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イラストレーターMinacoとなるほ堂が、サッカーのこととか、映画のこととか、日々日常に関して、その情熱の総てを地球にぶちこんで叩き付け、戦い挑み、愛を説く日々の記録。
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タグ:レアル・マドリー ( 75 ) タグの人気記事
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余波
(記/minaco.)


日曜夜にマドリー移籍の望みを絶たれた後、ルートは土曜のニュルンベルク×HSVの試合に先発フル出場したんであった。けれど2-0で負けたばかりでなく、正直言って彼のプレイも今季最悪の出来だった。

この短い間にも色んな事があって、連日ドイツとスペインのメディアが書き立てていた。この件に関しハンブルク地元新聞とマドリーのMarcaやasは、それぞれに対照的な姿勢である。客観的に見れば、移籍交渉の駆け引きに勝利したのはHSV。失敗したのがレアル・マドリー。HSV側は自分達が契約という「正義」を遂行したつもりなのに対し、レアル側はビジネスの失敗を感情的なメロドラマにすり替えた。「相思相愛のレアルとルートを無慈悲に引き裂いたHSV」といったドラマティックな悲恋物語を、マドリディスタに向けアピール。そもそもMarcaやasはマドリーの為のマドリーによるマドリディスタ向けファンクラブ会報誌みたいなモノだと思うので、それも当然かと。読者にとってドラマの主役はマドリーなんだから。

但し、この2紙をソースにしてルートのコメントが出ちゃったものだから大変。「ハンブルクに居ても心はマドリー」なんて本当に言ったのかどうか。いや、言ったのかもしれないけど、それはわざわざハンブルクまで来てルートにコメントを求めた記者がいたからこそ(実際、ハッキリ決まるまで練習場を取り囲んだプレスには何もコメントしてこなかった)。Marcaにはルートのメッセージ動画も載っていたけど、あくまでマドリディスタに向けて送ったものなんだし。それをドイツでこんなに取り沙汰されるとは思わなかっただろう。

おかげでHSVとそのファンの多くはカンカンだ。「契約を全うするのが筋」という正義があるからか、或いはレアルなんぞに舐められてたまるかというドイツ人のプライドなのか、ほんの数週間でルートの立場は一変した。監督は相変わらず中間管理職に過ぎないけど、チームメイトの中にも批判的な声が出て来たし、HSVレジェンドOBからも釘を刺された。それでもいつも通り練習をこなし、試合にも出た。
    「誰かに強制されてHSVに来た訳じゃない。今の俺は契約を満了するしかないんだ」(Hamburger morgen post)
そう口にしつつも、簡単に切り替えられるはずもなく。どう見てもショックから立ち直ってないし、まだモチベーションを定め倦ねてるのは明らかだった。彼は気持ちでプレイする選手だし、クラブやファンと100%の信頼関係がなきゃ無理。例えばユナイテッド最後の数ヶ月や、W杯でファン・バステンと衝突した時も自分のプレイだけに集中する事なんて出来なかったし、それが解り易く反映されちゃう。気持ちに嘘が付けないから仕様がない。

ヘーレンフェーン時代からの代理人、ロジャーがHSVに怒りまくって散々ぶちまけてるのを読んだ。最後の部分だけはワタシも賛成だ。
    「悲しいのは、彼らがルートを一体どうしたいのか何にも解っちゃいない事ですよ。ルートは男を見せてやるしかないです!そうすれば彼はベストを尽くす事が出来る──ゴールを!」

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by tototitta | 2011-01-31 00:57 | Ruud van Nistelrooy | Comments(4) | ▲ TOP
マドリー移籍騒動、その後
(記/minaco.)


想う人から想われず想わぬ人から想われて、所詮この世はままならぬ~はーヤレヤレ♪
ところで、その後マドリー移籍への物語はどうなったかとゆうと、ざっとこんな展開が。(面倒なので大幅に省略しております)

    【監督フェーさん】何も進展ないけど、ルートを手放すつもりないです。

    【HSVさん人事異動の噂】現在のラインハルト氏に代えフロントにザマー氏を招聘するから、移籍の件も風向きが変わるかも?

