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イラストレーターMinacoとなるほ堂が、サッカーのこととか、映画のこととか、日々日常に関して、その情熱の総てを地球にぶちこんで叩き付け、戦い挑み、愛を説く日々の記録。
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2009年塩映画賞
(記/minaco.)

世にガチ映画があれば、それ以上に「塩映画」もまた後を絶たない。
てな訳で、(今更ですが)ワタシの<2009年塩映画賞>発表。
小規模作品やB級映画よりも、どちらかといえば大作故に醸し出すしょっぱさがポイントである。また、手が付けられない程酷い駄作は除いておく。


【塩作品賞:伝記部門】 『チェ 28歳の革命』(2008)
頑張ったわりに、ベニチオ・デル・トロがそれほど似てない。続編へのモチベーションが落ちたので『38歳 別れの手紙』は観ずに、代わりに「ゲバラ日記」を完読した。こっちはどガチ

【塩作品賞:ミュージカル・ダンス部門】 『マンマ・ミーア!』(2008)
勢いで誤魔化したけど、実は歌もダンスもお話もかなりハードルが低かった。

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【塩助演女優賞】 ペネロペ・クルス in 『それでも恋するバルセロナ』(2008)
本家オスカーを獲得とはいえ、これ演技なのかしら。単にスペイン女性のデフォルトなんでは?

【塩主演女優賞】 ジュリアン・ムーア in 『ブラインドネス』(2008)
最近の出演作に塩映画が続いたせいで、彼女が出てるとまたトンデモ映画かと身構えてしまう。本当に演技派女優なのか、それとも主演作を塩漬けにする「漬物石女優」なのか微妙。

【塩助演男優賞】 ロック様 in 『ゲット スマート』(2008)
スティーヴ・カレルのキャラが違うんでは…と、ワタシ的には大いに滑ったコメディ映画。その中でアメプロ界のカリスマ、ロック様がお情け程度に出演してるのだが、まるで良い所無し。やはりプロレスラーの普段着は裸であろう。

【塩主演男優賞:洋画】 ブラッド・ピット in 『ベンジャミン・バトン 数奇な人生 』(2008) / 『バーン・アフター・リーディング』(2008) / 『イングロリアス・バスターズ』(2009)
レッドフォード後継者として、王道2枚目スターの看板を背負おうとしないブラピはしょっぱい。CGで老けたり若返ったり、間抜けを曝したり、タランティーノ映画に出たりしてお茶を濁してる場合じゃない。

【塩主演男優賞:邦画】 浅野忠信 in 『劒岳 点の記』(2009)
一昔前なら高倉健(冷やせば冷やす程味が出る)の役であろう柴崎隊長が、浅野忠信では物足りない。「あー見事ですねー」とかテンション低すぎる反応に山が泣いている。

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【塩監督賞】 ベン・アフレック『ゴーン・ベイビー・ゴーン』(2007)
(主演:ケイシー・アフレック)
原作小説は凄く面白そう〜と思わせるけれど、それを生かしきれず残念なのはアフレック兄弟。お互い監督・主演の器じゃなかった。配役に説得力無し。ビデオスルーもやむなし。

【塩映画大賞】 『クヌート』(2008)
そもそも映画ですらなかったようだ。ドイツ版ドキュメンタリーの素材を角川が買い、独自に編集して劇場公開しちゃったらしい。どおりで日本版のしょっぱさもむべなるかな。騙された。つうか、観たワタシが悪かった。



以上、ツッコミながら振り返ってみましたが、あまり新作を観られなかった自分こそ、むしろしょっぱかった…すいません。今年は沢山良い映画に出会えますように。
 
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by tototitta | 2010-01-16 19:57 | 映画 | Comments(0) | ▲ TOP
別れの手紙
(記/minaco.)

【註*このエントリはやや芝居がかっています】


ボギー&バーグマン風に言えば、初めて会った頃、君はほんの18歳でスパゲッティ頭で、歯の矯正をしてた。ロナルド・レーガンにちなんで名付けられたというので、我々は君をロンと呼んだ。今回の件はきっと、育てるしか興味がない人と、他人が育てたのしか興味がない人の、需要と供給が見事に噛み合ったとゆうだけの話だと思ってる。

君がスペインへ行くなら、ただ「左様なら」と言おう。これからはお互い他人の関係。どんな事があっても与り知らぬ、もはやツッコむ事も出来ない他所の人なのだから。

本当はそのはずだった。でもどうゆう訳か、これまで通り君と会う事になる。それだけが問題なのだ。何故ならマドリーの試合を観る時、君もそこにいるから。そもそも何故自分がマドリーの試合を観てるのか、君は不思議かもしれない。そこには少しばかり事情があるんだ。

今後も君のいる試合を観て、何か言う人達の声も聞こえてくるだろう。あらぬ場でボールを奪われ、ピンチを招く度、マドリディスタが「何アイツ」と驚くかもしれないだろう。そんな時、自分はどうしたら良いのだろうか。


あの子のドリブルとやらは、ゴールへ向かうものじゃないよ。フェイントって奴も、行く手を阻まれたからその場で立ち止まっているのさ。勿論こねくり回した挙句、そのボールを敵にパスしてしまう事だってある。運良くFKをもらうと、コンパスみたいな格好で、肩に力を入れ、そして息を吐き、念を送る儀式を行うんだ。ボールがどこか彼方へ飛んでいけば泣きそうな顔で、いや眼に涙を溜めながら、ブツブツとうわ言を繰り返すんだ。PK、それだけは滅多に外さない。怪しいステップでね。ゴールは出来るよ。但し、ゴール前で何故か敵が滑って転んだり、何も無い所で自分が滑って転んだり、全く予想も付かない笑いを伴いながら。あの子は得点と笑いが比例するんだ。イングランドでは削られても、倒されても、なかなかファウルも取ってもらえず泣きたくなるけど、それで本当に泣く人は君だけだ。その代わり、良い事があれば鼻息を荒くして、グレイトな気分で一杯なんだ。引っ張られ挑発されると、「そんなにオレのシャツが欲しいのか、アァン?」と笑顔で胸を張った事もよく覚えてる。ああ、ピッチ外でもあの子は特別だね。リゾートのぼったくりホストみたいなファッションで、耳にダイアモンドを貼り付けて、髪には花を挿して、逆三角形の硬い筋肉を見せびらかす。お前はゲイか、ってよく言われたものだよ。でも、そんなあの子とウェイン・ルーニーはいつも仲睦まじかった。ウェインが父親になるまでは……。


