イラストレーターMinacoとなるほ堂が、サッカーのこととか、映画のこととか、日々日常に関して、その情熱の総てを地球にぶちこんで叩き付け、戦い挑み、愛を説く日々の記録。
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鹿あれこれ、主に背番号6について
(記/なるほ堂)

●篤姫

昨夜のボスニア・ヘルツェゴビナ戦──初めて鹿のピッチにて内田篤人を見た時の思いを、恐らく代表サポの方々にも感じていただけたのでは? 
「今後10年、右サイドバックは彼の時代」
と。緒戦では曖昧だった背後のカバーも、中澤が埋めるという約束事が見て取れた。他の攻撃陣も臨機応変に敵の隙を突いてゴールを奪い取り、まあかなり相手に恵まれた感もあったにせよ、現状では評価できる試合だったと思う。皆様同様に、これが今日本で一番強いチームとは思わないけどね。ともあれ予選までもうすぐ。当分は岡田サッカーを知る山瀬に引っ張って欲しいなあ。



●背番号6のゆくえ

さて、新しい「鹿ユニフォーム」が発表されてから、もう欲しくて欲しくてたまらぬ日々。横縞は着ると太って見えるらしいが、何を今更。されど、その発売日を待ちわびる最中にも問題が。
「背番号は何番を買い求めるべきか?」
先日、ようやくその答えとなる、今季の満男の背番号の発表があった。
満男は予てよりの報道(本田を継ぎ「6」襲名)とは違い、昨季の「40」そのまま。プリント料金、「二桁背番号は割高……」というのも所詮はこちらの懐事情。正直彼には「8」以外は全く似合わないので、それならば過去に誰も思い当たらぬ「40」の継続はむしろ嬉しい。まあ小橋建太曰く、「男は40から」との事だし(意味が違う……)。
ちなみに期待の笠井は「27」。満男入団時の、つまり出世番号。

で、それはそれで良いのだけれど、当初満男が背負うとされた「6」が「欠員」になっているのが気になるところ。一応「準永久欠番」とされているから当然とも言えるが、一度は満男がつけるという流れになっていたので、にも関わらず引き続き欠番となった事には疑問が残る。何やら、アドバイザー本田の意思も及ばぬ「事情」があるのか? 

つまり……、現在某スイスのクラブ所属選手の背番号「6」の為なのか?



新背番号と共に発表された、今季の鹿の補強選手。しかし、それにはまだ「続き」がある。
澤は3月以降に、そして「もう一人」がスイスから──つまり「プロレスリングNoahの大森隆男」「ユナイテッドのベッカム」と並ぶ「世界三大・“男前”裏切り者」の一人が、夏前辺りには鹿に帰って来る(らしい)。当時彼がマルセイユへ「脱出」する為に代理人と結託し、鹿に対して何をしたか。また、それ故に残された満男たちがどれほどの重圧を背負う事になったか──それらを思うと僕は未だに釈然としない。

まあ、彼は満男よりも「愛され易いタイプ」だろうから、今回の事、つまり「放蕩息子が何喰わぬ顔で帰ってくる事」にも、斯様に抵抗を感じる鹿ファンの方が少ないのかもしれない。僕にとっては全く理解不能だが、満男のあの時期のイタリア移籍&帰国の方が、むしろ「許されざる事」と思われている方も居るとか。まあ、そんな事を聞くが故に、一層腑に落ちないってのもあるんだけどね。

さりとて僕としても、もしもその時期に鹿島が苦境にあったなら、彼の帰還を歓迎してしまう怖れもある(……情けない)。だから、今のうちに考えておこう。彼をどう迎えるか。



自分の思いが上手くまとまらない時は、柳沢移籍の折の様に「歌」に頼るか、もしくは街に救いを求めるかだ。その道すがら、相応しい答えを見つける事が「できるか、否か」を考えていると、何処からか力強く届く──
「できる。」
の言葉。ハッと驚いて四方を見渡すと、古い家屋の壁から僕に対して刺す様な視線が。
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……深い意味は無い。
が、必然的に吸い寄せられる様にその壁を見遣る。
すると、そこには当ブログ恒例の「キリスト看板」が。
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駆け急いで近づくと、そこにはこう書かれてある。
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なるほど。思えば未だ鹿サポの一部には彼を「ユダ」と呼ぶ声もあるが、それに倣って、例え彼が裏切り者のユダであるとしても、

「その“罪”が清められさえすれば、
その折には我らも“これ幸い”として彼を赦すべきである」

──それが神のみ言葉だ。曲解か。
ともあれ僕としても誰かを永久に憎む気もないので、「彼次第」では再び家族として迎えようという腹づもりもある。この看板の下、もう一枚にもこうある。
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そう。平和が一番だ、殊に仲間内の争い事は嫌いだ。
思えば今年の神社のおみくじにも「争事──勝つ静かにせよ」とあった。ならば、静かにしていようではないか。一体自分が何教徒なんだか良く分からないが(一応、唯一絶対神=ジーコ)、それでいいじゃないか。



とはいえ、彼の罪が清められたか否かを何で計ればいいのだろう? 勿論、それを彼の鹿での「活躍具合」に拠るつもりは無い。ならば……それは満男に委ねようと思う。恐らく、我らの図り知らぬ「裏事情」も、満男は知っているだろう。その上で満男は、僕と同じ「容易には物事に納得しない岩手県民、盛岡人の目」にて彼を「観察」するだろう。いざ彼をピッチで迎えた折、その満男が彼を赦すのなら、僕も赦そう。

その上で、
本気で彼が再び、僕らと家族として戦うつもりなら……もうそれでいい。
本気ならいい。本気ならイーオン。それに免じる。



おまけ:「今日のガチ」(折を見て今後、世の「ガチ」をこうして紹介する事に)

先日行われたフィギュアスケート全米選手権。2位に終わった井上怜奈&ジョン・ボルドウィン組のフリー演技“終了後”の1こまをどうしても紹介したく。映像をご覧いただく前に、アメリカ選手として活躍する井上怜奈選手の「これまで」をご存じない方用に、Wikipediaより抜粋させていただくと──
……長野オリンピックのシーズン始め、当時40歳代半ばの父を肺癌により失い、日本代表選考争いにも敗れ、一時はスケートを辞めていた時期もあった。スケートを再開し、ペアを求めて渡米した後も苦難は続き、レッスン代と生活費捻出の為、土産品店でアルバイトをしていた。充分な衣装代も無く、自身の裁縫による衣装で出場した大会もある。渡米後、肺癌に罹患するが、幸いにも抗がん剤治療をもって完治する。この治療も入院することなく通院で済ませ、抗がん剤の副作用に耐えながらアルバイトとレッスンを続けた。この通院治療中のレッスン中、誤って落下し頭蓋骨を骨折。一時は意識不明、前歯をほとんどなくすという大ケガをし、後遺症で心的外傷後ストレス(PTSD)に悩まされ、更には卵巣を片方破裂させて卵巣摘出する事態となり、辛い闘病生活を送っている。しかし、井上は終始一貫病気などを一切言い訳にせず、練習・競技に打ち込んだ。そんな井上を理解し共に競技生活を歩んできたのが、現ペアのボルドウィンである。
(太字:なるほ堂)


では、全米選手権の映像をどうぞ。
<動画>
(途中に入る会場内実況がイカしてる。曰く、She said “YES”!)