    【レアル・マドリーさん】最終合意はまだだけど、ルート獲得間近だよ。来週には発表できそうだよ、多分。

    【ルート】いつも通りごく普通にHSVの練習参加。フランクフルト戦にフル出場(1-0勝利)。

    【ハンブルク地元メディアさん】悪魔は退散した!ほらね、ご覧の通りルートは残るんですよ!と申し合わせたようにキャンペーン中。

    【HSV主将ヴェスターマンさん】ルートはプロフェッショナルだし、ロッカールームでもピッチでも全く普通に振舞ってますね。

    【イグアイン選手】マドリー時代のルートさんには大変お世話になりました。

    【レアル・マドリーさん】ホントはタダで欲しいけどしょうがない、移籍金200万ユーロにフレンドリーマッチ権も付けてあげる。どうよ、HSVさんには良い話でしょ。

    【HSVさん】正式オファー来たけど断固拒否!

    【元オランダ代表ジオバンニ・ファン・ブロンクホルスト=ジオさん】色々大変そうだけど、まあルートならどこでもやれるって。

    【HSVさんの人事異動】結局ザマー氏は来ませんでした。

    【HSVさん】だからNOってばNO!!チームがEL出場権獲れそうな時に出す訳ないでしょ!

    【ルート】こうなったら移籍金の半額100万ユーロ自腹負担します!(と、本人が言ったかは不明)

    【HSVさん】こっちも正式に断固拒否!(但し400万ユーロなら話は別かも…)

    【レアル・マドリーさん】じゃあドログバとかアデバヨールとか、いっそパブリチェンコでもいっか。

    【代理人ロジャーさん】HSVがそうゆう気なら、もう契約延長はしません。今季限りで出て行かせてもらいます。

    【レアル・マドリーさん】アデバヨールにしたよ!
    …とりあえず、ココでおしまい。

ずっと両クラブの噛み合わない話が続き、HSV側を説得する事は出来なかった。大事なのは、この状況でルートが全く変わりなくHSVの練習をこなし、普段通り試合もこなしたということ。彼はいわゆる“player power”を使う人では決してない。何せ、ユナイテッド退団が決まった後でもプレシーズン招集日のキャリントンにちゃんと来て練習した男である。移籍の揉め事でチームをボイコットする選手も珍しくないというのに。

その代わり、代理人ロジャーが怒ってる。そもそもHSVから今季以降の契約延長をオファーされてないし、代理人として「せっかくビッグクラブでCLにも出られるビッグチャンスをフイにされて可哀想」と言うのも解る。ワタシとしてはなるようにしかならんと思うけど、でもやっぱりもう1度CLに出させてやれればという気持ちも充分あった。

今回の騒動で双方クラブのファンも振り回されたと思うけど、マドリディスタさんの中にルート復帰を期待して歓迎してくれる方も多かったのは、とても有り難かった。先日のベルナベウでは、17番のユニを掲げたマドリディスタも居たらしい。それに対しルートは、「俺に出来るのは感謝しかない。日曜のベルナベウでの事は決して忘れないよ」と感謝を捧げる。ありがとう。

残念ながら彼の大きなチャンスは叶わなかったけれど、これ以上揉めてHSVファンを傷付けるのも心苦しいのだった。だって、背中にルートの顔を刺青しちゃったHSVファンまでいるし…。でも、馬の神様は「最初のは破談するけど次のは大丈夫」と言うので、シーズン終了後フリーになったらどこか良い所へ行けるかもと思うしかないし。それまで元気にプレイしてくれれば。

ああ、どこへ行っても変わらないのは、ユナイテッドファンなのにもうユナイテッドじゃない選手を愛し続ける事の孤独と不毛さよ。
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by tototitta | 2011-01-26 17:16 | Ruud van Nistelrooy | Comments(0) | ▲ TOP
眠れぬ夜
(記/minaco.)


いきなり降って沸いたレアル・マドリー(ローンで)復帰話に、大わらわなんである。スペイン語独語蘭語英語とニュウスを追いかけるのもしんどいが、やっと少しずつ状況が飲み込めてきた。中にはまるで根拠の無い憶測記事も多くて困るけど、ワタシが読み取ったそれぞれの立場はざっとこんな感じ。

    【レアル・マドリーさん】イグアインが長期離脱でストライカー不足なもんで、代わりを色々探してみたけど、とりあえずルートってのも有り。

    【監督モウリーニョさん】フロントが新しいストライカー獲ってくれるのは有り難い。ルートならプレミア時代からお互いよく知ってるし、良いんじゃないですか。

    【HSVさん】んな事言われても、正式なオファーなんか来てないし、今すぐルートを手放す訳ないでしょう。今シーズンの契約残ってるんだから、うちの選手ですよ。

    【監督フェーさん】正直、今ルートが居なくなったら大打撃ですわ。何とかして引き止めてもらわんと。

    【ルートの代理人ロジャーさん】私もルートもHSVとの契約は尊重したいですよ。但し今回は特例。私としても、もう一度ハイレベルな所でやらせてあげたいじゃないですか。ルートはそれに値しますから。