そんな話を、自分は誰にするつもりだろう。もはや出る幕はない。代わりにマドリディスタが思う存分いじってくれるはずだ。それに対し、自分はどう思えばいいのだろうか。

例えば、マドリー公式サイトで「ロナウドくんの得意技は、次のうちどれでしょう?」なんてアンケートがあって、思わず投票してしまった自分が居る。そして投票結果を見ると「ドリブル」なんてのが最多得票で、そんなはずはない、スペイン人は何を言ってるんだろう、あの子が一番得意なのはヘディングじゃないか!と困惑する。不毛だ。何たる不毛…。

ひょっとしてスペイン人なら、あの子もありふれた文脈として許容するのかもしれない。我々が「しょっぱいしょっぱい」と塩分過多で高血圧になるまで唱え、心ゆくまでニヤニヤしてたのを、「ちょうどいい塩梅だ」と喜んで口にするのかもしれない。イベリコ豚の生ハム、その塩漬け乾燥肉と同じように。各地、味覚には違いがある。


こうなった事で、君のブランド“CR7”がどうなるのか、まずそれを心配してしまったのを許しておくれ。けれど、それは杞憂だった。別に7じゃなくても構わないんだって知ると、自分が馬鹿みたいに思えた。お金の話には興味がないよ。浪漫主義者だから、フットボールにはロマンを求めてる。

この先、自分はこの不毛を乗り越えなくてはならない。ファーギーの捨てた者達が漂着する、白い塩湖の岸辺で。それが半年になるか、1年になるか解らないけれど、そう長い間ではないかもしれない。色んな面で、自分の身の振り方を考えている。
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by tototitta | 2009-07-08 21:46 | Manchester United | Comments(6) | ▲ TOP
Salt Aword'07──塩大賞授賞式(その3・塩ディング)
(記/なるほ堂 ※このエントリーはフィクションです)


【お断り】本エントリーは塩大賞「Salt Aword'07」の続編でございます。
「その1」
「その2」
をお読み頂き、「塩獄の門」を潜られました上で、こちらへお進み下さいませ。


──その時だった。
塩もたけなわだった「Salt Aword'07」の会場に訪れた静寂。
そして一瞬の後に沸き上がる大歓声、

♪THERES ONLY ONE RONALDO!
♪THERES ONLY ONE……


ソルトマニアは知っている。この後は、遂に本年のソルトオブザイヤー「塩バロンドール」受賞者の登場だ。

主役に先立って、豪華なゲスト出塩陣が塩を添える。
ユナイテッドに7失点を喫して以来、ソルトマニアのアイドルとなったセレソンのへっぽこGKドニ(ASローマ)。そんな若手に負けられんとCLにて倒れ芸を披露したジダ。コレジャナイドリブラーこと、何かの役に立ったのを見た事が無いロッベン(Rマドリー)。居なくなってからアーセナル絶好調のアンリ(バルセロナ)。そして、アドリアーノ(一応、まだインテル)。

しかし、彼ら現役フットボール・レジ塩ドたちが壇上に表れても、「その名前」を呼ぶ声は治まらない。まるでスパルタンXが小橋コールにかき消される三沢さんの様だ。

熔解寸前の塩気に満ちた雰囲気の中、
僕たちは、私たちは、受賞者の名を叫んだ──

♦塩バロンドール=主塩男優賞♦
クリスチャーノ・ロナウド

何も無いはずの花道で転びながら、今年の「塩男」──我らが塩ナウドが登場した。
手に塩握りながら、その姿を見つめる私たち。意味なくツンツンした彼の表情、それもいい。尖ってこそ、塩の結晶だ。

プレゼンターとして現れたのはロナウジーニョ(バルセロナ)とロナウド(ACミラン)。塩の舞台での「ロナウド三代そろい踏み」、憎い塩出に会場のニヤニヤは最高潮を迎えた。

トロフィー代わりの「金の漬物石」
副賞として、嬉しい「伯方の塩(メキシコ)」をセットにして。
更には日々のたゆまぬ塩演技に送られた「(シ)オスカー像」も。

──塩壇上、それらを抱えたクリスチャーノの姿に、これまでソルトウォッチャーとして彼の成長を追い続けた私の感慨も一塩だ。



その塩分、塩を研究する若者たち「塩学連(えんがくれん)」に依頼して、分析してみた。
  • ドリブルA:自分で倒れるも笛ならず→ふてくされる。
  • ドリブルB:今度は本当に倒されるも笛ならず、審判もニヤニヤ→半ベソ。
  • ドリブルC:只の横走り。単に前を塞がれコースを探しているだけなのだが、実況では「得意のドリブル」と評されてしまうことも。
  • パス:球出しのタイミングが自己中で、敵にカットされる→味方に罵られる。
  • シュート:客席へ→頭を抱える。
  • FK:呪文を唱え、コンパスみたいな構えから放つも壁直撃→一人反省会、天を仰ぐ。
  • シュミレーション:何度もリプレイされ、笑われる。
  • フェイント:誰も惑わされず→ただ、踊り疲れる。
    (その横で、ギグスがいとも簡単に敵を抜いていく)

しかし、これだけでは「ただの塩」に過ぎない。
彼がそんじょそこらの塩ではない事は、その後の以下のプレーに現れている。
  • ヤケ糞的に体力任せで、猪突猛進的に走る→なんとなく敵を振り切る。
  • ゴール前に突っ込む→敵ビックリ→ゴール!→「どんなもんだい!」と鼻腔を拡げる。
  • 主審も根負けして、あからさまにダイビングながらPK獲得。
  • 周囲の胡散臭い雰囲気も意に介さず、怪しい動きながらPKだけは確実に決める。

なんという荒技……ならぬ「荒塩」。先日のダービーカウンティ戦も出色、
「弱小相手にも、フェイント通じず」
「バレバレのシュミレーションでPK獲得」
「PKを決めても、機嫌の悪いルーニーに張り手を喰らう」
「強烈なシュートを放つも、自分の蹴り上げた泥が顔面を覆い、暫し戦闘不能に」
──かくも塩に愛された男、こんな選手がかつて居ただろうか。

私は思う。
「オールドトラフォード=夢の劇場」を「塩の劇場」に変え、その主塩男優の名に恥じぬ明らかなる塩でありながら、しかしユナイテッドを優勝に導き、「塩分そのままに本家バロンドールで二位の得票」という快挙を為した彼こそが、ただニヤニヤするばかりだった我らソルトマニアを新しい世界へと導くのだと。まさに、

「塩心、忘るべからず」


一向に成長しない──ならば、それもよし。
逆にそのまま「更に大きな岩塩の結晶となる事」、それもまた成長なのだ。

「塩っぱい=役に立たない、嫌い」という世間の減塩志向に一人立ち向かい、己の塩を更に手塩にかけて育てながら、この無味乾燥な世の中を塩味に塗り替えるクリスチャーノ・ロナウド──そんな彼に永塩の愛、塩ドレスラブを送ろうではないか。さあご一緒に、

