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イラストレーターMinacoとなるほ堂が、サッカーのこととか、映画のこととか、日々日常に関して、その情熱の総てを地球にぶちこんで叩き付け、戦い挑み、愛を説く日々の記録。
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浦和戦──左SB、本山雅志。
(記/なるほ堂)

ご無沙汰デス。別にこの数週の試合をスルーしていた訳でもなく、暫く体調が悪かったもので久々のカキコになります。どうかまた平穏な日々が続く事を祈りつつ……。

まずは語らねば、鹿島対浦和
既に各所にて皆様の喜びの声を拝読し、熱い思いを等しくしておりますが、今更乍ら僕からも。

▼アジア王者・浦和のサッカーが「ワシントン一辺倒」ってのに驚いた。浦和ファンより最近とみにオジェック采配への疑問は聞いていたが……これは酷い。勿論、これが本来の浦和じゃないんだろうけど、選手のスキル含めて鹿のサッカーレベルからは二枚くらい落ちていた。
(´∀`)<「だから、二人いなくても平気に思ったヨ!」

▼変な話、浦和のサッカーに去年末のレアル・マドリーを思った。ルート一辺倒、ワシントン一辺倒。でも、ワシントンはルートではない。大岩さん、終止翻弄してたね!

▼優勝後に首切られたカペッロには同情するけど、大一番でこんなフリーズした采配しか出来ないんじゃ、オジェックへの浦和サポの懐疑心も頷けちゃう。一番怖い小野をどうしてもう少し早く投入しなかったんだろう? 外国人選手、クラブチームをコントロールできない監督……もっとマグマな「日の丸」を担えるレベルじゃないなぁ。それ以前に、岩手の宝・林を預けたくない(涙)。

▼この試合の一番のハイライトは「左SB、本山雅志」。凄い監督と凄い選手がいてこそ出来る、正に背水の陣。痺れたネ! 机上のサッカーと違う、本当の「闘いの采配」。世界中のサッカーがテレビ桟敷でごろ寝しながら見られる幸せな時代だけど、これほどの采配って近年見た事が無い気がする(というか、泣けてくる様なカオス采配ばかり見ている気も……反町)。

▼器用貧乏で終わっちまう様な、いわゆる複数ポジションが予め「出来る選手」よりも、何が起こるか判らない闘いの場に於いて必要なのは、「やるしかない!」と言われた時に躊躇なく「やる選手」なんだよなぁ、と改めて。

▼この神采配の凄さに触れず、ただ「9人だけど頑張った」みたいな言葉でしか語れないサッカー番組にはガッカリしちゃったなあ。矮小化と言うか……頑張るって、当たり前じゃん。「所詮浦和さんはアジアレベル、こっちは地球一の監督ですよ!」とテレビの前で鼻の穴を拡げてたら、肩すかし。殊勲は野沢? いやいや、あれは天才が自分の仕事をパーフェクトにしただけ。最大の殊勲者は我らが10番、本山です! 惚れ直した!

▼今改めて「優れた監督とは?」が注視されている現状からも、こういう采配はしっかりフォローして欲しかった。細部に渡る指揮能力(=所謂、現場力)の検証よりも、単に各々が標榜するスタイル(=所謂、理想論)だけで「監督力」が評価されてしまいがちな今だからこそ。

▼外国人と日本人を分け隔てなく使い、しかも選手個々の特徴を理解しながら一つのチームとして織りなせる監督って、オズワルド以外に居ないと思うね。勿論、それくらい鹿の日本人のレベルが高いのもあるのだろうけど。ま、あまり書くと某技術委員会に感づかれてしまうので、鹿の為にこの辺で止めとこう(笑)。

▼確かに、心に残る試合だった。でも欲深い僕は敢えて言うぞ。
「かつての、対磐田の様なカタルシスは無かった」
と。所謂、「サッカーを見た!」という感じの。

▼時代遅れと言われようとポゼッションサッカーを実践し続け、サッカーに勝利以上の何か(「美しさ」という言葉は便利すぎて、かつ安っぽいから、敢えて「何か」としておく)を求める鹿ファンが唯一認め、正直言うと「嫉妬」したのは……名波藤田を擁した時代の磐田だけだったと思う。浦和は敵ではあっても、認めあえる様なライバルでは無いなぁ。

▼この試合のジャッジについては、個別には何も言わないでおく。僕は、あまり強権的ではないイングランドの「仲裁者的なジャッジ」が好きなのだが(先日のユナイテッド対ボルトン戦はジャッジを放棄して「傍観者」になってたけど)、でもあれは選手間の根底に信頼感があるからこそ出来る事。ダイブ云々もある、所謂「汚れた世界」で勝つ為には、あのジャッジに馴れてしまうのは危険にも思うのよ、イングランド代表。来年はアジアの舞台に立つ鹿島、そこにはもっと酷い状況、もっとあからさまな贔屓、試合どころか自分すらコントロールできない審判が居るのだから、「それでも勝つ」という気構えで行きましょう。今回の様に。

▼と言う事で、この試合について思った事は以上。付け加えておくと、試合終了の笛が鳴った瞬間に思った事──オシム、早く目覚ましてこの試合をビデオで見ろ。



▼付記。ワンマン会長が安倍前首相みたいな事になって、丸投げされた技術委員会が困ってるのは判るけど、なんで「岡田氏に打診」の段階でプレスリリースしちゃうんだろう? これじゃ「オシム……言っちゃった」と、変わりないじゃないの? 

