(記/なるほ堂)
昨日のナビスコ杯は、満男抜きで堂々とマリノス撃破。
とりあえず、某所呼ぶ所の『ヤング・アントラーズ(一人抜けただけで「ヤング」って...)』に心配は無用の様子だ。
相変わらず松田は子供。この業界で「ズルい」は褒め言葉である事を理解出来ないみたい。
・・・残念。
一方イタリアへ渡った満男、こちらの方には心配の種が尽きない。
降って湧いたビザの問題以上に、
「ああ、ちゃんと暮らしていけるのかしら?」
と、
まるでマンマな気持ちになってしまう(涙)。
一応は、
三五@東京様より「(満男は)サバイバル好き体質」とのお言葉を得て、「そうそう!」と多少は気持ちも和らいだ(感謝!)。
だが、下記の記事を読むにつれ、また不安(...妄想?)は膨らむ。
“出発日が決まったのは前日27日。慌てて用意した荷物はスパイクなど最低限で、インスタントみそ汁など日本食はなし。生活環境が安定するまで家族を呼ばないが、パスタやピザなどの食材で過ごす。「荷物はなきゃ、むこうで仕入れればいいでしょ。(食事は)現地のものを楽しみたい」とサラリ。”
( [ 08月29日 08時05分 ] サンケイスポーツ)
スパイク一丁ってのは男らしいが、パスタやピザ・・・いけません。
盛岡人のエネルギー補給には、じゃじゃ麺が必須でしょう!
だが、、、
そこで僕は驚愕の事実を思い出した。
「しまった! イタリアにはじゃじゃ麺が無い!!」(←当たり前だ)
『白龍(パイロン)』の贈答パックも流石に海外には贈れないだろうし、個人で持ち出すにも、成分に肉が入っている肉味噌のイタリア持ち込みは不能だ。
これはよろしくない。
もしや、これまで満男が海外移籍を躊躇してきた原因もそこに在るのかも。。。
(追記/「持ち込みは不能」と断定してしまいましたが、ちょっと早合点かもしれません。。。どうも肉類持ち込みの規定は国によって違いがあるらしく、イタリアでは、、、未だ未確認です。御存知の方、ご指南いただければ幸いです)
しかも、この問題は満男個人の体調云々に留まらない。
異国のチームメイトに自身の人間性を理解させる為にも、じゃじゃ麺は最適なアイテム。
「オ〜ウ、ミツオハコレガ主食ナ〜ノネ! ボーノ!」
と、言葉以上に一気に理解が進むことうけあいだ。
イタリア人の「グラッチェ!グラッチェ!」は必至。満男の株も上がるだろう。
勿論チームの能力も。
確かにかの地には「小麦麺に挽肉、そしてニンニク」という類似品(失礼)『ボロネーゼ』はある。それに味噌を加えれば、じゃじゃ麺と言い張れない事も無い。だが、幾ら何でもそれでは腹痛が心配だ。
ああ、このままでは折角のセリエA挑戦も失敗に終わってしまうよ。。。
来年の今頃、傷心のまま帰国する満男──
記者「不調の原因はホームシックですか?」
満男「(俯きながら)
じゃじゃ麺が食べれなかったから。。。」
・・・言い兼ねない。
こうなれば最早、同郷盛岡人として手をこまねいている場合では無い!
壁を見やれば、Harryさまより頂いた常陽銀行「マグネットシート」(感謝!)の満男。
「すぐお電話ください。。。」
って、
まるで僕の助けを呼んでいるようではありませんか! ノイローゼ!
(な、何か僕に出来る事をしなくっちゃ。。。ブツブツ)
部屋をうろつくこと数分・・・答えは見つからない。
だがその時、ふとジーコ神のエピソードを思い出した。
以前、来盛したジーコがイベントで延々とビーチサッカーの有効性を解いた時、
「盛岡にビーチは無いのですが。。」
という神をも怖れぬ質問に、神は、
「砂さえ持ってくればいいのだ」(半ギレ)
と答えた。
──ああ、トルコに去りし今も迷える者の味方よ。
僕は難しく考え過ぎていたんだね!
最低限の可能な品だけ持っていければ良いじゃないか。いや、今時なら味噌ぐらいイタリアにだってあるかも。
そう、つまりは、、、
「イタリアで入手可能な食材で、じゃじゃ麺を作ればいいのだ!」
僕は遥かなイタリアを目指して吠えた。
「見える! 見えるよ!
あの美しい海岸でじゃじゃ麺を食べるシチリアーノたちの姿が!」
──希望が、見えた。
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【次回予告】
『イタリアでじゃじゃ麺を食べる為に(激闘編)』
キッチンに立ちこめるニンニクの匂い! 包丁人・なるほ堂の額に光る汗!
迫り来る異文化食材との格闘を横目に、舌なめずりのminaco。
そして、味噌とパスタの融合に、信じられない事態が!
乞うご期待!(って、引っ張るほどのネタか!?)