Inoue said. “At first I was just so shocked. I didn’t know what was going on here.”
Said Baldwin, “We’ve talked about marriage for a long time, and I always told Rena, ‘Well, you can ask me.’ She said that’s not the way it’s done.... I told her she’s the person I want to spend the rest of my life with, how much respect I have for her and that everything I’ve accomplished in my career and on the ice is because of her.”(公式サイトより)


なんか映像を見てガッツポーズしてしまった。当事者でもないのに。で、それから暫く泣いた、泣いた。正直、氷上ではいつもジョンが怜奈の足を引っ張ってる感もあったけど、彼が怜奈にとって「最高のパートナー」である事はみーんな知っていた。それ故に、このペアには独自の魅力があって、彼女をスローイングする時の、心配そうなジョンの表情がいつもたまらない。

そんな、ちょっと頼りない……恐らくアメリカでも「ダメ男」に分類される様なジョンと、海の向こうからやって来た、どんな時も「強い心」を崩さない怜奈。本来は競技に過度の「裏話」、殊に病気怪我などの「苦労話」を重ねるのは「競技のアイデンティティ、素晴らしさを曇らすもの」とも思う方だけれど、ことフィギュアスケートに関しては、むしろそういう見方……つまり「演技の(表面的な)美しさよりも、人としての美しさ」的視点こそが正しい気もするので、以下の様に申す事をお許しいただきたい。

ジョンが何度転倒しようとも、ジョンが何度投げ損なおうとも、ジョンが(……割愛)、ともあれ彼らは“最高のペアスケーター”だ。今までも、そしてこれからも。

アメリカではこういう時、何という言葉を贈るのかは判らない。できる事ならばA4の紙にマジックで「10.0」と書き2人に捧げたい所だが、それも時代が違うよね。ならばここは一つ、日本男児としてこう言おう──ジョン、でかした。お前は男だ。
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by tototitta | 2008-01-31 16:26 | 鹿島アントラーズ | ▲ TOP
さすらいの二人
(記&画/minaco.)
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【#21 / REAL MADRID × VILLARREAL 3-2 】

──そもそも、門外漢のワタシにレアルの試合の的確な評なんて無理なのダ。マドリディスタとは観る所も違うはずなので、これはマドリーにおけるルートの観察日記にすぎないのダ、と開き直る事にした。あしからず──


少し前のマルカにて、「ラウルとの完璧な関係の秘密は?」と訊かれたルートは、「お互い似てるから」と答えていた。
貴公子ラウルのファンに剃刀でも送られてきそうな程図々しい発言だが、2人でよく“フットボール哲学談義”をしてるんだとか。確かにラウルにしてみれば、これまでそんな話したくても相手がいなかったのかもしれんなあ。
但しプレイスタイルはまた別で、お互いを補完しあう関係なのだそうな。ラウルの左足とルートの右足、合わせればそりゃ鬼に金棒。


さて、ワタシにとって年に2回のお楽しみであるこの対戦は、動きが激しい試合となった。
レアルは3Rの動きがビジャレアルを翻弄し、ビジャレアルはロッシとニハト、カソルラらが絡むと魅力的な攻撃を展開する。誰が得点してもおかしくなかったけれど、ダブルしたのはホビーニョ。シガンさんにはプレミア譲りの男気を感じたんだが、結果には総合的な守備力の差が出た。

レアルは怪我人も多いけど、キープレイヤーは元気に出続けているので磐石な試合運びが出来る。それぞれがやるべき仕事をしていれば、とりあえずリーガでは勝てるのだった。それにしても、解説の進藤氏がしきりに「ガゴを抱きしめてやりたいはず」と力説するもんで、シュスターでなく進藤氏がガゴを抱きしめる画を思い浮かべてしまった人は多いと思う。

マドリディスタ的には「ホビーニョ&グティ祭り」なんだけど、カシージャスの無失点記録を止めたのはロッシであり、「(里子に出したとはいえ)さすがウチの子!」と手を叩いて喜んだのはワタシである。

ああロッシ。メッシよりロッシ。いや、そもそも比べるのはメッシではなく、バッジョだ。
一瞬で解る技術の高さ。小さな身体でもまず倒れない。シュートチャンスを阻まれてもそこでプレイを止めるのではなく(←そこ大事)、そのまま奪い返しに行く。そしてカンナヴァロ御大を振り切ってのゴール。怪我で1ヶ月ほど離脱したにもかかわらず、ここまで9得点というのは期待に違わぬ活躍ぶり。
ここで声を大にして言いたい。
「ドナドーニ、五輪はいいからユーロに連れてけ!」
まあオランダにとってはアレだけど、アズーリの為には是非。


ゴールはならなかったけど、ボックス内で派手に吹っ飛ばされたのにPKもらえず顎が外れそうな大口開けて抗議してみたり、馬蹴りのポストプレイで起点を作ったり、ゴール前に飛び出したらホビーニョと重なって勢いよく転がったり、トラップ・ミスがフェイントになったり、色々大忙しではあったルート。何よりルートでタメを作るのがレアルのリズムなので、無くてはならない仕事を担ってるのだ。(余談ですが、実況の中で「ストライカーに必要な条件は、失敗してもクヨクヨしない図太さだ」なんて偉そうなルートの言葉が引用されたりしたけど、いやいやアンタこそ人一倍クヨクヨするタチだから自分にそう言い聞かせてるだけじゃん、とここで補足しておきたい乙女心)

ベルナベウのゴール裏にはオランダ国旗が掲げられている。周りとの関係が熟成され、パートナーにも恵まれている。それは有難い。

ルートは先のマルカにて、「昨季の終盤、ベルナベウでのファンと共に奇跡を起こしたあの時期を決して忘れない」とも言っていた。そんな事を言われたら、マドリディスタならグッと来るんじゃないかなと思う。常にファンへのリスペクトを忘れない選手だった。そこは信じてもいい。

けれどワタシにとって、「もしファーギーと何も問題がなかったら、多分今ここにはいなかった」という言葉はどうしても見過ごせず、そこだけ太字になって心に刻まれたんであった。

試合終了後、先にユニを脱いでロッシを探すルート(胸毛健在)。肩を抱き、愛弟子に話しかける場面を見届ける事ができた。そしてその光景に、ユーロ'04にてロンと半裸で抱き合い世界の腐女子を萌えさせた時を思い出す。
ああ、ロッシよ…。
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by tototitta | 2008-01-30 22:19 | Ruud van Nistelrooy | ▲ TOP
日本代表 - チリ戦、雑感。
(記/なるほ堂)
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2008年01月26日(土) キリンチャレンジカップ2008
日本代表 0 - 0 チリ代表
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こんなに「退屈」な日本代表を見たのは久しぶり。
実況に競技場の気温を聞いても、氷点下二桁まで行かぬ限り寒いとは言わない我々としては、やはり画面から伝わる「寒さ」の原因はピッチ内のサッカーそのものに求めてしまう。

ただ、それを岡田さんのせいにする気もないし、選手のせいにする気もなし。
「少タッチで叩く以外に、何故“キープして溜める”という事が出来ないの?」
「中盤でボールを奪えないと全く攻撃にならないのに、何故ボランチが一枚?」
「何故相手の出方に対応して、ゲーム中に守備ゾーンを修正できないの?」
という疑問は数々あれど、何よりもやはり、

