(記/minaco.)
【ブンデス第23節】
週末はホームでのフランクフルト戦。
ひょっとしたらベルグに代えてルート先発か?!などとゆう情報を得たので驚いた。この日ゼ・ホベルトが復帰し更にルート先発となれば、心強いベテランと共に苦手フランクフルト相手でも勝利できるはず…とHSVファンの期待は高まる。
ところが、スタメンにはやはりベルグ。どうやら足首の軽い怪我でベンチすら外れたと知ったのは、前半を終了してからだった。(ジャージ姿で立って観戦してたので、直前まで出る予定だったんじゃないかな)
結果は0−0。ホームとはいえヨーロッパリーグ(旧UEFA CUP)から中2日のHSV、ターンオーバーなど叶わないしさすがに疲労してたか。尽く決定機を逃しちまったのを観て、HSVサポは「ルートがいれば」と嘆いたかもしれない。すまぬ。それでも3位シャルケ04がヴォルフスブルグに負けたので、勝ち点差は5へ縮まった。ああツイてる。
─────────────────────────────
【ブンデス第22節】
ところで、ご挨拶と言うには余りに衝撃的なインパクトを残したシュトゥットガルト戦のこと。
同点に追いつかれると、ベンチのルートは時計を気にしつつ今か今かと出番を待ちわびていたそうである。曰く、監督に対し
「オイ、俺はここにいるぞ!サブなんだぞ!」
と叫んだとか。生憎、離れた所にいた監督には届かなかったらしいが。うわあ扱いづらい選手…。
その通り結果を出したルートに、HSVサポの夢は一気に盛り上がる。
HSVファンに素晴らしい幸福をもたらすのに、2分で充分だった。ルートは嵐のようにファンの心を鷲掴みにした。まだ100%でないとしても、既にチームを勝利させ、ルートの加入がHSVの武器となる事に疑いはない。(ブンデス公式サイトより)
ラッバディア監督も「やると思ってた」(ホントか)と喜び、チームメイトのペトリッチは
「彼のいないチームは考えられない」とまで言う。はええよ…順応早すぎ。つうか、そんなに頼られても。
─────────────────────────────
【EL 1st leg】
その後、ミッドウィークにはELで、古巣PSVとの対戦があった。きっとユナイテッドでプレシーズンに対戦して以来だと思う(ちなみに、その際はファーギーの計らいでキャプテンを務めさせてもらった)。
PSV時代の仲間とは未だに連絡を取り合う仲とのこと。正に地元とゆう事で、PSVファンは今でも大変好意的。彼らにとってはずっと「おらほのRuudje」なのだ。
PSVはすべてが始まった場所。あの街から30分も離れてない所で俺は生まれた。とても特別な日になると思う。
また、これがHSH ノルトバンク・アレーナのデビュウ戦でもある。65分から出場したルートは、ブンデス名物・男声合唱団によるコール&レスポンスで迎えられた。場内アナウンスが「Ruuuud!」と告げれば「van nistelrooy!!!」と返す×3。これぞドイツ、完璧な統率力。
試合の方はヤンセンによるPKで得た1点を何とか守り切り、無事勝利。ルートはHSV TVとPSV TV両方に独語蘭語でその感激を語った。
鳥肌が立った。俺にとっては信じられないくらいの歓迎だったし、すべての観客に感謝したい。
そしていよいよ明日、2nd legでアイントフォーヘンへ。ベックスがオールドトラッフォードに帰るCLと同じように、ルートにもこれが初めての「帰還」となる。きっと一族総出で観に来るに違いない。勿論、ハンブルクで熱い拍手と歓声を贈ったPSVファンも彼を待っている。だから、どうしてもこの試合には間に合ってほしいのよ。