▼付記2。鹿島の来季ユニフォーム……鹿サポの中では賛否両論の様だけど、僕はもう見た瞬間に目が♡! ああ、我が愛しのフラメンゴじゃないの! 鹿選手を尊び、またジーコ、ロマーリオを神と崇める僕にとって、これは神仏習合的な喜び(←意味不明)。「日本サッカーのつまらない欧化の流れに逆らい、古き良きフチボールの伝統をこれからも鹿が継承していく」という宣言と読み取ったね。勝手にw

で、早速買いに走りたい所だが、問題は背番号。
……来季は「40」じゃないよね、満男。

▼付記3。で、最終節の展望。
人事を尽くして天命を待つ……今の心境は正に↓
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ジーコスタジアムにて応援の皆様、どうか熱い声援を僕の分まで。
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by tototitta | 2007-11-28 19:16 | 鹿島アントラーズ | ▲ TOP
情けない週末
(記&画/minaco.)

今週はレアルもユナイテッドも残念な週末でした(それでもラッキーな事にレアルはまだ首位)。
レフリーの適当な判定基準、ハードに潰しに来る敵、新入りや若手の軽いプレイ、そして下位チームへの取りこぼし(下位チームほど手強いもんだ)。ナゼか両チームには共通点が見られた気がする。

レアルが開幕からおおむね快調、好調と評されるのについて、ワタシは懐疑的だった。そりゃあヴィジャレアル戦やバレンシア戦を観れば、レアルらしい華が戻ったように思えるし、失点を気にせずそれ以上取り返せばいいじゃん、と楽観的に考えるのもまたレアルらしいかと思う。しかし根がネガティブ思考なワタシには、コレが強いチームとはとても思えないんであった。

というか、レアルにとって良し悪しの基準が解らない。求めるスタイル、何を拠り所にするのかがイマイチ見えないから。
シュスターは相手や選手の調子に合わせていくつかのやり方を試してるみたいである。レアルはコレだ!とひとつに固執しないのは、良く言えば柔軟だけど、悪く言えば「成り行き任せ」に思える。プロビンチャならともかく、ビッグクラブならそう簡単に揺るがないビジョンを示して欲しい。偉そうに。
勿論、それはワタシがユナイテッド・ファンだからで、しょっちゅう方向性が変わるレアルに不慣れなせいなんだけど。

ピッチにリーダー(ボスまたはキングでも)がいなくて、若い選手が経験不足で、何を旗頭に進めばいいのか解らなくて、故にチームが軽い。
ムルシア戦も、アウェイで立ち上がりからしばらくは連動したプレスでペースを握ってた。ホビーニョのゴールで先制もした。なのに、終わってみれば全部水の泡のように儚くもろい。結局何がやりたかったのか、掴み所がなかった。ああ釈然としない。

グティの退場には今更何とも思わない。むしろ、あの判定に怒るのは理解できる。
それに、最後にグティが主役となって話題をさらったおかげで、チーム全員の出来の悪さを突付かれずに済んだと思えば、アレもまたグッジョブだったりして。

但し、ユナイテッドと比較するのは無意味とはいえ、例えばボルトンのデイビスに執拗に削られたエヴラが最後まで毅然としてたのを観ると、やはりしょっぱさは否めませんなあ。塩キング・ロンほど笑えないし(←余計なお世話)。

しかし、このグティがレアルの象徴だと思うし、味方をアゴで使うよなパスを平気で出す彼がボスになるのもいいかも。とにかく、誰かの求心力が欲しい。ついでに頭脳とパッションも。


──って、何でワタシがレアルの心配しなきゃならんのだ。

まさかボルトン(ネタクラブ)に敗れるとは思わなかったユナイテッドですが、確かにこのメンツでは…。ユーロ敗退のショックもあるかしら?と思ったけど、ピッチにイングランド代表はリオとハーグリーヴスしかいなかった。とほほ。ファーギーはいつの間にか退場してるし(エッ?)、コチラも多少レフリーに左右された所もあるかと。

ユナイテッドの場合、言えるのはとにかくルーたんが怪我をしないこと。それに尽きる。個人的にもルーたんがいないとアングルが成り立たないのよ…。

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あ、最後にルートについてこれだけは触れておく。オランダ人は何故オランダに帰ると髪を切ってくるのだろう(ヤメテ)。
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by tototitta | 2007-11-27 21:36 | Ruud van Nistelrooy | ▲ TOP
感謝祭の映画 ~ 『エイプリルの七面鳥』
(記/minaco.)

イングランドがユーロ予選敗退したショックではありませんが、世間が勤労感謝の日で3連休だなんて、てんで頭になかったワタシです。お恥ずかしい。オランダのシンタクラースさんの行事は覚えてたのに。

覚えてないといえば、近頃は観た映画の内容を忘れてる事に愕然としたりもする。「あの映画、面白かったよー」と言いつつ、「ハテ?何が面白かったんだっけ?」とか、「ラストはどうなるんだっけ?」とか、挙句「犯人は誰だっけ?」「タイタニックは沈むんだっけ?」(←いや、それはない)などと、すぐ思い出せなかったりする。やばい、老化現象でしょうか…。


ところで、この時期といえばアメリカでは感謝祭。感謝祭で思い出した映画は『エイプリルの七面鳥』('03)です。
今やトム・クルーズ夫人として有名なケイティ・ホームズ主演の、低予算乍らなかなか味わい深い良作。これはよく覚えてる。