    【クリスチャーノ・ロナウドさん】ルートでも誰でも連れて来てよ。

    【レアル・マドリーさん】じゃあ駄目ならテベスでも良いか。
    ↑今ココ。

で、肝心のルート自身は…どうやら行きたいみたいな。この騒動に戸惑いつつ、HSVをリスペクトしつつ、でもまさか34歳の自分がマドリーから誘われるとはビックリで、それは単純に嬉しいらしい。勿論、簡単にまとまる話じゃないのは承知の上、クラブ間で上手く解決させてくれればと望んでいる模様。

あれこれ報道される水面下では、確かに両クラブの駆け引きがあるはずだと思う。下手に足元見られないように正式なオファーをせず様子を伺うレアル、HSVだって有利に運びたいだろうし、深読みすればお互い都合の良い落し所を探ってるのかもしれない。但し、毎度レアルのカマ掛けするやり方は、クラブのファンや選手にとってあまり好ましいものじゃない。


結局、移籍しようがしまいが、揉めれば揉めるほどHSVファンはルートを悪者と見なすだろう。どっちにしろ契約延長オファーされてないルートは次の場所を見つけなきゃないのだけど、こうなると立場が悪い。でもレアルさんは話を振ってきた責任を取ってくれるだろか。振りっ放しか。これまで此処でどうしてきたか見てない訳でもないのに、ルート自身の言動よりも何故かセンセーショナルな憶測記事を信じる人もままあるのが現実。ユナイテッドを去る時もそうだった。些細な事だけど、実はそれが一番辛かったりする。

そりゃあ正直なところ、ワタシとしてはこれがもしもユナイテッドだったら、と思わずにいられない。それこそラーションさんのようにローンでも良いから…と妄想した事もある。でも、ルートがやりたい所でやれればそれで良いと思う。本当に恐れてるのは、移籍するか否かではないんだった。
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by tototitta | 2011-01-19 16:20 | Ruud van Nistelrooy | Comments(2) | ▲ TOP
泣かせるじゃないか
(記/minaco.)


ブンデスリーガ・デビュウ戦の事を書きたいけれど、その前に、ちょっと余談として心に留めておきたい話をいくつか。

【お別れの後に】



これは先月マドリーでお別れセレモニーをした後の、マドリディスタが撮った映像らしい(大きな音が出ます)。

試合を終え、殆どの観客が立ち去ったベルナベウ。僅かにウルトラスだけがスタンドに残り、大声でチャントを歌っている。その先には何故かルートの姿が。

やがて彼は声の方へ歩いてゆく。どうやら自らカメラを向けてるみたい。何度も手を振って、別れを惜しむ彼らとハグを繰り返す。最後の最後までガチだった。

泣かせるじゃないか。ガチの表現はいつもダイレクト。TVに映らなくても、お互いの心にはずっと残るんじゃないかな。

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【別れても好きな人たち】

CLでオールドトラッフォードに帰還する件で、ベックスがユナイテッド公式サイトに語る。
今でも僕はユナイテッドのシーズンチケットを買っているし、常に持ち歩いているんだ。できる限り全ての試合を観に行きたいし、いつかは息子も連れて行きたいと思っている。

泣かせるじゃないか。以前息子にユナイテッドのユニを着せてるのを見た時、まるで自分の願望を託してるかのようだった。但しファーギーの方は、「放出した事を後悔なぞしておらん。メディアが大騒ぎしてるだけのこと。このセレヴめが」(大意訳)とむべもなく切り捨てたが。


同じ頃、ルートもまたユナイテッドの話をしていた。ESPNでのインタビュウの中で、彼は今も試合をTVで観て応援していると言う。
今シーズンのプレミア優勝争いは、チェルシーとユナイテッドだな。どっちも勝者のメンタリティがあるけど、俺の元所属クラブがまたトップに来るに決まってるさ。ユナイテッドはシーズン毎に強くなってるよ。天才ルーニーがいるんだしな。

