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イラストレーターMinacoとなるほ堂が、サッカーのこととか、映画のこととか、日々日常に関して、その情熱の総てを地球にぶちこんで叩き付け、戦い挑み、愛を説く日々の記録。
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マッチポイント
(記&絵/minaco.)
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先日のキリアン・マーフィーくんに続いて、同じくアイリッシュのジョナサン・リース・マイヤーズくん(お気に入り)の新作は、何とウディ・アレン作品。
英国ロンドンが舞台というのは勿論、W.アレンには新機軸ではあるのだけど、お話はすこぶるクラシックなんである。

野心に燃える元テニスプレイヤー(ジョナサン)がお嬢様と結婚して、着々と上流階級へと成り上がろうとするものの、アメリカ人のビッチについよろめいて、やがて身の破滅・・・なんてストーリーは、私なら英国クラシック映画の『年上の女』('58)を思い出してしまう。あの映画は上流階級を目指す貧しい若い男に捨てられる年上の女、シモーヌ・シニョレの名演が哀しすぎる名作だった。

でもこの映画はジョナサンが主人公で、彼のファムファタールは若くてピチピチのスカーレット・ヨハンソン。彼女は悲劇で終わるものの、哀しくはない。どちらかというと、この場合は『太陽がいっぱい』を思わせる(モーリス・ロネとアラン・ドロンのような関係はないけれど)。
ジョナサンはアラン・ドロン同様、そもそもの業を背負ったかのような暗いファニー・フェイスだし、結末もニーノ・ロータがオペラになった感じ。その辺の符号と違いを考えると、W.アレンはクラシックな名画を踏襲し、様式美的な映画にしたかったのかな、とも思う。

ここでユダヤ系アメリカ人ウディ・アレンが用いる英国イメージは、かなりベタだ。英国といえばテニス、それに興じる上流階級の世間知らずなお坊ちゃま、お嬢様。格式と対面を重んじる上品な両親、オペラ、アップタウンのブランド店とギャラリー。白人以外も労働者階級もフットボールも出てこない。それもまた意図的なのだろう。まるでヒッチコックの時代のように。

スカーレットちゃんは何もしなくても充分エロいんだが、期待した男子にはちょっと残念だったかも。しかし、若いってアレだねえ。およそ自分なんかとは対極の座標軸に位置してる彼女を見ると、こんな女の子に生まれてたらきっと違った人生があったろうに、などと(遠い目・・・)。

そう、この映画がクラシック映画の名作と決定的に違うのは、同じビッチの凄みを持ちながら哀れみを誘うシモーヌ・シニョレと、それでも無邪気なスカーレットちゃんの存在なのかもしれない。業の重さが違うのだ。

あ、蛇足ですが、私的にはユナイテッド・サポで有名なジェームズ・ネズビットが刑事役でイイ味出したのがちょっと嬉しかった。
by tototitta | 2006-11-15 21:23 | 映画 | ▲ TOP
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