感謝祭の日、エイプリル(=ケイティ)は長いこと疎遠になった家族を自分のアパートに呼び寄せ、お手製の七面鳥を振舞うべく一念発起。しかし、次から次へとトラブル続出。呼ばれた方の家族も道中に不安を抱えてる。果たして災難を乗り越え、無事七面鳥は焼けるのか──。

何しろアメリカ人にとって感謝祭と七面鳥は、物語やジョークなどあらゆるネタにも登場するマストアイテム。日本人にはちょっと縁遠い行事ですが、この映画には我々も身につまされる。例えば七面鳥料理を「おせち」に置き換えてみると、かなり実感が増すんじゃないでしょうか。

一番大事な年中行事に欠かせない定番料理といえども、誰もが気軽に作れる訳ではない。若い女の子なら尚更。
でも、それを出来ないなりにもチェレンジするという意気込みに、このエイプリルの切迫感が伝わります。
よく映画なんかでは七面鳥を切り分けるのが家長の務めであり、その行為には特別な「存在誇示」の意味がある。エイプリルが家族に汚名返上するには、一番有効な手段というのも頷ける。
つまり、派手な身なりで浮ついた若い娘が「おせち手作り」となれば、どんな人にも「すげーじゃん!」と一目置かれる。そして逆に言えば、そこまでハードル高くないと認めてもらえないエイプリルの切なさがある。

彼女の思いを知ってか知らずか、家族達にも事情がある。徹底的に要領良すぎてイタイ妹(演じる女優が物凄く上手い)も、辛らつなママも、エイプリルに同情するほどキツイ。こりゃ疎遠になりたくなるわ。出てる役者が皆良くて(パパがオリバー・プラット!)、七面鳥と格闘するエイプリルと同時進行で進む道中のやり取りがまたスリリング。

それにしても、この映画のゴス・メイクしたタヌキ顔ケイティは素晴らしかった。
特にラストシーン、エイプリルの顔。何とも説明できない表情で、言葉では言えないからこその顔だった。
こんな女優さんがトム・クルーズ夫人で終わってしまうのは惜しいワ~とさえ思わせる、ケイティ一世一代(?)の名演技でした。

しかしねえ、アメリカ映画のキッチンのシーンでよく、食い残しや失敗した料理を足元のゴミ箱にポイって丸ごと捨てたり、空き缶とか、酷い時は皿ごと投げ捨てたりするのを観るんだけど、分別とか全くしないんですかねえ。エイプリルが玉葱を切る時の手つきと共に、つい気になってしまいました。

以前描いたこの映画のスケッチはこちらにあります。よろしければどうぞ。
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by tototitta | 2007-11-25 21:19 | 映画 | ▲ TOP
『プラネット・テラー 』には泣いた(マジで)
(記&絵/minaco.)
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先日、ロバート・ロドリゲス監督の『シャーク・ボーイ&マグマ・ガール』('05)をビデオで観ながら、なるほ堂がうるうると泣いていた。
こんな少年少女向け3‐D映画(ビデオなので飛び出さないけど)で泣くか?!と、お思いの皆さん。
泣きはしませんでしたが、(既に2回観た)ワタシにも充分心に響くものがありました。「夢を見るのは自分だけの為じゃない」とか「誰にでも存在価値がある」とか、「家族を大切に」とか、子供達への大事なメッセージが伝わってくるのです。それも上から目線ではなく、本当に10歳以下のくそガキと同化してるのがスバラシイ(ガキには下ネタが一番でショ)。
ワタシがもし親なら、絶対子供にはディズニーなんかじゃなくてロドリゲス映画を観せるもんね!と固く誓うのでありました。


そして、ようやくコチラでも公開された『プラネット・テラー in グラインドハウス』
お友達だし、似た者同士として一括りに扱われるロドリゲスとタランティーノですが、両者は全く違います。
個人的にタランティーノ映画は唸るけど、ロドリゲス映画は、泣く。
今回の映画は『グラインドハウス』、つまり場末の劇場で上映されるエロ&グロ&ナンセンスな低俗映画を現代に再現したもの。タランティーノの『デス・プルーフ』はそれでも「おサレ」感が漂うけれど、ロドリゲスのはジョン・カーペンターさながら、ゾンビに血みどろの地獄絵巻である。女の子が1人で観に行くもんじゃない。いや、1人で観に行きましたけどワタシは(しかも初日)。

笑いのツボを押されながら、そのゾンビ・バトルを愉しんだワタシですが、結局のところ、最後の方は胸が詰まって泣けてきました。
真面目な話、何てイイ話なんだろうと心打たれてしまったのですよ。

ゾンビに片脚奪われたチェリー・ダーリン(ローズ・マッゴーワン)に、そこにあった机の脚をブチ折って渡すエル・レイ(フレディ・ロドリゲス)。この男、脚のない彼女に容赦なく「立て」と言うんですよ。でもって「オマエは強いままでいろ」とか、いちいち言う事が全部カッコ良すぎる。
このカップルの”Two against the world”※な闘いは、何てロマンティックなんだろう。何てイカす男だろうエル・レイ!
('36年作ボギー主演の同名映画がありました)

片脚にマシンガンを装着したチェリー。ゾンビ共を一掃して、わざわざサングラスを掛けて決めポーズするか!2丁拳銃を親指に掛けクルクル回すエル・レイ。アンタそれ回しすぎ!
──などと突っ込みながら笑ったけど、エル・レイがポケット・バイクに跨り疾走するのはギャグじゃない。ポケバイだって愛のためなら誰より速く走れるのだ。だって伝説の…(ここでフィルム消失)。