「一度リセットしてしまうと、未だ『根無し草』みたいな我らが日本サッカーは、
『最低限の共通認識』すら失われてしまうのだなあ」


という現実を再認識するのみ。しみじみと。

+++

高校サッカー選手権の最中にも思ったが、未だ日本のサッカーは一体「何に根ざしているのか」がさっぱり判らない。それはJクラブも同様だ。南米や欧州への「憧れ」や「流行」を追いながら指導者が試行錯誤し、それぞれに理想のスタイルを具現しようとしている。ショーケースに並ぶ色とりどりのそれらを眺めるのは楽しい。だが、未だそこから肝心の「日本サッカーのベース」となるものが見えてこない事への危惧も。人種のるつぼの様な国でさえ感じられる「共通認識」がこの国で出来ないのは、雑多な建築様式の乱立する町並みを見るたび、それはやはり国民性なのかなあとも思ってしまう。

ただし、これは飽くまで個人的意見だけど、優れた戦術で「かさ上げ」された実力に拠り勝利するサッカーばかりしていても、しかしあまり本番での結果に結びつかない印象があるので、今日のチリ戦の様にこうやって個人の力量が露になる機会を得た事は評価したい。

この試合で露になった、選手の構成力やキープ力の無さ(決定力は今更なので言わない)。もう一度サッカーの原点である「日本サッカーの個の現在」を検証するには良い機会だったろう。試合勘など多少のエクスキューズは差し引いても、やはり僕的には「戦術以前に解消しなければならない欠点」を感じた。これらを放置して「何か」で補った所で、所詮本番では容易に実態が露呈する、言わば「付け焼き刃」に思う。さあ、岡田さんはどうするのか? 見もの。

+++

最初に「退屈」とは言ったけれど、でも最後まで目の離せなかった要因が2つ。
勿論第一は、代表デビューとなった鹿の篤姫=内田篤人
トイ面の選手が手強かったのと、1枚ボランチでは前に駆け上がった時に一体誰がカバーするのかが不明だった事もあって、結果「鮮烈デビュー」とは行かなかったけど、まあボチボチでしょう。鹿でなら容易にできるオーバーラップが、連携の未完成とタメの効かぬ中盤故容易には果たせず、しかし「ならば」とゴール前まで自分でビジョンを持って駆け上がったシーンには頼もしさも。正直ピッチ上の「お兄さん」たちには、代表デビュー戦に臨んだこの若武者に対し、もう少し気遣いが欲しかったが、まあ彼らは自分の事で精一杯だったようで……。

さてさて、彼の今後は。個人的には未だどうにも「岡田監督、サイドバック大抜擢、市◯」というキーワードに不穏な思いは拭えないが、3バックへの方針転換でもせぬ限り代表定着は大丈夫と信じたい。ただし、予選で使えるレベルでは未だ無いね。

それと、もう1つこの試合で楽しませてくれたのが、この日対戦した「チリ3軍」。何処ぞの局と違って、彼らを強豪と「偽装」しなかった実況には好感。されど彼らチリ代表は、これまでテストマッチの度に何度も我々をガッカリさせた、過去の「噛ませ犬」たちとは違っていた。

南米弱小国の若手が披露したサッカーは、恐らく岡田さんが掲げる「接近、展開、連続」と同種だったと思う。だからこそ、我々はそこに歴然とした「差」を見る事が出来た。同じ志し乍ら、しかしそのスタイルをピッチに顕したチリの所以は、

「チリも積もれば山となる」

の喩え宜しく、「しっかりしたボールキープ」と「的確なプレス」の「積み重ね」にある。単に駄洒落を使いたいだけだろうというご指摘はさておき……。

ともあれ、ちょっとした当たりで足下がおぼつかなくなり、結果いつ破裂するか判らない水風船を押し付けあうかの様な日本選手には、例え今後「意識」を植え付けたとしても、それのみでは決して追いつけない「差」を見て取れた。正直、畏れ入った。

+++

で、何が言いたいかというと、やはり日本の環境は選手にはヌルいという事。南米の弱国に身を置く彼らの方が、余程厳しい環境で揉まれているのだという事の再確認──しかしそれを補う為に知恵を絞る役目は岡田さんに任せよう。僕が言いたいのはつまり、それ故に鹿島アントラーズの今季の補強策=「逆輸入」は、非常に魅力的だという事だ。強引な展開、御容赦。

南米ファンには既に馴染みのあった笠井の獲得、そして澤と交渉中の報せには、思わず

キタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━ !

と大喜び。来季のフラメンゴそっくりの新ユニフォームに、鹿の「原点回帰」を見て取った僕としては、これはセレソンの代表クラス獲得よりも嬉しい報せだ。

鹿島のサッカーの根底に揺るぎなく流れるのは「南米サッカーの厳しさ」である。その伝統を絶やさぬ為にも、大物ブラジル人獲得の厳しくなった現在にこの補強策は正しいし、こうやって「鹿島だからこそ出来る入団ルート」を確保するのは、今回のみならず将来に渡って優秀な選手を獲得し続ける道筋にもなるはずだ。高卒エリートにも魅力はあるが、本場で揉まれた奴らの方が鹿には相応しい。いや、この日に見た若きチリ代表──あんな連中と競い、結果を残してきた奴らこそ鹿の求める「サッカーエリート」だ。

+++

最後に。
先に僕は「日本のサッカーは一体何に根ざしているのかがさっぱり判らない」と書いた。それが日本の弱みであると。だが、ならば手前味噌だが、

「いっそのこと鹿島が、その『根っこ』になればいいのでは?」

と思う(……というか、そう願う)。その為にも、今までの様に一貫したクラブ姿勢と強さを今後も顕し続け、そしてやがては、

「鹿島の選手で、鹿島のサッカーをそのまま代表でやれば良いんじゃないの?」

みたいな声が、このような一鹿サポの「妄言」としてではなく、もっと代表サポや、あまつさえ他サポからも上がる様な努力を続けて欲しい。鹿島はそれが可能なクラブだ。



余談。
ここの所、色々残念なニュースがあるのだけど、その中の一つ。
山本脩斗選手の契約についてのお知らせ [ 磐田 ]

ジュビロ磐田は、昨年10月、山本脩斗選手の2008年からの加入が内定したことをご案内いたしましたが、その後のメディカルチェックにて、山本選手が原発性左鎖骨下静脈血栓症であると判明いたしました。チームドクター・本人と協議した結果、当面選手契約はせず、2月1日付でジュビロとの業務委託契約を締結し治療に専念させ、完治後に正式に選手契約を締結することで合意いたしましたのでお知らせいたします。
山本脩斗(盛岡商→早稲田)の磐田入団は「先送り」に。
されど、何よりもメディカルチェックで血栓症を発見して下さったジュビロ磐田に感謝。完治までの「業務委託契約」という配慮にも併せて。

なお、高原選手の例もあって磐田ではこのような検査が積極的に行われたとの話も聞くが、海外のピッチ上よりサッカー選手の悲報相次ぐ昨今ならばなおさら、このような命にも関わる病気はもっと速い段階で発見されるシステム作りを願いたい。もし彼が磐田に入団していなかったら、そのまま何処かのピッチで倒れていたかもしれない……そう思うと背筋が寒くなる。

思えば昨年末、鹿島に「早稲田のシュートが入団」の報を聞き、「来たか!」と思ったら「鈴木修人」の方だったというオチにガッカリした事があったが(←ここら辺は一岩手県民&鹿サポのエゴとしてご容赦下され。勿論、修人も大歓迎!)、こうして思えば磐田入団は正解だったのかもしれない。良いクラブ、良い人たちの居る所に行けたのだと。どうか磐田サポの皆様、必ずや完治の折にはピッチにてご恩返しをしますんで、それまでは「契約社員・山本脩斗」への暖かい支援をよろしくお願いします。
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by tototitta | 2008-01-28 17:15 | サッカー全般 | ▲ TOP
悲しいしらせ
(記/minaco.)