そりゃイングランドからも色々誘いが来たんで、心動かされはした。俺はイングランドフットボールの雰囲気とか、オールドトラッフォードで過ごした信じられないくらいの5年間とその疵を愛してる。あそこに戻れたらって思いは何とか振り切ったんだ。結局は叶わないものだし、それが人生だよ。

泣かせるじゃないか。忘れられないのは数年前マドリーで、ベックスとルートがユナイテッド優勝を祝った場面。あれは本当に良い光景だった。ベックスはずっとユナイテッドファンであり続けるし、2人共もそれしか出来ないのだから。

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前に「裏口から」と表現したので、事情を知らない方には少々誤解を与えてしまったかもしれない。ワタシは別に「表玄関から去ってほしい」と思ってるのではないし、そもそもそれは有り得ない。

ユナイテッドへの思いが強い程、非業な最期を遂げる。ある者は蹴り上げたスパイクで、ある者は晒し者にされ、またある者は怒髪天を突くヘアドライヤーの凶弾に倒れた。どうしたって幸せに去る事など出来ない。だからやはり「殉職」と言う他ないのだ。

ワタシは殉職者達の哀しみを共有するだけ。ルートの発言もその行間を読めば、もしかしたら心のどこかでユナイテッドからのオファーを待っていたのではないか、などとも受け取りたくなる。きっと思い出は美しく、二度と帰れないからこそ楽園は永遠となるのだと思う。
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by tototitta | 2010-02-10 22:34 | Ruud van Nistelrooy | Comments(4) | ▲ TOP
ガチ33歳 別れの手紙
(記/minaco.)


ユナイテッドを去った時ルートは、裏口から追い出されたようなものだった。
ファーギーに「出てけ」と宣告されたシーズン最終戦、ギャリー新主将に「グッドラック」とだけ言い残して荷物をまとめ、そのままオールドトラッフォードを離れた。キーンさんの引退試合に立ち会う事すら許されずに。そんな過去をきっとマドリディスタは知らないだろう。

それとは違い、マドリーを去る時は華々しく見送ってもらえた。
ハンブルガーSVへの移籍が完了した日の夜、ベルナベウでは試合前にちょっとしたお別れのセレモニーが用意された。月曜にハンブルクへ発つルートは、どうしてもマドリディスタへ感謝の意を伝えたかったらしい。そうゆう男だ。

大仰な音楽と共に、ピッチで迎えられるルート。選手とファンが温かく敬意を表してくれる。「後は俺に任せろ」とでも言うようにロンが両指をサムアップ。ロンはこの試合のゴールと勝利をルートに捧げる、と約束していた。多分、退場もルートに捧げてくれたんだろう。以前この2人に何があったかも、きっとマドリディスタは知らないだろう。



生え抜き以外、マドリーの外国人選手はクラブに対し何の義理もないはず、と言われる事がある。確かにそれも解る気がする。ルートの場合も前フロントならともかく、現フロントには取立て恩義もないかもしれない。

けれど、ファンは別だ。これまで良くしてくれたマドリディスタに対し、ルートはそこまで不義理ではない。彼は「マドリーでは本当にファンタスティックな時間を過ごした」と言い、ファンに別れの手紙を書いた。しかも家族と連名で。ほんと筆マメ。

出て行く際に不満をぶっちゃける外国人選手も少なくないマドリーで、そうした人が居ただろうか。政権交代によって居場所を失くした事は同じなのに。ルートは表玄関から去る。ユナイテッドでは叶わなかったが、今回は堂々とサヨナラを伝える事が出来た。恐らく彼には良い思い出しかない。功績などと大それた事よりも、ただゴールを荒稼ぎしたガチだと、きっとマドリディスタは知っているだろう。

まるで引退するかのように感動的なセレモニーだった。ある意味ではそうかもしれない。旅はオランダからイングランド、スペイン、ドイツへと欧州を一周りして、やがては出発点に帰るのかもしれない。プロレスで言えば、シングルのチャンピオンベルトを賭けたメインイベントではなく、タッグマッチのセミイベントへ移行するみたいなものかもしれない。

しかし、それでもプロレスラーがプロレスラーであり続けるように、ストライカーもストライカーであり続ける。

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最後に、今この駄文をご覧になるマドリディスタさんがいるのならば、ワタシからもご挨拶を。
大変お世話になりました。良い思い出になれば幸いです。
ありがとうございました。

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by tototitta | 2010-01-26 18:28 | Ruud van Nistelrooy | Comments(12) | ▲ TOP
マンチェスター居酒屋対談2006〜後編〜
(記/minaco.)