それにしても名前からしてグラマラスでビッチなローズ・マッゴーワン。この人もスバラシイ「腐りかけ肉」である。映画では「エヴァ・ガードナーに似てる」なんて言われてたけど、ワタシには時々ベティ・デイビスに見えた。
その他錚々たるメンツがみんな面白すぎるし、相変わらずネタは細かいし、何よりロドリゲス映画には欠かせない「微妙に可愛くないガキ」がいるのが嬉しかった(最後のオマケシーンも見逃すなかれ)。

今にして思えば『シン・シティ』は素晴らしかったけど、ロドリゲス映画というより、やはり原作者フランク・ミラーの映画だった。ガキが出てこないし、ラテン色もいつもより薄い。
でもこの『プラネット・テラー』は、正しくロドリゲスにしか撮れない映画。
結局最後は「信頼」「家族愛」「メヒコ魂」「無駄な才能」の大切さという、いつものテーマが心に響く。そして、泣く。
ファミリー向け映画だろうが、ゾンビ映画だろうが、キモは一緒なんである。ほんとイイ事言うなあ。これが惚れずにいられようか。ついてゆきますとも!

ロドリゲス映画を観た後はいつも、勇気を胸に少しだけ強くなった気持ちになる。健さんの仁侠映画を観た後、肩で風切る昭和の男みたいに。
真面目な話、真っ当に人生において大事な事を伝える映画だと思う。こんな映画で涙するのは我が家だけかもしれないが。
やはり、親なら絶対ロドリゲス映画を子供に観せるべきだ。但し、さすがに今回は15歳以上に限る。


~付記~

ところで東京ではどうだったか知りませんが、コチラでも『MACHETE』 の予告編は付いてきた(ビバ!トレホ兄貴!)。
コレも本当に製作中との事ですが、合言葉は「メヒコ人をなめるなよ」ですよ。ああ絶対燃える!
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by tototitta | 2007-11-20 20:12 | 映画 | ▲ TOP
質実剛健『ボーン・アルティメイタム』
(記&絵/minaco.)
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何しろシリーズ2作目の『 ボーン・スプレマシー 』('04)から観ちゃったワタシです。
その後1作目 『ボーン・アイデンティティー 』 ('02)を観て、そうかそうゆうワケかぁーと納得し、今回は劇場でちゃんと観ました。 1作目はまあご挨拶みたいな、ほんのサワリに過ぎなかったのね。なるほど。

で、やはりこのシリーズは面白い。1作目より2作目、2作目より3作目が面白い!という、シリーズものとしては珍しい映画である。
お話がまんま続いてるので、冒頭からいきなりハイテンションの”ボーンさん危機一髪”。今回も細かいカット・ワークと手持ちカメラが演出するスピード感と緊張感は健在だ。緩急の約8割が急という中に、アップ・ショットで緩のシーンを見せるのがまたニクイ。

何がイイって、アクションやサスペンス映画にありがちの「登場人物の中に必ずしょっぱい奴がいて足を引っ張る」ようなストレスが皆無な点だ。
この映画では、敵も味方も皆賢い。ボーンさんは基本的に単独行動だけど、敵の組織もチームワークに乱れなし。働き者でデキる奴ばかりなのだ。(『24』とか観てると、組織には人の話を聞かずに任務をややこしくするバカが必ずいるのが、本当にイライラするんである)
数あるサスペンス・アクション系映画の中でも、このシリーズに出てくる人間は敵味方ともかなり実務レヴェルが高い。まあ、やってる仕事が汚いとしてもハイレヴェルの攻防を堪能できる。

つまり、ワタシ的にはまるで“職人技能大会”でも観てるような気分なのだ。

ボーンさんの身体能力とか危機察知能力とか、あらゆる状況での応用力は、観てて唸ります。それもすべて現実的で実践的なので、つい「これは使える」とか思っちゃうほど(いつどこで?)。いや、よいこのみんなはトースター爆弾とかコンロにスプレー缶とか真似しちゃいけませんが。
いちいち手際がいいし、こっちが「志村うしろうしろ~!」とか言う前に敵を倒しちゃうし。彼は殺人マシンとはいえ、熟練職人の美しい技を見るような気持ち良さがある。
無駄な事はしない。ボーンさんは余計な事は喋らない。プロだねえ。

そして「徹底的に地味」な人選で浮ついたところがないのもイイ。質実剛健、用の美が売りなのだ。
そもそもボーンさんはマット・デイモン=小っさいバラックですよ。
前作のヒロイン、フランカ・ポテンテちゃんも可愛いけど地味。ジュリア・スタイルズやジョアン・アレンなど、女性陣にはボンドガールのような華もお色気もナシ。皆着てる服もずっと地味(そりゃ逃亡中のボーンさんが派手な格好などできないし)。
脇役もクリス・クーパーやブライアン・コックスのような、マイナー過ぎずメジャー過ぎず、このチョイスが絶妙の地味さ加減でツボを得てる。
今回いきなりパディ・コンシダイン(『イン・アメリカ』のお父さん)が出てきてエーッ(嬉)と驚いたが、あのドイツ若手俳優が出て来たのには更にビックリでした(個人的にここ1ヶ月、何故かよく名前を出してた人なんで余計にビビった)。デイモン食われてたな。そういや1作目にはクライブ・オーウェンが出てたしなあ。むしろ主演級の役者は端役扱いなのが豪華である。