<これはかなしい>

来月6日はミュンヘンの悲劇50回忌。そのセレモニーについてはシティと意見の相違があったりもするのだが、まあワタシとしてはちょっと心が躍る(不謹慎な)。
何たって、そのダービーでは当時のデザインのユニを着るんですもん。ルーたんがあのユニを着たら、まるでダンカン・エドワースが生き返ったみたいではないか!(感涙)

それより前に、オールドトラッフォードには悲劇の選手達の写真と「ユナイテッド・カリプソ」の歌詞を巨大バナーにして掲げられたそうだ(ワタシもこの曲はCDで持ってる)。なのに、その歌詞に間違いがあったというからさあ大変ヽ(´A`)ノ 加えてスポンサーロゴが入る事にファンは怒り心頭。こうゆう事にはこだわるわよ。

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<これも結構かなしい>

ついにというか、やはりというか。フィル・バーズリー、キーンさんに請われてサンダランドへ完全移籍。
以前ロブソンとこから誘われた事もあったけど、どうせならキーンさんに面倒見てもらった方が応援できるし、ワタシの無念も少しは救われる。

FAユースカップ優勝組(サヴェージも居たよね)のうち、今も3人が残っているという事実は、それこそが奇跡的かもしれない。
ビッグクラブで生き残るには相当に大変な関門がある。地元出身ならブラウンやシンプソンも居る。アカデミーやトレイニーからはイーグルス、おシェイやフレッチも居る。ユナイテッドのプライオリティは「若い選手を育てる事」だと言い張るファーギーだが、随分前からそれは「世界中の若い選手」にシフトしてるのは解ってる。色んな事情があるはずだけど、ユナイテッドも世界の時流に逆らえないのだろう。

バーズ、いつかキーンさんと一緒に戻って来い……などと楽観的な事は言えないワタシだが、キミがヘロヘロになりながら上げたあのクロスを忘れない。

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<これは残念>

ブラッド・レンフロの死にはもののあはれと納得してしまったけれど、ヒース・レジャーには驚いた。
特別好きという訳でもないのだが、彼の出てる映画は沢山観てて、つい最近は『キャンディ』('06)を観たばかりだった。

愛しい恋人をドラッグの為に売春させ、廃人寸前に追い込むまで全く悪びれず、ヘラヘラと刹那主義なヤク中野郎を演じるヒース・レジャーのヘタレっぷりが、この映画の見所だった。ファーストシーンで彼の首に見えたタトゥーが、「」(平仮名!)。これだけで、もう完璧にしょっぱい。
顔と身体のアンバランスさとか、若いのに寂しい頭髪(なのにロン毛)、ロッベンにも見えるルックスが更にヘタレ度を上げる。正直、コレはヒースじゃないと成り立たない(面白くない)映画だと思った。

他に印象的だったのが『チョコレート』での、ビリー・ボブの息子役。話の前半で自殺してしまうのだが、そのあっけなさとヒースのアクの無さがぴったりだった。
この人はアクティブなキャラより受け専かとも思ったが、意外に器用なようで、ボブ・ディランに扮した『アイム・ノット・ゼア』とか、ジョーカーに扮したバットマン・シリーズの新作は、かなり愉しみだった。予告編で観たジョーカーのあんな酷い顔、ニコルソンの10倍怖い。怖すぎる。キャスティングした人も凄いが、やる方もやる方だ。まさか、これが遺作になってしまうとは。

多分、代表作は『ブロークバック・マウンテン』(これには泣かされた)になるんだろうな。言わば絶頂期に亡くなるなんて。
追悼文は苦手。惜しい役者を亡くした。R.I.P.



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by tototitta | 2008-01-25 23:21 | Manchester United | ▲ TOP
雪の日の猫はどこに居るのだろう
(記/minaco.)

盛岡、‐23℃キタ━━!!(((((( ;゚Д゚)))))ガクガクブルブル
と、いっても本州で最も気温が低いと言われる藪川での話。ここはつい最近盛岡に編入されたんですね。市街地での最低気温はせいぜい‐11℃くらい。

年末年始にはコメント欄でもコチラの雪をお気遣いいただきまして、有難うございました。
しかし日本海側の豪雪地帯と違い、盛岡において敵は雪ではなく、氷なんである!と申し上げておきます。これは本当に難儀。

雪が多少積もっても、翌日にはだいぶ溶ける。厄介な事に、それが夜になると凍りつく訳だ。そしてまた日中に溶け、やがて凍り、更に車が氷面に磨きをかけ、そこにまた雪が積もり、日々ぶ厚くなる路面の氷塊。
こうなるといっそスケートかミニスキーでも履きたい気分ですが、凸凹が凄いのでそれも無理。道に少しでもジャリジャリした摩擦抵抗がある部分を選んで歩くのが、盛岡人のテクニックである。そんな中、自転車に乗ってるツワモノまで居るのが凄い。
雪かきも大事ですが、氷割りする風景が見られるのがコチラの特徴かもしれない。融雪道完備は夢のまた夢…。

そんな冷え込みピークな時期、外を徘徊する猫にはなかなか出会えない。時に駐車場の車の下で雪よけしてる猫がいるけど、そのまま降り積もったら車が出るまで埋もれちゃうんじゃないか、なんて心配になる。

暖かい陽だまりで熱を蓄える飼い猫もいる。とりわけ黒猫は熱を吸収して暖かい。しかし、散歩しても半ノラやノラの姿はない。彼らは一体どこに生息しておるのだ?

以前家に居た猫を亡くしてから、もうずいぶん経つ。昔、アパートで秋刀魚を焼いてたら、窓から突入してきたというのがその猫との出会いである。
以来ナゼか家に居ついたのだが、冬のある日外へ出かけた猫は、家人が帰るまで窓の外で雪だるま状態になって待っていた事があった。

まあとにかく、猫はいいな猫は。飼いたいけれど、出会いがない。コレばっかりは縁なので、いいご縁をずっと待っているのだ。

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通りがかった酒屋さんの看板猫である、黒猫コンビのうち一匹(もう一匹は店内に引っ込んだ)。
店頭には商品の張り紙と共に、この子達の似顔絵が張ってある。ここは猫好きのオアシスだったりする。

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by tototitta | 2008-01-22 22:53 | 日々日常 | ▲ TOP
人生塞翁が馬
(記&画/minaco.)
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<#19 / LEVANTE × REAL MADRID 0-2>

ルートは先週、レアル・マドリーと契約延長しますた。とりあえず、2010年まではマドリーに居ることになりそう。

サインする所にわざわざヨメと娘を同伴して、カルデロン会長に一席ぶったとか。それって珍しいのか否かよく解らないけど、まるで田舎からのお上りさん一家かい。何たって天下のマドリーに認められたんだから、そりゃニステルローイ家、いやブラバント始まって以来の一大事である。赤飯炊いてお祝いせねば、って話である。オメデトウ(←棒読み)