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ピエール・ファン・ホーイドンクさん
前編

引き続き、仲良しのファン・ホーイドンクらと居酒屋でフットボール談義に白熱するルート。心なしか、次第に友人も酒癖の悪いルートに引いてきた模様。(ちなみに普段はワインを嗜む程度らしい。昔、慣れない高級酒を口にしてブッ倒れたとか)



──(H&H) どの監督なら君を動かせるんだい?
 ボビー・ロブソンはいつも自信を与えてくれたな。時々試合に出られなくても、“すべてを勝ち取れる訳じゃない”って言うだけさ。気休めじゃなくて、彼は本当にそう思ってたんだよね。マルコ・ファン・バステン?そいつは難しいな。

時々悩むんだ。ベンチだとか、1週間ゴールが無いせいじゃない。単純な疑問だよ。自分に何が出来るか解ってるし、実際出来るさ。でも俺はまだベッドで横になって“戦うべき状況”を考えてる。

──(ファン・ホーイドンク)自分の能力は知ってるだろ?どうせ立ち直るんだろ?俺はよくFKをミスするけど、でも次にまたFKを得たら躊躇わないぜ。やるしかないんだ。それでも毎度パーフェクトには行かないさ。

 そりゃ解ってるよ。でもお前みたいには思えないんだよね。お前が羨ましいよ。この悩みが付きまとうんだ。俺が常に必死に働く理由でもある。そうゆう悩みを持つから、それを打ち負かそうとする。

前以って自分に凄く気合入れるのは、試合中に絶対悩まないようにする為なんだよ。俺は後で自分を責めたりしたくないんだ…。

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【分析】
    H&Hは温かい心遣いを受けて帰ってきた。ルートはゆっくりとした話し振りで、さほど退屈でもなかった。彼はピッチ外で理想的な娘婿に見える。けれどもバカな雑誌を読んだりしないので、記事が彼に影響を与える事もなく、何の批判も干渉出来ない。後にも先にも、彼自身が最大の批評家なのだ。

    彼の特別な資質に疑いはない。だが、常にもっと完璧なものを探している。すべての偉大な詩人、作曲家や画家は、人生において最高傑作は2つか3つしか作れないと知っている。それでも、彼らは探し続けるのだ。

    体中を流れるフットボールへの愛。ザ・リアル・フットボール。
    不運にも彼は、愛なきフットボール世界に占拠されている。
    休日にも拘らず彼に会えた事は、何という冒険だっただろう。

    〜The End〜



オイオイ、終いにゃドンクさんに励まされちゃって…。全く、酔っ払いガチの巻くクダは手に負えんw

今頃何故こんな思い出話をするのかとゆうと、それは現在マドリーでの状況もまた、決して明るいものではないからなのだ。

勿論当時と違って、政権交代したマドリーにおいては予想通りの展開とも言え、さすがに本人も「俺はバカじゃねえ」と自分の置かれた立場をちゃんと承知してるらしい。けれど、いくら強気な事を言っていても、ワタシはこの夜の事を思い出す。

愚痴の聞き役ドンクさんはいないけど、あの頃も今も何故かロンが居る。ルートに言わせりゃ(言ってないか)「フットボールの××」塩とガチが共存できない仕組みは変わらない。

本当はもっと早くこのエントリを上げるべきだったかも。何せ南アW杯を目指すルートなので、事は早急に動きそうな気配なのだ。ローマ、スパーズ、フルアム、リバポー(え!)にガナーズ事務所(ええ!)まで、冬に開く市場の噂話が届く。4カ国得点王も魅力だけど、エドさんの待つイングランドに帰るのも有力な選択肢だろうな。

確かに、現代フットボールは愛なき世界。兎角、この世は塩に塗れている。如何にしょっぱかろうと、倒すべき相手や遂行すべきミッションがあるならば、それで良い。バットマン(@『ダークナイト』)もそうだった。ミッキー・ローク(@『レスラー』)もリングでしか生きられなかった。ストライカーは畳の上じゃ死ねない。

ガチには、ガチ発散の場が必要なのだ。
思い切り闘える居場所が。
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by tototitta | 2009-11-20 20:56 | Ruud van Nistelrooy | Comments(8) | ▲ TOP
ルートのバルデベバス練習場ツアー(オランダより)
(記/minaco.)


