(記/minaco.)
先週のPSV×HSVのEL2nd legはやや荒れた試合となったらしいが、アウェイゴールの差(H1-0、A3-2)で何とかHSVが勝ち抜け。
続いて日曜はブンデスでも大一番、アウェイでのバイエルン戦。上位に少しでも星を拾うチャンスだったが、良い所なく1-0で敗れる。
ルートは太腿の筋肉を負傷してて、そのどちらにも間に合わなかった。せっかくHSVサポに期待してもらってるのに、この大事な時にお役に立てないとは本当に申し訳なく胸が痛む。
なお、今年のEL決勝の地はハンブルクである。ブンデスリーガ3位内確保と共に、この特別なタイトルもHSVサポの願いであろう。勝ち進めば、かつての宿敵リバポーと対戦するかもしれない。その為にはルートのゴールが必要とされるはず。
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ところで、オランニェはワールドカップで彼を必要とするだろうか。
もう一度代表を目指すと宣言したものの、そう簡単には行かないとも承知してる。
俺の残りの時間すべてをオランニェに捧げるつもりだ。そりゃあマルワイク監督がすぐ連絡をくれると期待してる訳じゃない。現在のオランニェのオプションですらないのも解ってるよ。俺にはW杯でプレイする前に、まずHSVでやらねばならん事がある。(Sportweekにて)
一旦代表引退を決めたのは、ユーロ08で敗退した後だった。無念ではあったけれど、最後の試合ロシアとの延長戦を思えばギリギリの所でプレイしてたのも解るし、自分で自分と相談して決めたなら仕方ないと納得した。
だが、ルートは今その決断を後悔してると明かす。
2年前に引退した理由はただ、マドリーで他の選手に負けないよう闘ってたから。その時は自分の目標をすべてマドリーに向ける必要があったんだ。今はもう一度試合に100%フィットして、代表復帰を目標にしてる。
振り返ってみると、ユーロ08の後で代表引退すべきじゃなかった。でも俺は、こんなに自分の決断に後悔する事になるとは知らなかったんだ。
つまり、そうゆうこと。あの後、膝の怪我を負い手術して、リハビリして、復帰して、当時とは状況も心境も変わった。大怪我を経てモチベーションが落ちるどころか、改めて強くなってるらしい。恐らく、自分の膝に問いかけたら「まだ出来る。てゆうか、
やらねば」と答えたんだろう。ガチの動機はいつもmustだから。
すると先日、マルワイク監督がルートと電話で話し合ったと言うではないか。曰く、
「我々はとても建設的なディスカッションをした」。
以前
こんな事を言っていた監督だが、どちらから電話したんだろ。ともあれ、まずは前向きな第一歩。ちなみにオランダ国内では、「復帰は当然。議論の余地無し」との意見が大多数だとか。勿論、ワールドカップまで何が起こるか解らない。ただ────
南アフリカで日本とオランダが対戦する時、
ルートと小笠原満男がチームにいてほしいな。待っててね南アフリカ。