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イラストレーターMinacoとなるほ堂が、サッカーのこととか、映画のこととか、日々日常に関して、その情熱の総てを地球にぶちこんで叩き付け、戦い挑み、愛を説く日々の記録。
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エドさんとジョーくん、その相棒
(記&画/minaco.)

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とうとうアムスでのエドさんテスティモニアル。

まずは、前座としてアヤックスとユナイテッドのU-13が対戦。ユナイテッドのGKを務めるのは息子ジョーくん。おおおこんな立派な美少年になって!と、幼い頃より陰ながら成長を見守ってきた親戚のおばちゃんのように感無量である。

ひょろっとか細い長身に父と同じ1番を付け、ゴールマウスに立つジョーくん。U-13でも本気の真剣勝負、健気で可愛いったらない。先制ゴールを許したジョーくんだが、すかさず味方に声を出す姿が父ちゃんそっくり。やがてユナイテッドが同点に追い付くと、ガッツポーズもまた父ちゃん譲り。なのに再び逆転ゴールを決められてしまい、途中交代で悔しそうに引き上げるジョーくんであった。

ベンチで迎えた父から優しく頭を撫でられても、記念すべき晴れ舞台の2失点にショボンとした様子。なあに大丈夫。その負けず嫌いの血があればきっと未来の赤悪魔守護神も夢じゃない。数年後には身長だって2mに伸びてるはずさ。それに、このままいけばひょっとしてアカデミーでポール監督の指導を受ける可能性だって有り得る。そうなりゃトップチームよりアカデミーのファンになっちゃうかも。


続いてはセミ・イベント、アヤックス1995VSオランニェ1998。ライカールト、ベルカンプ、ライツィハー、ダヴィッツ、コク、マカーイ、ゼンデン、ジオ、デ・ブール兄弟、ファン・ホーイ・ドンクに後頭部が若干寂しいクライファートまで揃いも揃ったり。今どきの小粒なオランニェに比べりゃ、当時のトータル・フットボールは断然ゴージャスだった。そして、この面々すべてと共にプレイしてきたエドさんの、誰よりも長くて偉大なキャリアを実感する。

若くしてアヤックスで欧州&世界一になり、ユーヴェへ移籍するもプレイスタイルの違いから本領を発揮しきれず苦難の時代。フルハムへ来て再び評価を取り戻すが、エドさんの背丈に対しクラブの器は小さかった。すると、シュマイケル以後悪夢のGK受難時代が続く赤悪魔がエドさんを獲得。その後の栄光は言わずもがな。惜しむらくは、せめてあと1年早くファーギーが決断してくれてたら、タイトルも今より確実に多いはず。

ワタシにとって、理想的GKの基準はシュマイケルかエドさんなのだ(ハリー・グレックさんはガチGKなので除く)。これまでも、これからも。身体能力がどれだけ優れてても、どれだけスーパーセーブを見せても、「GKに大事なのは攻撃力」と信じる自分はゴールキックすらまともに蹴れないカシージャスなど物足りない。多分エドさんならここで間髪入れず正確なフィードを送るのにとか、そこで安心のバックバスが出せるのにとか、いちいち比べ続けちゃうだろう。


そしていよいよメインイベント、アヤックスVSファーギー&レネ率いるドリームチーム(殆どユナイテッド)。普通にギャリーが、カイトを挟んでルーたんとギグスが、リオヴィダが、それにサハも帰ってきた。生憎ポールさんは自身のテスティモニアル優先か(さすがにw)。MUTVは代わりに日焼け著しい赤毛インタビュウを2回も流してくれた。

はにかむ愛娘がキックオフを務め、すっかりお元気そうな奥様アンマリーさんも見守る。ハーフタイムにミック・ハックネルが歌い、アヤックスファンもユナイテッドファンも、バナーを掲げスタンディングオベーション。お別れの寂しさよりも、温かい気持ちで一杯になる。何て良い光景だろう。この上ない幸せじゃないか。

短い試合が終わりを告げ、エドさんはグローブを脱ぎ淡々と感謝の挨拶を。ここでMUTVは中継終了…かと思いきや、何ともう一つプレゼントが。ジョーくんの蹴るPKを容赦なく止めたエドさん、それが本当に最後のセービング。

Big van der sar─そう呼ばれたエドさんは、本当に大きな大きな人でした。

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さて、残念ながらプレシーズン真っ最中のルートは不参加となった。

ああ、肝心な日に立ち会えないだなんて悔しいやら情けないやら。せっかくファーギーとハグする唯一の機会を棒に振るなんて、悔しすぎる。そんな不義理な男じゃないはずだろ。まるでギャリーのテスティモニアルにベックスが居ないようなもので、ここに相棒が居ないとは片方が欠けた夫婦茶碗じゃないか。

けれど前日、久々に更新されたルートのtwitter。そこに書かれた短い言葉。
100.000 times thanks for all the support and kindness!! Take care. Ruud.

これは、きっとエドさんへ向けたメッセージに違いない。そう信じる。

思い切り意訳すると、「これまで数え切れないくらい、お前には世話になった。助けてもらったし、思いやってもらったし、何もかも目一杯感謝してるよ。達者でな」─そんな心の込もった、愛のメッセージ。ワタシにはそう読み取れた。

誰に宛てたかなんて野暮な話。そりゃあ、エドさんにお世話になった数は極端じゃなくても100.000回を下らないさ。勿論じゃないか。アムスに行けなくても解ってる。バカだな、直接伝えろよ。今更照れるんじゃないよ。ああ嬉しくて泣けてくるじゃないかよ…。

やがてはコーチ業へ進む予定のエドさんだけど、いつか何らかの形で相棒と、いやジョーくんも含め一緒に居る所をまた見せてほしいと切に願うんであります。

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by tototitta | 2011-08-09 21:53 | Manchester United | ▲ TOP
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