コバ・デル・レイにて、再び戦列に戻ったルートです。後半20分程出してもらったけど、いかんせん4失点もした後だし試合はグダグダだった模様。

それはさておき、今日は──とあるオランダ人女子のお話を。

名前はLotteちゃん。アイントフォーヘンに住み、PSV時代からずっとルートを応援してる。これまでに何度も彼と接触してきて、そのうちすっかり顔馴染みに。

いつぞやは地元にあるルートの自宅を訪ねたり(彼女の友人が近所に住んでいたらしい)、娘のMoaちゃんが誕生した時には出産祝いを贈ったり、それに対してルートからお礼の手紙が来た事もある。また時には、世界中のファンから集めたメッセージを直接届けてくれたりもした。

数々の武勇伝を、彼女はいつも2ショットを添え、海外のファン・フォーラムに報告してくれる。その中でも、この夏の出来事はとびきりの体験談であった。先日メールで許可をいただいたので、その模様を以下にご紹介しようと思う。

これは、Lotteちゃんがお友達とマドリッド旅行した時のお話です。Dank u Lotte!



7月。スペインへ発つ前、Lotteちゃんは思い切ってルートの嫁レオンティンにメールをした。「今度マドリッドへ行くので、ルートにも会えないかしら?」と尋ねると、数日後レオから「OK。練習を見学できるかも」との返事。(そもそもメアド知ってるのが凄いけど、気軽に応じる嫁も嫁だ)

Lotteちゃんは自分の電話番号を伝えたが、その後音沙汰が無いまま出発日に。ところが、スキポール空港でフライトを待っていた彼女の携帯に、ななんと、ルートから電話が入る。さすがにOMG!と驚いて舞い上がるけど、あいにく受信状態が悪く、ルートは再び掛け直す事に。

そして翌朝、「じゃあ、せっかくだから練習場を案内するよ」…と、まさかの申し出が。リハビリ・トレーニングがあったものの、ルートは彼女達の為に時間を作ってくれると言うのだ。やがて、待ち合わせの場所に彼が迎えに来た。

傍らには、もうスペイン語が達者だという3歳の娘、Moaちゃん。更に、ちょうど訪れていたルートの親戚も同行。まだ小さなLiamくんはママと自宅で留守番だとか。一行はルートの車に乗せてもらい、マドリーのバルデベバス練習場へ。


プライベートツアーは、施設のあらゆる部屋を巡った。カフェテリアもロッカールームもプールも、ルートが直々に案内して周り、Moaちゃんも小さな足取りで付いてゆく。

中には選手の私物(?)倉庫みたいな所まで!狭い棚にそれぞれの名前がマジックで書いてある段ボール箱が雑然と置いてあって、リッチなマドリーにはおよそ似つかわしくない、まるでどこかの学校の部室かと。
(きっとここでグティやガゴなんかが隠れて煙草吹かしてるんじゃないか…とかwそんな所まで案内しなくても)

こうして運転手とツアー・コンダクターを務めたルートは、最後にLotteちゃんの為に用意していたユニをプレゼント。彼女曰く、「これまでで最高のプレゼント!」。

「彼の人柄がすべて表れてる」と、彼女はフォーラムで報告してくれた。「有名人とかお金持ちではなく、素のルートはとても優しかった」と感激し、一生忘れられない体験となったそうな。よかったね、Lotteちゃん。

この日の写真 (下の15枚)。




そ、それにしても、いくら地元ブラバントの子とはいえ、何とゆう展開…。
辛いリハビリ期間に、このような時間が彼にも良い励みとなったのかもしれないね。
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by tototitta | 2009-10-29 21:04 | Ruud van Nistelrooy | Comments(6) | ▲ TOP
復帰戦の話・補足
(記/minaco.)