ショッパい マイラブ このプレミアで
ショッパい マイラブ 歩いていきましょう
シュートは右に ボールは左に
フェイントじゃないの

忘れないわ あなたのダイヴ
倒れる仕草 手でヘディング
忘れないわ ドリブルの時
そうよ あなたの あなたの塩気


「ショッパい マイラブ」
(本歌「グッバイマイラブ」アン・ルイス)



表塩式は続いていた。すると──、
壇上に巨大な「半紙」が現れ、更に京都の名刹・塩水寺よりお越し頂いた僧侶が、大きな筆で文字を記した。
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「偽」

それは確か、今年一年の世相を表す漢字のはず。否、刹那に私は気付いた──その文字は、この一年に幾度も我々をニヤニヤさせてくれた彼の「被ファール“偽装”」を顕した文字! 僧侶は笑み、私たちは悟った。選ばれしこの「世相漢字」が、実はクリスチャーノ・ロナウドのこの一年の活躍ぶりこそを指し示していた事に、私たちは心震えた。

様々に「偽装」が世相を賑わせた一年を思い返し、改めて言おう──

「やはり、今年一年を代表する塩は彼しか居なかったのだ」





華々しい塩ディングと共に、「Salt Aword'07」は幕を閉じた。
グランドフィナーレで今年の受賞者たちが壇上に介した際、あまりの塩分でステージが溶け出すハプニングはあったものの、皆一様に晴れやかな、素晴らしい一夜の「塩ー(ショー)」だった。

ソルトマニアたち、塩ニストたち、ニヤリストたちは来年またここで邂逅する事を誓いあい、またそれぞれ元の生活へと帰っていった。ウニシオ湖へ、死海へ、塩の松原、シオ釜、シオ留へ……。

会場の外、しんしんと雪が降っている。
いや、それは塩だ。しょっぱい塩だ。
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「……来年はどんな塩が、僕らを塩ジョイさせてくれるだろう?」


正直──、
年々、皆が面白いと言うものほど、僕には塩気に満ちて映る。それは隠せない。「どんだけー」とか「おっぱっぴー」の何が面白いのか、皆目分からない。また、とても看破できぬ様な腹立たしい出来事も後を絶たない。だが大切なのは、巷に溢れる塩たちにただ憤怒の心を燃やす事で、自分の心を乱して仕舞わぬ事だ。ドント ルック バック イン アンガー。
降り積もった塩に、指で僕は字を書いた──

「物は考え様」

すべては塩から生まれた。ならば全て塩に帰すのも必定。哀しみをニヤニヤに変える強さ、それこそが「塩ニズム」の心。

塩を愛する人は心清き人──君の肩に悲しみが塩のように積もる夜には、心の底から誰かを愛することが出来るはず。スプートニクに乗って、宇宙に飛ばされたライカ犬のことを思えば、僕らの周りの塩なんてちっぽけなモノだ。そうだろ?


<FIN>
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by tototitta | 2007-12-25 23:00 | 小ネタ | Comments(14) | ▲ TOP
Salt Aword'07──塩大賞授賞式(その2)
(記/なるほ堂 ※このエントリー“も”フィクションです)


【お断り】本エントリーは塩大賞「Salt Aword'07」の続編でございます。「その1」をお読み頂き、「塩獄の門」を潜られました上で、こちらへお進み下さいませ。


♦グッド塩デザイン賞(ソルトデザイン賞)♦
サッカー日本代表・新ユニフォーム

(初)
【塩評】
塩っぱさが「ぐっ」と来るようなデザイン製品(バッドデザインとは異なる)に与えられる本賞。昨年度は「マンチェスターUのレプリカ?」とも囁かれた「浦和レッズ06ユニフォーム」の国際的恥ずかしさが満票を獲得したが、今年は正式発表前に海外のインターネットで公表されちゃうという塩ハプニングもソルトマニアの注目を浴びた「日本代表ユニフォーム」が受塩。ブルーの褪せた感じがなんとも。

【副賞】
SONY「Rolly」(プレゼンター:ネット工作員)

【次点】
フェラーリF2007:ここ最近のF1界に於けるフェラーリ社の天狗っぷりに対する批判、それへの「開き直り」とも見て取れるデザインには、ニヤニヤせずにはいられない。<画像参照>



♦ベスト塩ドレッサー♦
高砂親方(元・朝塩)

(初)
【塩評】
朝青龍問題、その原因の所在が何処にあるのかを一目で示した親方の「パイロットシャツ」にソルトマニアの喝采も一塩。モンゴル視察の際も、
「温泉、気持ちよかった」
などの塩名言も残し、一連の騒動に対する「助塩賞」に推す声もあったが、やはり「パイロットになりたかった」という思いが高じての「パイロットシャツ」という親方には、今賞こそ相応。プチ流行の兆しもあった「鈍感力」ブーム(それも塩っぱかったが)にも、「やっぱり鈍感な人は駄目だな」と塩水を挿した感じ。

【副賞】
毛皮のコート2着(プレゼンター:朝青龍、亀田大毅)

【次点】
小笠原満男:かつてはジーコにも突っ込まれた「ネックウォーマーかぶり」、またW杯の際には練習着を「ジャミラ」に着こなす等、幾多の不思議ファッションを我々に投げかけてきた満男。今年もJ優勝時の「アラブ風シャツかぶり」で、頭周りのファッションにこだわりを見せた。流石の私も理解不能で、かばいきれない。

ベニテス監督(リバプール):その采配を「マジック」と謳われ、マジシャンとも評されるベニテス監督。しかし今季勇んで整えたヒゲ姿には「安い奇術師」の声しきり。それに比例してか、近頃は肝心の采配も冴えない所に一層の塩気が漂う。

赤城前農水大臣:ワンポイント塩アイテム=絆創膏で、近年「省エネルック」(羽田親子)の一人勝ちだった政界のソルトファッションに新境地を開いた。



♦塩CM大賞♦
クレディセゾン「セゾンカード」
【塩評】
WOWWOWリーガ・エスパニョーラ中継にて放映中のCM。昨年度は、その前年に大活躍したロナウジーニョ選手が起用され、「ならば今年は……」との期待高まったが、現れたのは昨年度リーガ得点王ではなく、
「僕、競走馬です。成績しだいの厳しい世界で生きています。応援お願いいたします。」
……何が言いたいんだ、ゴラァ!

