫をたしなめたとか。爺ちゃんw

そんな訳で、どうもガチのルーツは母方の血にあるように思われる(のほほんとした感じの弟はパパ似かも)。パパの言う通り、北ブラバントの片隅はオランダフットボール界でも決してメジャーな土地ではなかった。けれど、例えばかのゴッホにしろヒエロニムス・ボッシュにしろ、何か強くファナティックな人間が少なくないらしい。夢を叶えたルートは言う。
    「俺は今、プロとして17年目。時々まだそれが信じられないんだ」

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by tototitta | 2010-11-16 22:24 | Ruud van Nistelrooy | ▲ TOP
殉職者たち
(記/minaco.)


先週のDaily Mirrorでこんな記事を見かけた時には、まさかルーたんがあんな事になるとは全然思わず、ただネタとして受け止めていたんであった。以下抜粋。

〜ファーギーを怒らせた選手トップ10〜

“(前略)ファーギーを怒らせるリスクを負ったのは、何もルーニーが初めてではない。だがこのリストが証明するように、いつだって勝者は1人だけ…。”


【第1位】 David Beckham

オールドトラッフォードでのFAカップでアーセナルに敗戦した際、ベックスはファーギーの逆鱗に触れたのだった。その激情によって蹴り飛ばされたシューズは、ベックスの目の上を数針縫う怪我を負わせる。ファーギーはやがてこの事件を「全くのアクシデント」と明かした。
What happened next? : 半年後、レアル・マドリーへ加入する為クラブを離れた。
─────────────────────────────

【第4位】Ruud van Nistelrooy

2006年カーリングカップ決勝のベンチに置かれた後、ルートはファーギーに追い出された。彼がプレミア最終節の試合から外され、キックオフの3時間前に飛び出して行った時、遂に2人の信頼関係は終わる。後に報道された話では、ルートはトレーニング場で発生したロナウドとの喧嘩により、決勝から外されたらしい。彼はロナウドに対し「お前のパパ(=ケイロス)に泣きつきゃいいだろ」と罵ったとされる。
What happened next? : 即レアル・マドリーへ売り飛ばされた。
─────────────────────────────

【第5位】 Roy Keane

キーノは長年ファーギーのピッチ上のマネジャーだったが、2人の波乱に満ちた関係は終わる。まずは2005年、キーノがポルトガルのキャンプを批判する前の事件。MUTVでリオを罵り、「週給£120,000稼ぎながらスパーズ戦じゃ20分しか役に立たねえ。お前はスーパースターか」と言い放った。キーノはキャプテンバンドを外され、リザーブゲームへ落とされた。
What happened next? : セルティックへ移籍する直前にユナイテッドを退団。
─────────────────────────────

【第8位】 Jaap Stam

2001年シーズン開幕戦、フルハムに勝利したものの酷いパフォーマンスを見せた後のロッカールームにて、スタムはオールドトラッフォードを追い出される。試合後ファーギーに叱責されると互いに応戦し合った。彼らの関係は既にスタムの暴露的自伝のせいで壊れていたが、この件が留めでユナイテッドでのキャリアに終止符を打つ事となる。
What happened next? : ラツィオへ移籍。

他も含め全部で10件の事例が挙げられている。シュマイケル(1999トレブル後殉職)、インス(1995殉職)、ホワイトサイド(1989殉職)、ストラカン(1989殉職)、マクグラス(1989殉職)、シャープ(1996殉職)…。つまり、ファーギーに逆らって無事に済んだ者は居ない。

良くもまあ各ポジション満遍なく、この錚々たるメンツが揃ったら史上最強チームが出来るほど!改めて振り返るといずれのエピソード&顛末も味わい深く、特にキーノの名言には思わず笑いも込み上げてくる。きっかけは飲酒、反抗、しくじり、自伝、女、批判、ガチ…など様々とはいえ、どれも彼ららしい最期だった。何とか侘びを入れたのはシュマイケルだけで、それぞれに闘い、儚くも殉職したけれど、身を持って一世一代のネタを残し「クラブより大事な選手などいない」掟を示したんである。

*      *

そして今週、リストの11番目にルーたんの名前が載るんではないか、と大変な騒動が持ち上がった。でも、過去の面々と比べりゃルーたんのネタは小さすぎる。そもそも浮気騒動も釈然としないし、この程度で殉職するには早すぎないか。

思えば先月、心の負傷がいつまでも癒えないルーたんを見かねて、ドイツから余計なお節介を焼く元パートナーが居た。
    「昔のお前はこんなんじゃなかった。もっとガムシャラだったじゃないか。以前見せたように、お前はもっとやれるんだ。俺の居た頃のユナイテッドはみんな常に集中してたし、今もそうだろ。こんな騒ぎなんか乗り越えられるって証明してみろ」
そんな愛のダメ出しに、「お前が言うな」とルーたんは思うかもしれない。しかしこれまで組んだパートナー達はすべて、ルーたんの愛を勝ち取ろうと必死だった(と妄想)。ルーたんに認められる=ユナイテッドでポジションが保障されるかのように、何人もの選手が試されてきた。ロンは一時その座を掴んだかに見えたが、カイくん誕生と共に捨てられた(と妄想)。