ルートの復帰戦を見逃した方へ。
こんな感じ のダイジェストと、試合後の英語版コメントでした。


そういえばこの時ベンゼマ(勝新)へのアシストを、TV解説者は「自分でも決められるけど、敢えて決定機を逃し続けた若者へ譲るとは、さすがベテランの余裕」などと評してた。

でも、それはいささか違うんじゃないの、とワタシは感じた。

こぼれ球を拾うとゴールへ向かい、DF3人が立ち塞がろうとしたのでルートはフリーの勝新にパスを選択。彼にとって、当たり前のプレイだったと思う。

例えば、そこにルーたんが居ればルーたんに出したし、或いはDFがもっと速く勝新に対処したなら自分でシュートしただろう。

つまり、そういう状況判断をちゃんとしてたし、そのくらい冷静にプレイ出来てたとゆう事だった。約10ヶ月ぶりのリーガ復帰戦にも関わらず。

別に「ベンゼマ(勝新)を気遣って」あげたとか、人間関係の話ではないんじゃないかな。むしろ、勝新くんを凄ーく遠慮がちにハグしてたのを見れば、さほど関係を築く時間もなかったように思われるんだけど、どうでしょうね。

そして勝新くんばかりでなく、ルート自身もとりあえず一仕事した事でホッとした様に見えた。


確かユナイテッド05-06シーズンの開幕戦にも、似たようなアシストシーンを観た記憶がある。ルーたんがゴールするや否や、バンザイして本人以上に大喜びしてた。ちょうどこの時も前季に負傷してからの公式復帰戦で、その後自分も復活ゴール。そして雄叫び、もとい嘶き。

けれど、今回は違った。訳あってセレブレイションは静かなものとなった。
但し、まずファンの元へ行って、祝福を分かち合うのは同じ。

ずっとそうしてきたし、今回もそうせずに居られなかったに違いない。時には感謝、時には不甲斐無い敗戦を詫びるのに、最もストレートな表現を用いるのが彼らしいんであった。
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by tototitta | 2009-09-30 22:23 | Ruud van Nistelrooy | Comments(2) | ▲ TOP
ガチ、再び
(記&画/minaco.)

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怒涛のマンチェスター・ダービーの後でリーガを観る。
同じ大量点でも、レアル・マドリーは一方的な5−0。ゆったりした展開で漫然と点を重ねる。

今日こそ出るのか。いや、どうせ出ないかも。
ベンゼマ(勝新)くんと交互にカメラが捉え、何度もウォームアップし続ける姿を追うものの、1人ずつ交代枠が使われ、試合も既に決まってる事だしやはり出番はなさそうだと溜息ついてみる頃、とうとうその時がやって来た。

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78分。下がって来たロンとハグする瞬間は、別の意味で緊張する(もしや2人を同時にプレイさせないとゆう約束でもあるのかしら。だとしたら因果応報?などとユナイテッドファンとして邪推)。勿論、プレイを観るのも物凄く緊張する。

ベルナベウのマドリディスタが大歓声とスタンディングオベーション。それはロンへの労いと言うよりも、場内アナウンスが交代選手の名前を告げた時に一層大きくなった。間違いない。確かに、ハッキリと。

時間も少なくて然程ボールを触れる事は出来ない。けれど、こぼれ球を拾うとゴールへ向かい、フリーのベンゼマ(勝新)くんにアシスト。ようやく得点した彼を、遠慮がちに祝福する。

ワタシにすれば、ここまでのピッチにストライカーは居なかった。
誰もその役目を、ミッションを背負わなかった。


やがて、試合が終わろうとする頃にルート自身が追加点を奪う。グティ信頼のスルーパス。GKが前に出て来たので大抵はループを狙う場面だろうが、股の間を通してネットへ流し込む。

出来すぎな気もして、暫し唖然とするけれど、ワタシはずっと待っていた。その時ルートはきっとコーナーへ走って、そこで膝まづくのだろうと想像していた。そんなシーンがこれまでにも何度かあったので。

ところが、ゆっくりと走って観客席に投げキスを飛ばしたものの、どうも様子が違う。後で観返すと、シュートした時にヘンな体勢でブレーキが掛かってる。どうやら痛んだのを堪えていたみたい。

終了後も何か渋い顔をしいたのが気になったけれど、緩すぎてまるでチャリティマッチの花試合だもんね…と納得しつつ、ワタシはとりあえず安堵しながら、一方でやはり何かが足りないような気持ちも拭えなかった。


翌日、怪我が判明する。左足大腿四頭筋の肉離れとか、長くて全治6週間とか、そんな話が出ているけれど、出来るなら認めたくない。

約10ヶ月ぶりにリーガをプレイして、再びゴールして、そこで再び負傷して、再び辛いものがある。NOS TV (こちら)で病院へ行く所を観ると、思いの外明るい表情をしてたのが救いかな。

そういえば開幕前、市内の駒形神社(馬頭観音神社と同じく馬を祀ってる)へ行ってお御籤を引いたところ、馬の神様のお告げは芳しくなかったんだ。それでも、地道に努力を続ければちゃんと道は開けるって。うん。どうか無事是名馬となりますように。今度こそ。

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最後にマドリディスタの皆様、解説のルートファンばればれの安永くん、ありがとう。復帰とゴールを祝ってもらえて嬉しかった。
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by tototitta | 2009-09-24 20:50 | Ruud van Nistelrooy | Comments(6) | ▲ TOP
髭剃りマニア必見
(記/minaco.)