【副賞】
永久不滅ポイント(プレゼンター:ロナウジーニョ)

【次点】
FIFAクラブワールドカップ番宣CM:心にも無い事を言うのが仕事の一端である、いつもの「ぶら下がりタレント」の面々を集め、「頑張れ、浦和レッズ!」とアナウンス効果目当てに声塩を連呼させる姿には、むしろ「大会の権威を貶めよう!」的な塩っぱさが満々。次点ながら特別に副賞として「ヒルズダイエットのパステルゼリー」(プレゼンター:佐藤藍子さん)が贈られた。
ちなみに、醸造された日本のサッカー文化が既に自分を追い越したのに、未だにサッカー暗黒時代の方法論をなぞり、自身がはしゃぐ事で視聴者の関心を集めようとしている明石家さん、当時を知る者としては切ない。

アップルジャパン「Get a Mac」:米国で放映の「Get a Mac」キャンペーンのCMをラーメンズを起用して焼き直したもの。「外人による、外人の笑いのツボを突く為のユーモア」を日本人がなぞっても、ただ薄ら塩寒いだけという事を示した。他社製品に対するツッコミもオリジナルと比べるとイマイチで、一マックユーザーとして恥ずかしい。

タレントも使わず、しかし僅か15秒で端的にメッセージと感動(?)が伝わる、こんなCMもあるというのに。エステー化学「Song for Toilet」

DoCoMo 2.0:豪華出演陣でプレミア感を狙うも、船頭多ければ何とやら。無理矢理押し込めた感溢れるドラマ、雁首揃えて結局何を言いたいのか判らないそのグダグダ感がソルトマニアには溜らない。「ドコモ にいてん ゼロ」を「ドコモに 移転ゼロ」と読む大衆のセンスにまるで及ばない所もソルトポイント。反撃、御容赦。

CMシリーズドラマならば、これくらい泣かせてみろ。
洗顔料SmoothE「LOVE STORY 」(タイ)※シリーズを一本にまとめたもの。



♦ベスト塩バウト♦
ファン・バステン対ファン・ニステルローイ
【塩評】
フットボールオランダ代表の「裏側」を舞台にした監督対ストライカーの戦いが、栄えある本年度ソルトバウトの第一位に。

自身に従順な「お気に入り選手」で臨んだユーロ予選の最中、監督ファン・バステン曰く、
「怪我人が出たから、また代表に呼んでやるぞ……ポジションは保障しないがな!
しかし、ルート・ファン・ニステルローイ答えて、
「断る。俺は保障が欲しいんじゃないよ。信頼が欲しいんだよ!
共にプライド高い「元・天才ストライカー」と「現・ガチストライカー」同士ゆえ、話はこじれて塩沼化。その後、監督から「話し合い」を図るも馬の耳に念仏。同僚カイトが事態を納めようと、インタビューにて優等生発言を展開しても、
「はぁ? 文句があるなら俺に直接言ってみろ!」(ルート)
と火に油。結果、「VAN同士の、FAN不在の争い」という、何か良く判らない事態へ。

まあそこまでなら、サッカー界の恒例行事とも言える「オレンジ内紛」なのだが、やがて事態は一方的な塩展開。ユーロ予選、オランダ代表は徐々に低空飛行を始め、一方ルートは、そんな飛べないオランダの「ダッチロール」ぶりを他所にリーガ得点王&優勝。あれほど強気だった監督も、遂に危うい立場に追いやられ、
「実力、活躍は評価しています。戻ってきて下さい……」
と塩っぱく軟化。加えて、それを本人に直接連絡出来ず、ルートの代理人ロジャーに電話でその旨伝えるというソルトオレンジっぷり。ともあれ、泥試合というより「塩試合」といった感で争いは決し、ルートは代表復帰、オレンジのエースストライカーの座に返り咲いたのだった。で、結局その間、監督期待の新鋭FWフンテラールはさっぱり成長せず……なんだったんだ、この争いは。

なお、ルートに釣られて代表固辞、類似した立場にありながらしかし一向に復帰のお声がかからないファン・ボメルは塩っぱいというより、哀しい。

【副賞】
「美しく勝利せよ」(単行本)(プレゼンター:ヨハン・クライフ)

【次点】
浦和×ACミラン(クラブW杯準決勝):方やこの年の瀬、J2に負け(天皇杯)、鹿に11人対9人(一説には「12人対9人」)で負け、仕舞いには最終節にJ最下位に負けるという離れ業を見せたアジア王者。念願の「世界の舞台」に立つも、すっかり疲弊したチームに、アジアを制した頃の面影無く……。しかしもう一方のミランもセリエA中位を低迷中。加えて、そんな相手にもピンチを塩出する二人の選手──まるで足下のボールをキャッチできない守護塩ジダと、まるで点の取れない塩取り屋ジラルディーノ。「アジア王者対欧州王者」への期待感が大きかった割に、結果「ジダ対ガットゥーゾ」の内輪もめの方が面白かったのが、何とも。

×森進一(戦意喪失によるKO)川内康範○:ハミルトンvsアロンソ、彦根市vsひこにゃん作者、梅図かずおvs近隣住民──それら世間を塩漬けにした幾多のソルトマッチを制してのエントリー。「おふくろさん」歌唱禁止という作詞者のいきなりの大技に、対する森進一はいきなり戦意喪失。結果、先生の「耳毛」ばかりが印象に残るソルトバウトとなった。



♦ベスト塩ソング賞♦
「Q・O・L(クオリティ・オブ・ライフ)」 森山直太朗

(「WOWOWリーガ・エスパニョーラ」2007年イメージソング)
【塩評】
WOWOWリーガ放送のエンディング、
「♪花の命は結構長〜い」
と唐突に響く、少々壊れ気味な森山直太郎の声……それがこの曲。微塵もサッカーの香りせぬ、試合の余韻に浸る中に於いては耳障りなだけのこの曲に「これぞソルトソング」の声鳴り止まず。
正直「♪花の命は結構長〜い」の後は、「──女ですもの女の保険、私はニッセイナイスディ♪」だろ。そこら辺も塩っぱい。

【副賞】
この広い野原いっぱい咲く花(プレゼンター:森山良子)

【次点】
「恋はビヨーン〜No Moso No Life〜」amtm:口笛の切ない響きに世界でスマッシュヒットしたピーター・ビヨーン&ジョンの「ヤングフォークス」を、事もあろうに駄洒落的解釈でカヴァーした今作。カジヒデキ・プロデュースという点も、色んな意味で「終わってる感」が漂い、多くのニヤニヤを誘った。悪ノリってのは当事者だけが楽しいのよね。

「All my treasures」織田裕二:公式テーマソングとして、世界陸上開会式にて歌唱披露。ある意味「人間国宝を越える存在」である事を世界に示した。映画「椿三十郎」といい、この人もCロナウド同様に「塩の世界の向こう側」に行っている人かもしれない。

「heavenly days」新垣結衣:あまりに音痴でビックリした。



♦ソルトムービー オブ ザ イヤー♦
「ゴール2」
【塩評】
詳細はコチラを参照下され。

【副賞】
ベッカムグッズの山の様な在庫(プレゼンター:カルデロン・レアル会長)




