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イラストレーターMinacoとなるほ堂が、サッカーのこととか、映画のこととか、日々日常に関して、その情熱の総てを地球にぶちこんで叩き付け、戦い挑み、愛を説く日々の記録。
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何となくフィンランド~『かもめ食堂』
(記&絵/minaco.)
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私のフィンランドについてのイメージは、以下の成分で出来ている。

アキ・カウリスマキ
北欧インテリア&デザイン(ITTALAなど)
ガチ
変人
薄暗い森林
ムーミン
ヤリ・リトマネン、ニッカネン、アホネン(他スキージャンプ選手)、ハッキネン、ライコネン・・・とにかく何やネン
サウナ
ミカ・カウリスマキ
エア・ギター世界選手権

ざっとこんな感じだ。とりわけカウリスマキ映画のせいで、偏屈で無口でアル中で、女性はマッチ工場の少女で、質素を通り越して辛気臭いというか達観してるというか、そんな国、という偏った認識を植え付けられてしまってる。北欧インテリアは素敵だけど、カウリスマキの映画にそんなもの出てこない。
でも、決してカウリスマキ映画が正しいフィンランドではないはずだ。世界にあんな映画のイメージ(=酒飲んでないと自殺しかねない)で見られたら、フィンランド人も困るだろうに。それとも、それも許容してしまうのがフィンランド人なのか?

世界ガチ分布図においては、北に行くほどガチ度が高いと思われる。プロテスタント・ガチとカトリック・ガチについては、長くなるのでまた別の機会にするとして、やはり開放的でユルい南の楽園より、寒風吹きすさぶ貧しい北の大地の方が、よりガチの孤高が映えるだろう。
フィンランドは多分ガチ。ムーミンもガチ。カウリスマキ映画もガチ、それにマッチョ。


『かもめ食堂』(荻上直子監督/'06)を観た。
フィンランドが舞台じゃなかったら、観なかったかもしれない。
店内は、配色や家具がいかにも北欧インテリアっぽい。人けの無さがフィンランドっぽい。ファッションも北欧デザインっぽい。
日本ヲタクの男子もいそう。森でキノコ採りしそう。静けさ、余白の多さ、唐突さ、小さな笑い、そもそもがカウリスマキっぽい。『過去のない男』のマルック・ペルトラも出演してるし。
日本女性が日本のおにぎりを出す食堂を開いても、それで客が入ってしまいそう。
これを観て、自分もフィンランドに住んでみたくなりそう。
小津映画を引き合いに出されるように、フィンランドは日本と近いものがあるんです、ミカとかアキとか名前も似てるし!と言われたら納得してしまいそう。

でも、これは決してフィンランドそのものではない、はず。ガチでもない。カウリスマキ映画でもない。
なのに、それっぽい記号で溢れてる。

何となく、なはずのイメージがここまで説得力を持ってしまう事実。騙されてる気がする。いいのか、フィンランド人。
多分、いいんだろうなあ。オーストラリアと混同しないで下さい、オーストリーと呼んで下さい!と強く主張するオーストリア人とは違うんだろうなあ。ガチは他人にどう見られようと気にしないからなあ。
そんな最果ての地、アイスランドと並んで興味をそそられるヘンな国、フィンランドなんである。
by tototitta | 2007-07-28 22:28 | 映画 | ▲ TOP
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