ともあれファーギーが連れて来て以来、ルーたんは座標軸の中心として存在し、彼に相応しいのは誰か?と問い続けてきた。だからもしルーたんが「俺に相応しい相手はここに居ない」と言うのなら仕方ないのかもしれない。いやむしろ、ネタ優先で選手補強をするファーギーが遂に“ホームレス刑事”にまで手を出したのを見て、さすがに「それはナイだろ」と危機感を持つのは当然かもしれない。

──けれど、やはり、それは間違いだと思う。ホレイショ…もとい、ポールさんはきっとルーたん目掛けハードタックルをお見舞いしながら言っただろう(と妄想)。
    「これから行くところはユナイテッド限定だ。有効期限は終身だ」
    「お 前 に 選 択 肢 な ど 無 い」
そう、選ぶのはルーたんじゃない────ファーギーなんだ。代理人が何を言おうが、タブロイドが何を書こうが、ファーギーが出てけと言わない限り、代々イングランドの宝はユナイテッドが保有するものである。そうでなくちゃいかん。いくら昇給したって良いじゃないか。その価値はあるんだから。親バカ。

結局、我々は解ってる。いつだって勝者はファーギーだけ。
「マンチェスターの正義(byホレイショ)」が守られて良かったよ…。

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by tototitta | 2010-10-25 21:42 | Manchester United | ▲ TOP
ガチ校長によるガチ・プロジェクト始動
(記/minaco.)



先日ちょこっと触れたけど、ガチ校長による“RvN Academy”がいよいよ開校となりまして、地元OssのMargriet(幼い頃通ったフットボールクラブ)にてプレゼンが行われたんであります。勿論ルート直々に出席し、ご挨拶やセレモニーをこなしてた。

ワタシが勘違いしてフットボール・スクールと書いたけど、実はそうではなかった。曰く、フットボールに限らず音楽でもダンスでも絵でも文学でも、或いはパイを焼いたりでも何でも良いから、子供達それぞれの才能を見つけて伸ばしてあげよう、チャンスを与えよう、とゆう趣旨のプロジェクトなのだった。そりゃまた大きく出たな!

まずは9〜14歳まで15、6名のクラスを4つ設け、週1回Ossとアイントホーフェンにてスタート。とりあえず地元でちゃんと軌道に乗せたいとの事。各分野の専門スタッフが子供達を支え、例え環境に恵まれなくとも夢を持って叶えられるようにと、ルートはそんなプランを熱く語っている。
俺は裕福な家庭に育った訳じゃないが、チャンスを得た。そして、そんなチャンスを得られる子供達がすべてじゃないとも知っている。
俺の両親はどこに居ようと、音楽でもダンスでもフットボールでも── フットボールがしたいと俺が望めば一緒にやってくれた。Ossにある少年チームにはコーチが居た。彼は俺のプレイを40分見た後、こう言ってくれた。「お前は私の選手だ」「本当に良い選手だよ」と。更に「この調子で続ける事だ」とも。コーチが自分を認めてくれてるんだ、だからきっと…と思った。彼は俺の為にしてくれたのだ。雨でトレーニングに自転車で行けない時は車で拾ってくれたり、フットボールシューズだって買ってくれた。その時は小さな事だけど、振り返れば彼らの存在は大きい。それはフットボールシューズを買ってくれたから…いや、彼がこう言ってくれたから。「お前を信じる。フットボール選手としても人としても」
物凄いインパクトだった。それはまるで天から差す光のような…。
俺はRvN Academyが、僅かなチャンスしかない所に暮らす子供達へ、その光を持って来られる事を願う。彼らがその夢を果たせると信じる事もまた、Academyを通じて与えたい。
何故なら、子供達が夢を信じれば、それを叶える事も出来るかもしれないのだから。

(ルートよりご挨拶)


彼は2年前から着々と準備を進めていたそうである。つまり、怪我してる間に暇が充分あったんだろう。念願叶ってスタッフとスポンサー(ラボバンク!)も集まり、こんな立派な形になっちゃってビックリ。やるなあ。本人が度々帰省する訳にもいかないが、「今はネットやスカイプもあるから大丈夫」と言いつつ、「でも行ける時は行くよ。引退した後はより多く時間を割ける」と…ああ、やっぱり。

とはいえ、フットボール選手としての経験をこのプロジェクトに生かす為、ルートがした事といえば、いきなりガチなぶっちゃけ話だったそうな(!)。
例えば、アレックス・ファーガソンやマルコ・ファン・バステンと俺が直面した関係とかを包み隠さず話した。彼らとはかつて問題があって、そこから学んだ事、彼らが俺をどう扱ったかを。当時は自分が正に半分に引き裂かれて、その経験から俺の基本が確立されたんだ。それが学習メソッドに生かされる。
ファーガソンやファン・バステンと揉めて、アドフォカートとも以前やらかして、その時はチェコ戦で外された。アカデミーを始めるに当たって、俺は何で自分がそうなったか話したんだ。監督がどう反応したか、その後俺達の関係にどう影響したか。でもまあその典型は多分、ファン・バステンだな。

どうやら経験上、自分は欠点ばかり非難されたけど、このアカデミーは子供達の才能や可能性を最大限見つけてやるのがモットーらしい……って、反面教師かい!校長自ら失敗例を曝してどうするwみんなドン引くよ!

── そんな訳で、大きな理想とガチズムを掲げるガチなアカデミーが彼のライフワークとなりそうです。
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by tototitta | 2010-10-08 10:33 | Ruud van Nistelrooy | ▲ TOP
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