『お願いだから欲しいものを手に入れさせて』と、マンチェスターのバンドでユナイテッド・サポでもあるザ・スミスは歌った。
しかし、この世はままならない事ばかり。リバプール出身のビートルズは世界中を席巻し、誰もがその曲を知っている。でも惨めな時に現在も思い出すのはあのバリトン・ヴォイス。
本当に惜しいチャンスは何度かあった。はず。でもエドさんの手に触れたボールはネットに入り、我々のそれはゴールに届かなかった。クラウチ初号機(by つきさん)は額の血を止めてピッチに戻ったが、蒼白した顔のスミシーは運び出されたままもう戻らない。ああ、スミシー。フットボールは何て残酷なんだ。
今季チェルシーがどうだろうと、そんな事はどうでもいい。このチームでひとつでもカップを掲げたいんだ。
やらなきゃならない事はまだ残ってる。リザーブ・リーグのタイトル(及びロッシの得点王)、FAユース・カップ、そしてカーリング・カップ。強引に考えればトレブルも可能だ。
目覚めよ、ルー坊。お願いだから欲しいものを手に入れさせて。
(記&絵/minaco.)