年末のこと、何でもクラシコへ向かう飛行機の中、カルデロン会長が直々に契約の話をしに来たという。フレンドリーなつもりか知らないが、もみ手でもしながらプレッシャー掛けに来たとしか思えない。何の為に代理人がいるんだい。
ルートは「そりゃ有難い。じゃ、1月に話そう」とあしらったそうだが、この会長はちょっと無神経だよなと感じたワタシであった。

まあフットボールは何が起こるか解らない世界ですから、2010年にマドリーの監督が誰で、どうなってるのか何も保証できないのだ。少なくとも、ワタシはそんなに楽観的じゃない。
でもルートの事だから、自分のキャリアは自分で決めるだろうと思ってる。

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という訳で、アウェイのレバンテ戦。今節、ユナイテッドもレアルも右SBが出場停止とはコレ如何に。

解説の城くんから「プロビンチャ残酷物語」を聞かされたり、途中で時空が歪んだのか映像より音が先に届いたり、カンナヴァロがご機嫌ナナメだったり、久しぶりに観たらちょっと素敵なトンマージが切り盛りし、最下位でクラブも財政難なレバンテが手強かったりして、レアルはタジタジという有り様。
観てるとラモたんが居ればリスクを侵しても攻め上がるだろうに…とか、カシージャスがリガの体当たりで倒れた時目の前に居たマルセロはスルーだったけど、ユナイテッドならここでリオがシメに行くだろうに…とか思いつつ(マルセロはカシージャスに足を向けて寝られないはずだが)

しかし、ユナイテッドが前半ぐだぐだでも後半で6点獲っちゃう例もあって、この試合も何となく負ける気がしなかった。レバンテのFWリガはしょっぱいし、1点さえ入れば後は楽に攻撃できるんじゃないかと、多分ルートが決めてくれるだろうと、そんな感じで楽観。
しいて理由を挙げれば、この日のルートが調子良さげに見えたから。1人だけプレミアの、ユナイテッドのスタイルでプレイしてた。

例えば敵の攻撃を遅らせるというより、強気でボールを「奪いに」行く。ルーたんもそうだけど、相手の力を見切って弱みに付け込む脅しともいえる。FWがこういう事をするのは、リーガではあまりないと思う。
倒れながら馬脚の一振りでホビーニョにパスを出したのも、ユナイテッド時代によく観た場面(なのにホビーニョ、ポストに当てやがって)。
でもって、チャンスが乏しくても常にゴールを考えてる。ラウルもルートも、点の獲り方を熟知してる。スナイデルのシュートに、2人同じ動きで同時に詰めてたのが可笑しかった。

試合が動いたのは74分。途中から入ったイグアインがエリア内でセラーノの手(派手なタトゥー入りの腕)に当てて、PK奪取。ルートが無事それを決めた。これまたオールドトラッフォードでと同じく、鬼の首でも獲ったよな形相で吠える。今度はまずいアッピールしないようにと思ったら、何やら不審な動作のオマケ付き。ヨイショと背負ったのは何だったんだろう。

こういう流れだと結局PKとかオウンゴールとか、そんな決し方もありがちだ。でもそれだけじゃ終わらなかった。
87分にグティのパスを受けたルートは、またしても馬蹴りでボックス外からスパーンと追加点。傍らではイグアインがDFを惑わす動き。ハーフタイムのゴラッソ集で、「ルートをフリーにしちゃいけません」って言ってたのに。結果、イグアインは地味にいい仕事をしたな。

レアルの強みは、ルートの居るお陰でアウェイなりの勝つ戦い方が出来る点にある、とは、なるほ堂の分析である。リーガにありがちな、アウェイでの「まずは負けない様に」的戦術でフォローが足りないのに、でもゴール出来ちゃうんだから有難い。
記録的な勝ち点とカシージャスの無失点。ルートはリーガ11点目で、チームは7ポイント差の首位。景気の良い話ばかり聞こえてくる。

出来すぎなシーズンは今季も続くのか。実を言うと、今年馬神社で引いたおみくじにはこう書いてあった。
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”争事──思いのままに勝つ”
…まじっすか。
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by tototitta | 2008-01-17 23:07 | Ruud van Nistelrooy | ▲ TOP
それはそれで
(記&画/minaco.)
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<#22 / UTD × NEWCASTLE UNITED 6‐0>

先日アーセナル対ブラックバーンを観たら、スタンドにぽつんと観戦するベックスが居た。
勿論、ユナイテッド・ファンとしては今更どうという訳でもない。ユナイテッドには正面玄関から去る選手と、勝手口から去る選手がいるという事だ。どちらが良いとも悪いとも言えない。
退団後ヨークはキャリントンで練習させてもらったけれど、ベックスには高い敷居だ。

スミシーはファーギーからもファンからも、ちゃんと見送りされた選手。そして、キャプテン・バンドを巻いてオールド・トラッフォードに帰って来た。それはそれで、誇れるものだと思う。

スミシーはビッグクラブでグッド・ジョバーとして生き残る道もあったけれど、 マグパイズを選んだ。正直、クラブには手放せない選手だと踏んでいたワタシだが、それはスミシーの決断だから納得してる。
しかし、マグパイズにおいてもスミシーはストライカーではなかった。それはそれで、間違いとか失敗とは思わない。
ジョバーもまた、オトコの道である。スミシーはきっと生き残ってゆける。凋落したリーズからも、衝撃的な大怪我からも生き延びてきたんだから。


さて試合はというと、前半一向にチャンスをモノにできなかったユナイテッドなのに、後半だけで6点。監督不在で手負いのニューカッスルを、容赦ない打ちのめしっぷり。ギグスとバット、勝手知ったる2人の「抜くぞ潰すぞ」対決には心躍った。

ロンはこの試合から新しいブーツに。何だか合わないみたいな素振りを見せてたんで、どうよ?と懸念したけれど、これが「魔法の黄色い靴」(コチラ)だった。
高級スポーツカーより速く走れるばかりじゃない。FKは決まるし(壁が跳んじゃったんでまんまと)、信じられないトラップはするし、パスはシンプルだし、相変わらずファウルは取ってもらえないけど、初めてのハットトリックまでしちまった!ひ~。

何だかもう凄い勢いである。FKとPKがあるし、このまま行くととんでもないゴール数で得点王になっちまいそうで、ファーギーの財布も危ない。ロンはルーたんをいつも見て、ルーたんは周りを見て、テベスはその傍をフリスビー犬のように甲斐甲斐しく駆け回り、このバラバラな個性の3人が絶妙のコンビネーション。
あの泣きべそ顔でしょっぱさはキープしつつ、フェノメノのインパクトを与えるロン。ナニも同じ靴を履いてたようだが、そのご利益や如何に。

そして忘れちゃいけない、キャリック姫。姫キャラと勝手に認定したワタシだが、この日のパスはまるでグティだ。これで顔がアレだったら…とは、もう言うまい。フレッチ共々、華の無いセンターコンビもまた良し。