以下、「Salt Aword'07──塩大賞授賞式(その3・塩ディング)」へ続く──
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by tototitta | 2007-12-25 22:49 | 小ネタ | Comments(0) | ▲ TOP
Salt Aword'07──塩大賞授賞式(その1)
(記/なるほ堂 ※このエントリーはフィクションです)


年の瀬も押し迫った12月──
我ら塩愛好家(ソルトマニア)の「塩走(しわす)」もまた、忙しい。
そう、一年で最も塩っぱかった人物、最も優塩だった団体を決める

「ソルト オブ ザ イヤー」
(またの名を「ゴールデン・ナトリウム賞」)

──の季節だ。だが、私にとって今年の塩走は少し違った。例年ならば多くのソルトマニアと共に集い、この一年を彩った塩たちの活躍を塩大福片手に語らいながら選定に勤しむのだが、何故か今年はその塩人会議=「塩溜り会」から塩待状が届かなかった。ぶっちゃけ言うとMinacoの先日のエントリーで、大賞にあたる「07塩バロンドール」が勝手に決まっていたのだ。こらこら。

本家を倣ったフライング発表か、いや最近医者に「塩分は控えめに」と言われた私(←ガチ)を気遣ってか。無論、クリスチャーノ・ロナウドの「塩バロンドール(=主塩男優賞)」受賞には何のニガリも無い。今や彼は塩界の眩い結晶として、塩っぱさの向こう側にまで突き抜けようとしている。それが何処なのか、そこもまた塩っぱいのか、我らソルトマニアにも皆目見当がつかないが。

とはいえ、それで大団塩とも行くまい。一年書き溜めた塩メモがシオシオのパーになるのも困る。
「ならば、授賞式……ならぬ授塩式へ!」
ここで引いては生来のソルトマニアの名が廃るのだ。この一年の「ニヤニヤ納め」を求め、いざ行かん授塩式、塩溜り会プレゼンツ:

「Salt Aword'07」
(ソルト・アウォード’07)
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(画像:塩バロンドール受賞者に贈られる「金の漬物石」)


──へ。早速私は牛を曳きながら、ここ盛岡市から東に伸びる「塩の道(実在)」を塩々と進み、辿りついたのは……そう、塩ニズムの聖地・ソルトレイクシティ。ここまで読み進んで「何書いてんだ、これ?」と思われた読者諸君、引き返すなら今のうちだ!



塩獄の門──
そびえ立つ受塩会場、「塩パイヤーステートビル」。
だが、その敷地へ進むには『塩獄の門』(シオーギュスト・ロダン作)を潜らねばならない。
その門には、こう刻まれている──

Lasciate ogne Buon senso, voi ch'intrate'
汝等こゝに入るもの一切の良識を棄てよ


この門の先にあるのは、グローバル、フェア、スポーツマンシップといった視点など一切持たぬ、ソルトマニアたちの塩獄の世界。万事の秘めた「塩分」を暴き、愉しみ、愛で、「ニヤニヤ」に替える事で逆に「価値ある物」へと昇華する、それが彼らの流儀。

故に、例え自身の最も大切な者が……例え我が子が偏向した彼らの視線の前に「塩認定」を受けたとしても、しかし笑い飛ばせる──親心ならぬ「塩心」ある者だけが入塩を許される。

それは本ブログの読者様に於いても同じ。
『塩獄の門』を潜られる方は、どうか決意を以て下へ進まれよ。



塩絨毯──
盛り塩された正面玄関前、そこに敷かれた塩絨毯(栄光のソルトロード)を歩いて、今年を代表する塩たちが現れた。正に夢の競塩。塩道からは盛大な拍手と撒き塩、ニヤリズムを標榜するニヤリストからの溢れる様なニヤニヤが。

やわらか戦車に先導されて、先ず現れたのは安倍元首塩夫妻。距離を置いて赤城前農水大臣。続いて、来日したら結構普通のおっさんで忽ちブームが終塩したビリー隊長が、全然似ていない娘と共に。更には「どんど晴れ」の加賀美屋ご一行織田信成選手は自転車で蛇行しながら。他にも亀田一家高砂親方(元大関・朝塩)、ひこにゃん大日本人チンギスハーン(反町隆史)、エリカ様森進一さん、比内地鶏山田洋行さん、そして三度目の参加となる三田佳子さんなど、各界を代表する塩々(シオシオ)たる面々……もとい塩々(エンエン)が。

勿論、海外のビッグな塩も。石景山遊楽園(中国)の着ぐるみたちに続き、ブレア元首相(辞任)にサルコジ大統領(離婚)。実写版「ドラゴンボール」に主塩が決り、来年の主塩男優賞が有力視される俳優J・チャットウィン。怪しい千ゴールのロマーリオ選手は育毛剤片手に。更には野球五輪アジア予選韓国代表の「幻のスタメン」。勿論ボンズ、ヒンギス、そして椿三十郎さんのエスコートでマリオン・ジョーンズの姿も。おぉ、マリオン。

また、この豪華な「塩ー(ショー)」に塩を添えるべく塩招きされた塩セレブ、懐かしき
「レジ塩ド(レジェンド)」
たちの姿も。今年も夫婦塩満なベッカム夫妻、壊れかけのロナウド、かつて東京ドームに塩の金字塔を打ち立てたt.A.T.uのお二人、加えて実写版「8マン」2千円札家電リサイクル法セカンドライフといった人では無い塩アイテムまで。他にも、チャーリーズ塩ジェルレイク塩ジェルなど、単に名前に塩が付くだけで呼ばれた人たちも……。

ああ、来て良かった。正に「塩のサミット」「塩遊会」と呼ぶに相応しい面々。ナメクジも溶ける様な光景にニヤニヤが止まらない。私の頬に涙が溢れた。勿論その涙もまた、塩っぱい。     

ちなみに「おっととっと〜塩だぜ、鯉を彫ろうよ♪」とトラックに乗って現れた後藤容疑者は入場を断られた。塩と犯罪者は違う。また、ヘリで現れた狂言師一家も「ネタ的に塩味期限切れ、つまらん」と門前払い。スピリチュアルカウンセラーとやらもお断りだ。塩の敷居は決して低くない。



開塩──
日々日常の塩っぷりが評価され、私は無事入場を許された。
会場内に満ちる、開演を待ちわびるソルトマニアたちの塩気。そして遂に塩幕が上がり、自身もまた今年を代表する塩歌歌手だった細川たかしさん(塩天興行)の一声で式典は幕を開けた。
「あぁ〜、塩っぱい♪」
──会場はもちろん大声塩だ。

