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イラストレーターMinacoとなるほ堂が、サッカーのこととか、映画のこととか、日々日常に関して、その情熱の総てを地球にぶちこんで叩き付け、戦い挑み、愛を説く日々の記録。
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『アクロス・ザ・ユニバース』はやっぱりツボ
(記&画/minaco.)

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ジュリー・テイモア監督の映画は全部観てる。
シェイクスピアの中で最もバイオレンスな「タイタス・アンドロニカス」を大胆に映画化した『タイタス』('99)を最初に観て、その残虐で絶妙な舞台美術とゴルチェの衣装がツボにはまった。
サルマ・ハエックがそっくりだった『フリーダ』('02)も、ウルトラゴシックなメヒコ美術や、シュールな絵そのまんまの映像が好みだった。

新作『アクロス・ザ・ユニバース』('07)は、なんと全編ビートルズの曲を使ったミュージカルだ。おお、ミュージカル!


舞台は1960年代後半。ビートルズ誕生の地リバプールからアメリカへ渡った主人公(リバプール・ファンで、その名もジュード)が体験する、恋と友情のLet it beな青春ストーリーである。
ニューヨークのアパートメントで同居するのは、ジャニス・ジョップリン&ジミ・ヘンドリックス風のミュージシャン・カップルに、謎めいたアジア人の女の子。恋人は革命にかぶれ、親友はベトナムに招集される。

登場人物がそれぞれこの時代を体現するキャラクターとなっていて、エピソードはいかにも当時にありがちな展開なのがニヤニヤのツボだった。

勿論ミュージカルなので、誰もが物語とシンクロするビートルズの曲を歌い出し、踊り出す。更にテイモア監督お得意のシュールな映像が度々オーバーラップして、サイケデリックに想像力を広げる。
でもってビートルズといったら、やっぱり最後はあそこアレか!そりゃそうだよね!

そんな感じで、この映画は’60年代のロマンティックなコラージュなのだった。やっぱりツボ!



大昔、高校時代の恥ずかしい思い出だが、演劇部でシェイクスピアの「真夏の夜の夢」を(行きがかり上)演出した事がある。
ワタシは大胆にも独自に脚色して、舞台を'50年代のアメリカに置き換え、挿入曲にエルビスを使い、結末も「愛こそはすべて」という風に大きく改変して上演した(ちなみに、再演時は'60年代に変更)。

シェイクスピアに何故エルビス?って、シェイクスピアと小田島雄志氏(訳者)に怒られそうだけど、まあ単に、当時から抱くミッドセンチュリーへの個人的憧憬をムリヤリ投入しちゃったワケである。

ジュリー・テイモア監督と自分を重ねるつもりなどないけど、観ながらそんな事を思い出してしまった。

公民権運動、ベトナム戦争、ウッドストック、五月革命…世界は激動の転換期。リアルタイムで体験した訳じゃないのに、ワタシにも強烈に刷り込まれている。映画やデザインなどビジュアルだったり、音楽だったり、'60年代までのポップカルチャーに多くを影響されたんである。
その後、カオスに疲れた'70年代は軟弱な風潮に走り、ロックンロールは死んでしまったのであまり好きじゃない。

ところで、ミュージカルの醍醐味のひとつは群舞だと思うんだけど、その辺のアイディアにもいくつか驚かされた。とりわけ、チアガール姿のアジア人の女の子が、アメフト選手の群れの中で歌う「I want to hold your hand」には鳥肌立った。まるで戦場のど真ん中を突き進む戦士のように神々しかったよ。
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by tototitta | 2008-11-13 23:03 | 映画 | ▲ TOP
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