選手個々の能力や頑張りはあっても、チームの地図がないニューカッスルは不憫だった。
スミシーはロスタイムで退場。こんな事になろうとは、ますます不憫。けれどこの日のジャッジ、実はゴールラインを割ってなかった(と見えた)6点目には文句も言いたくなるだろうし、むしろスミシーはキャプテンとして当たり前の事をしたんじゃないかと。
スミシーはこのチームにあって唯一、こんな風に負ける事を許さない選手だった。それはそれでいいじゃないか。


ついでに。
 
降格圏にいるキーンさんのサンダランド、勝利おめ!それもリッチーのダブルとは、なおめでたい。
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by tototitta | 2008-01-16 22:02 | Manchester United | ▲ TOP
第87回全国高校サッカー選手権決勝『友情の話』
(記/なるほ堂)
───────────────────────────
1月14日(土) 第87回全国高校サッカー選手権 決勝
流通経済大学付属柏高校 4 - 0 藤枝東高校
───────────────────────────


42年前。「彼」がその男に出会ったのは、奇しくも静岡県藤枝のグラウンド。
順天堂大学サッカー部の合宿で、2人は共に新1年生だった。

その時、練習の走り込みで全身痙攣を起こして帰された男の姿を彼はよく覚えている。その後の新入生歓迎会で「どじょっこふなっこ」を歌って以来、男の渾名は「どんじょ」になった。

卒業すると「彼」は千葉県の教育委員会に入り、「どんじょ」は郷里の農業高校で体育教師となった。何年か後、青森国体で再会した時、「どんじょ」は彼に言った。
「(遠野農業のサッカー部は)弱いけど、選手たちは一生懸命やって、教えてておもしれえんだ。へたくそなんだけど、おもしれえよ」
「実習でも牛のケツに手突っ込んで子どもを引っ張り出して……」
教員生活の楽しさ、サッカー部監督のやり甲斐を熱く語る「どんじょ」に、彼は思った。

「自分も現場に出よう」


市原緑高校を皮切りに、習志野、流経大柏で指導歴を重ねる内、宮沢ミッシェル、廣山望、玉田圭司といった名選手を育てあげ、彼はいつしか高校サッカー界の名将の一人となった。また「どんじょ」も同じく、選手権の常連監督として「東北のドン」と呼ばれ、寒さ厳しい田舎の自宅に選手を住まわせながら、小笠原満男を育てた。環境の違う2人だったが、2人はただサッカー選手をではなく、共に「人」を育てた。

交流は続いていた。今では有名になった、「どんじょ」が自ら購入したバスのハンドルを握っての関東遠征、その最初は千葉の高校で指導をする彼を頼ってであった。今彼はこう言って笑う──、

「うちのサッカー部は盛岡商業サッカー部の関東出張所だよ」

05年の冬、遠野高校に敗れて全国大会出場を逃し、新人戦にも敗れた「どんじょ」が再起の場として選んだのも、雪の無い流経大柏のグランドだった。新チームは着くや否やの試合で、0対7で敗れた。

「どんじょ」が喉頭癌に侵された──92年、本人からそれを打ち明けられるや、懸命に名医を捜し求め、自分の仕事も押して毎日病床を見舞ったのも彼だった。結果、かねて彼の紹介で盛商サッカー部が千葉の定宿としていた「始関旅館」の元女将が見つけてくれた名医の執刀により、奇跡的に声帯は一本残った。

いつしか2人は還暦も近づき、古い仲間でサッカーをやっているのも2人だけになっていた。18歳で出会って以来、互いに刺激し合い乍ら、助け合い乍ら──共に今やこの世界に知らぬ者のいない地位と功績を築いた2人だったが、選手権の頂点だけは縁遠かった。高校サッカーの監督たちの顔ぶれも大分若返った。

06年11月、今度は「どんじょ」は心臓冠動脈血栓で倒れた。慌てて見舞った彼だったが、術後の「どんじょ」の気持ちは既に直前の選手権にあった。彼は親友にこう言った。

「今回だけは(選手権の指揮を)やめとけ」

だが、どんなに大変な時でも周囲を気遣い、そしていつも前向きな「どんじょ」は、やはりいつものように答えた。

「大丈夫、大丈夫」


明けて07年1月、高校選手権。流経大柏の合宿所には盛商サッカー部のBチーム、応援部隊が寝泊まりしていたが、それは遂に大会最終日前夜まで続いた。1年前に自分のチームに0対7で敗れたチームが、自分たちの選手権出場を阻んだ千葉代表の八千代高校をも敗り、決勝の国立競技場に立っていた。彼は病を押して指揮を執る「どんじょ」の姿をTVで見ていた。会場に行ったら大泣きしてしまうから、現場には行けなかった。そして90分後、自分をこの高校サッカーの世界へといざなった親友は、一足先に夢を叶えた──。


それから1年、高校選手権決勝。
国立競技場の、彼は昨年親友が座っていた場所にいた。「夢は叶う」という、親友であり盟友である「どんじょ」が全国に発信したメッセージを彼もまた受け止めていた。ピッチでは、盛商とは兄弟の様な関係であった流経大柏サッカー部の選手たちが躍動していた。盛商のライバル遠野高校と同様に、その胸には「今年は自分たちが」という思い。

満員のスタンドには「どんじょ」の姿があった。その姿を、実況中いくら選手の名前を間違えようとも、「肉親の死」みたいな涙を誘う話は決して漏らさない日本テレビはしっかり捕らえた。昨年度優勝監督は、親友が育て上げた選手たちと、そして2人が42年前に出会った合宿地、静岡県藤枝市の選手たちによる決勝戦を笑顔で眺めていた。

流経大柏──小柄な体躯をスピードやドリブルといったスペシャリティではなく、身につけた完璧な技術で賄う新しいタイプのFW大前。鈴木隆行ばりの貪欲なファイトが異彩を放った上条。そして全く隙の無いプレス。対する藤枝東に為す術は無かった。得点ではなく、もはやシュートの本数が誉められる様な一方的展開。しかし、共に文武両道の両校の戦いは選手権決勝に相応しい、清々しい試合だった。

終了の笛が鳴った時、かつて「どんじょ」の情熱に駆られてこの世界に身を投じた彼は、その経緯と重なる様に、「どんじょ」を追う様に夢を叶え──気がつくと日本一の監督になっていた。真摯な友情がくれた贈り物。昨年親友が立ったお立ち台の上、インタビュアーは言った。

「最年長初優勝、本田裕一郎監督です」

この日、彼は40年来の親友である斎藤重信が昨年為した記録を1歳更新してみせた。
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最後に。
斎藤重信は昨年著した本の中で、本田裕一郎をこう語っている。
「(順天堂大学当時)田舎者の私にとって、静岡出身の本田はちょっと人種が違うという感じでした。彼は多才で、話もうまいし、歌もうまい、人を惹き付ける何かを持っていました。人によってはちょっと気障と感じる事もあるのですが、見かけと違って人に気遣いのできる信頼の置ける男です」


(敬称略)

<参考文献:「夢は叶う」斎藤重信著/「じょっぱり魂」吉沢康一著>
本エントリーは昨年度優勝・斎藤重信監督(盛岡商業)と、本年度優勝・本田裕一郎監督(流経大柏)お2人の、40年以上も続く不思議で、そして素敵な友情を皆様にもお伝えできたらと、そのエピソードを上記参考文献より一部引用、また参考とさせて頂きながら、まとめたものです。なお、皆様にも是非、両書のご購読をお勧めします。

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by tototitta | 2008-01-15 15:07 | 高校サッカー(岩手) | ▲ TOP
なのにあなたは京都に行くの
(記/なるほ堂)