アクションも決して派手とはいえない。弾薬爆薬大盤振る舞いの昨今、弾数は必要最低限、ヘリや戦闘機や大爆発も無し。乗り物は公共交通とバイク、車はミニやタクシー。
クラッシュシーンは凄かったけど、地味に階段落ち(シリーズ定番 !)とか、メインは室内の肉弾戦ですから。
だけどロケーションは豪華。1作で欧州各地を一回りできるなんて、とってもお得なんであります。


さてさて、すっかりハマってしまったこのシリーズですが、タイトルが紛らわしいのです。1とか2とか付いてないし、ワタシみたいにうっかり途中から観てしまいかねない。
なので勝手に副題を考えてみました。

第1作 『 ボーン・アイデンティティー/死んだはずだよボーンさん
第2作 『 ボーン・スプレマシー/ボーンさん怒りのトースター爆弾
第3作 『 ボーン・アルティメイタム/帰って来たボーンさんの逆襲

これなら解りやすいに違いない。
せっかくだから起承転結で4作目まで観たいなあ。副題は『ボーンさんの旅立ち』とかで(←それはグッドウィル・ハンティング…)。
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by tototitta | 2007-11-17 21:02 | 映画 | ▲ TOP
馬を水辺に連れて行く事は出来るが
(記&絵/minaco.)
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<#12 / REAL × MALLORCA 4-3>

かぶる時は1日に3試合(ユナイテッド&レアル&鹿島)も観なきゃならない今日この頃。今週観た試合はどれもよく点が入る展開となりましたが、内容は全く別もの。

ルーたん離脱(´A`) のユナイテッドは、ロンの2点で好調ブラックバーンを無事退けた。
なあにキング・ルーたんがいないなら、その分ウチのネタ・キングが頑張りますわよ、という訳である(←それでいいのか)。
FKを外せば天を仰いで呪文を唱え(念力で入るものか)、真ん中でドリブル始めりゃわざわざピンチを作るのはいかがなものか──って話だけど、点を獲るばかりでなくシッカリ笑いも取れる選手、それがロン(←褒めてる)。同じ塩でもロッベンじゃ笑えない。今年のバロンドール授賞式で金の塩塊を授かること間違いなしである(嘘)。


そんなユナイテッドの2‐0以上に中身の濃い試合運びを観た後、リーガはベルナベウでレアル対マジョルカ。
──ユルユルである。いや、ヌルヌルである。
グティとラモたんというレアルの攻撃を担う2人を欠いたとはいえ、首位のチームがこの有様。ゴールラッシュでもエキサイティングとは限らない。

ホビーニョがポン、ポーンと前半であっさり2点挙げたのは褒めてあげるべきだが、どうも彼のゴールは軽く感じる。
立場の違い、メンタリティの違いのせいだけでなく、チームの意図する文脈(それが何とは言えないが)の外にある副産物的なゴールに思えてしまう。その後レアルが試合の主導権を握れないのも、そんな感触を深める一因か。


シーソーゲームはラウルが同点ゴールを決めて、マジョルカがイバガサ以外疲れを見せ始めた頃、やっとレアルに流れが傾いた。
まるで昨季カペッロのチームみたいに、前線の3人だけでも何とか点が獲れちゃうレアル。無理が利く選手が前にいると助かるもんだ。

ワタシはルート目線で試合を追ってるもんだから、この日のように良いパスが出ない展開でのセンターFWのしんどさを解っておくれヨ、と心境穏やかでない。
でも頼れるラウルがいるのが救いで、彼がいてくれるなら安心して下がってボールを受けられる。ハイボールに競り合い、敵を潰し潰され、ポストプレイに身体を張り、少しでも味方に前に上がってもらおうと何とか繋ごうとする。時にはボランチの位置まで下がって守備をして、チャンスとなればゴール前へとポジションを取る。
そんな地道な作業を続けていくのもルートの仕事だ。これまでもずっとそうだった。この馬はサラブレットと農耕馬、どちらにでもなれる。

出来ない事や苦手な事を一切しない選手は多いし、特権的に汚れ仕事を免除される選手もいる。けれど、“負けブックを飲まない”(=不利な状況では闘わない)選手は大成しないとワタシは思う。
ルートが多少不恰好に見えても、潰される時があっても、それだけ細かな局面でも勝負をしてるという事なのだ。もっと要領良い選手が他にいたとしても、今のレアルでルートがいなかったら誰が真ん中で闘うのか。
しかも、これだけ仕事した後に点も獲るんでございますわよ。

おかげ様で72分、やっとガゴから良いパスを受けたラウルが、勝ち越しゴールという一番美味しいお膳立てをしてくれた。それを受け取ったルートは、ゴールへ突進。GKが出てくるところを一番得意な右足インサイドできっちり流し込む。ここで踏ん張れるのが馬脚の強みだ。
ホームで会心のゴールの時は、ゴール裏スタンド角の方に向けて指差すルート(そこに誰がいるかは敢えてスルー)。

良いゴールだった。
ゴメンね、悪いけど説得力が違うのよ。

終盤、さすがにヘロヘロになったルートをシュスターはやはり代えなかった。右膝に厚いサポーターを巻くスナイデルを使い続けるのもどうか、って気がするが、代わりがいないんだよなあ。
とりあえずこれで首位を守って差を広げたから良しとしよう。レアルにはこれだけポテンシャルの高い選手が揃ってるんだから、それもおかしくはないはずだとは思う。
でも相変わらず、ピッチ内外で誰がボスなんだか解らない。
これが以前のユナイテッドなら、キーンさんが「馬を水辺に連れて行くことは出来るが、水を飲ませる事は出来ない」と説教こいてブッとばしてると思うお。