先ずは豪華なアトラクション。高橋ジョージ(虎舞竜)の国歌に続き、「ミニモニ。」ショー、船場吉兆の試食会、納豆ダイエット、ミュージカル「テニスの王子様」公演、小朝・泰葉夫妻の離婚会見、守屋前事務次官の証人喚問、福田小沢会談マクドナルド元店長代理による内部告発、ワイドショーコメンテーターらによる犯人像予測、大トリは引田天功さんと恋人のハリウッドスターによるイリュージョン(失敗)……正に塩多目(エンタメ)てんこもりだ。

塩もたけなわ、するとステージ上に今年の司会者、マーク・パンサー夫妻が姿を現した。
遂にお待ちかね、「2007ソルト・オブ・ザ・イヤー」各部門受塩者の発表だ。


以下、発表された順に箇条書き──


♦最優塩大会賞♦
ツール・ド・フランス

(2年連続)
【塩評】
選手が消えた!──犬を轢くわ、車が燃えてるわ、更には優勝候補が連日続々と薬物検査で消えるというミステリーにも満ちたツール・ド(ーピング)・フランスが、今年も世界中のサイクルロードレースファンの支持を集めて受賞。今や「ソルトマニア御用達」「ソルトマニアしか見ていないんじゃないか?」とも囁かれるこの大会。昨年は「ウドー・ミュージック・フェスティバル」という手強い塩フェスを抑えての初受塩だったが、今年は山岳コースでのラスムッセン(失格)の走りの如く、他の追随を許さず見事に連覇だ。

なお、仏国の大会に関わらず、ゲスト解説に「アメリカ人漫才師パックンを起用」という、Jスポの意味不明な行動も塩分添加。また、止むなく「妄想解説」から「泣き解説」に転じた栗村修さんに至っては、監督を務める日本のチームが大会後に解散しちゃうという……正に泣きっ面に塩。

ちなみに由緒在るこの大会だが、第二回大会(1904)で早速初代王者の「電車利用」が発覚し、優勝を剥奪される等、ツールの歴史とは正に塩と共に綴られた歴史。今後この最優塩大会賞が、ランス・アームストロングの7連覇に何処まで迫るか注目である。

【副賞】
ランスの爪の垢(プレゼンター:オルセン姉妹、シェリル・クロウ、サマンサ)

【次点】
世界陸上大阪大会(セリク):競技運営のグダグダ、選手宿舎の手配ミス、挙げ句は競歩での誤誘導など、各国選手や善意のボランティアの嘆きばかりが聞こえ、ある意味「これぞ大阪」を世界に晒した大会。肝心の競技記録も、概ね選手が「来年の北京の予行練習」といった趣で低調。全力を出し切ったのは織田裕二のみか。

大相撲九州場所:客席ガラガラ、しかも千秋楽は千代大海の休場で、取組み前に優勝決定。稽古と暴行はどう違うのか、横綱の品格とは何か、腰を骨折してもサッカーは出来るのか、福山雅治は悪霊に取りつかれているのか──色々考えさせられた大相撲の一年を締めるに相応しい場所だった。

チャレンジ三宅島’07 モーターサイクルフェスティバル:言い出しっぺの人のメンツを潰さない為に、計画当初の公道レースから無理矢理に体裁を変えて開催。駆り出された都職員ら関係者が見守る中、バイクがノロノロと隊列を組んで走るシュールな光景に、結果「突っ走ったのは知事だけ」というオチ。

F1日本グランプリ(富士スピードウェイ):昨年のウドー・ミュージック・フェスティバルに続き、今年も富士スピードウェイが塩の舞台に。悪天候と運営のグダグダで、富士の裾野に累々と塩の屍を築いた。(「塩グルメ大賞」も参照)




♦主塩女優賞♦
ひで姐さん

(初)
【塩評】
恐怖、周囲が皆不幸に!──ベルマーレ平塚、ペールジャ、パルマラット、東ハト製菓、前園、ムトゥ、ドイツW杯日本代表と、これまでも幾多の場面で塩風吹き散らし、「なかちん=下げちん」ぶりを発揮してきたひで姐さん。引退後もその塩害は衰えず、今年は横綱朝青龍、為末大選手、安倍首相が塩漬けに。昨年度は主塩男優賞の次点に甘んじたが、オネエブームの勢いを借りて新天地での受賞だ。

対抗視されたエリカ様の「斜に構えていればアーチストっぽく見えるかも」というカビの生えたセルフ塩アングルを推す声もあったが、
「日本人は自分たちの可能性に気付いていない。ぼくは日本人の意識を変えたいからこういう雑誌をやりたいと思った。」(COURRiER Japon 12月号表紙)
──と臆面も無く語れるひで姐さんには敵うまい。「責任編集」ってのも、ニヤニヤのツボだ。

ガチ原理主義者=ガチ者ならば、こう言うだろうか。
「ボロになるまで一つの事を追求する、そんなガチ的美徳を鼻白んでる様な所が好きになれない」
「自己愛が高じて実像を晒すのを怖れ、結果自分を虚飾するが故に疎まれている事実──そこから目を反らさんと、良く知りもせぬ日本文化とやらに転嫁してる所がみっともない」
「お前は、ガイ・ベネット(映画「アナザーカントリー」の主人公)か」

──だが、我らソルトマニアとしては、この日本を代表する「中二病」の行く末を生暖かく見守りたいもの。現実社会に身を置く事で生じる責任や批判を怖れるあまり、方便(逃避)として設けた「旅人」という無責任なポジション。その居心地良い場所からは決して見えない「他者」を、しかし知ったかで見下しちゃう姐さんの物言いこそ、ある意味今日のソルトボーイ像を象徴しているのだ。日本サッカー界の為にも、どうか永塩に旅を!

【副賞】
ペルー・マチュピチュ旅行をペアで。(プレゼンター:為末大選手)



♦流行塩語大賞♦
「頑張れ、朝青龍!!」

(ひで/2年連続)
【塩評】
一連の朝青龍騒動に伴い「横綱は鬱状態?」とも報じられる最中、ひで姐さんのHP上にアップされたのが、この言葉。わざわざ「鬱病患者に言ってはいけない言葉、第一位」をセレクトしての励ましに、ソルトマニアのニヤニヤ止まず。昨年の、
「人生は旅である。旅とは人生である」
という、何故繰り返すのか判らぬ塩引退宣言に続いてのV2達成。今なおJ史に残る塩語の金字塔「負けないよ」(福田正博)と共に、是非とも語り継ぎたいサッカー塩名言だ。なお、前述の通り今年は堂々ひで姐さん、主塩女優賞との二冠となった。おめでとう。

【副賞】
モンゴル「ドリームランド」宿泊券(プレゼンター:朝青龍の兄/元ブルーウルフ)