歌は便利なもので、それを聴いたり歌ったりする事で、その時々の自分のまとまらない感情を整理してくれたりする。例えば、大切な人が何処かへ去ってしまう様な、そんな「置き去りにされた別離(わかれ)」の時ならば──
「グッドバイからはじめよう」佐野元春
 ♪ちょうど波のように さよならが来ました……
  遠く離れる物 ここに残る物 僕が決めても構わないなら何も言わないけど


「わかれうた」中島みゆき
 ♪別れはいつもついて来る 幸せの後ろをついて来る


「Bobby Jean」Bruce Springsteen
 ♪And Im just calling one last time not to change your mind
  But just to say I miss you baby, good luck goodbye, bobby jean
僕にとっては、ここら辺が定番。勿論みゆきはこれに限らず……ってか、こんなのばっかしだ。演歌も挙げれば切りがないんだけれど、代表作を挙げるならこの2曲。
「よこはま たそがれ」五木ひろし
 ♪あの人は行って行ってしまった もう帰らない


「つぐない」テレサテン
 ♪こんな女でも忘れないでね……
  優しすぎたのあなた……明日は他人同士になるけれど
さて、前述したボスの「Bobby Jean」、正に「ジーン」と来る様な歌詞だけど(是非とも訳を読んで欲しい)、他にも洋楽の歌詞カードには心に残る「別離」が少なくない。思いついた中で挙げれば、以下辺り。
「Wish You Were Here」Pink Floyd

「Baby Please Don't Go」 Them

「The End of The World」Skeeter Davis
本当はもっとあるんだけど、まあ定番という事で。
次は、もっと「シチュエーション」を掘り下げてみよう。例えば貴方が去って行く「彼」に対して精一杯の自己主張、いわゆる「強がり」を示したいのならば、こんな曲──
「After You've Gone」Bing Crosby
 ♪After you've gone……You'll feel blue, you'll feel sad
  You'll miss the dearest pal you've ever had


「メモリーグラス」堀江淳
 ♪あいつなんか あいつなんか あいつなんか ただの通り雨


「勝手にしやがれ」沢田研二
 ♪寝たふりしてる間に 出て行ってくれ


「そして僕は途方に暮れる」大沢誉志幸
 ♪一つ残らず君を悲しませない物を 君の世界の全てにすればいい
ちなみに幼少時、「勝手に〜」の「寝たふり」を「ネタ振り」と聞き違えていた理由は、未だ自分でも判らない。また、「そして僕は〜」に於けるそのフレーズは、喧嘩別れ(?)した彼女の背中に言い放つ「嫌味」、もしくは「励まし」に名を借りた「強がり」だと思ってここで挙げたのだけど、違う解釈の方がいたら教えて下さい。で、もう一曲──
「I Will Survive」Gloria Gaynor
 ♪I’ve got all my life to live I’ve got all my love to give I'll Survive
これ自体も「フラれたってへこたれはしないわ。生き残るわよ!」という女性(というかゲイ?)の歌なんだけど、布施明がカバーした「恋のサバイバル」に於ける訳詞、
♪さよなら! 平気だわ! 涙なんて流したりしないから……
がカッチョいいから、「強がりソング」としては個人的に最強だ。布施明盤が見つからなかったので替わりにCAKEのカヴァーをどうぞ→(

また逆に、それでも別れたくない「諦めきれない気持ち」が強いなら──
「恋人よ」五輪真弓
 ♪この別れ話が 冗談だよと笑って欲しい


「one more time one more chance」山崎まさよし
 ♪いつでも捜しているよ 何処かに君の姿を
  明け方の街 桜木町で こんなとこに来るはずも無いのに
一端ここは気持ちを抑え、いわゆる「未来志向」に希望を切り替えたいなら──
「セーラー服と機関銃」薬師丸ひろ子
 ♪さよならは別れの言葉じゃなくて 再び合うまでの遠い約束


「今日の日はさようなら」森山良子
 ♪いつまでも 絶えることなく 友達でいよう
  今日の日はさようなら またあう日まで
去り行く人への、今は「思い出に浸りたい」なら──
「涙そうそう」夏川りみ
 ♪晴れ渡る日も雨の日も 浮かぶあの笑顔


「卒業写真」荒井由美
 ♪卒業写真のあの人は 優しい目をしてた
「後悔の念」が隠せないのなら──
「なごり雪」イルカ
 ♪君が去った ホームに残り 落ちてはとける 雪を見ていた
ストレートに「悲しみに浸りたい時」は、まあベタだけど──
「会いたい」沢田知可子
 ♪今年も海へ行くって 一杯映画を見るって…あなた約束したじゃない


「木蓮の涙」スターダストレビュー
 ♪いつまでも いつまでも 側にいると言ってた
  あなたは嘘つきだね 心は置き去りに
ちなみに上の二つ。悲しみの別れの中、最後に「あなた」へ「(愚痴にも似た)何かを言いたい」という、切ない思いの歌でもあるんだけど、その中で最強なのは、やはりこれ──
「木綿のハンカチーフ」太田裕美
 ♪あなた 最後のわがまま 贈り物をねだるわ
  ねえ 涙拭く木綿のハンカチーフ下さい ハンカチーフ下さい
これは……言われた側とすれば、ヘヴィだ。

さて、歌詞の中で消えて行った人や別れの思いを例えるなら、何が一番適当だろうか。このエントリーを書くにあたり色々調べたら、「シャボン玉」をモチーフにした歌が多い事に気付いた。
「バスルームより愛を込めて」山下久美子
 ♪男なんてシャボン玉 きつく抱いたら壊れて消えた


「ラブ・ユー東京」黒沢明とロス・プリモス
 ♪七色の虹が 消えてしまったの シャボン玉のような あたしの涙
上の二つでの「シャボン玉」、各々使われ方は違うのだけれど、やはり「儚さ」を表すには最適なアイテムの一つだろう。で、恐らくそれを最初に使ったのが次の曲。童謡の中の別れは「ドナドナ」「赤い靴」の様に、言葉がシンプルな分だけ胸に刺さる。
「シャボン玉」野口雨情
 ♪シャボン玉飛んだ 屋根まで飛んだ 屋根まで飛んで 壊れて消えた
以上色々挙げたけれど、結構古い曲が多いな、と(笑)。
勿論最近の曲でもSEAMOの「またあいましょう」みたいな同テーマの佳曲はあるのだけれど、今時の歌はさらっとしている風に聞こえる。僕の抱く別れの感情、いわゆる「ネットリ感」に欠けるからだろう。大分僕の心も汚れたので、むしろ「上手く作ってるなあ」的な感覚も。また、近頃は時折テレビの歌番組で、裸足の女の人が表情を乱して歌っている姿を見るけど、痛々しさはあってもその思いってシンクロして伝わってこない。善し悪しは別に、あれは自己表現の一端としての歌であって、誰かと感情を共有しようという狙いはあまり無い様な気がする。

さて、企画上今回は割愛したが、反対目線=「別れを切り出す側、離れていった側の目線」の作品も同じ数だけある様に思う。代表的なのはWhitney Houston「I Will Always Love You」、オフコース「さよなら」、伊勢正三「二十二歳の別れ」辺りだろうけど、この際だから僕のオキニな2曲を挙げておこう──
「SAYONARA」Mary Macgregor