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〜きょうのおまけ〜

オランダ代表、新ユニフォーム発表です。
レトロ調はそのままに、スモーキーな水色にトリコロールのラインが入ったアウェイ・ユニ……思ったよりは良いんじゃないでしょうか。その辺で安売りしてるTシャツみたいだけど。というか、フンテラールくんとルートがプロモーションしてるんだけど、この人選でいいのでしょうか。そっちの方が微妙。
でも、プロモ写真はかっちょいいですわよ。
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by tototitta | 2007-11-14 22:33 | Ruud van Nistelrooy | ▲ TOP
ジュリエット・ビノシュ映画祭 〜part 2 〜
(記&絵/minaco.)
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ビノシュ映画祭の続きです。

『綴り字のシーズン』('05)

こちらはアメリカ映画で、原題は『Bee Season』。
Spelling Beeという有名な全米スペリング・コンテストがある事は、しばらく前に知った。子供達が単語のお題を出されて、その綴りを暗唱するコンテスト。
日本に置き換えると「漢字検定」みたいなもんか?とも思ったが、競技者の思考回路からすればひょっとして「暗算」に近いように思える。邦題には苦労の跡が窺えますなあ。

学者のパパと研究者のママ、育ちの良い一男一女の4人家族。幼い娘がこのコンテストに出場するのをきっかけに家族が絆を深めるとか、てっきりそんなハートウォーミング路線かと思って観たら大間違いだった。娘が大会を勝ち進むにつれて、家族は静かに崩壊してゆく。そもそも、パパがリチャード・ギアでママがビノシュというのがあり得ない(リチャード・ギアは空回りしてオタオタするキャラが似合うけど)。

Aの文字が空を飛んでゆくタイトルバックから映像がとてもきれいで、きれい過ぎてちょっとピーター・ウィアー監督を思わせる感じ。編集も巧い。家のインテリアやファッションもシックにまとめられていて、ヨーロッパ映画みたいな品の良さがある。太眉毛がりりしいお兄ちゃんもステキだし、何より娘がアナ・トレントに似て、『ミツバチのささやき』などお好きな方はツボにはまる事受けあいだ。

しかし妻がフランス人で一家はユダヤ系という、この家族の持つ思わせぶりな背景には詳しく触れられていない。スペリングに超能力的才能を見せる娘も生真面目なお兄ちゃんも、きっと学校では浮いた存在に違いないのだけど、そういった家庭外の世界を相対的に描かないのがこの映画のムードを凄く神秘的にしてるのだった。
パパはカバラにご執心だったり、コンテストで言葉が降りてきたり、ホーミー(?)まで出てきたり、一筋縄でないファミリードラマだけど、私は好きだな。意外な拾い物でした。

余談ですが自分も外国語を勉強してるうちに、実は漢字の部首のように成り立ちとか、語源とか、分解してみると意味が深いのね~という事に今更ながら気付く(とはいえ進歩はしてない)。そう考えると面白い。学生のうちにもっと色々勉強しとけばヨカッタ~。
そういや欧米の映画には「字並べ(スクラブル)」ってボードゲームがよく出てきて、「そんなに面白いんかい」と思うほど結構白熱するらしいので昔から気になってる。クロスワードパズルも定番だし、言葉に関する欧米人の拘り方って興味深いな。何つうか、言葉はアイデンティティだもんね。

更に話は飛びますが、海外のフットボール選手のインタビュウを読む時はなるべく原語で、その人の言葉遣いとか言葉の選び方も気になる(勿論詳しい事は解りません)。
聞くところによると、バイエルンのシュバインシュタイガーはイメージに似合わず、とても上品なドイツ語を話すらしい。ルーたんは多分あれがマージーサイドの普通の若者言葉なんだろうし、ルートの場合はストリート言葉とさすが学歴アリって感じの難しい表現が混在してたり、いきなりラテン語やスリナム語が出てきたり、結構古臭い言い回しを好むようで、やはり育ちが窺えるんじゃないかな。何となくだけど。

ともあれ、ああもっと語学力があれば!(日本語も含め)と日々痛感するのでありました。
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by tototitta | 2007-11-13 22:40 | 映画 | ▲ TOP
ジュリエット・ビノシュ映画祭 〜part1〜
(記/minaco.)

少し前に観た映画がたまたまフランス映画続きで、しかもジュリエット・ビノシュ続きだった。
『汚れた血』でナイーヴ男子(?)をかどわかしたフランスの大竹しのぶことジュリエット・ビノシュも、今やただのオバサン扱い。元々早熟で年を取ろうがそれも貫禄になるフランス女性だけど(ジャンヌ・モロー、ファニー・アルダンとか)、元々ハスッパ感が無いビノシュはどうも…。
でもまあこの際だから、「勝手にビノシュ映画祭」ということでまとめてみました。

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『パリ・ジュテーム』('06)

同時期に上映された『パリところどころ』とハシゴして観た。
ゴダール、ロメールらヌーベルヴァーグ勢が監督した'65年のオムニバスを、同じく現代のパリ各区を舞台にして踏襲したこの映画は、5分×18本とやたら数が多い。
なので『ところどころ』のような各話の見応えは弱い。