ルートに未だ出番が来ないので、レアル・マドリーの試合は斜め観です。今季初ベンチ入りしたエスパニョル戦では、途中出場の身支度をするロンの隣でそわそわ落ち着かない様子が見受けられました。続くチューリッヒでのCLも、本人談によればペジェグリーニ監督から使うと告げられたのでアップし始めたところ、3分後マドリーに追加点入り、結局投入の機会がなかったそうです。出たかったろうなぁ。

さて、オランダ人のお笑いセンスには時々頭を抱えてしまうのですが、14日にオランダで放送された『Holland Sport』というスポーツ・バラエティ番組も、かなり理解不能なのでした。

この日ゆるい観客を集めたスタジオでは、マドリッドにルートを訪問したVTRが流されました。それがコレ。



番組サイト でも観られます(ルート登場は34:30頃より)。髭剃りマニアの方は是非どうぞ。

放送日前日に番組サイトで理容師が鋏を持ち構えてる画像を見たワタシは、すわ「髪切りマッチ(@プロレス)」か!?とワクワクしてしまったんだけど、まさか「髭剃りマッチ」とは…。ドリフの『もしもルートが床屋へ行ったら…』コントなのか、モンティ・パイソン的ナンセンスなのか。もはや爆笑するしかありません。

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スパニッシュ・ギターの物哀しい調べに乗せて、マドリッド繁華街をルートが歩いてきます。通りには「 マ シ シ ユ ル ー ム 」の日本語看板が。早くもツッコミ所です。更に、そこへ重なるルートのまったりしたオランダ語。
てゆうか、なぜスローモーションwww

向かった先はレトロな佇まいの床屋。店内で待っていたのは『Holland Sport』のキャスター、マイケル・スタイプ風のWilfriedさん。この日の為に無精髭を伸ばしてた(?)ルートが席に付くと、床屋のご主人は早速腕の見せ所です。
て、ナゼ髭剃りwww

「まず電気シェーバーで短くしますね。石鹸で泡立てた後、すっかり剃りますから」
「お願いしまーす」

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「おや、お客さんの髭は硬いねえ」
「親父さん、唇まで剃らないでよ。アハハ」

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「しかしお客さんの髭はえらい硬いねえ。石か鋼鉄みたいだよ。あたしゃもう45年も床屋してるけどねぇ、これほど無茶苦茶硬いのは初めてだね」

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「お客さん、ここなんか渦巻いてるよ」
「えっ、渦?!」
「じゃあ、水で梳かしときますから」

「よし、これで新しく男前になりましたよ旦那」
「いいね」
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「また伸びるまで放っとかないで下さいよ」
「オッケー、解ったよ」

などと、髭を当たってもらいスッキリして、お代も払わずに帰るルートでありました。
って、ほんとにコレだけか!ルートの髭が超剛毛って事だけは解ったものの、後ろで物静かに眺めているWilfriedさん置いてきぼりだし、後日CLを観たらまた無精髭伸びてるし。そもそもTVで髭剃り中継する 意 味 が 解 ら な い !!!

とはいえ、一応ちゃんと真面目なインタビュウ(蘭語)もしてあって、その音声が髭剃りに被されております。恐らく平穏な日常と選手としての不穏な日々を対比させたいのかもしれないけど、余りにもシュールな編集でありました。

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インタビュウでは、復帰と今後の心積もりを語ったそうです。「1月まで様子見て、まだ完全にトップレベルに戻らず、プレイさせてもらえないのであれば、その時は出てくかも」とか。

また、彼の夢はクラブとオランニェでビッグタイトルを獲る事。なので、もう一度代表復帰したいと。但し、「その時点で自分が万全ならばの話だけどね…」と付け加えてます。

自身も厳しい状況にある事は承知みたいで、だからこそ闘うつもりだと思うのです。
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by tototitta | 2009-09-17 19:25 | Ruud van Nistelrooy | Comments(0) | ▲ TOP
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