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イラストレーターMinacoとなるほ堂が、サッカーのこととか、映画のこととか、日々日常に関して、その情熱の総てを地球にぶちこんで叩き付け、戦い挑み、愛を説く日々の記録。
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そういうものに わたしはなりたい

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昔喫茶店で働いていた頃、毎朝訪れる爺さん2人がいた。
コーヒーを飲みながら、相撲談義。同じく相撲好きであった私はカウンターのこっち側で聞き耳を立てていた。
ある日我慢出来ずに「いやあ、今場所琴錦はいいですねえ」と話に加わろうとしてみたが、爺さん達はそれ程食いついてくる風でもなくさらりと流して 「昔、双葉山をこの目で見た」という話をまた2人でし始めた。
それを言われちゃあ、もう「ははあ〜参りました」とひれ伏すしかない。
この気持ち、好角家なら解るであろう。

ユナイテッドにもボビー・チャールトンのプレイを、ダンカン・エドワースの在りし日の姿を観たことのある、プライドの高いファンがいるだろう。そんなかくも羨ましい爺さん達が、シーズン・チケットで今宵もオールド・トラッフォードに通っているかもしれない。出来ることならお会いしたい。そして、「なあに、こんな事ぐらい屁でもないさ。ファーギーを信じろ」と言って欲しい。
私はまだまだ未熟者です、すいません。

昨季のCL、アンフィールドでTVに映っていたリバプール・サポ。
英国映画『フル・モンティ』とか『コミットメンツ』に出てくるような、ロバート・カーライルとスティーヴ・ブシェミを合わせような、つまり貧乏臭い・・言っちゃ悪いが見るからにダメ人間の親父。家族にも世間にも居場所のない、誇りもない、だけどこのチケットになけなしのお金をはたいて愛するチームの為に祈りを捧げるその姿(あくまで想像)には、ぐっと来るものがあった。おお、これぞ正しく労働者階級のフットボール・ファン(映画の観すぎ?)。アンタは輝いてたよ。
リバプールの快挙に彼は人生唯一の自尊心を抱いて生きてゆけるだろう。心からの祝福を。

負け試合でも最後まで野太い声援を送り続けるブンデス・リーガのサポ。
殆ど望みのない展開でも、後ろに戻すような味方の消極的プレイには迫力のブーイングをすることもある。彼らの団結力は凄い。W杯では彼らのような応援がドイツ代表の後押しをすると思うと、かなり侮れないものがある。

別にファンはこうあるべき、などと言うつもりはない。
ただ自分も後何十年(?)かして、その時のユナイテッドが苦境にあったとしたら若いファンにこう言ってやりたいものだと憧れるだけだ。

「なあに、心配するな。'05年にCLグループ・リーグで敗退して大騒ぎされた時も、ちゃあんと乗り越えてきたじゃないか」

アーセナルニモ負ケズ
チェルスキーニモ負ケズ
批判ニモタブロイドノ憶測ニモ負ケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
欲ハナク
決シテ怒ラズ
イツモシズカニワラッテイル
(中略)
東ニ 怪我ノ選手アレバ
行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ選手アレバ
行ッテ重圧ノ束ヲ負ヒ
南ニ死ニソウナブーイングアレバ
行ッテコワガラナクテモイイトイヒ
北ニケンクヮヤソショウガアレバ
ツマラナイカラヤメロトイヒ
カテナイシーズンハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフファンニ
ワタシハ
ナリタイ

(記&絵/minaco.)
by tototitta | 2005-12-14 20:35 | Manchester United | ▲ TOP
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