グリンダ・チャーダ監督ってやはり乙女ね(いい意味で)とか、安い(いい意味で)ホラーのイメージしか無かったウェス・クレイヴン監督が意外にこんなの撮るのね、とか、ギャスパー・ウリエルくんカワユす~とか(全然似てはいないけど、何かフンテラールを思い出す)が気になったところ。でも、監督の人選が「別にパリでなくても」という気もして、何だかんだ言ってどうも観光ガイド風な、「素敵なパリ」を特集した雑誌みたいな企画ありきのあざとさも感じてしまうのだった。タイトルのせいだと思う。
中でも諏訪敦彦監督ビノシュ主演のパートが、一番「取ってつけた」感が・・・。

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『隠された記憶』('05)

何となく気になってたのだが、『ピアニスト』のミヒャエル・ハネケ監督だったとは。

主人公はダニエル・オートゥイユ、その妻にビノシュ。とある住宅地を延々映した画面に小さなクレジットが延々打ち込まれるオープニングからして、不穏な映画(ダルデンヌ兄弟を連想した)。
この映像は何者かが主人公宅を隠し撮りしたビデオで、その犯人と目的は何か?を巡って、随分様々な推測を呼んでいた。ネット上でそれぞれの見解を読むと成程、という気もしたが、問題のラストシーンで結局コレは「視点」の映画だと感じた訳です。

映像とか写真は必ず誰かの視点なのだけど、それが何者か解らないというのは厄介だ。特に漠然とした負い目を持った者はそれに怯える。そもそも犯人に悪意があるか否かも解らないし、この映画の映像自体、視点の主体性を限定しない。というか、わざと不在にしてる。でも確かなのは遠かろうが近かろうが、意識か無意識かに係らず誰かが見てるという前提。例えば神とか。
ラストシーンに映る人物=犯人説もあるけれど、私にはその人物をも見てる誰かの「視点」が怖かった。

『ミリオンダラー・ベイビー』も、モーガン・フリーマン=神目線の構図で語られる映画だった。イーストウッド扮する老トレーナーは信仰を捨てたと言いながら、その視点から逃れられない。
時に見守られ、時に裁かれる「内なる視点」の存在が、人間にはついて回るという事でしょうか。悪い事はできませんねえ。

そして主人公が犯人を探るうちに蘇る少年時代の記憶は、フランスとアルジェリアの関係そのものと取れる。そういう視点でも怖い怖い映画。
少なくとも2回はビビるシーンがあるので、心臓に悪いです。
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by tototitta | 2007-11-12 22:52 | 映画 | ▲ TOP
ゆかいなゆかいな仲間たち
(記&絵/minaco.)
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<CL#4 / UTD × DYNAMO KYIV 4-0>

いやあ、面白かったっすこの試合。
見ればギグスもリオも、アンデルソンもハーグリーヴスもお休み(スコールズ&ギャリーは療養中…)で、ヴィダ&ピケのCBコンビにシンプソンCL初スタメンじゃないですか。センターはフレッチ&キャリック姫ですか。そうくるとは思わなんだ。このメンツは何だかワクワクします。

ディナモ・キエフを舐めてる訳じゃないだろうに、でも試合後ルーたんが「練習試合みたいでぬれーよ。もっとガチでやりてーよ」とぼやいてたのを読むと、やはりディナモはお客さん扱いだったのかもしれない。ディナモ・ファンの方、失礼しました。

前回は後半からの”重役出勤”で寝グセ頭だったミレフスキーも、この日はスッキリした顔でウィンクして最初から登場。彼と途中から入ったレブロフ(まあ懐かしい)は、何かやりそうなモノを漂わせていた。
ミレフスキーの「ヴィジュアルだけでもうキング感」はさすがだけど、キングといえばここではルーたん(←首輪ナシ)。すっかり10番のプレイを身に着けて、ゴールしたテベスの頭を撫でてつかわす様が堂に入ってる。この人になら仕えたい、と思わせるのがキング。テベスと組むことによって主従関係、もといトップとセカンドの役割がはっきりしたのが良かったみたい。

そんな風に、それぞれのキャラが立ってたので観ていて愉しい。
ピケはプレイスタイルがリオに似てる。但しリオの安価版といったところだから、リオの隣にいるより、ヴィダと組む方がやり易いんではないかな(リオは自分よりオサレな奴が横にいると面白くないだろうし)。

一方オールドトラッフォードでカルト人気(とオフィシャルが言ってどうするw)を博すヴィダは、パスセンスは皆無だが(とりあえず何でも人に預けまくり)ミレフスキーがうんざりするほどハード。何度もヴィダのチャントを歌い恐怖の「セルビアのスナイパー」(って呼び名もどうかw)を讃えるファンもご満悦の様子。本人は「なんでオレなんかが人気なワケ?」と戸惑ってるようだが、こういうDFは愛されるよなあ。

シンプソンは本当に落ち着いていてクレバー。「ヅラを取ったマネキン(byなるほ堂)」みたいにキレイな顔もカワユスだけど、以前より体つきもしっかりして堂々としたプレイが嬉しい。ロンにダメ出ししてもいいんだぞ。
右サイドがクレバーで左はトンパチ、というのがユナイテッド近年のデフォルトだ。エヴラは恐れ知らずで厚かましいほどだが、ダービーとかライバルとの対戦で一番熱くなるのが彼だと思う。カントナを尊敬するその心意気や良し。それにしても、あの右腕のサポーターには何か仕込んでるんじゃないだろね?