【次点】
「優勝すれば盛岡のPRになる」(谷藤盛岡市長、高校サッカー選手権決勝を前に)
「ついに2部落ちを心配しながらのシーズンが始まった……」(鹿サポ・なるほ堂、春先に)
「7万台以上あった廃家電を全て盗まれた」(コジマ電気社長)
「美しい国」(安倍前首相)
「切腹じゃー」(亀田親子)
「違うよ、全然違うよ」(マーク副社長)
「父親がいい!」(星野奈津子)
「言っていることは分かるが、選手たちにもう一度浦和と戦いたいという気持ちはないのか?」
(「ワイタケレに勝ってから、レッズ戦の事は考える」と言うセパハン監督へのインタビュー)

──いやはや今年は豊作ですた。



♦塩グルメ大賞♦
喫茶イーハトーブのじゃじゃ麺

(どんど晴れ/初)
【塩評】
吉兆、ミートホープ、白い恋人等、数々の問題に揺れた塩グルメ界。とりわけ偽装まで「赤福餅」を真似ちゃた「御福餅」の塩表示を推す声も大きかったが、NHK朝の連続ドラマ「どんど晴れ」に一瞬映っただけで岩手県民の猛抗議を受けた「喫茶イーハトーブの偽じゃじゃ麺」が栄冠を手に。岩手県民として感慨も一塩だ。

【副賞】
盛岡の老舗旅館「加賀美屋」宿泊券(プレゼンター:リュ・シオン)

【次点】
バナナ切り落とし他:元「モーニング娘。」飯田圭織と行く日帰りバスツアーにて、参加者に出された食事。ちなみにその前日、彼女は妊娠結婚を発表。

F1弁当:F1日本グランプリ(富士スピードウェイ)会場にて販売。紐を引くと弁当が暖まる配慮も、パッケージ絵のF1カーからモウモウと白煙が上がる様に……人呼んで「琢磨仕様」。



♦最優塩団体賞♦
フットボール・イングランド代表

(初)
【塩評】
欧州選手権予選。イスラエルがロシアを倒してくれたお陰で、一度は消えたはずの「自力での本戦出場」が復活──そんな幸運が舞い込んだにも関わらず、ホームでクロアチアに敗れるという体たらくには世界がニヤニヤ。相次ぐ怪我人、スコールズへの未練たらたら、楽隠居のベッカム復帰と塩現象相次いだ母国だが、何よりこの大一番に殆ど経験の無いGKカーソンを起用というマクラーレン監督の塩采配が実った形。マクラーレン、枕を高くして眠らーれんね。なお、チームを代表して塩ーン・ライト・フィリップス選手が塩トロフィーを掲げた。胸のスリーライオンズの塩ブレムが、悲しい。

【副賞】
メモ帳(プレゼンター:モウリーニョ前チェルシー監督)

【次点】
オールブラックス:ラグビーW杯、大会前は圧倒的な強さを見せ、世界の全黒ファンに「今度こそ最強」と呼ばれながらも、何故かGLを二位通過しちゃった開催国フランスと決勝T初戦で激突し、結局はいつもの「勝負弱さ」が出て敗退。次戦に向けて温存した選手たちがスタンドから呆然と敗北を見守る姿には、何とも言えぬ哀塩が。思えば大会前、代表主力をスーパー14の序盤戦で欠場させた策も全て裏目、塩目。結果として余りに実力差があった決勝「南アvsイングランド」を塩出し、大会のフィナーレにまで塩を盛った。

関東学院大学ラグビー部:監督が「雑草に花を咲かせよう」と命を削っている時に、押し入れで違う雑草を育てていた学生ども。塩と言うよりもひたすらに悲しかったので、却下。



♦最優秀助塩賞♦
反町康治(サッカー五輪代表監督)

(初)
【塩評】
助塩賞とは、側面からこの一年の塩っぱい出来事を演出(塩出)した監督協会等に与えられる賞。実際は好素材揃いの世代を「未だ続く狭間の世代」と世間に誤解させているのは、一重に反町監督の塩手腕との評価高く、北京五輪出場権獲得も一顧だにされず晴れて受塩となった。

Jでも見ない1トップ布陣等が顕す「机上システム」や、適所適所での柔軟性を欠く謎采配で、ポテンシャルが高いとされた素材を続々と塩漬けに。理想と現実のギャップに苛まれ、弱気が祟って危うく出場権を逃しそうになった際には、その塩分過多ぶりに国民クラクラ、我らニヤニヤ。

周囲の声よりも信念に邁進する所はモウリーニョを思わすが(真似てる?)、結果が出ないで本人一杯一杯なもんだから、単に意固地な子供にしか映らない。オシムが倒れても、殆ど誰も「オシムサッカーを知る反町をA代表監督に昇格」と言わない所が、その塩濃さを表しているだろう。

【副賞】
コナミ「ウイニングイレブン2008」(プレゼンター:山本昌邦前五輪代表監督)

【次点】
川淵三郎キャプテン:我那覇選手のニンニクドーピング問題や、ACLを控えての先発入れ替え問題といった「フロンターレ虐め(?)」。浦和鹿島戦での「疑惑の主審選定」。今イチ腑に落ちないJリーグアウォードの「投票システム」。「ベスト塩スマイル賞」の呼び声高い、犬飼専務理事による苦虫を潰した様な表情での「J王者へのメダル授与」──などなど、今年も沢山の塩分を振りまいた日本サッカー協会。代表して、その頂点に立つ川淵キャプテンが次点に入賞だ。オシム入院に際しての緊急会見の席上、その徒に不安を煽る様な涙も高ポイント。昨年度の塩語大賞次点作、「オシム……言っちゃった」や、昨年Jリーグ参入への気運が高まらない秋田を訪れた際に漏らした、
「秋田は夢のない県だな」
など、やたら会見にて塩発生率の高い我らがキャプテン。塩発言の第一人者・中田氏と共に、日本サッカー界を牽引する2トップであろう。街の声──
「キャプテンって呼称は止めて欲しい。自称キャプテンって、麻生真美子のバックダンサーか」
「代表にキャプテンは二人いらないよ。キャプテンが二人って、麻生真美子のバックダンサーか」
ともあれ、Jのピッチが塩枯れせぬ様、祈るばかりだ。

リバプール公式サイト:「欧州CL優勝!」の記念バナーを決勝戦前日に掲示。御存知の様にリバプールは決勝でACミランに敗北し、チームの無念に塩を添えた形に。兵庫県芦屋市立図書館が地元出身作家・村上春樹さんのノーベル賞受賞特集をHP上に半月以上も掲載した件も併せ、これからの時代、「ネットは新しい塩田」を思わせる出来事であった。