「WICKED LITTLE TOWN」Tommy Gnosis
引き続き、脱線ついでに。英語の歌で「グッドバイ」という言葉があっても、実は「旅立ち」の意味で用いられている場合も多いから注意が必要だ。Elton John「Goodbye Yellow Brick Road」とか、Andrea Bocelli「Time To Say Goodbye」とかね。
で、逆にGreen Day「Wake Me Up When September Ends」みたく、直接的ではないけれど実は愛する人との別離の辛さへの思いを歌っている歌も。

また、今回のテーマ「置いて行かれる側の目線の別れ歌」とは厳密に違う、「了解しあった上での別れ」の情景を歌っている曲も挙げておこう。欧陽菲菲「ラブイズオーバー」、ペドロ&カプリシャス「別れの朝」、尾崎紀代彦「また逢う日まで」、アンルイス「グッバイ マイラブ」など。で、更にそんな中の一曲を──
「微笑みがえし」キャンディーズ
 ♪123 あの三叉路で 123 軽く手を振り私たち お別れなんですね
キャンディーズのラストシングルとして発表されたこの曲。秀逸なのはいきなり歌い出しに「♪春一番が〜」とあるように、歌詞中にこれまでの代表曲が散りばめられている点。それは最後に際して振り返る意味と共に、一度世に放たれた「歌の世界」が解散後に宙ぶらりんにならない様、ちゃんと締めておこうという配慮にも思える。曲の2番では、引越しの最中に──
♪タンスの影で 心細気に迷子になった ハートのエースが出てきましたよ
「♪ハートのエースが出てこない」から「♪やめられない、このままじゃ」だった彼女たちも、これで安心してケジメをつけて「普通の女の子」に戻れるわけだ。で、勿論ファンも思い残す事無く見送れる。ステージにマイクを残して去った山口百恵も見事だったが、キャンディーズが痛々しい再結成などせずにそれぞれに歩んでゆけたのも、この粋なラストシングルにあったのだろう。



さて、またいつもの癖で長話になってしまった。
そもそも僕がこうして「別れの歌」を捜した理由──お判り頂けると思う。「歌は聴いたり歌ったりする事で、その時々の自分のまとまらない感情を整理してくれたりする」と最初に申した通り、今はそんな最中だからだ。恐らく、僕以外にも居るだろう。
彼は出て行く。

そんな彼に向けられる言葉が聞こえて来る。
「アイツはやっぱり、ここぞって時に“ゴール”から逃げる奴なんだよ」
「……裏切り者」

そう言いたい気持ちは判る。その言葉の奥にある悲しい気持ちも判る。彼らも、僕の仲間だ。
でも、僕が今思い出すのは以前、その彼らの唇がイタリアへ発つ「僕の大切な人」に対しても、「U・RA・GI・RI・MO・NO」って動いたときの事。
だから僕は今、そうは言いたくはない。
Love Will Tear Us Apart──でも、辛い思いはもう沢山だ。

だから、僕は歌詞の世界へ逃げ場を求めた。
今の思い、必ず当てはまる歌があるはず……
けれど、そういう時に限って上手く見つからないものだ。

僕は酒場に赴いた。
「ねえ、マスター?」
──だが、その「失恋レストラン」のマスターは事情があって今姿は無い。片隅の「別れ歌ジュークボックス」はコインを入れたまま、ターンテーブルは空回りを続けている。冬の窓から見る盛岡の街、旧エンドーチェーンの影が長く伸びている。そういえば、あの2人はCMソングを歌ってたなあ──僕はカウンターの古びれたモンチッチ人形に語りかけた。その時だった。開いた扉から粉雪と一緒に、白いギターを持った夫婦デュオが現れた。
「えっちゃん、まっちゃん……」
二人は何も言わず、ただ僕の今の気持ちに寄り添う様に歌った。うってつけの曲を。
「なのにあなたは京都に行くの」
チェリッシュ


 ♪なのにあなたは京都に行くの
  京都の町はそれほどいいの
  この私の愛よりも……

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by tototitta | 2008-01-12 20:59 | 鹿島アントラーズ | ▲ TOP
カシージャス様様
(記/minaco.)

<#18 / REAL × ZARAGOZA 2‐0>

しかし負けないなレアル。
例えば鹿島の怒涛の11連勝とか、レアル昨季終盤の連勝なら説明が付くだろうけど、現在のレアルが負けない理由はこれといって思いつかない。
けれどこの試合を観ると、それはGKによるところが大きいのは確かなんであった。

サラゴサは主導権を握って脅威を与え続けた。アイマール&ダレッサンドロのアルヘン・コンビが居ない分面白味に欠けたけど、それでもホームのレアルより多くのチャンスを作って攻め立てた。
しかし、あらゆるシュートを撃たれても、全部カシージャスが防いでしまう。
シュート千本ノック状態でも、急遽CBがカンナヴァロとラモたんコンビになっても、そもそもCBが一向に固定されなくて個人の頑張り任せでも、全く動じないカシージャス。妙な落ち着きで自分の仕事だけに専念する。惜しむらくは、これでゴールキックが人並みに蹴られれば(エドさんに比べると、アレだけはいただけない)。

いつまでたってもペースが掴めないレアルだったが、先制点は思ったより早い時間に生まれた。後半ホビーニョが右にポジションを変え、サラゴサDFを初めて崩して上げたクロスが、思い切り跳んだルートの頭にドンピシャ。ごっつあん、と言われても、ずっと押し込まれて悪い流れの中、いざそこに居る事が大事だと思うのよ。
この1点で楽になり、後はカシージャスが居る限りレアルは安泰だった。めでたしめでたし。


その他思った事、箇条書き。

  • ラウルは結構セコいのが素晴らしい。サラゴサのFKを一目散にカットするラウルに「一流のセコさ」を観た。小さな局面での、こういうセコさが試合を決めたりするものだ。
  • ホビーニョ、追加点でいつまでやる気かゆりかごセレブレイション。おめでたい事とはいえ……一体何人産まれるんだよ!
  • ベンチに居るグティ番カメラがネタ探し。サラゴサ選手が倒れた時、ニヤリと笑う所をまんまと抜かれる。
  • ガビーの怪我は…とにかく回復を祈ります。


ところで、ゴールしたルートが観客席に念入りにアッピールした後、更にやってはイケナイ仕草をしたのを見て「あちゃー」と思ったんだが、案の定ちょっと問題になってたようで。

試合後、ルートは「は?別に誰かに向けてしたんじゃない。たまたま、ああなっただけ。気に障ったんなら謝るよ」と弁明して(っつーか、しらばっくれて)いた。アンタ、ファン・ボメルがやった時には怒ってたくせに!
ワタシはてっきり、それまでアジャラさんや誰かによっぽどヤラれたんじゃないか(「この馬め!」とか…)と思ってしまったけれど、ルートがピッチでする事には何かしら理由があるはず。人の悪いワタシは、ルートの物言いに確信犯の疑いを持つ。
もし、それがこの日出がけに何か気に入らない事があったとか、近頃カルデロン会長がうざいとか、そんな理由だとしても驚かない。品がなくてすいません。ホント失礼しました。
とゆうか、この日は黒ルートだったんだと後から気付きましたよワタシ。
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by tototitta | 2008-01-10 21:36 | Ruud van Nistelrooy | ▲ TOP
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