キャリック&フレッチもバランス取りながら、無難にこなす。ギグス達がいないと彼らが引っ張るくらいの立場なんだが、2人共パスを出すのが女学生みたいで、今日のセンターはどこかフェミニン。

エドさんが前半で下がると、平均年齢も一気に下がる。クスチャク、相変わらずいい味出してます。セーブした時の決め顔も妙に笑える。こちらも途中投入で存在感を見せたサハはプレイがお洒落だ。私服のお洒落センスはアレだけど。

そしてロンはフェイントで全く人を抜けないばかりか、ドリブルで前にも進めない。もはやロンはそのドリブル自体(いや存在自体)がフェイントじゃないか。結局点に結びつくのは単純に体力とスピードだったりして、本人も腑に落ちないくらい。相手の壁の作り方を見れば既にFKも恐れられてないと解る。
なんでこうなるの!とフラストレイション溜めてたロンだが、大丈夫。少なくとも2回は笑いを取ったじゃないか!先輩のしょっぱさに同じ轍は踏むまいと学んだナニが、クロッサーとプレイスキッカーとしての存在価値を見出したのは大きな収穫だ。ロンはネタ選手として立派に役割を果たしてる。最後にやっと眼の覚めるようなゴールを決めて、やっとルーたんに褒められるかと思えばサハに指突っ込まれ、左目に続き災難だったが。強く生きろ。

という訳で、たっぷり堪能しやんした。ネタ的にも。ユナイテッドは今日も愉快だ。
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by tototitta | 2007-11-09 22:47 | Manchester United | ▲ TOP
ルアルアが可哀相だった件
(記&絵/minaco.)
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<CL#4 / OLYMPIACOS × REAL MADRID 0-0>

ふと思う。
言ってる事はキーンさんとさほど変わらないのに、どうしてルートは「そうゆうキャラ」として支持されないんだろうか。
──カリスマ性が無いからか。そうか。

メジャーな選手(サッカー雑誌の表紙になるか否か、を基準にしてみれば)な割に、人気(特に女子)が無いのはナゼかしら。マイナーな選手やマニアックな選手の方が、むしろ熱心な固定ファンがいるものだ。きっと反則的な決定率が設定されてるだろうから、ウイイレとかゲームでは人気のはずなんだが。
──セクスィーじゃないからか。そうか。

確かにというその1点のみですべて納得されてしまい、ピッチ外ゴシップも皆無だからネタにもならず、ビッグクラブにいてもはっきり言って商売にならない。
そうなる選手が羨ましい訳じゃないけれど、ワタシがここで書いてるのもどこに需要があるのか、という気がしてくる。
──日頃「黒」だの「人でなし」だの「ガチ」だの書いてるんだから、しょうがないじゃないか。そうか。

すいません、以上ボヤキでした。読み飛ばして下さい。


ガナーズ対ユナイテッドとか、高校サッカー県大会決勝(岩手クラシコ)とか、ビッグマッチがあったせいでセビージャ対レアルをうっかり見逃すところだった。でもって、またミッドウィークにはCLですよ。ひー忙しすぎ。

オリンピアコスはひたむきで、よくまとまったチームだった。
レアルも前節対戦したのを踏まえてか、キッチリ相手のツボを押さえた守備をしていた様子。勝ちには行ってたと思うが、結果引き分けでも仕方ない。リーガに続き無得点なのは残念だけど、まあツキがなかった。バーに当たっちゃったルートのループ、あれが決まってればなあ。

しかしこの試合で可哀相だったのは、入場前にルートと笑顔で旧交を温めてた(ヨカッタ嫌われてなくて)オリンピアコスのルアルアだ。

この日CBで起用されたガビーに対面でマッチアップする度、そのいやらしい「アルヘン48手」に翻弄され続けてた。
何しろ、ちょっと触れでもしたら大きなバンプ(受身)でファウルのアピール。それも毎度豊富なバリエーション。ホベカルは「七色の時間稼ぎ」が見物だったが、ガビーのリアクション芸も負けず劣らず、相手選手は相当に嫌だと思う。
次第にげんなりして途方に暮れるルアルアの顔は、まるで満員電車の中でちょっと鞄がぶつかっただけなのに「この人チカンでーす!!」と告発され、必死で冤罪を叫ぶも取り合ってもらえないサラリーマンのよう。ああ不憫な。

けれど、試合運びも解らない若い選手の多い今のレアルでは、このようなタフで裏技も備えた存在は有り難い。これもフットボールには欠かせない能力のひとつだし。

ところで後半残り少ない時間、ゴール脇で脚を攣らせた相手選手を介抱してやってたルート。おお、イイ奴じゃないか!──と思った皆さん。
そろそろシンタクラース(オランダの年中行事)の季節、コレはプレゼントをもらうため善行をしておこうという魂胆・・・・でもなく、いや、単に時間がもったいないから早くプレイ再開しろや!という事に違いない。(またこういう事を書くと評判が下がりそうだワ)


最近どうも新しい選手の名前とか試合内容の記憶がおぼつかないのは、今季の観戦モチベーションが低下してるのかしら。レアルの場合、出来すぎな昨シーズンはあれよあれよと過ぎて、新たなアングルをどこに求めようか模索中。それでも日々の試合は押し寄せて、いつしか見慣れた白馬のプレイにまた一喜一憂してしまう。
そういやシンタクラースさんは白馬に乗ってやってくる。今年もプレゼントを待ってまーす。
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by tototitta | 2007-11-08 22:27 | Ruud van Nistelrooy | ▲ TOP
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