高野連:一連の特待生問題に於ける迷走ぶりは、塩というよりもマグマか。むしろこれほどの黒組織に対し、当たり障りの無い事しか言えない主催新聞社こそ「塩」。

UCI(国際自転車競技連合):最優塩大会賞の項、参照。



♦最優塩文学賞(ソルトブック オブ ザ イヤー)♦
「ミシュランガイド東京2008」

(初)
【塩評】
Windows、ハリポタら、洋モノ恒例の塩臭漂うオープニングイベントでも耳鼻を集めた「ミシュランガイド東京」。しかし、その思いとは裏腹に、たちまち評価方法への疑問が囁かれ、発売当初は「御用ライターの広告記事とは違う、客観的な審査」と歓迎していた一部識者を嘲笑う様に、続々と癒着などの内幕が暴露される始末。思えば過去に本家では、
「開店前の店の評価を書いてしまって5万部を回収」
の黒歴史もあり、とうに地元でも信用を失っている様が報じられ、「だから日本に来たのね」とソルトマニアの塩評価も★★★だ。

実際、未だに「出版物=権威」と見なしがちな我が国とは違い、既に本家フランスでは小粋なパリジャンがエスプリを利かせ乍らニヤニヤして楽しむものとか。さりげなく三ツ星リスト内に額賀大臣の疑惑の舞台になった料亭「濱田家」があったことも、旬の店を先取りする「変な意味での実力」を示し、一層本著の塩分を高めた。

【副賞】
フリーペーパー「ゲドを読む。」全5色(プレゼンター:宮崎吾朗)



以下、「Salt Aword'07──塩大賞授賞式(その2)」へ続く──
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by tototitta | 2007-12-25 22:43 | 小ネタ | Comments(0) | ▲ TOP
2007年塩バロンドール発表!
(記&画/minaco.)
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<#15 / UTD × FULHAM 2-0>

「塩多目」と書いて、「エンタメ」と読む。
そのココロとは──しょっぱさも極めればエンターテイメントとなる。不味い塩は身体に悪いが、旨い塩なら観てる分には多目でも構わない。

えー、めでたくルーたんが復帰したフルアム戦。またしてもダブルでチームを勝利に導いたロンが、予想通り今年の塩バロンドールを受賞いたしました!
世界各国の「塩溜まり会」会員の投票により選ばれたロンには、金の漬物石が贈られます(嘘)。是非その塩を存分に利かせ、敵を漬け込んでもらいたいものです。


という訳で、この試合も両キングを観るだけでお腹一杯でありました。愉快だわー。

開始早々、セットプレイからヴィダの競ったボールがロンの足元へ。フリーで放ったボレーシュートはキレイにネットに突き刺さり先制点。お見事!2点目も身体能力の凄さを見せ付けたヘッドがお見事!(結局ロンは柔じゃなくて剛が武器なのだ)
しかし!これだけで終わるロンじゃありませぬ。

ドリブルでゴールへ向かうものの、やっぱり1人も抜けないんで後ろへ戻そうとしたら、よりによって真ん中で敵にパス。
待ち構えてたギグスとルーたんに、一斉に「バカもん!」と怒られる。
左サイドは皆でドリブル大会になってたけど、実際ロンよりエヴラの方が相手を抜けてたというオチも。

危険なタックルを足技でヒラリとかわし、おおやるじゃないのと思わせて、肝心な時にはミスパス。ロンがボールを持ったら最後、ギグスとは別の意味で何をするか解らない。読みを外される度唸るのがギグス、チームもファンもズッコケるのがロン。
 
コンチェスキーをお姫様タックルで削り、直後ブアッザに削り返される。そりゃしゃあないわな、の因果応報。
サイドラインを割りそうなボールをヒールで掻き出したのをコンチェスキーに奪われそうになって、すかさずブチかましで止めたくれたブラウンをピッチ下からうっとり眺めるロン。ブラウン、かっけー。

でもって、ボックス内でGKニエミの手にかかって倒れたところ、PKどころかダイブの判定。但しコレはあんまりだ。あれをダイブと言うなら、二エミを踏んづけて行けとでも?(しかしレフリーに拍手したロンは退場にはならず。CLでルーたんは一発退場だったケド)
とはいえ、これもネタのうちと思わせるのがロンの懐の深さである。とほほ。


何だか普段以上にオールドトラッフォードのノリも良くて、チャントも「Do They Know It's Christmas? 」とかクリスマス気分満点。カントナのバナーまで掛かってた。けれどフルアムの攻撃が殆ど待ち構えるエドさんの前を通り過ぎるだけで、まあいつものフルアムらしいんだけど、4点は獲れそうな勢いのユナイテッドが2点止まりかよ、と終了前に立ち去るファン続出。月曜開催で早めに帰りたかったのかもしんない。

ルーたんは復帰してもうバリバリなところを見せたけれど、レフリーと相方には少々ご不満な様子。テベスはまだユナイテッドの余りに速いタイミングについてゆけない場面も多い。
全部オフサイドの判定にブチ切れ、その後交代を命じられて下がったベンチの椅子をブン殴り、どかっと腰を下ろすルーたん。ワタシゃ萌えたね。1人後ろの席に身を置く姿に、ちょっと支度部屋一番奥に構える朝青龍が頭に浮かんだ。横綱・王様はこうでなくちゃ。

ギグスのジョバーぶり、ロンのショッパーぶりも利いてたけれど、裏マン・オブ・ザ・マッチはブラウンかな、とも思う。ここのところずっと信頼を置かれて、それが自信になってるように見える。やっとリオ姐さんの舎弟から独立し(ヴィダに姐さん奪われたし)すっかり頼もしくなったもんだね、と感慨もひとしおである。

一方リオ姐さんは試合中にナニやら青いモノを拾い上げて口にしてた。水で飲み下してたから薬かナニかでしょうか。以前も試合中にナニかムシャムシャ食ってたのを観たし、交代してそのままどこかへ直行したのも気になります。姐さんも色々あるのよねきっと。

あ、それからファーギーに「可哀相な子」扱いのお達しを出されてしまったサハの事は、この際温かく見守ってゆこうじゃありませんか。

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~きょうのつぶやき~

本家(?)”Balón de Oro”はカカ’、”Tapir d'oro”(←アカデミー賞に対するラズベリー賞みたいなもんか)はロナウド。ミラニスタさん、2冠おめでとうございます。
A.C.MILANを斜め読みさんのところで各国の投票結果を見させてもらうと、とりあえずスコットランドには足を向けて寝られません。今回から対象が世界中に拡がったという訳で、堂々とオチョアを選ぶメヒコも大好きです。

まあ斜め目線のワタシはこういう賞については淡々とスルーしたいところなんですが、正直申せばどうせ酸っぱいブトウにちまいない…そんなココロのつぶやきが。
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by tototitta | 2007-12-05 21:57 | Manchester United | Comments(2) | ▲ TOP
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